行ってきました。今年も三沢追悼の後楽園ホール。
仕事の都合で18:30ギリギリにホール到着。
でも第1試合からじっくり3時間、楽しんできました。
いつもと違い展示室にグッズ売り場と三沢のパネル、献花台が置かれ、
そっちを回ってから会場に入る形。お客さんが多いときは常にそうしてくれるとうれしいんだけど。
三沢の遺影に一礼して、会場に入ります。
今回は珍しくA席5000円にしたところ席は北側に。上のほうの端の席でした。
リングは近く感じるし入退場もよく見えるんだけど、スクリーンが角度キツイのと、
レフェリーが結構選手との間になってしまい・・・北側ならやはりリング正面ぐらいがいいなあ。
観客は後楽園フルサイズ仕様で満員に近い感じながら、パンパンと呼べるほどではなく、
一部には空きも見られました。それでもタイトルマッチなし金曜の夜でも多くのお客さんが、
三沢追悼、そして今のNOAHを見るために来ておりました。ヘンな客もうるさいゴリラもいたけど。
私は大学時代の同期C・T氏と観戦。宮城から上京して初の三沢メモリアル観戦でした。
CT氏は熱烈な三沢ファン。でも今まで6・13は平日だったこともあり来られず。
今回初めて来て、たくさんの三沢コール、たくさんのグッズ購入をしていきました。
大会には小橋、川田も来ていましたが、小橋は献花だけだったのかな?
川田はサイン会、追悼セレモニー参列、テレビ解説とフル回転でした。
試合は全8試合。どれも内容がよかったし、何よりケガ人なく無事に終わったことがうれしかったですね。
第1試合で北宮vs熊野。
ディファでは新しいムーヴを見せた熊野だったけど、この日は時間のアレもあっただろうけどいいところなし。
丸め込みはよかったけど、北宮がそれを受け切って、マヒストラル返し、逆片エビ、水車落とし、ジャーマンで勝利。
熊野は身体に厚みがでてはきたけど・・・でもこの2人Jrタッグリーグ参戦も決定。期待しましょう。
第2試合は玄藩vs菊タロー。面白くないわけがない。
菊タローはNO MERCYの一員と主張しているが・・・ニューリーダー玄藩のジャッジやいかに。
菊ちゃんの口上も聞けたし、三沢ムーヴも菊ちゃんが披露(蹴りとフライング・ラリアット)。
玄藩も負けじとトペ、玄藩太鼓、そして急所蹴り連鎖でレフェリーまで、さらに玄藩の急所掴みからの丸め込みで、
玄藩が勝利。負けた菊ちゃんが相変わらずのNO MERCYメンバー気取りで熱いマイク。ファンも盛り上げを呼びかけました。
で、大方の予想はこのカード、ジュニアタッグリーグでのチーム結成のためだろ、だったはずでしたが、
この試合後には動きなし。アレレ、と場内は思っていたのですが・・・
↓菊ちゃん口上のシーン。
第3試合は池田大輔vs井上雅央という異色のタッグ。
これも「楽しい」プロレスのカードながら、二人のスタイルが余りに違うからか、中盤まではいまひとつ噛み合っていませんでした。
場外で北宮、熊野を使った攻撃?などもあって楽しいことは楽しかったですけど・・・
しかし終盤、お互いに「腕回しからのラリアット」という共通項があり、それをもとに盛り上がります。
最後は雅央の首固めを大ちゃんが切り返して勝利。三沢も笑いながら見ていたでしょう。。
↓写真。よく見ると、私の席からリングを見た延長線上に空席の多いエリアがあります。
それがここからの写真だとバッチリわかってしまうのが残念ですが、他はほぼ埋まってましたよ。そこのエリアが一番空いてただけ。
第4試合ではGHCジュニア戦をめぐる前哨戦3WAY、原田vs拳王vs石森。
これが面白かったのだけど、まずは石森がいつも以上のキレのある動きで2人を食ってやろうとしで飛び出します。
そしてこの3人が面白かったのは誰かと誰かが結託する場面がなく、1人で独立した状態で3WAYが成立していたこと。
石森は拳王をインディアンデスロック、原田も捕らえて投げるなど場内を再三どよめかせます。
しかし拳王と原田はお互いに前哨戦からヒートアップ。拳王は竹刀も使い主導権を握り、
原田は石森を片山ジャーマンでKOさせるも、拳王は原田に竹刀上へのファルコンアロー、そして側頭部蹴り、
さらには必殺の羅喉(らごう)をこの日も炸裂させ、完璧な3カウント。強かった。竹刀も使ったものの力をかなり見せ、
観客も納得させる拳王の勝ち。7・5有明コロシアムはどうなる?!
