OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

きもといづみのお洒落な素直さ

2013-03-21 15:30:08 | 歌謡曲

風の子ジョニー / きもといづみ (ポリドール)

ある意味、ジャズシンガーは個性が強くなければ印象に残らないという宿命がある以上、歌謡曲をすんなりと聞かせてくれるなんて事は稀かもしれません。

ですから同ジャンルでは、所謂演歌系歌謡ブルース等々が最もジャストミート出来る世界なのでしょう、それを歌ってヒットを飛ばしたボーカリストが、揃ってジャズっぽさを表出している点は、逆説的な真相と思われます。

しかし、爽やか系、あるいは歌謡フォーク系をやっていたジャズシンガーも当然存在していたのが、昭和歌謡曲の奥の細道です。

本日掲載のシングル盤を昭和46(1971)年秋に出したきもといづみは、木元泉としてジャズを歌っていたキャリアがあり、当時リアルタイムでは大橋巨泉が司会の深夜番組「11PM」に出演していた事でも有名だと思います。

それがどういう経緯か、おそらくはその頃の歌謡フォーク人気に便乗(?)するように吹き込まれたのが、A面収録曲「風の子ジョニー」という推察をサイケおやじは一方的に成立させています。

と言うよりも、予備知識無しに、きもといづみの「風の子ジョニー」を聴いたなら、そのアコースティックな雰囲気満点の素敵なメロディと彼女の清涼とした歌声、そして上手い節回しの妙にはシビれさせられる事、必定♪♪~♪

その素直さには、彼女がジャズシンガーという正体を感じる事は到底、不可能でしょう。

ちなみに作詞:山川啓介、作編曲:渋谷毅の起用も、その道のマニア感涙の要素と言われているそうですよ。

まあ、サイケおやじは幾分守備範囲ではありませんが、それでも同時期にラジオの深夜放送から流れて来た「風の子ジョニー」には、そのスマートでお洒落なムードの良さが流行の歌謡フォークとは一線を画するものを感じ、以来きもといづみは気になる存在となりました。

ただし、このレコードを買ったのは、つい最近!

某中古屋のネット販売に出ていたのを偶然に発見し、抱き合わせ販売で安かった事からゲットしたというわけです。

ということで、きもといづみのレコードが何枚出ているのかは未だ知らず、しかし出ていたら即ゲットする決意も新たな今日、この頃というわけです。

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これも怖かったジミヘンの発掘盤

2013-03-20 15:37:10 | Jimi Hendrix

Nine To The Universe / Jimi Hendrix (Polydor)

現在、巷で大いなる話題のジミヘン驚異の新作(?)アルバム「ピープル、ヘル&エンジェルズ」は、確かに凄い!

まあ、そんなふうに思い込んでいるのはサイケおやじだけかもしれませんが、とにかく車の中じゃ~、ほとんど鳴りっぱなしという現状は、周囲の迷惑考慮せず!

そんな困った顰蹙おやじの典型をやっています。

で、本来であれば、それを書けばいいんでしょうが、その前にど~しても触れておきたいのが、掲載のLP「ナイン・トゥ・ザ・ユニバース」です。

 A-1 Nine To The Universe (1969年5月29日録音)
 A-2 Jimi / Jimmy Jam (1969年3月25日録音)
 B-1 Young / Hendrix (1969年5月14日録音)
 B-2 Easy Blues (1969年4月24日録音)
 B-3 Drone Blues (1969年4月24日録音)

ご存じのとおり、ジミヘンの急逝以降、契約レコード会社が「公式」という錦の御旗で未発表音源から仕立て上げたアルバムを様々に出していた事は、1970年代ロックの歴史でもあったわけですが、一方では天才の下積み時代の音源が様々な大儀名分の下に出回っていたのですから、ファンや信者にとっては泣き笑いの現実がありました。

中でも賛否両論だったのは、ジミヘンが心ならずも未完成にしていた音源にレコード会社側が勝手にスタジオミュージシャンを起用してのダビングを施したフェイク盤、例えば1975年に発売されたLP「クラッシュ・ランディング」がバカ売れしてしまった異常事態でしょう。

今日では、それを否定するのが一般常識になってはいるのですが、リアルタイムではウケまくった事実がある以上、ある意味では素直にそれを認めるのも、サイケおやじは吝かではありません。

と言うよりも、本音を吐露すれば、「クラッシュ・ランディング」には、なかなか気持の良いロック的快感が確かにあると思うんですよ。

ところが、それに浮かれたレコード会社が、続けて同じ手法による「ミッドナイト・ライトニング」を出したあたりから雲行きが怪しくなりました。

つまり、それは呆れかえるほどの失敗作で、どんなに贔屓目に聴いても、ジミヘンが残した明らかに不十分な原材料へ強引に新規ダビングを施したのは、愚行愚策としか感じられません。

