OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ:part-4

2020-02-25 17:50:20 | 歌謡曲

ラブソングは唄えない / 高橋玲子 (ビクター)

本日は久々に「この人~」シリーズという事で、掲載したのは昭和61(1986)年晩秋に発売された、これがアップテンポで泣きを含んだ素晴らしい歌謡ロック「ラブソングは唄えない」をA面に入れた、おそらくは高橋玲子のデビューシングルと思われます。

もちろん、お題のとおり、サイケおやじは高橋玲子については何も知りませんし、テレビ等々で歌っているところにも接した記憶は皆無でありながら、例によって夜の街の有線で彼女の歌声、つまりは掲載盤収録の「ラブソングは唄えない」を聴いた瞬間、ビリビリッと電気が走ったとは、この事かっ!

次の瞬間、速攻で有線のステーションに電話して、曲名と歌手名を教えてもらい、翌日にはレコード屋で現物に邂逅してみれば、ジャケ写ポートレートの彼女の面立ちに曲想と同一のシンパシーを感じてしまったというのは、決してサイケおやじの大袈裟では無いつもりです。

とにかく皆様には作詞:佐藤純子&作曲:芹澤廣明が提供した楽曲の刹那のムード、それをストレートに、また幾分不貞腐れて節回す高橋玲子の熱い歌唱を感じ取って欲しいと願うばかりで、西平彰の空間の歪っぽいアレンジは殊更フィル・コリンズみたいなドラムスの用い方共々、本来であれば嫌いなはずの音作りさえも納得させてしまう素晴らしさ!

ナチュラルに切迫した声質、しがみついていくが如きリズム感も、個人的には大好きです。

どうやら、この「ラブソングは唄えない」はジャケットスリーブにも記載があるとおり、テレビドラマ「妻たちの課外授業II(日本テレビ)」の主題歌だったそうですが、果たして……、どれぐらい売れていたのかは知る由もありません。

高橋玲子その人がブレイクしたという印象も残っていませんので、せっかくの大チャンスと名曲を与えられながら、時代はトーシロの集団アイドルが芸能界に蔓延り出した頃というのも、ひとつの悪因悪果でしょうか……。

でもねぇ~、サイケおやじとしては全く素性もプロフィールも知らないボーカリストが、ここまで自分の好みをツボを刺激してくれた事が嬉しいかぎり♪♪~♪

あらためて述べるまでもなく、この時代のアイドル歌謡を見捨てていた心境を回顧すれば、ますます高橋玲子が気になってしまうのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする