アジアと小松

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小松基地問題研究会

石川県教育委員会への質問と回答

2014年12月25日 | 教育、憲法、報道
石川県教育委員会への質問と回答

石川県教育委員会様

 12月8日の「北陸中日新聞」(別紙)に、羽咋市と宝達志水町の中学生21人(剣道部、バスケットボール部)を動員して、巫女の衣装を着せて、気多大社の「おみくじ合わせ」の神事に奉仕させたと書かれています。

 インターネットで過去の事例を調べて見ると、20年前から毎年20数人の中学生を動員しているとのことです。

 公教育と宗教という観点から問題があると思い、12月9日に、中能登教育事務所に問合せを致しましたが、12月18日現在お返事がありません。

 私が危惧していることは羽咋市や宝達志水町の中学教員が気多大社(神社)という一部の宗教団体の神事に中学生の奉仕を強制しているのではないかということです。

 そこで再度、石川県教育委員会にお問い合わせいたします。
2014年12月18日
小松基地問題研究会

 (12月22日付の回答が届いたので、質問と回答を併せて下記に記します。)

(1)気多大社の神事への奉仕活動はいつから始まっているのでしょうか。
   回答→平成3年(1991年)12月頃。

(2)奉仕活動は神社の側から要請されたのでしょうか、それとも中学校から提案したのでしょうか。
   回答→神社から要請された。

(3)中学生の動員は教員が指名したのでしょうか、それとも気多大社が指名したのでしょうか。
   回答→部へ参加依頼がされた。その部の中で参加した。

(4)今回の奉仕活動のために作成された公文書はあるのでしょうか。あれば、開示して下さい。
   回答→公文書はない。

(5)気多大社の神事に中学生を奉仕させることが公教育上妥当なことなのでしょうか。
   回答→地域の神社の大きな行事に奉仕活動として参加することにたいして、問題はないと考える。



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