20250531 足合わせと古古古米
「足合わせ」
「足合わせ」という言葉を知っているだろうか。ネットで検索しても出て来ない。
貧しいわが家では、冬になると布団が足らず、右図のように「足合わせ」で眠った。敷き布団を2枚縦につないで(一部重ねて)敷き、掛け布団を2枚重ねて、そのなかに、親子4人が眠るのである。
布団のなかは、敷き布団の一部が二重になり、下からの冷気を遮り、掛け布団も一部が重な . . . 本文を読む
43年前の44枚のポスター
43年前の1982年4月、美川図書館で「にんげんをかえせ」「侵略」の上映会が開かれた。主催者は真宗大谷派の青年たち(美川青年大学)。
会場には、200人が詰めかけ、上映開始時間が過ぎても、主催の青年たちが現れず、待ちあぐねていた。その時、ふたりの青年は美川駐在所に拘束されていたのだ。理由はポスターを電柱にかけたことだった。
このような微罪で、集会主催者メンバーを連 . . . 本文を読む
20250526志賀原発訴訟第45回口頭弁論傍聴報告
5月26日、まだ肌寒く、長袖を着て、金沢地方裁判所にむかった。金沢城と兼六園をつなぐ陸橋の下を通り過ぎると、白鳥路公園には、もう「志賀原発廃炉」の幟旗が立っていた。
地裁駐車場に車を止めて、白鳥路公園に向かった。開廷時間の1時間も前なのに、もう数人のメンバーが集まっている。みんなが集まるまで、手持ちぶさたなので、池の鯉にあいさつに行く。「 . . . 本文を読む
小松基地騒音の人口・世帯に与える影響について
1961年に自衛隊小松基地が開設され、同年F86F(40機)、1965年F104J、1976年F4ファントム、1996年F15イーグル(40機)、2016年アグレッサー部隊(F15、10機)が順次配備され、2025年4月からはF35Aステルス戦闘機の配備(3機)が始まった。
本論考では、1961年小松基地開設以降の基地周辺の人口動態 . . . 本文を読む
20250505 続・閲覧者の皆さま ありがとう
11月18日にgoo blogが閉鎖され、閲覧できなくなります。10月1日まで投稿を続ける予定です。
2009年12月から15年5カ月、1193本の記事を投稿し、76万2087の訪問者があり、174万0133の閲覧数がありました。雑駁な投稿にお付き合いいただきありがとうございました。10月1日までの半年ですが、投稿を続けます。
アジアと小松 . . . 本文を読む
20250505 閲覧者の皆さま ありがとうございました
11月18日にgoo blogが閉鎖され、閲覧できなくなります。10月1日まで投稿を続ける予定です。
2009年12月から15年5カ月、1193本の記事を投稿し、76万2087人の訪問者があり、174万0133件の閲覧数がありました。ながいあいだ雑駁な投稿にお付き合いいただきありがとうございました。10月1日まで、残り半年ですが、投稿 . . . 本文を読む
20250427 続 小松基地爆音訴訟「被告国 第3準備書面」批判
「第3 本件飛行場の公共性」(10頁~)について
文明退歩の戦闘機
私がまず注目した点は「人間の生活と騒音は密接な相関関係にあり、文明進歩とともに日常の生活のあらゆる面で騒音が増加しているのは顕著な事実である。…その発生源(注:戦闘機)に高度な公共性が認められるものについては、相当程度の騒音をも受忍(注:我慢)すべき」(35頁 . . . 本文を読む
20250419被告国第3準備書面(小松基地の管制回数)について
被告国側の反論
被告国第3準備書面(2015/3/21)の9頁・6行目以降には次のように書かれている。
③については、自衛隊機の管制回数は、離着陸の回数であることは否認する。また、甲E第170号証に資料⑤によると、飛行教導群移転後、2016年度は19008回、2017年度は18454回、2018年度は17612回と、年度を経 . . . 本文を読む
20250414 小松基地訴訟口頭弁論(第4回)傍聴報告
F35A戦闘機配備は憲法違反だ!
4月14日、兼六園周辺の桜も散り始め、金沢地裁前は真っ白なしろばなみつばツツジの垣根が人目を引いていた。そんななか、午後2時から第7次小松基地爆音訴訟第4回口頭弁論が開かれた。傍聴席は原告で埋まり、原告弁護団席は26人を数えた。被告国は前回と同じく11人だった。
双方の準備書面を確認したあと . . . 本文を読む
20250410 脱北文学を読む
キム・ユギョンの短編小説集『青い落ち葉』(2025年)を読んだ。「平壌からの客」、「自由人」、「チョン先生、ソーリー」、「青い落ち葉」、「チャン・チェンの妻」、「あの日々」、「将軍を愛した男」、「ご飯」、「赤井烙印」の9作品が収められている。
著者は朝鮮民主主義共和国(北朝鮮)から脱出したあと、2000年代に韓国に定着した作家であるが、脱北する前の北朝鮮民衆 . . . 本文を読む