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防火・防災管理者講習①~初めて受ける方向けの予備知識~

2010-02-27 23:01:32 | weblog
2本立てです。タイガースとNOAHの記事は1つ前です。

さる2月23日と24日、
東京は秋葉原の神田警察署に隣接する、「東京消防庁消防技術試験講習場」という耳慣れない施設で、
『防火・防災管理新規講習』というこれまた耳慣れない資格の講習を受けてきました。
先日アキバドンキの写真をUPしましたが、それはその時に撮ったんですね。

で、この『防火うんたら講習』というのは、いわゆる「甲種防火管理者」という資格を取るためのものですが、
そのあたりの資格のシステムが変わり、今はその『防火・防災管理新規講習』というのを受けると、
「甲種防火管理者」と「防災管理者」の資格を取れるというものです。
ちなみに甲種というからには他に乙種というのもあるのですが、これは建物とかテナント面積で、必要な資格が変わります。
まあ乙種だけ取る人がどんだけいるのかわかりませんが…
それと、「防火」は火事、「防災」は地震、という意味だと思ってください。
かつては防災のほうはまた別に取る資格だったようですが、
最近この2日間講習で両方取れるようになったみたいです。

でもこの資格は持っててもそれだけでは意味をなさず、
形式上は職場のトップに選任されて初めて、「防火管理者」を名乗れるということです。
そして、一応資格ということになってはいますが、
何点以上合格とかの試験の類は行われません。
2日間9:00~17:00の講義を受けて、最後に「効果測定」という名の簡単な確認テストをやるだけです。

これはほぼすべての職場で必要な資格でありながら、簡単に取れることもあり、
またおそらく人の出入りの激しい職場では取る必要がある人が次々発生するからでしょう、
講習は1~3ヶ月ほど先まで満席です。月に多いときは10回ぐらい行われてるんですが。
私は11月末に申し込みましたが、2月の今回になりました。
でもこれはたぶん1月の講習が極端に少なかったせいだと思います。
回数が多い時期はそこまで待たなくても受けられると思います。
また、これは東京のど真ん中で受けたからでしょうね、地域とかでは全然違うでしょう。

当日は朝9時まで集合し、受付でテキスト(4600円)を買って会場に入ります。
持ち物は他に筆記用具、そして三角巾が必要なのですが、それは後でまた。
このテキストがやたら厚くて重くて困りものでした。
で、会場に入ってびっくり。
そこは2人で1つの机に並んで座る形なのですが、机には1台モニターが。
競馬場の指定席を思い出しました。
さらに座席番号は電光表示、出席を知らせるボタンまで。
そして収容人数はおそらく300名。広い会場はほぼ満席、すごいものでした。
役所のやることはすげえなあと改めて感心しました。
理由無く遅刻とかするとさすがに役所は厳しいのでアウトですから、
私が見る限り講習に影響が出るような遅刻者は全くいなかったと思います。

講義は9:00~17:00で、
基本60分~70分の講義が科目ごとに繰り返されます。
間に10分の休憩と、昼は60分の休憩でした。
講義はほとんどがテキストに沿って行われ、講師があれこれと話す感じ。
モニターを活用する講師もいれば全く使わない講師もいました。

あと、座席はランダムに決められており、
例えば仲間内数人で受けに行っても、席はたぶんバラバラです。
私は隣が75歳になるご老人男性でした。
ただし、ここに書いてある情報はすべてその「東京消防庁消防技術試験講習場」でのものですので、
他でどうかは全くわかりません。都道府県によってもたぶん違うはずです。

ちなみにそこは建物の7階。他階には講習施設やら休憩所やら売店まで。
エレベーターで登り降りしますが、消防関係の施設らしからぬのんびりしたエレベーターでした。
でもその7階からは秋葉原駅及び神田方面の線路が見え、鉄道好きにはいいところでしたね。

で、講習とかそのほか文句とか書こうと思ったのですが、
長くなってきたので、ちょっと改めます。

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