■春一番 / キャンディーズ (CBSソニー)
ついに国内でも感染が拡大の一途というコロナウイルスによる肺炎の所為で、なんだか大陸からの強い風さえも、それら運んで来るんじゃ~なかろうか!?
まさか……、既にあったされる「春一番」さえもっ!?
ということで、ベタな選曲ではありますが、本日はキャンディーズが昭和51(1976)年にヒットさせた「春一番」です。
以前にも書きましたが、リアルタイムのサイケおやじはキャンディーズには何の興味も無く、レコードだって1枚も所有していなかったんですが、流石にラジオやテレビから流れまくっているキャンディーズの楽曲の幾つかは自然に刷り込まれていたんですが、それにしても、この「春一番」には、それなりの衝撃を受けました。
何故ならば、全篇がアップテンポの歌謡ロックになっていて、ギターが唸れば、ドラムスはビシバシ!
さらにシンセ等々の各種キーボードの仕掛けの上手さやブラスセクションのキレの良さも特筆物で、当然ながらステージ映えも良いはずですし、テレビ出演時にもノリノリのキャンディーズがイイ感じでしたねぇ~~♪
しかし、それでもサイケおやじはキャンディーズのレコードを買う気にならなかったのは結局、テレビやラジオで充分に彼女達のパフォーマンスに触れていたからでした。
告白すれば、サイケおやじがキャンディーズのレコードをチマチマと集める様になったのは近年の事です。
そして幸いにも中古市場には、狙いのブツが溢れているんですから、それなりにコンプリートも近いという今日この頃、掲載のシングル盤を取り出してクレジットを確認してみると、作詞作曲&編曲の全てを穂口雄右がやっており、すると印象的なロックギターはアウト・キャスト時代の盟友だった水谷公生という推察は易いはずです。
また、当時としてはトンガリ系とも思えるアップテンポを敲いているのは多分、田中清司(ds) だとすれば、キーボードは当然ながら穂口雄右という、まさにセッションプレイヤーとしてはオンタイムの名人揃いに違いありません。
ちなみに良く知られているとおり、この「春一番」は既に前年発売されていた彼女達のLP「年下の男の子」にも収録されていたので、所謂シングルカット曲なんですが、それに際してはブラスセクションを加え、リミックスした新たなるシングルバージョンに仕上げられているのですから、製作スタッフの意気込みと自信には感服させられるところです。
なにしろ今頃の季節、ふっと口ずさんでしまう皆様も絶対にいらっしゃると確信しておりますよ。
ということで、冒頭に述べた新型ウイルス肺炎に話を戻せば、マスコミの結果論的な報道には呆れるばかりですし、所謂「タラレバ」で当局や政権を悪し様に罵ったりするばかりか、一転して今度は某医学系の大先生をワイドショウに出演させ、「あんまり大騒ぎはしなくて大丈夫」みたいな火消しをやってみたりじゃ~、ますます信用を無くすでしょう。
しかもネットに蔓延するデマに惑わされず、正確な情報で行動云々をテレビ等々で云われたって、それは笑止千万!
もちろん、背後からは国家の要請があるんでしょうが……。
サイケおやじとしての疑問点としては、通勤時の満員電車とか、これから始まる大相撲大阪場所や高校野球甲子園大会をど~するのか?
そんな先行きの見えないところこそを取り上げるのがマスコミの仕事と思うんですが、考えてみれば高校野球は新聞社主導の大会ですからねぇ~~~、あえて話題を避けているのは当然が必然なんでしょう。
だからこそ、健康には注意が必要だし、どうか皆様もご自愛くださいませ。
そして、そんなこんなを吹き飛ばすのが、キャンディーズの「春一番」ということでっ!