なにしろ元ネタのテープスピードが一定していないところさえあるのですから、流石に凄腕のスタジオミュージシャン達にしても、労多くして、なんとやら……。

それはアナログ時代でしたから尚更だったと言えば、ミもフタも無いんですが、しかし現代の最新デジタル手法を用いたとしても、選んだ素材や企画そのものに無理があったというのが結論でしょう。

当然ならが世評も芳しくなく、件のLPは一時期、中古屋に溢れかえっていた事も、はっきり記憶しているほどですし、ほどなく廃盤になった事は言うまでもなく、以降のジミヘン発掘商売は、少なくとも真っ当なレコード会社では中断された感がありました。

ですから、本日ご紹介の「ナイン・トゥ・ザ・ユニバース」が1980年に突如として発売された時も世間の風は冷たく、ひっそりしていたんですよ。

しかし実際に針を落して、吃驚仰天!

ガッツ~~~ンっと後頭部を殴られたような衝撃が忽ち全身をシビれさせたほど、そこはジミヘンのギターが炸裂しまくった激ヤバ世界で、こんな地獄があるもんかぁ~~~~~♪

心底、茫然とさせられましたですねぇ~~~~♪

そこであらためて裏ジャケ掲載のデータ等々を確認してみると、演奏の基本メンバーはジミヘン(g,vo) 以下、ビリー・コックス(b) にミッチ・ミッチェル(ds) ではありますが、トラックによってはバディ・マイルス(ds)、ジム・マッカーティー(g)、ラリー・リー(g,vo?)、ローランド・ロビンソン(b)、そしてラリー・ヤング(org) 等々の名前が!?!?

特にラリー・ヤングは当時、最も先鋭化していたモダンジャズのオルガン奏者として、マイルス・デイビスのレコーディングやトニー・ウィリアムスのライフタイムに参加していた俊英ですから、前々から噂になっていたジミヘンと本格派ジャズミュージシャンの共演が、ついに公になった記録です。

それがB面ド頭、10分を超えるジャムトラックの「Young / Hendrix」で、如何にも「ビッチェズ・ブリュー」なリズムパターンを用いつつ、お互いの腹の探り合いを含んだジミヘン対ラリー・ヤングは疑似名勝負でしょう。

と書いてしまったのも、やはりこれはジャム、あるいはリハーサルの段階でしかありえない、場あたり的な感じが強く、裏を返せば、何かとんでもない期待を抱かせたままに終ってしまうところが、恐ろしいとしか言えません。

う~ん トラック終盤で例の「Here My Train A-Comin'」のフレーズを用いたジミヘンの情念が熱いっ!

もちろん、これは後に出た4枚組ボックスセット「ウエスト・コースト・シアトル・ボーイ」に倍近い長尺バージョンが入れられ、さらに危険な予兆に接する事が出来るわけですが、リアルタイムでは、ここに聴かれるだけで充分過ぎるほどでした。

また、直後にカクタスに参加するジム・マッカーティーとのジャムセッションから作られた「Jimi / Jimmy Jam」は、これまた後にカクタスに参加するローランド・ロビンソンのアグレッシヴなペースプレイもあって、何度でも聴きたくなりますよ。

その意味で、4ビートで演じられる「Easy Blues」が本当に凄くなってきたところで終ってしまう編集には完全に???

ですから、同曲が前述の新譜「ピープル、ヘル&エンジェルズ」に新ミックスのロングバージョンで収録されているのは朗報ですし、こちらの初出バージョンに馴染んだ煮え切らなさ(?)に思わず有難味を感じてしまうのは、苦笑いでしょうねぇ~♪

そして「Drone Blues」で炸裂するワウ&ファズの響きこそ、ジミヘン永遠の存在証明! ナチュラルディストーション(?)との兼ね合いも実に良い感じなんですよっ!

さて、肝心のアルバムタイトル曲「Nine To The Universe」については、う~ん、なんと申しましょうか、ビリー・コックスとバディ・マイルスを率いたバンド・オブ・ジプシーズによる凄まじい演奏でありながら、ほとんどヤケッパチとしか思えないジミヘンのプレイが逆に虚しいと述べれば、許される発言ではないでしょう。

ただし、それを自覚していても尚更に感じるのは、当時のジミヘンの「もどかしさ」なんですよ……。

不遜にも後の天才の最期を知っているだけに、何か「生き急ぎ」しているとしか思えないのですが、いかがなものでしょうか。

ということで、しかし我々はジミヘンに感謝の念を忘れてはなりません。

透き嫌いは十人十色でしょうが、これだけ熱くさせられるミュージシャンは、そんなにはいないでしょう。

ですから本人が天国へ召された後になっても、新譜は常に渇望され、例えそれが疑問符付きであったとしても、最初は我知らず謹聴してしまうのが自然の成り行きなのです。

正直に告白すれば、この「ナイン・トゥ・ザ・ユニバース」が出た頃のサイケおやじは、パンクやテクノやニューウェイヴに荒らされ、また産業ロックと称された「事なかれ主義」の洋楽には辟易し、オールディズやモダンジャズ周辺に逃避していたんですが、図らずもその類に入っていたジミヘンの新発掘音源によって、前向きなロック魂を取り戻すことが出来たような気がしたものです。

それは例によって、サイケおやじが得意の大袈裟かもしれませんが、本人はすっかり「その気」になっていたんですよ。

まあ、そんな事も含めまして、このアルバムには思い入れも強いですし、またまた熱くさせられた「ピープル、ヘル&エンジェルズ」を聴きまくってはいても、忘れられない1枚というわけです。

最後になりましたが、ジミヘンのレコーディングに関するデータは日進月歩といていうか、常に訂正が頻繁にあって、どれが正当なのか、サイケおやじには見当もつきません。

この「ナイン・トゥ・ザ・ユニバース」収録の各トラックにおける演奏メンバーや録音年月日についても、とりあえずLP裏ジャケのデータに基づいた記述に致しましたが、それもどうやら誤認とされていますので、ご注意下さいませ。

ただし、そのあたりに拘る以前に、ジミヘンのエネルギーには圧倒されるんですけどねっ!

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チコはロックのマドモアゼル

2013-03-19 15:52:53 | 日本のロック

新宿マドモアゼル / チコとビーグルス (日本ビクター)

一概にロックと言っても、そこにはフォークロックやラテンロック等々があるのと同じく、日本には歌謡ロックや演歌ロックが当然のように存在しています。

ところがある時期、そういう日本語でやるロックが絶対的に否定され、如何にもダサい代名詞であった事も、また確かでありました。

中でもGSブーム全盛期であった昭和40年代前半に活動していたグループやバンドは、それこそ露骨に槍玉にあげられて……。

つまりどんなに本格的なロックを指向していても、シングルヒットを出さければメジャーになれないというジレンマから、ベタベタの歌謡曲をレコーディングしていた現実は、例えばゴールデン・カップス等々、枚挙にいとまがありません。

しかし逆に言えば、最初っからその路線を狙っているのであれば、傑作が生まれて当然という土壌も、当時はあったんですねぇ~~♪

本日掲載のシングル盤A面曲「新宿マドモアゼル」は、まさにその代表格であり、チコとビーグルスにとっても最高の名唱名演であったと思います。

ちなみにチコとビーグルスは、ど~しても同じ時期に大ブレイクしていたピンキーとキラーズの二番煎じという存在感ばかりが印象的なんですが、テレビ出演やライプの現場では、きっちり自前の演奏をやっていた事をサイケおやじは目撃していますし、思い出しても、なかなかロック性感度が高かったんですよっ!

ただし、公式デビューの大ヒット「帰り道は遠かった」が民謡調のロック演歌だった事から、似たようなイメージで貫いたような存在感が強すぎたのでしょう。

それでもチコのエグい味わいのボーカルは圧巻でしたねぇ~♪

そこで肝心の「新宿マドモアゼル」なんですが、おそらくは3作目のシングル曲として昭和44(1969)年秋に発売されながら、ほとんどヒットしていません。

しかし作詞:橋本淳&作編曲:筒美京平というだけで、これは名曲にちがいないという確信を抱かされてしまうのは、全く現代の視点に立てば、そのとおりであり、実際に聴いて熱くさせられる事、請け合いですよっ!

とにかくイントロから強引に弾きこまれてしまうファズ効きバッチリのエレキギターとオーケストラのコラポレーションは最高ですし、調子の良いリズムやコーラス&掛け声の使い方も流石なんですが、やっぱりモロに歌謡曲なメロディをアクの強い節回しで聞かせるチコのボーカルが良い味、出しまくり♪♪~♪

そして間奏のファズなエレキも気持が良いです♪♪~♪

ちなみに当時のメンバーはチコ=硲千鶴子(vo)、石橋治虫(g)、関森清(key)、富岡隆広(b)、吉田俊夫(ds) とされていますが、ジャケ写には5人しか写っていませんので、かなり流動的だったんじゃ~ないでしょうか。

もちろんレコードで実際に演奏している可能性が極めて低いのは、当時の慣例として、言うまでもないと思います。

しかし、それでも良いんですねぇ~~♪

チコとビーグルスの最大の魅力は、やっぱりチコのボーカルにあって、そのコブシの力感がグルーヴィーでソウルフルなニッポンのロックなんですからっ!

ということで、イノセントな歌謡曲ファンの皆様からのお叱りも覚悟してはおりますが、歌謡ロックをバカにしていたら、歌謡曲というジャンルはつまらないでしょう。

雑食性と汎用性の高さがあればこそ、本来は朝鮮半島のモードであったという保守本流の歌謡メロディとアフリカ土着をルーツとするロックのビートが素晴らしい融合を果たし得たのでしょうから、素敵♪♪~♪ と思ったものを素直に楽しまなければ勿体ないですよ。

なぁ~んて、分かったような事を書いているサイケおやじにしても、若かった頃はそれなりのツッパリから、日本語のロックは??? というフリをしていた事を告白しておかなければなりません。

まあ、齢を重ねた今、それがようやく素直に言えるというわけです。

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クールでファンキー、ブラスロックな両国橋

2013-03-18 15:19:03 | 歌謡曲

両国橋 / 松平純子 (キングレコード)

BS&Tシカゴが本格的に火をつけたブラスロックが、忽ちに世界中を虜にした大ブームは、今や歴史でしょう。

そしてもちろん、その影響は各種大衆音楽の流行へと反映され、例えば我国では歌謡曲への逸早い転用がモロに顕著だった事もまた、歴史と言えば大袈裟でしょうか?

しかもその頃は黒人大衆音楽が所謂ニューソウルの上昇期でもありましたから、両者の折衷が試行され、ハッとするほど素敵なレコードがどっさり出ていたんですねぇ~~♪

本日掲載のシングル盤A面曲「両国橋」も、全くそのひとつとして、今や幻の人気作の認定を受けるほどなんですが、歌っているのが、これまた美人女優にして歌手活動にも真剣だった松平純子なんですから、たまりません♪♪~♪

あぁ~、このジャケ写のポートレイトだけでも、グッと惹きつけられる事、請け合いのブツだと思いますが、肝心の中身のソウルグルーヴも侮れません。

何しろイントロからジワッと効いてくる甘いギターとメロウなエレピが彩るのは、実にクールな曲メロであって、しかも分厚いホーンセクションが入って以降の躍動的なサビからコーダー部分への上手い流れまで、これほどアレンジ主導の素敵な歌謡曲もありませんよねぇ~♪

何故かと言えば、驚くなかれ作曲が吉田拓郎に作詞が喜多条忠なぁ~んていう、あまりにもベタな歌謡フォークが、その正体なんですから!?!

おそらく真っ当(?)に扱うのであれば、アコースティックギターやライトタッチのドラミングを使った疑似ウエストコースト風になるであろうところを、ここまでブラスロック&ファンキーグルーヴィンに仕立て上げたアレンジは村岡健!

いゃ~~、流石! 流石!

と、何度でも唸ってしまいますよっ!

実は皆様ご存じのとおり、この「両国橋」は由紀さおりの競作バージョンがヒットしていたわけですが、それほどサイケおやじは、絶対にこっちが好きなんです♪♪~♪

そして言わずもがなに素敵なのが、せつない歌詞を必要以上に泣かずに表現していく松平純子の歌い回しであって、極言すれば、女優的歌唱の真骨頂なのかもしれません。

また、それが躍動的なペース&ドラムスのシンコペイションと合っているように思えるのは、サイケおやじの贔屓の引き倒しだけとは言えないんじゃ~なかろうかと。

まあ、そんなふうに思い続けて、これが発売された昭和50(1975)年3月から、幾年月……。

今もって、本当に好きなレコードの1枚になっている次第です。

ということで、結局ブラスロックの汎用性の高さは、それが雑食性であればこその誕生であったところに由縁しているのかもしれません。

そして昭和歌謡曲の「なんでもあり」な性質を鑑みれば、現代の耳にして、さらに素敵に聞こえるレコードはゴマンとあるはずです。

サイケおやじは死ぬまで、そんな探索はやっていきたいなぁ~、というのが心底せつなる願いなのでした。

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リズムギターでグルーヴ天国

2013-03-17 15:24:13 | Soul

Sing A Song / Earth Wind & Fire (Columbia / CBSソニー)

黒人音楽の心地良さは、そのリズム的興奮も大きな要因だと思いますが、それを司っているのがリズムギターの存在であろう事は、例えば1930年代からのカウント・ベイシー楽団におけるフレディ・グリーンの役割を持ち出すまでもなく、今では至極当たり前過ぎる事象のはずです。

逆に言えば、ファンクでもディスコ歌謡でも、それが鳴っていないと雰囲気が作れないほどの必要十分条件じゃ~ないでしょうか。

本日掲載のシングル盤A面曲「Sing A Song」は、まさにイントロからゴキゲンなリズムギターが楽しめるのですから、大ヒットしたのもムペなるかな、決して縁の下の力持ちに終っていない存在感があればこそ!

1975年末、これをぶちかましてくれたアース・ウインド&ファイア=EW&Fにしても、それまで着実に積み上げて来た実績を大きく飛躍させた記念碑であった事にちがいなく、もちろん同年には「Shining Star」や「暗黒への挑戦 / That's The Way Of The World」のメガヒットを放っていたところから、ますますポップなフィールドに躍進出来たのは、極みの一発!

それほど「Sing A Song」はウキウキと楽しく、心から躍動出来る名曲名演であり、さらに決して黒人音楽ファンばかりを対象にしていない、白人を含む全人類への素敵なプレゼントだったんですねぇ~~♪

ちなみに当時のEW&Fはリーダーのモーリス・ホワイト(vo,per,ds,etc) 以下、実弟でムードメーカーでもあったヴァーディン・ホワイト(b)、同じく兄弟として途中参加したフレッド・ホワイト(ds,per)、名参謀のチャールズ・ステップニー(key,arr)、実力派のラリー・ダン(key)、一座のスタアとして女性ファンも多かったフィリップ・ベイリー(vo,per)、そしてシャープなリズムカッティングのグルーヴメイカーだったアル・マッケイ(g)、さらにはラルフ・ジョンソン(ds,per,vo)、アンドリュー・ウールフォール(ss,ts) 率いるフェニックスホーンズ等々、多士済々が一致結束していた上昇期でしたから、1960年代末の結成以来持ち続けてきた本格的なジャズ指向と享楽的なブラックファンク、また厳かな神秘主義が宇宙的に広がっていくが如きスケールの大きさが見事に融合された音楽性は、唯一無二だったと思います。

平たく言えば原始的リズム衝動を煽るダンス曲も所謂甘茶系歌物も、同じ地平でやれた稀有のバンドであり、しかもポップな要素を堂々と全面に出す事に躊躇しない時期だったのですから、ウケないわけがありません。

当然ながらライプステージにおける長尺なアドリブパートも、メンバー各々の驚異的な演奏能力があればこそ、決して飽きさせないのは要所でキメを入れるホーンセクション主体のスピード感に満ちたビバップ系リフをニューソウル的用いる方法論が確立されていたからと思います。

そして肝心のリズムギターの魔法については、アル・マッケイの存在が絶対的で、思えば1970年代後半から1980年代のスタジオ系ミュージシャンは揃ってアル・マッケイをモロ出しのリズムギターをやっていましたですねぇ~♪

また過言ではなく、それが出来なければ仕事が入らなかった真相さえあるほど影響力が絶大なのは、この「Sing A Song」のヒットがあったからにちがいありません。

ちなみにリズムギターと言っても、素直にルートのコードだけをカッティングしていればOKというわけでは絶対に無く、変換&代理コードの細かい選び方にはミュージシャンのセンスと資質が求められるわけですし、何よりもノリとピートを持続させていくリズム感が必要十分条件!

それは例えばストーンズにおけるブライアン・ジョーンズの存在を鑑みれば明白でしょうし、フリーのようなパワーコード勝負と思われがちなハードロックバンドが何故に味わい深いのかを考察すれば、前述したような代理コードの選び方が巧みだった事によると思っています。

いゃ~、とにかく持続するリズムギターの快感って、筆舌に尽くし難いものがありますよっ!

レコードでも好みの演奏を聴きながら、思わず一緒にリズムカッティングしてしまうサイケおやじのザマは痴態と決めつけられても、それは言い訳出来ないんですが、本人が独り悦に入ってしまうところにリズムギターの喜びもあるというもんです。

ということで、最後になりましたが、「Sing A Song」が大ヒットしたのはファンやリスナーが一緒に歌えるパートがある事も大きな要因ですし、シカゴ等々のブラスロックの影響から、一般ロックファンが受け入れていたキャッチーな要素を忌憚なく採用出来た、所謂度量の大きさは、ガチガチのブラックファンク信者からは節操の無さを指摘されていましたが、結局は売れた者が勝ちというのは大衆音楽の掟であります。

そして何よりも、「Sing A Song」は楽しく気持の良い歌と演奏になっているのですから、タイトルどおりの潔さ♪♪~♪

否定するよも、素直に歌って、ノレればOKでしょうねぇ~♪

リズムギター、万歳っ!

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ザ・フーは予告篇も最高!

2013-03-16 15:49:35 | The Who

無法の世界 (シングルバージョン) / The Who (Track / 日本グラモフォン)

長いキャリアを誇るザ・フーの全盛期は何時であるか?

それは諸説や個人の自由意思による好みによって、まさに十人十色でしょう。

しかし永遠の傑作アルバム「フーズ・ネクスト」が送り出された1971年が、そうだっ! とするのが、一般的なロックファンの共通認識のように思うのは、それなりにザ・フーの狂信者であるサイケおやじなりの社会常識(?)でしょうか。

本日掲載のシングル盤A面曲「無法の世界 / Won't Get Fooled Again」は、まさにそれを導き出した最高の予告篇として、リアルタイムのラジオ洋楽番組では流れまくったパーフェクトなハードロックの決定版でしたから、「トミー」~「ウッドストック」~「ライプ・アット・リーズ」と続いてきたザ・フーの上り調子が凝縮されていたんですねぇ~~♪

あぁ~、十八番のパワーコードの裏を固めるシンセ系キーボードの存在も無視出来ませんが、持ち前のポップな曲メロを自ら破壊&再構築していくバンドメンバー各々の深淵な策謀は、流石に侮れませんよっ!

特に終始、ブッ敲きドラミングのキース・ムーン、ジョン・エントウィッスルの野太く蠢くベースがあってこそ、ロジャー・ダルトリーの熱血シャウトもストレートに伝わる事は、もはやザ・フーの公式であり、あえて大味を狙っているかのようなピート・タウンゼントのギターも、多層的に重ねられたサウンド構成の結果であれば、それは絶対!

何度聴いても、これが最初にラジオから流れてきた時の感動と興奮が蘇ってきますねぇ~~~~~♪

所謂「青春の一曲」ってやつかもしれませんが、実は既に述べたように、これは素晴らしく良く出来た予告篇でありました。

というのも、皆様ご存じのとおり、シングル盤収録の「無法の世界 / Won't Get Fooled Again」はアルバム「フーズ・ネクスト」の本篇8分超のフルバージョンを3分半ほどに編集した短縮バージョンだったんです。

しかし、それで満足出来ないかと言えば、それは、否!

ほとんど完璧にして永遠のハードロックアンセムだと思うばかり!

そして当然ながら、いよいよ「フーズ・ネクスト」のLPを買った時でさえ、その充実度に激しく興奮させられながらも、こっちのシングルバージョンだって、決して負けない密度を再認識!

う~ん、今日は書いていて、思わず「!」を多用してしまうのは、そういう気分の表れとご理解願いたいところであります。

ということで、予告篇だって、素晴らしいというのが結論でありまして、告白すれば映画好きのサイケおやじは、その予告編の方が好きだという作品が少なからずあるのです。

またビデオ時代になって、そういう予告篇だけを集めた編集作品が売られていた事も、明白な証明じゃ~ないでしょうか。

ただし、ザ・フーに関するかぎり、予告篇も本篇も隔てなく強烈に最高なのは、どんな作品にも共通する真実です。

そしてそこに何時を全盛期とするか? という答えが提示されている事は、言わずもがなでしょう。

個人の好みは尊重するのが、サイケおやじのとるべき態度であります。

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回帰するのも心機一転

2013-03-15 15:07:42 | Rock

幻想への回帰 / Uriah Heep (Bronze / ワーナーパイオニア)

「心機一転」は常套的に使われる言葉になっていますが、さて、現実的にはどうか?

それは口で言うほど易しい事ではなく、諸々の犠牲や非情な決断が必要とされ、時には裏目寸前の事態も懸念されるのですから、良い結果が導き出された時の達成感も大きいのでしょう。

本日掲載のシングル盤A面曲「幻想への回帰 / Return To Fantasy」は、キーボードメインのハードロックバンドとして今も根強い人気のユーライア・ヒープが、それこそ心機一転! 1975年に出した久々に納得出来るヒット曲♪♪~♪

というのも、その頃のユーライア・ヒープは何かしら勿体ぶったヘヴィな雰囲気のレコードを出し続けていたからで、そりゃ~、確かにバンドの持ち味は重層的なキーボードとジャストミートのコーラスワークが映える幻想的な楽曲にあったわけですが……。

それを煮詰まりと感じられるのはヒープ信者ならずとも、洋楽ファンの本音だったように思います。

さて、そこでこの「幻想への回帰 / Return To Fantasy」なんですが、タイトルどおりに幻想的なキーボードサウンドをイントロにしながら、楽曲本篇はストレートなアップテンポの正統派ロック!

