デラシネ(deracine)

阪神タイガース・NOAH・BUCK-TICK・酒場・鉄道など

第9回酒場放浪記@湯島。「東のシンスケ、西の金田」のシンスケに。そして・・・

2014-07-29 00:05:55 | グルメ関連
前回の第8回から実に1年ぶりの開催になりました酒場放浪。
前回の様子はこちら→2013年7月10日の記事
毎度おなじみ友人S、そして今回は友人Sの奥様も。
前回の後もSとは会って飲んだりはしていたのですが、酒場放浪となると久しぶり。

今回は7月12日土曜日でした。
場所は名店ひしめく湯島。
まずは湯島聖堂へ参拝。久々です。10年ぶりくらいかなあ。暑い日でした。


せっかくなので絵馬に願いを書き込んで奉納してきましたが、
願いの内容は極秘のため画像はありません(笑)

その後S夫妻と集合場所にしたお店へ向かいます。
最初に入ったのは名店中の名店、タイトルにもありますが「シンスケ」。

湯島聖堂から降りて、お、看板が見えると写真撮ってしまったものの、こちらは勝手口。


玄関はこちら。ビルの1階ですが立派な門構えです。これだけで風情がありますね。


「東のシンスケ、西の金田」と呼ばれる、東京の名酒場の1つに足を踏み入れました。
酒場・・・居酒屋と呼べるような安さはないな、割烹に近いものがあるけどこの時代割烹自体が死語に近い。
酒場、がしっくりきそうですね。
店名は私の名前と同じですが、格が違います(笑)

とにかく店は雰囲気がよく、落ち着いて飲める、店員さんの対応もよい、雰囲気に酔い、酒に酔い。
料理に感激、暑い日のビールに感激。こんな酒場で飲める幸せ。
メニューは季節ごとに入れ替えされていて、旬の物が中心。
刺身(マグロ絶品)、ポテトサラダ、野菜のゴマ和え、銀ダラ西京焼き、名物?きつねラクレット、
いずれもその美味さを形容する言葉がありません。
それと「このわた」をいただきました。生臭さ皆無、塩はギリギリに控え、純粋に磯の風味だけ。
瓶詰めこのわたとは世界が違いました。
またこれも名物?のいわし岩石揚げもいただきましたが、武骨なネーミングながらいわしの風味爆発。
お通しから何からレベル高く、日本酒が進んで進んで仕方ありませんでした。
酒は秋田の「両関」のみ。「シンスケ」用に作られているとか。純米、本醸造、いずれも美味。

写真は禁止なので撮っていません。撮ろうとしたらSに止められ、そういえば禁止ってネットで書かれてたことを思い出す。

店は1階が1~2名さま用のカウンター中心。厨房に接したカウンターと、後ろに並行でカウンターがある感じ。
2階は3人以上(2人客もいたけど)用の席。1階と2階は雰囲気がまた違うようだけど、
自分はまだあの店の1階で飲めるような大人じゃない。名前は同じだけど。

大満足でした。強いて言うならば、それほど混んでない日でした。むしろそれが良かったのかも。


2軒目は湯島天神真下、と言っていい位置にある参道沿いの「酒席 太郎」へ。
キレイなお店です。でもここも大人がお酒を楽しむ店でした。
写真は撮っておりません。ここは忘れた・・・
日本人ではない店員のお兄さんがいましたが日本酒をよく理解していて的確に薦めてくれます。
シンスケで結構食べて飲んできましたが、ここでも結構食べました。
銀むつが巨大な量で出てきて、食えるんのか?!と思いましたが日本酒との相乗効果で一気に。
写真撮るんだった・・・

ここはメニューが席には置いてなく、ボードに書かれたものだけ。
値段が書いてないのが不安にもなりましたが(笑)
他にも何か頂いたと思いますが、何せ銀むつのインパクトが絶大で。塩辛か酒盗食べたか。
日本酒も2、3杯頂いたと思いますが、何せ酔いが回っていた上にメモも残してない・・・
酒場放浪記レビューを書く資格なし(笑)

店内の気温など、気になる点も無かったわけではないのですが、
少しおしゃべりしつつ日本酒と魚料理を楽しみたい場合はいい店ですね。
こういう敷居が高くはない、でも大人が集う店、こういうの好きです。
カウンターもあるので1人でもいけそうです。


こうして湯島の夜は更け、御徒町方面へ歩いていったところで、
途中のファミレスで甘い物を飲みまして終わり。
楽しい夜を与えてくれたS夫妻に、湯島に、シンスケに太郎に感謝。
暑い夏、というシチュエーションもまた美味くさせた。もちろん季節問わずお酒は美味しいですね。

-----

さて、酒場放浪記と呼ぶものは以上なんですが、
先日26日土曜日には、再びSと会い、またSの小中学校の同級生さんとの3人で、
なんと!
自由が丘の「金田」に行ってきました!!