でもさすがの3人の技量による3WAY。個人的には3WAY好きじゃないんだけど、この日はいい内容でした。
その後ジュニアタッグリーグ出場チーム発表。
小川&ザック、石森&小峠、拳王&大原、原田&ストーム、スペル・クレイジー&マット・ストライカー、
K-DOJOの旭&トウナイ、メキシコのロボ&ジンゾー、北宮&熊野、玄藩&ミステリアスパートナー、
そしてもう1チームが未定!!なんじゃそりゃ、と思ったが、チーム発表後リング上に玄藩。
パートナーの正体を発表するとマイクすると流れてきた音楽は「怒りの獣神」!!まさか!!
(いや、自分はもし玄藩のパートナーがライガーだったら最高だろうなと思っていたんです)
そして出てきたのはライガー!!!
・・・のコスチュームに身を包んだ、ライガーとは似ても似つかぬメタボ体型の人。
最初顔をタオルで隠していたけど、それでもわかってしまう、お前菊ちゃんだろ!!
そしてリングに上がるとライガーのモノマネで菊タローマイク。場内が爆笑に包まれました。
10チーム参加ですがまだ残り1チーム、果たしてどこになるのか。新日本か、それとも・・・?
休憩中はタイガーマスクのテーマとか流れてましたね。
あと、通常は物販のスペースになるコンコースが広々としており、逆にトイレの行列が正しく?できていました。
第5試合は「TMDK」マイキー&シェイン&ストームのTEAM GOvs「BRAVE」ヨネ&中嶋&小峠。
これは動きの早い6人でのスピード感あふれる、そしてパワーも感じられる、
NOAH独特の中盤の6人タッグ。こういうのは地方でもよく見られますが、まあハズレがないですね。
今日もシェイン・ヘイストがカッコいい。go2sleep式の昇龍拳も見せて大いに沸かせます。
マイキーはシェインに少し遅れてこの日から合流。動きはキレキレでしたね。
BRAVEは小峠が標的にされるも奮闘につぐ奮闘、中嶋は蹴りでガイジンを圧倒します。
ヨネ、ストームも良かったけど最後はTMDKの合体技が火を吹き、タンクバスターで小峠に勝利。
終了後は中嶋の指導?のもとTMDKと中嶋が揃って三沢の遺影に礼。TMDKは有明でGHCタッグに挑戦。
↓魅力的なガイジン3人です。
その後、三沢追悼セレモニー。
丸藤と川田が選ぶvs三沢戦セレクションを上映。そして田上社長挨拶で、7回忌となる来年の6・13は広島での開催をアナウンス。
三沢最後の地、広島での追悼大会となります。行きたいですね。遠いですね・・・
最後に10カウントゴング。川田も参列していました。超危暴軍もフェンス外からですが参列してました。
田上の挨拶。大会終了後、握手もさせてもらいました。
今年は結構簡素でしたね。去年は三沢vs田上とかありましたが。
そしていつものようにスパルタンXが流れる中、紙テープ投げ入れが行われていました。
↓赤コーナー下には、三沢が使用していたシューズが置かれる演出。馬場さんの「引退試合」を思い出しました。
三沢が、見つめています。
そして第6試合からは三沢メモリアルマッチ。
まず天龍&越中&小川vs森嶋&マイバッハ&大原。
とにかく天龍と越中の存在感が違う役者が違う。天龍は序盤からつかまりまくりますが、
これこそが天龍。身体はボロボロですが、意地が違う年季が違う。
越中もケツ大爆発。コンディションの良さは特筆モノ。小川も先輩2人に好フォローを見せます。
超危暴軍も良かったですが、この3人を相手にしては分が悪い。大原はケツアピールで再三越中挑発。
最後は越中がケツから、侍パワーボムで大原にピン。得意の「3カウント寸前で手を離してガッツポーズ」も見れた!!