しかも当時、大きな話題になったのが、ジャケ写にも記載されているとおり、キング・クリムゾン解散で浪人(?)していた強力ベース奏者のジョン・ウェットンの新加入で、実はここではシンプルにボトムを固める役割に徹しているだけなんですが、それゆえに結果オーライの新機軸が出来上がったと言われたほどです。

ちなみにユーライア・ヒープはデビュー以来、ここまで数次のメンバーチェンジがあり、ちょいと沈み気味だった当時の状況も、そこに因縁があったのかもしれませんが、とにかくここでデヴィッド・バイロン(vo)、ミック・ボックス(g)、ケン・ヘンズレー(key,vo,etc)、ジョン・ウェットン(b,vo,key)、リー・カースレイク(ds,vo) という5人組になったは、特にコーラスパートの充実が無視出来ないところじゃ~ないでしょうか。

当然ながら、同時期に発売された同名LP「幻想への回帰」も素晴らしい仕上がりで、ユーライア・ヒープは過言ではなく、完全に息を吹き返したのですから!

もちろんメンバー各々が共作する楽曲レベルの高さ、そしてこれまで以上にキーボードが全面に出た音作りは、ハードロックとプログレの幸せな結婚だったかもしれませんねぇ~~♪

後に知ったことではありますが、ケン・ヘンズレーは積極的にムーグシンセを多用するべく、この頃のレコーディングセッションを強引(?)に仕切っていたそうですから、各方面からの反発も予想に易いとはいえ、それこそが心機一転に相応しいと思うばかりです。

ということで、現実社会に立ち返ってみれば、新年度は直ぐ、そこ!

サイケおやじもマンネリに浸ることが捨てきれない体質ではありますが、最近は心機一転を考える事、度々なのでした。

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素直に素敵な岩崎良美

2013-03-14 16:27:28 | 歌謡曲

ごめんねDarling / 岩崎良美 (キャニオン)

もちろん岩崎良美は、岩崎宏美の実妹ですから、歌が上手いのは当然という世評がある以上、それが果たして良い方向に作用していたかは、ちょいと難しい判断かもしれません。

平たく言えば、彼女が正式に歌手デビューした昭和55(1980)年から、既に実績を積み上げていた姉の後追い企画が無かったとは言えない状況で、相当にハイレベルな楽曲を歌っていく事は、ある意味で無難な選択だったとは思いますが、それゆえにイマイチ、殻を破れなかった!?

不遜にも、そんな感じで岩崎良美に接していたサイケおやじが、思わずハッとさせられたのが、本日掲載のシングル盤A面曲「ごめんねDarling」でした。

ご存じのとおり、これはアメリカの黒人姉妹グループのエモーションズがヒットさせた「Best Of My Love」の徹底パクリなんですが、その元ネタが素晴らしすぎるがゆえに、歌謡ポップスに転用(?)したくても、なかなかきっちりやれるアイドルが出なかったのでしょう。

エモーションズのオリジナルヒットが1977年、岩崎良美のカパー(?)が昭和56(1981)年秋であったという4年の空白期間が、結果オーライ!?

あまりにも屈託の無い本人の歌いっぷりの良さは、そんな諸々を詮索する自分に嫌悪を感じるほどです♪♪~♪

ちなみに作詞作曲は尾崎亜美、編曲は鈴木茂とクレジットされていますが、どこまで狙っていたかは、盗作ではなく、思想の自由ってやつでしょう。

サイケおやじは、そう思いたいです。

だって、岩崎良美が本当に素直に、楽しく歌ってくれているんですからっ!

ということで、実は「ごめんねDarling」も、おやじバンドの課題曲のひとつでありまして、それが一座のスタアである熟女さんボーカリストの強い希望とあれば、サイケおやじは必死でアル・マッケイ調のリズムギターを練習している日々というわけです。

う~ん、こういう曲こそ、打ち込みでやったら?

なぁ~んていう弱音が本音という、リズム音痴のサイケおやじであります。

情けない……。

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アーサー・ブラウンの御宣託

2013-03-13 15:20:22 | Rock

悪夢 / The Crazy World Of Arthur Brown (Track / 日本グラモフォン)

せっかく昨日は爽やかに胸キュンのジャケット&楽曲をご紹介したのに、本日は正反対の暴挙!?

それについては全く反論の余地もありませんが、何故か今朝、起床した時から頭の中で暴れまくっていたのが、掲載したシングル盤のジャケ写と演奏です。

何しろ曲タイトルが「悪夢 / Nightmare」というのも、因縁めいてはおりますが、とにかく主役のアーサー・ブラウンにブッ飛びメイクで凄まれてしまっては、どっちが夢か現実かは、ちょいと判断力を失わされる感じが強烈!

しかも演奏が、1968年のサイケデリックムードに満ちたオルガンロックの大暴れですからねぇ~~♪

アーサー・プラウンのハイトーンシャウト、ハナからケツまで激しいウネリのオルガン、爆発的に敲きまくるドラムスでのパワー全開ハードロックは、丸っきりディープ・パープル状態ですよっ!

