デラシネ(deracine)

阪神タイガース・NOAH・BUCK-TICK・酒場・鉄道など

7・19プロレスリング・ノア後楽園ホール大会観戦記(試合の感想)。

2014-07-27 23:36:56 | プロレス
大会から1週間以上経ち、今さらってカンジもしますが、
一応NOAH後楽園大会の試合についての感想です。

ジュニアタッグリーグの公式戦が大会の軸であるため、メインはともかく序盤からヘビーの試合が組まれました。
第1試合はシェインvsヨネvsマイバッハの3WAY。
何度も書いていますが3WAYは私は反対派です。どうしても勝負という部分が曖昧になってしまう。
でもこの日は面白かった。特にシェインが南側客席通路で、またリングでヨネ相手に頭脳プレーを連発。
カッコいいシェインの頭を使った一面が見れて満足です。
ちょっと戦いのテーマが無くなっているTMDKですが、第2試合のマイキー共々調子は落ちていません。
最後は新コスチュームのヨネがシェインを蹴りでKOした後、キン肉でマイバッハに勝利。
GHCタッグへ向けて好調のようです。頭も丸め、長年はいてきたパンタロン風のタイツを捨てて、やる気が見えました。

第2試合は杉浦vsマイキー。
杉浦のゴツゴツした蹴りにヒザに、マイキーのパワーあふれるラリアットが交錯。
何も小細工しなくても場内が沸きあがります。気持ちでお客さんを乗せられるわけです。
杉浦の張り手にも怯むことなくマイキーは立ち向かい、強烈なラリアットからマイキーボムで勝負あったかと思いましたが…
しかし杉浦には奥の手がいくつか。というか、お客さんも「来るぞ、来るぞ」と思っていたでしょう。
フランケンシュタイナーが決まってマイキーを丸め込みます。
しかしマイキーは受けなれていないのかな…ああいう時は足をバタバタさせないといけないと思うのですが。
にしても良かった。いい試合に試合順など関係ない。

その後、ジュニアタッグリーグの参加選手による入場式がありました。
南側から入場していましたが、この日は照明を抑え気味。うーん。


第3試合からはジュニアタッグリーグ公式戦4つ。まずは北宮&熊野vsロボ&ジンゾー。
有明コロシアムの再戦となったカード、その時は時間も短くてイマイチだったけど、
この日は4人の攻防が実にスイングしていましたね。メキシカンの華麗な空中技に観客は度肝を抜かれ、
北宮の直線的な攻めが試合を引き締め、熊野も新しいムーヴをいくつか見せるなどリーグ戦への気合が伝わり、
非常によかったと思います。最後は北宮が低空ジャーマン。ややあっさりの感もありますが、
内容的には私は良かったと思います。メキシカンコンビもまだまだ良くなるでしょう。あの空中技はカネ取れます。


第4試合はこの日のある意味メイン。ライガー&タイガーマスクvs玄藩&菊タロー。
開始前には水鉄砲vsウオーターガンなどもあったようですが、試合が噛み合って面白かったです。
怒りの獣神・・・ではなく怒っていたのはタイガーマスクのほう。それをライガーがなだめる。
そういうのは個人的には不要だと思うけど、目立ったのは玄藩&菊タローの頑張りでした。
玄藩はトペ2連発。目の上切って流血したけど気持ちが出ていました。インサイドワークで主導権を握ります。
菊タローも口上を披露、終盤のタイガーとの一騎打ち状態では彼の実力の一端を見ました。
しかし全てはライガタイガの掌の上。実力差はいかんともしがたく、菊タローがタイガーに腕固めで敗れます。
入場式では玄藩がライガタイガの背後から近づき、股間をつかんで悶絶させ一本取りましたが、
試合ではその差を見せ付けられました。でもライガタイガ、NOAHの選手とも手が合います。


第5試合は原田&ストームvsKAIENTAI-DOJOの旭&トウナイ。
K-DOJO組は3年連続の出場。入場曲も覚えてしまった。その華麗な連係技は今年も切れ味十分。
しかし原田はジュニアのシングル王者。ストームもNOAHレギュラーに定着。
試合は馬力を生かして原田組が圧倒します。旭、トウナイは重さがない・・・
しかし終盤に原田の攻撃を切り返してジャパニーズレッグロールクラッチに入った旭。
それを返されると、いや返させた上で素早くジャックナイフに切って取り丸め込んで3カウント!!
殊勲の勝利、と言いたいところですが、私は原田に不満。前の日もクレイジーに負けてるし、
王者が一体何をしているのかと。それでは困る。NOAHジュニアのレベルの高さを見せるべきときに。
残念でした。ストームとのコンビネーションはいいようですが。


第6試合セミファイナルは小川&ザックvs大原。これがこの日の私的ベストバウト。
とにかく試合の流れ、内容、攻防、いずれも充実。タイトルマッチ級でしたね。
小川とザックは有コロで敗れた際に負けたザックを小川が責め立て、悪い空気になってましたが、
リーグ戦では何も問題なく、いや、これまで以上のチームワークを見せていました。
序盤の腕攻め、中盤からの早いタッチワークでの攻撃。見ててうっとりしましたね。
受ける拳王と大原もやられっぷりはいいしレフェリーは使うし竹刀は使うし、
でも必要以上に荒れることもなく、4人の技術の高さを堪能しました。
ハイレベルだなと思った攻防はフィニッシュまでも。大原のムイビエン狙いをザックがクルリと切り返して、
大原の肩をマットにつけて3カウント。決まり手は「体固め」ですがザックの切り返しが決まりました。
終了後は小川が竹刀を折ってみせ、これに場内は大喝采。小川コールまで。
それに対し拳王は「1万円の領収書をプロレスリング・ノア小川様宛に送るからな」と実に面白いマイク。
請求書、の間違いか、領収書を送って経費として会社に払わせようというのかはわかりませんが(笑)
それにしても、ザックとはどこまでもどこまでも素晴らしい選手。