そう、上に書いたとおりの「東のシンスケ、西の金田」の金田です。
3人で飲むことにした時に、諸々の都合から自由が丘にしたんですが、
店を私が決めるに当たり、悩みに悩んだ挙句、金田にしました。
本当は別の店で決めかけていたものを、たまたまネットで発見して「こ、これは!」となったのが真相。

金曜夕方に予約したんですが、土曜夜はもう満席寸前、それでもどうにか滑り込みました。
ただ「3名様だと2人の席になるかもしれません」とのこと。3人で2人席。
巨大な私では果たして・・・と思ってましたが。

土曜は超暑い日でした。
店は自由が丘駅近く。自由が丘は東横線のオシャレなイメージですが、伝統ある酒場も多数あります。
これは制覇していかないといけない。

店に入り、2階へ通されるところで、店の方(女将さんかな)から、
「席は4人がけができました、でも19時くらいまででお願いします」とのこと。
いや、十分です。その配慮がうれしかったです。

暑い日だからか別の理由か、生ビールが超うまい。
メニューはおそらく毎日手書き(をコピー)なのでしょう。
いろいろあって目移りしました。写真はここでも撮り忘れました。
シンスケ同様、1階は厳かな雰囲気があります。あれは何度か通わないと馴染まないかな。
2階と3階はテーブルと座敷です。2階では全ての席が予約されていました。
店員さんの対応も良かったですし、何より料理が出てくるのが早い!

料理は枝豆、特製ゴマ豆腐(これがもちもちプルプルで完璧)、
イサキ薄造り(ポン酢でいただく)、海老しんじょ(熱くてプリプリでうまい)、
里芋満月蒸し(尋常ではないうまさ)、肉豆腐(圧巻のうまさ)、ナスの印籠揚げ(夏はナスうまい)、
ウニの煮こごり(ウニの香り最高。日本酒と合わせて涙出るうまさ)、ハモ照り焼き(夏はハモの季節。最高)、
カレイ煮つけも食べたな(心にしみるうまさ)、唐辛子みそで酒が進み、焼き鳥もそこらの焼き鳥とは違う違う。
あと何か食べたな。

レベルが高いです。それだけの値段を取るので、居酒屋というカンジでは正直ありません。
酒場、そして「和食店」と言っていい店です。結構な良い値段になりましたが、納得満足です。
こういう店があることに、そこで飲めたことに心から感激しました。
また、別の季節に行きたい。そしていつか、1階のカウンターが似合う男になりたい。

強いて難を挙げれば、お酒の銘柄がないこと。日本酒は菊正宗のみ。そういう料亭も多いけど。
でもギネスビールは置いてある不思議な面も。お酒については通い続けるのが一番かな。
ちなみに、その日売り切れたメニューは、店員さんがメニュー一覧に赤線を引くという珍しい店でした。

しかし・・・後から来た4人組2グループがいずれも男1人に女性3人という組み合わせ。何だったんだ(笑)


その後、これはSの案内で近くの「あお山」という現代風の和食のお店へ。
カウンターキッチンで若い方が調理、年配の方がホールというカンジ。カウンターが中心の小さめの店です。
ここではお魚を中心にいただきました。金目と・・・白身の何かをいただきましたが、
刺身はとんでもなく美味かった!!
日本酒も高めだけど各地の銘柄酒をいただきました。いい店です。大人の店です自由が丘です。
切り子のお猪口にデカンタでお酒が出てきますオシャレです自由が丘です。

ただ、結構酔ってしまったので、何を食べたか、何を喋ったか、詳細を覚えていないところも!!
・・・無念です。
あと、強いて難を言えば(またか)、テレビはいらないんじゃないの、って気も。音はほぼ無かったけど。
でもいい雰囲気の自由が丘の大人がいて、ああ自分もこういう店が似合う男になりたい、とまたまた思いました。
というかこういう店をスッと懐から出してこれるSはすごいなと思いました。

自分はまだまだだ。
でもまだ伸びしろがあるということです。
酒の伸びしろはもうないかもしれないけど(弱くなった)。

また、酒場放浪を楽しんで、良いお酒と良いお料理を頂きたいと思います。
次はどこにしようか。



最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。