プロレスにおける「存在感」がいかに大きな武器かがよくわかる試合でした。
天龍、また来てNOAHにプロレスを教えてください。
攻められる天龍。マイバッハはさすまたも使った。
勝ち名乗り。超危暴軍?顔じゃねえ、とばかりの強さでした。
セミはメモリアルマッチながらメモリアル的な雰囲気をほとんど感じないカード。
永田&関本vs杉浦&高山。
しかしこれがこの日のベストバウト。とにかく凄い試合だった。
序盤はGHC王者永田が杉浦を蹴りまくり、杉浦も負けじとやり返すものの、
中盤以降目立ったのは大日本・関本でした。とにかく半端なかった。
いや、彼の強さはよくわかってはいるつもりですが、見るたびに驚きがあります。
ラリアットは頑丈な杉浦が壊れるんじゃないか、というぐらい。エルボーやブレーンバスターのようなシンプルな技でも、
破壊力抜群に見せてしまうその力強さ。永田を差し置いて杉浦を追い込みに追い込みます。
高山にもアルゼンチンバックブリーカー。巨体を持ち上げ、場内をどよめかせます。
しかし杉浦もボディプレスを剣山カットしたところから徐々に反撃、
高山との合体go2sleepのような技もあり(杉浦が高山のヒザに関本を落とす)、コーナージャーマン、ジャーマン、
最後はオリンピック予選スラムで関本を振り切って勝利。しかし熱く激しい試合でした。
特にNOAH所属の杉浦は絶対取りたかったでしょう。この日も気迫が素晴らしかったですね。
そしてメインは丸藤正道vs齋藤彰俊。
彰俊は三沢最後の相手。隣にいたバイソン・スミスももういない・・・
試合はお互いの魂をぶつけあうものとなりました。またこの2人は何度かシングルやタッグで見てますが、
スタイルが違うけど結構噛み合います。攻防が間断なく続き、メインらしい内容になりました。
彰俊は場外戦で主導権を握るも、丸藤はトラースキックに最近威力が増した逆水平チョップで反撃。
しかし彰俊も滞空時間が超長いブレーンバスター、ラリアットなど重い攻めを繰り出して丸藤を攻める。
丸藤も受けきると不知火などを出すが、彰俊は終盤ついにバックドロップを出す!!場内大歓声!!
そしてバイソンの技、アイアンクロースラムも出すとスイクルデスで、彰俊勝利か?!と思わせる展開に。
それでも負けられない丸藤は耐えに耐えてから、デスブランド狙いをこらえて虎王からのポールシフト・・・
いや!ポールシフトの型から肩に抱えての変型エメラルド・フロウジョン!!これで3カウント。
15分に満たない試合でしたが、内容が濃い、お互いの気持ちが伝わる試合でした。
そして丸藤がマイク。ここからがこの日のハイライトでした。
観客に礼を言ってから「三沢さんに教わったのはここ(ハート)でした。齋藤さんは三沢さんに誰よりも熱い気持ちを持っている。
再びプロレスリング・ノアの齋藤彰俊としてリングに上がってください」と再入団を要請。
まさか、でした。
こんな展開があろうとは。場内の沸き方がハンパなかったですね。
それに対して彰俊は「俺はあの日からコスチュームも変えていない。心は常にノアでした!