メインはGHCシングルの前哨戦。2日後博多でのGHC選手権を戦う両者の最後の対戦。
丸藤&石森&小峠vs中嶋&クレイジー&ストライカー。
これが笑いあり、激しい攻防あり、NOAH伝統の6人タッグの趣あり、新外国人ストライカーの活躍あり、
ととてもいい内容のメインとなりました。
元WWEのマット・ストライカーはいまいちコスチュームがイケてないものの、動きはさすがでした。
最初はコーナーやロープを使っていままで見たことのないムーヴを披露。腕とられたのを外す動きなんですが(笑)
面白いほう担当かなーと思いきや終盤には石森小峠ともしっかり攻防ができ、小峠からフォール勝ち!
楽しみな選手がまた加わりました。定着してほしい。人気も出ると思います。
序盤では丸藤の強烈なチョップをクレイジーが嫌がり、そこからチョップ大会に。これは楽しかった。
6人とも動ける選手が揃ったため、攻防もスピーディーで飽きがきませんでした。
丸藤と中嶋は意識しあい、それぞれの必殺技を巡る攻防もありましたが、終盤は中嶋の右ハイ一閃、
丸藤はそこから戦線離脱。あの、ボコッ、という嫌な音がする勝彦のハイキックでした。
石森と小峠は好調そのもの。クレイジーは暑い日本が苦手だったが、今週果たして・・・
最後は上記の通りストライカーがぺティグリーからのネックスクリューで勝利、丸藤は場外大の字で終了。
締めは勝彦のマイクでした。しかし博多では丸藤が防衛。テレビで見たけど、凄い試合だった!!

以上です。
あの日、結構新しく来たと思われるお客さんがいましたね。NOAH勢が出演したドラマ「若者たち」の影響でしょうか?
その1人と思われる女性の方がキャーキャーと良い歓声を上げていました。特に丸藤の動きに。
動員は厳しい大会でしたが、こういういい試合を続けていけば新規のファンを逃がさないし、
これまでのお客さんもまた来てくれるようになると思います。


ジュニアタッグリーグは今日日曜の米子大会を終えて、
Aブロックはライガタイガが6点で独走。あとはディファでの1試合のみ。
小川組はディファで6点にしてもライガタイガに負けてるから事実上無理。
となると望みは超危暴軍拳王大原が最終戦でライガタイガに勝つことしかない。
というかその試合がAブロック1位決定戦になりますね。

Bブロックは石森小峠が2勝。あと2つ取れるかどうか。
旭&トウナイも2勝で4点、明日の広島はこの2チームの直接対決、かなり重要。
原田組は2勝1敗で4点、最終戦が石森組なだけにそこで勝たないことには。
いずれにしても3チームによる混戦です。

最終戦は8・2ディファ有明。もちろん行きます。
関本大介参戦に森嶋復帰戦も決まりましたね。
また、プロレスを楽しみたいと思います。


プロレス ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
ディファに向けて (くまた)
2014-07-28 17:33:07
ジュニアリーグ戦は4試合共に面白かったです。
ロボ・ジンゾーの動きが素晴らしかった(定着して欲しい)し、セミでは荒れ気味ながらキッチリ試合と
して成立させた4人の力量も良かったです。

なんだか私の周りはザック人気がすごかったなぁ、と。TMDKへの声援しかり、いつも以上に外人選手への
声援が多く感じた後楽園でした。もちろん嬉しいことですが、会場人気がちょっと偏ってないか?所属選手
はもっと頑張ってね。

土曜の夜に加え、新シリーズ・有コロからの良い流れでもっと入ると思ってただけに動員は少し残念でした。
もっと入れば、もっと盛り上がる。いい試合をして、もっといい興行になる。
当たり前のことを感じましたね。

2日のディファは超満員で盛り上がりたいですよね。
また宜しくお願いします。
返信する
れす (あべしん)
2014-07-28 20:58:35
>くまたさん
コメントありがとうございます。
リーグ戦良かったですよね。
メキシカンは将来性を感じます。NOAHで揉まれて強くなってほしい。

ザック人気すごい一角がありましたね。
ザックやTMDKのほうが応援しやすい、ってのはありますね。
ガイジン愛に満ちたNOAHファンだと思います。

観客数はあれが今の限界かもしれませんし、
3連休、夏休み初日が裏目に出たかもしれません。
ディファではどうでしょうか。たくさん入ってほしいですね。
何が必要か?団体、選手、そしてファンも、考えてほしいと思います。
返信する
Unknown (たかし)
2014-07-31 11:14:42
小川・ザック無理じゃないんですよ。大原拳王が獣神組に勝った場合、小川ザックが最終戦に勝つと、小川ザックは大原拳王組に勝っているので、優劣つかずで三つ巴戦になります。
ABブロック両方とも同じ構造で三つ巴の可能性があります。
返信する
れす (あべしん)
2014-07-31 19:19:36
>たかしさん
コメントありがとうございます。
そうですね、その可能性がありましたね。
ご指摘ありがとうございます。
Bブロックもそうなる可能性は残ってますね。
さて、ディファではどうなりますか・・・
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。