アジアと小松

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小松基地問題研究会

20180810シタベニハゴロモ観察記録(7/17レポートの続き)

2018年08月10日 | 自然
シタベニハゴロモ観察記録(7/17レポートの続き)

石川昆虫館のレポートより
・分布―中国、台湾、ベトナム、インド→2006年韓国、2009年小松市
・樹幹部の成虫―数個体ずつ集団形成
・成虫の後脚―跳躍脚で水平または下降2m以内(注:羽を使って4~5mは跳ぶ)
・樹幹部の成虫数―8月下旬に最大→9月前半には最大時の半分→11月下旬には見られない
・求愛行動―9月中旬~11月下旬
・他の動物による捕食―ジョロウグモ、ハラビロカマキリ、オオカマキリ、ハヤシノウマオイ、(コガタスズメバチ、ヒメスズメバチによる攻撃)
・寄生植物―センダン、シンジュ(ニワウルシ)、ミカン科、ブドウ科(韓国ではヨーロッパブドウに加害)
・卵塊5/16~25孵化→6/8~2齢幼虫→6/22~3齢幼虫→7/初~4齢幼虫(幼虫期間は65~70日)→7/25~8/3~羽化(7/30羽化盛期)→9月後半~11月下旬―産卵。

シタベニハゴロモの拡散経過
 2009年―小松市で最初に発見。2010年-加賀市、2013年―能美市、あわら市で発見【8~9月―能美市、加賀市、小松市のニワウルシ植栽地80カ所調査→能美市(2カ所),小松市(1カ所),加賀市(2カ所)で確認(2013.11.20「北國新聞」)】
 2015年―白山市、金沢市で発見(時期不明だが、インターネット上には大阪での観察報告もある)。
 4~5mしか跳べない幼虫、成虫がどのようにして小松市→能美市→白山市→金沢市へと、6年間で約30km移動したのか?→人間による卵塊が付着した樹木などの移動か?

金沢市みどり1丁目での観察記録
ニワウルシ植生 A=18本、B=7本、C=2本、G=3本
AB間=150m、AC間=100m、AG間=150m



7/上 A地区―バラ、ムクゲに見慣れない昆虫発見→7/07撮影
7/17 昆虫館に写真を添付し問い合せメール→「外来種シタベニハゴロモの幼虫」との返事
   A地区のニワウルシ樹幹や建物の壁面でシタベニハゴロモの卵塊観察・撮影
7/28 A地区―成虫1匹発見・駆除開始(駆除はA地区の約2.5m以下の成虫を対象)
7/31 A地区―成虫多数駆除
8/01 A地区―成虫多数駆除、B地区―数匹観察、C地区―0匹観察、G地区―未確認
   (7/28~8/1=A地区で40匹程度駆除?)
8/02 A地区―成虫7匹駆除
8/03 A地区―成虫11匹駆除
8/04 A地区―成虫9匹駆除、B地区―5匹観察、C地区―0匹観察、G地区―未確認
8/05 A地区―成虫14匹駆除
8/06 A地区―成虫30匹駆除
8/07 A地区―成虫9匹駆除
8/08 A地区―成虫21匹駆除、G地区観察―1匹確認
8/09 A地区―17匹駆除
8/10 A地区―26匹駆除
(これまでにA地区で駆除した概数=約180匹)

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