ノアの皆さんが、副社長が、田上社長が、三沢社長が許してくれるなら、俺はノアで戦います!!」
心からグッときました。めったなことでは泣かない私が泣きそうでした。
彰俊の気持ちの入ったマイク。「心は常にノアでした!」この言葉がとにかく胸に刺さりました。
それを(誰からでも)自分は聞きたかったんじゃないか、と思うくらい。心に響く言葉でした。
その夜はずっとその言葉をかみ締めていました。
↓全後楽園が泣いた彰俊マイク。13日付けで再入団です。
天に向かって吠える彰俊。カッコ良かった!!彰俊コールが起きていました。拍手は鳴り止みませんでした。
彰俊は丸藤と握手、三沢に礼、そして2人でヒザをついて礼。
場内が沸き、感動に包まれて、非常にいい雰囲気で大会が終わりました。
大成功の三沢メモリアルでしたね。そう、雰囲気が良かったです。プロレスって、プロレスファンっていいなあと。
やっぱり自分はプロレスから、そしてNOAHから、離れられないようです。
5月にはKENTAという大きな軸が抜けましたが、先日のディファ、この日の後楽園。
不在の穴を感じさせない、それどころか私個人としては、KENTAという言葉を良い意味で思い起こさせない大会になっていました。
NOAHの再出発は、上々の滑り出しになっています。さらにこの日の彰俊という確かな援軍。
まずは次のビッグマッチ、7・5有明コロシアムの成功を期待ですね。
私の次回観戦も7・5の予定です。
↓帰り際に撮った三沢遺影。メモリアルは毎年続けるでしょう。ささやかなものでいいので三沢を忘れないように・・・
献花台。いろんなパネルが展示され、ガウンやシューズ、カバンなども。
おまけ。この日は記者席の後ろ。記者の方々の様子がよくわかりました。
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仕事の都合で18:30ギリギリにホール到着。
でも第1試合からじっくり3時間、楽しんできました。
いつもと違い展示室にグッズ売り場と三沢のパネル、献花台が置かれ、
そっちを回ってから会場に入る形。お客さんが多いときは常にそうしてくれるとうれしいんだけど。
三沢の遺影に一礼して、会場に入ります。
今回は珍しくA席5000円にしたところ席は北側に。上のほうの端の席でした。
リングは近く感じるし入退場もよく見えるんだけど、スクリーンが角度キツイのと、
レフェリーが結構選手との間になってしまい・・・北側ならやはりリング正面ぐらいがいいなあ。
観客は後楽園フルサイズ仕様で満員に近い感じながら、パンパンと呼べるほどではなく、
一部には空きも見られました。それでもタイトルマッチなし金曜の夜でも多くのお客さんが、
三沢追悼、そして今のNOAHを見るために来ておりました。ヘンな客もうるさいゴリラもいたけど。
私は大学時代の同期C・T氏と観戦。宮城から上京して初の三沢メモリアル観戦でした。
CT氏は熱烈な三沢ファン。でも今まで6・13は平日だったこともあり来られず。
今回初めて来て、たくさんの三沢コール、たくさんのグッズ購入をしていきました。
大会には小橋、川田も来ていましたが、小橋は献花だけだったのかな?