と言うよりも、知らずに聴いたら、それと思ってしまう事も無理からんほどでしょう。

ということで、どうにも本日は自分の頭の中がアドレナリンで混乱するほど、実は仕事がゴッタ煮状態……。まさか、こんな状況になろうとは、予測が外れてしまったわけですが、結局、アーサー・ブラウンが朝っぱら鳴り響いたのも、この予兆だったと思うばかりです。

失礼致しました。

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初めて知る初戀

2013-03-12 15:41:48 | 歌謡曲

初戀 / 斉藤由貴 (キャニオン)

当然ながら、メンバー各々が仕事を持っていますから、おやじバンドの練習だって、全員集合は難しくなっているのが最近の実情です。

皆勤しているのはキーボード氏だけであって、しかしこれは練習場所が自宅敷地内の大きな土蔵や倉庫の中ですから、まあ、当たり前ですよねぇ。

そして既に一座のスタアになっている熟女さんボーカリスト、そして彼女の愛娘である現役JKがレギュラー化しているのであれば、キーボード氏は毎回、きっちり演奏を作っているわけですが……。

具体的には打ち込みを使ったサウンドになるんで、日曜日にサイケおやじが久々に顔を出した時には、ドラムス氏といっしょにやっていたバックが、ちょうどフィル・コリンズのバンドみたいになっていたという……。

う~ん、正直、そういう音は好きではないし、それで歌っていたら、カラオケ行ったと同じじゃ~なかろうか???

やっぱりバンドをやる意義ってのは、カラオケと一線を画するところにっ!

という自意識過剰のサイケおやじではありますが、現実的に参加出来ない事が多いとあっては、そんな思いを口にする事も憚られるわけです。

ところが、その場でやっていたのが、本日掲載のシングル盤A面曲「初戀」という、なかなかの胸キュン名曲♪♪~♪

告白すると、不覚にも全く知らなかった歌でありまして、しかしビージーズの「愛はきらめきの中に / How Deep Is Your Love」あたりを元ネタにしたと思しきメロディラインの美味しい展開や如何にも1980年代中頃的なポップな打ち込みサウンドは感度良好♪♪~♪

そこで虚心坦懐にオリジナルの斉藤由貴バージョンを聞かせていただくと、せつない歌詞は完全に「初戀」以外の何物でも無く、斉藤由貴の透明度の高い声質による節回しも良い感じ♪♪~♪

さらに楽曲クレジットを確認してみると、おぉっ!

作詞:松本隆&作曲:筒美京平、そして編曲:武部聡志という、これぞっ! 見事なアイドル歌謡の流行最前線として、昭和60(1985)年のムードが旗幟鮮明と思うばかりです。

あぁ~~、ここでも筒美京平は流石に良い仕事ですよねぇ~♪

その時代になっても、全く守りに入っていない創作姿勢は、元ネタよりも良い曲を書いてしまうという、相変わらずの潔さ!

所謂「詞先」か、「曲先」かは知る由もありませんが、同時期にはユーミンのブレーンのひとりでもあった武部聡志の頭脳的なアレンジ&サウンド構築も素晴らしく、パクリという悪意を感じさせないのは筒美ワールドの真髄でしょう。

ということで、おやじバンドのバージョンでは、現役JKボーカリストが歌っているのは当然としても、それじゃ~、カラオケ大会!?

やっぱりバンドってのはドラムスにベース、キーボードにギターが揃って演奏し、ボーカル&コーラスとのコラボをやるのが真っ当でしょう。

それは例によってサイケおやじのオールドウェイヴな体質そのものではありますが、ど~せならオリジナル(?)のビージーズスタイルに再アレンジ出来ないものか?

というサイケおやじの無謀な企みと不遜な進言により、キーボード氏から掲載のシングル盤を借りてきまして、聴きまくっているという次第です。

そしてさらに本音を吐露させていただければ、斉藤由貴の「初戀」って、なんて素敵な名曲名唱でせう♪♪~♪

既に述べたとおり、個人的には決して好まないサウンドのはずが、すっかり虜という現状を鑑み、また冷静になってみれば、この歌が流行ってから25年以上経っているのですから、オールドウェイヴも肯定されるはず!?

と居直りつつ、斉藤由貴のベスト盤CDを車の中に潜ませる決意のサイケおやじであります。

最後になりましたが、そういえば村下孝蔵の「初恋」も、基本的にはキーボードサウンドがメインの胸キュン名曲でしたねぇ~♪ すると、こういう趣旨の歌ってのは、旧態依然のバンドサウンドはタブーなのか……??▼?

まあ、考えすぎの煮詰まりは遺憾です。

コメント (4)
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