デラシネ(deracine)

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10・29Perfume横浜アリーナライブを今更レポ。

2009-11-05 23:17:37 | 音楽


もうあれから1週間ですか。
Perfumeの横浜アリーナライブから。
早いものですね。
今更ながらライブレポです。
直角二等辺三角形ツアー『⊿』10・29追加公演です。

当日会場に入って座席に就いた時は愕然としましたよ。
スタンド席最前列というのはすごく良かったけど、
思いっきりステージの横なんです。私の左には4人ぐらいだけ。
なもんで一切正面からは見れず。
巨大モニターで正面からの様子を見てはいましたが…
上の写真見ての通りです。これは終演後撮ったので暗いですが、
良く見ると真ん中に円形のステージがあるのがわかります。

それでもたまにステージ端までかしゆかとかのっちが来たのでその時に割と近くでは見れました。
観客は平日ながら超満員。立錐の余地なしでした。

ライブはあり得ないレベルで最高でした。
10分押しぐらいで始まって、まず『NIGHT FLIGHT』。
いきなりのっちがバランスを崩したのでヒヤっとしましたが…
でもこの曲は腰を後ろに出す場面が多いので、私の席からはかしゆかの美脚が思う存分堪能できました。

…そんなとこしか見てないのか?
とか思われそうですが、本当にかしゆかの脚は美しい。
で、もうこの曲だけで自分が完全に夢の世界に入っているのがわかりました。
そして『Dream Fighter』『エレクトロ・ワールド』『love the world』とおなじみの曲を畳み掛けます。

テレビなんかでも十分彼女らのダンスは見てますが、
ナマで見るとやっぱり凄い。
何が凄いかって、パフォーマンスそのものはもちろん、
3人で別々の動きをすることが結構多いのに、全く乱れない。
人数が多くないと一人にかかる比重は高いので大変だろうけど、
全くもって3人それぞれ完璧な動きをする。いやー、やっぱ長年やってるだけあるわ。

それからしばらくMC。
Perfumeライブの定番でもあるけど、あんなに長いと思わなかった!
ただ、個人的にはさすがに長すぎと思うのと、客いじりもいいけど、
あまりやりすぎるとなんか前の席の客ばかり優遇しているような感じがする。
まあ、僻みなんだけど。
それでもあ~ちゃんの喋りはうまいし、のっちの滑舌は抜群にいいし、面白かったです。
かしゆかのジョジョポーズはよかった。
たぶん全部計算でやってるんだと思うけど、それを自然に見せるのはすごい。

んで数曲おとなしめの曲。『SEVENTH HEAVEN』というのは全く初めてだったがいい曲だ。
それから一旦下がって『edge』で衣装を変えて復活。
これは抜群でしたね。ダンスと舞台(それぞれが箱の上)と照明との効果が完璧。
レーザー光線も多いステージだったけど、やっぱり「テクノ」の雰囲気は失ってない。
正直、これ1曲見るだけでも来た価値があった。
そしてこの曲の終盤で私にとある予感が。

次は『シークレットシークレット』じゃないのか?

はい、我ながら大正解でした。
さらに『コンピューターシティ』でもはや昇天。あの振りの可愛さは罪。
そして今回のアルバムから『still love U』『ワンルームディスコ』とやったが個人的にはやや中だるみ。
それからライブの定番『ジェニーはご機嫌ななめ』で3人のコールをし復活、
さらにこれが無かったら今のPerfumeは無かったといえる、『チョコレイト・ディスコ』。これで私は冥界に旅立つ。
『ポリリズム』はブレイクした曲だけど個人的にはあまり好きではない。が、ライブで聴くと別格。
そして振りをわざわざ指導した上で歌う『Puppy Love』で終了。しかしみんな振りがよくできるね…
たぶん何度も足を運んでいるファンが多いんだろうな。

アンコールで再度登場すると、告知タイム。
ライブ写真集、ライブDVD、FC限定ライブハウスツアー。しかし新曲のアナウンスはない…中田ヤスタカ、頑張れ。

アンコールでは『plastic smile』、メンバーがステージ端まで来る定番『Perfume』。
のっちの衣装が肩から落ちやすく、タンクトップの肩紐が、ああ…(←?)
そしてファイナーレは『願い』。一切ダンスなしの曲。
今アルバムから結構「生歌」にも力入れてるような気がしていたのですが、ライブの最後はそれを感じさせるものでした。
本当に歌っていたかまではわかりませんが。

っていうか、よくPerfumeについて「口パクだ」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
それについての賛否はともかく、あのライブに行けば、そんなことは正直どうでもよくなります。
私は今回始まって数曲でそれを痛感しました。
そんなことは彼女らを語る上でまったくもって必要じゃない。
それを批判するのは自由ですが、あの空間を味わってからにしてほしいな、とは思いますね。

ざっと3時間。
時計を一切見ないでライブに集中してましたが終わったら21時半過ぎてました。
こちらも疲れましたが最高の疲れです。
ちなみに今回の公演は彼女らいわく、「カメラがない」ライブだったと。
つまりテレビとかDVDとかの収録がないライブだったということだったのでしょう。
だから非常にリラックスしてできた、ということのようです。

そんな彼女らはライブ中よく3人揃って頭を下げます。感謝の気持ちでしょう。
ですが、頭を下げたいのはこっちです。
本当にこんな素晴らしいものを見せてくれてありがとう、と。
正直、ブレイクしてからのブームは終わりました。私も、また世間もでしょう。
良く言えば安定期、悪く言えば熱は冷めた状態。
真価が問われるのは製作陣も含めてこれからです。

ですが、この日のライブを見る限りでは、
彼女らの実力は本物だし、少なくとも私自身はどこまでもついて行こうと思いました。
本当にありがとうございました。

でも、この日私が一番驚いたのは、、、
一番最後の曲もそろそろ終わり、という時に入場してきた客がいたことです!!
私の真下のアリーナ席でいたんですよ。
プロレスで言うならスタン・ハンセンが肘のサポーターをしごいた時じゃないか。