低空飛行訓練のブルールート
ちょっと古い資料だが、月刊「エアライン」1995年7月号には、「日本上空の航空路」の詳細図が添附されている。それによると、岐阜・石川・富山3県にまたがって、自衛隊・米軍の訓練空域(J空域)が設定され、地表面から190FT(19000ft 約5700m)まで、一般の航空機の飛行が制限されている。
白山中宮温泉(J空域内)で、度々ジェット戦闘機の飛行音を聞くが(民間機とは明らかに違う)、小松基地などの自衛隊機が日常的に山岳飛行訓練をおこなっていると思われる。
J訓練空域の東側に長野・新潟・群馬・埼玉にまたがる訓練空域(H空域)が設定され、地表面から230FL(23000ft 約6900m)まで、一般の航空機の飛行が制限されている。
新聞等で発表された、低空飛行訓練に関する地図をもとに検討すると、「ブルールート」は上記H空域とJ空域の間を岐阜・長野の県境にある御嶽山あたりから北上し、乗鞍岳、穂高岳、立山、白馬岳を経由して、糸魚川河口あたりで東方に転じ、H空域に入り、そこで北方に転じて、新潟・山形の県境から佐渡島沖の「日本海C・G空域」に至るルートである。
このH・J・Gなどの訓練空域は、あらかじめ日米間で取り決められ、線引きされてきたが、「ブルールート」を含めて7つの低空飛行訓練ルートはどのような取り極めになっているのであろうか。
1999年1月に、日米合同委員会は「在日米軍による低空飛行訓練について(別紙)」を公表した。この「別紙」に関する質問主意書(7月)に対して、内閣(小渕恵三)から答弁書が出された。それによれば、「具体的なルートの詳細等については、日米合同委員会の場においても確認しておらず、承知していない。具体的ルートの詳細等は、米軍の運用にかかわる問題であり、これらを明らかにするよう米側に求める考えはない」と答弁している。米軍が日本上空を我が物顔で飛び回っているということである。
「ブルールート」で低空飛行訓練をおこなう場合、米軍機(オスプレイ)はどこからこの「ブルールート」に進入してくるのだろうか。政府は包み隠さず、情報を公開しなければならない。
ちょっと古い資料だが、月刊「エアライン」1995年7月号には、「日本上空の航空路」の詳細図が添附されている。それによると、岐阜・石川・富山3県にまたがって、自衛隊・米軍の訓練空域(J空域)が設定され、地表面から190FT(19000ft 約5700m)まで、一般の航空機の飛行が制限されている。
白山中宮温泉(J空域内)で、度々ジェット戦闘機の飛行音を聞くが(民間機とは明らかに違う)、小松基地などの自衛隊機が日常的に山岳飛行訓練をおこなっていると思われる。
J訓練空域の東側に長野・新潟・群馬・埼玉にまたがる訓練空域(H空域)が設定され、地表面から230FL(23000ft 約6900m)まで、一般の航空機の飛行が制限されている。
新聞等で発表された、低空飛行訓練に関する地図をもとに検討すると、「ブルールート」は上記H空域とJ空域の間を岐阜・長野の県境にある御嶽山あたりから北上し、乗鞍岳、穂高岳、立山、白馬岳を経由して、糸魚川河口あたりで東方に転じ、H空域に入り、そこで北方に転じて、新潟・山形の県境から佐渡島沖の「日本海C・G空域」に至るルートである。
このH・J・Gなどの訓練空域は、あらかじめ日米間で取り決められ、線引きされてきたが、「ブルールート」を含めて7つの低空飛行訓練ルートはどのような取り極めになっているのであろうか。
1999年1月に、日米合同委員会は「在日米軍による低空飛行訓練について(別紙)」を公表した。この「別紙」に関する質問主意書(7月)に対して、内閣(小渕恵三)から答弁書が出された。それによれば、「具体的なルートの詳細等については、日米合同委員会の場においても確認しておらず、承知していない。具体的ルートの詳細等は、米軍の運用にかかわる問題であり、これらを明らかにするよう米側に求める考えはない」と答弁している。米軍が日本上空を我が物顔で飛び回っているということである。
「ブルールート」で低空飛行訓練をおこなう場合、米軍機(オスプレイ)はどこからこの「ブルールート」に進入してくるのだろうか。政府は包み隠さず、情報を公開しなければならない。