川田はサイン会、追悼セレモニー参列、テレビ解説とフル回転でした。
試合は全8試合。どれも内容がよかったし、何よりケガ人なく無事に終わったことがうれしかったですね。
第1試合で北宮vs熊野。
ディファでは新しいムーヴを見せた熊野だったけど、この日は時間のアレもあっただろうけどいいところなし。
丸め込みはよかったけど、北宮がそれを受け切って、マヒストラル返し、逆片エビ、水車落とし、ジャーマンで勝利。
熊野は身体に厚みがでてはきたけど・・・でもこの2人Jrタッグリーグ参戦も決定。期待しましょう。
第2試合は玄藩vs菊タロー。面白くないわけがない。
菊タローはNO MERCYの一員と主張しているが・・・ニューリーダー玄藩のジャッジやいかに。
菊ちゃんの口上も聞けたし、三沢ムーヴも菊ちゃんが披露(蹴りとフライング・ラリアット)。
玄藩も負けじとトペ、玄藩太鼓、そして急所蹴り連鎖でレフェリーまで、さらに玄藩の急所掴みからの丸め込みで、
玄藩が勝利。負けた菊ちゃんが相変わらずのNO MERCYメンバー気取りで熱いマイク。ファンも盛り上げを呼びかけました。
で、大方の予想はこのカード、ジュニアタッグリーグでのチーム結成のためだろ、だったはずでしたが、
この試合後には動きなし。アレレ、と場内は思っていたのですが・・・
↓菊ちゃん口上のシーン。
第3試合は池田大輔vs井上雅央という異色のタッグ。
これも「楽しい」プロレスのカードながら、二人のスタイルが余りに違うからか、中盤まではいまひとつ噛み合っていませんでした。
場外で北宮、熊野を使った攻撃?などもあって楽しいことは楽しかったですけど・・・
しかし終盤、お互いに「腕回しからのラリアット」という共通項があり、それをもとに盛り上がります。
最後は雅央の首固めを大ちゃんが切り返して勝利。三沢も笑いながら見ていたでしょう。。
↓写真。よく見ると、私の席からリングを見た延長線上に空席の多いエリアがあります。
それがここからの写真だとバッチリわかってしまうのが残念ですが、他はほぼ埋まってましたよ。そこのエリアが一番空いてただけ。
第4試合ではGHCジュニア戦をめぐる前哨戦3WAY、原田vs拳王vs石森。
これが面白かったのだけど、まずは石森がいつも以上のキレのある動きで2人を食ってやろうとしで飛び出します。
そしてこの3人が面白かったのは誰かと誰かが結託する場面がなく、1人で独立した状態で3WAYが成立していたこと。
石森は拳王をインディアンデスロック、原田も捕らえて投げるなど場内を再三どよめかせます。
しかし拳王と原田はお互いに前哨戦からヒートアップ。拳王は竹刀も使い主導権を握り、
原田は石森を片山ジャーマンでKOさせるも、拳王は原田に竹刀上へのファルコンアロー、そして側頭部蹴り、
さらには必殺の羅喉(らごう)をこの日も炸裂させ、完璧な3カウント。強かった。竹刀も使ったものの力をかなり見せ、
観客も納得させる拳王の勝ち。7・5有明コロシアムはどうなる?!
でもさすがの3人の技量による3WAY。個人的には3WAY好きじゃないんだけど、この日はいい内容でした。
その後ジュニアタッグリーグ出場チーム発表。
小川&ザック、石森&小峠、拳王&大原、原田&ストーム、スペル・クレイジー&マット・ストライカー、
K-DOJOの旭&トウナイ、メキシコのロボ&ジンゾー、北宮&熊野、玄藩&ミステリアスパートナー、
そしてもう1チームが未定!!なんじゃそりゃ、と思ったが、チーム発表後リング上に玄藩。
パートナーの正体を発表するとマイクすると流れてきた音楽は「怒りの獣神」!!まさか!!
(いや、自分はもし玄藩のパートナーがライガーだったら最高だろうなと思っていたんです)
そして出てきたのはライガー!!!
・・・のコスチュームに身を包んだ、ライガーとは似ても似つかぬメタボ体型の人。
最初顔をタオルで隠していたけど、それでもわかってしまう、お前菊ちゃんだろ!!
そしてリングに上がるとライガーのモノマネで菊タローマイク。場内が爆笑に包まれました。
10チーム参加ですがまだ残り1チーム、果たしてどこになるのか。新日本か、それとも・・・?
休憩中はタイガーマスクのテーマとか流れてましたね。
あと、通常は物販のスペースになるコンコースが広々としており、逆にトイレの行列が正しく?できていました。
第5試合は「TMDK」マイキー&シェイン&ストームのTEAM GOvs「BRAVE」ヨネ&中嶋&小峠。
これは動きの早い6人でのスピード感あふれる、そしてパワーも感じられる、
NOAH独特の中盤の6人タッグ。こういうのは地方でもよく見られますが、まあハズレがないですね。
今日もシェイン・ヘイストがカッコいい。go2sleep式の昇龍拳も見せて大いに沸かせます。
マイキーはシェインに少し遅れてこの日から合流。動きはキレキレでしたね。
BRAVEは小峠が標的にされるも奮闘につぐ奮闘、中嶋は蹴りでガイジンを圧倒します。
ヨネ、ストームも良かったけど最後はTMDKの合体技が火を吹き、タンクバスターで小峠に勝利。
終了後は中嶋の指導?のもとTMDKと中嶋が揃って三沢の遺影に礼。TMDKは有明でGHCタッグに挑戦。
↓魅力的なガイジン3人です。
その後、三沢追悼セレモニー。
丸藤と川田が選ぶvs三沢戦セレクションを上映。そして田上社長挨拶で、7回忌となる来年の6・13は広島での開催をアナウンス。
三沢最後の地、広島での追悼大会となります。行きたいですね。遠いですね・・・
最後に10カウントゴング。川田も参列していました。超危暴軍もフェンス外からですが参列してました。
田上の挨拶。大会終了後、握手もさせてもらいました。
今年は結構簡素でしたね。去年は三沢vs田上とかありましたが。
そしていつものようにスパルタンXが流れる中、紙テープ投げ入れが行われていました。
↓赤コーナー下には、三沢が使用していたシューズが置かれる演出。馬場さんの「引退試合」を思い出しました。
三沢が、見つめています。
そして第6試合からは三沢メモリアルマッチ。
まず天龍&越中&小川vs森嶋&マイバッハ&大原。
とにかく天龍と越中の存在感が違う役者が違う。天龍は序盤からつかまりまくりますが、
これこそが天龍。身体はボロボロですが、意地が違う年季が違う。
越中もケツ大爆発。コンディションの良さは特筆モノ。小川も先輩2人に好フォローを見せます。
超危暴軍も良かったですが、この3人を相手にしては分が悪い。大原はケツアピールで再三越中挑発。
最後は越中がケツから、侍パワーボムで大原にピン。得意の「3カウント寸前で手を離してガッツポーズ」も見れた!!
プロレスにおける「存在感」がいかに大きな武器かがよくわかる試合でした。
天龍、また来てNOAHにプロレスを教えてください。
攻められる天龍。マイバッハはさすまたも使った。
勝ち名乗り。超危暴軍?顔じゃねえ、とばかりの強さでした。
セミはメモリアルマッチながらメモリアル的な雰囲気をほとんど感じないカード。
永田&関本vs杉浦&高山。
しかしこれがこの日のベストバウト。とにかく凄い試合だった。
序盤はGHC王者永田が杉浦を蹴りまくり、杉浦も負けじとやり返すものの、
中盤以降目立ったのは大日本・関本でした。とにかく半端なかった。
いや、彼の強さはよくわかってはいるつもりですが、見るたびに驚きがあります。
ラリアットは頑丈な杉浦が壊れるんじゃないか、というぐらい。エルボーやブレーンバスターのようなシンプルな技でも、
破壊力抜群に見せてしまうその力強さ。永田を差し置いて杉浦を追い込みに追い込みます。
高山にもアルゼンチンバックブリーカー。巨体を持ち上げ、場内をどよめかせます。
しかし杉浦もボディプレスを剣山カットしたところから徐々に反撃、
高山との合体go2sleepのような技もあり(杉浦が高山のヒザに関本を落とす)、コーナージャーマン、ジャーマン、
最後はオリンピック予選スラムで関本を振り切って勝利。しかし熱く激しい試合でした。
特にNOAH所属の杉浦は絶対取りたかったでしょう。この日も気迫が素晴らしかったですね。
そしてメインは丸藤正道vs齋藤彰俊。
彰俊は三沢最後の相手。隣にいたバイソン・スミスももういない・・・
試合はお互いの魂をぶつけあうものとなりました。またこの2人は何度かシングルやタッグで見てますが、
スタイルが違うけど結構噛み合います。攻防が間断なく続き、メインらしい内容になりました。
彰俊は場外戦で主導権を握るも、丸藤はトラースキックに最近威力が増した逆水平チョップで反撃。
しかし彰俊も滞空時間が超長いブレーンバスター、ラリアットなど重い攻めを繰り出して丸藤を攻める。
丸藤も受けきると不知火などを出すが、彰俊は終盤ついにバックドロップを出す!!場内大歓声!!
そしてバイソンの技、アイアンクロースラムも出すとスイクルデスで、彰俊勝利か?!と思わせる展開に。
それでも負けられない丸藤は耐えに耐えてから、デスブランド狙いをこらえて虎王からのポールシフト・・・
いや!ポールシフトの型から肩に抱えての変型エメラルド・フロウジョン!!これで3カウント。
15分に満たない試合でしたが、内容が濃い、お互いの気持ちが伝わる試合でした。
そして丸藤がマイク。ここからがこの日のハイライトでした。
観客に礼を言ってから「三沢さんに教わったのはここ(ハート)でした。齋藤さんは三沢さんに誰よりも熱い気持ちを持っている。
再びプロレスリング・ノアの齋藤彰俊としてリングに上がってください」と再入団を要請。
まさか、でした。
こんな展開があろうとは。場内の沸き方がハンパなかったですね。
それに対して彰俊は「俺はあの日からコスチュームも変えていない。心は常にノアでした!
ノアの皆さんが、副社長が、田上社長が、三沢社長が許してくれるなら、俺はノアで戦います!!」
心からグッときました。めったなことでは泣かない私が泣きそうでした。
彰俊の気持ちの入ったマイク。「心は常にノアでした!」この言葉がとにかく胸に刺さりました。
それを(誰からでも)自分は聞きたかったんじゃないか、と思うくらい。心に響く言葉でした。
その夜はずっとその言葉をかみ締めていました。
↓全後楽園が泣いた彰俊マイク。13日付けで再入団です。
天に向かって吠える彰俊。カッコ良かった!!彰俊コールが起きていました。拍手は鳴り止みませんでした。
彰俊は丸藤と握手、三沢に礼、そして2人でヒザをついて礼。
場内が沸き、感動に包まれて、非常にいい雰囲気で大会が終わりました。
大成功の三沢メモリアルでしたね。そう、雰囲気が良かったです。プロレスって、プロレスファンっていいなあと。
やっぱり自分はプロレスから、そしてNOAHから、離れられないようです。
5月にはKENTAという大きな軸が抜けましたが、先日のディファ、この日の後楽園。
不在の穴を感じさせない、それどころか私個人としては、KENTAという言葉を良い意味で思い起こさせない大会になっていました。
NOAHの再出発は、上々の滑り出しになっています。さらにこの日の彰俊という確かな援軍。
まずは次のビッグマッチ、7・5有明コロシアムの成功を期待ですね。
私の次回観戦も7・5の予定です。
↓帰り際に撮った三沢遺影。メモリアルは毎年続けるでしょう。ささやかなものでいいので三沢を忘れないように・・・
献花台。いろんなパネルが展示され、ガウンやシューズ、カバンなども。
おまけ。この日は記者席の後ろ。記者の方々の様子がよくわかりました。
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三沢メモリアルを初めて観戦しましたが、総じて雰囲気も良く、とてもいい大会だったと思います。
来年は広島での開催。より多くのファンが集まるといいですね。
会場でスパルタンX を聴いたり、三沢コールをしたりすると、やはり感慨深いものがあります。
三沢がいないのを改めて寂しく感じた夜でしたが、三沢ファンで良かったと改めて感じた夜でもありました。
NOAH は三沢が作り、守ろうとしたものです。
これからもNOAH を応援しようと改めて思いました。
また観戦に行きましょう!
毎年いい雰囲気で行われていますが、今年は感動的でしたね。
広島・・・行きたいなあ・・・遠いなあ・・・
三沢コールってやっぱり忘れられないですね。
特に熱烈ファンだったキミからすればなおさらでしょう。
そう、NOAHは守らなくてはなりません。
団体が頑張っても限界はあります。ファンが支えていかないといけないですね。