OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ジミヘンで寿ぐ新年

2011-01-01 15:17:54 | Jimi Hendrix

Jimi Hendrix Live At Berkeley 2nd Show (Experience Hendrix = CD)

最近はすっかり心身ともに老成モードに入りつつあるサイケおやじ、と書けば、お前は若い頃からそうじゃないかっ! と周囲から失笑まじりの叱責を受ける自分を自覚するばかり……。

しかし新しい年を迎えても、例えば聴くのは古い音源ばかりだし、そこへの拘りのスピードは加速するばかりなんですねぇ。

さて、そこで本日ご紹介はジミ・ヘンドリクスが1970年に残してくれた優良ライプマテリアルのひとつとして、これまでにも公式盤&ブートで断片的に出回っていた音源から、その「2nd Show」を纏めたものですが、発売された2003年の時点では正式に遺族の管理下にある商品として、リマスターもきっちりとしています。

 01 intoduction
 02 Pass It On (Straight Ahead)
 03 Hey Baby (New Rising Sun)
 04 Lover Man
 05 Stone Free
 06 Hey Joe
 07 I Don't Live Today
 08 Machine Gun
 09 Foxy Lady
 10 Star Spangled Banner
 11 Purple Haze
 12 Voodoo Cheld (Slight Return)

録音は1970年5月30日、メンバーはジミ・ヘンドリクス(vo,g) 以下、ジミー・コックス(b) にミッチ・ミッチェル(ds) という「続・エクスペリペリエンス」ですから、上記の演目からも一目瞭然、新曲も披露はしていますが、十八番のヒットパレード大会の中で炸裂するジミヘンの歌とギターが、これぞっの名演!

というか、非常に安定感があるんですよねぇ~、演奏全体に。

言い替えれば、心地良いマンネリでもあるんですが、やはりミッチ・ミッチェルのロックジャズなドラミングとの相性はジミヘンならではの個性を存分に引き出していると思いますし、ちょいと地味な感じもするジミー・コックスのベースにしても、潜在的な黒人特有のファンクなビートを基本にしているようですから、さもありなんでしょう。

しかしジミヘンが本来持っている攻撃的なロックフィーリングは、一概にブラックロックなんていう言葉では括れない爆発力が否定出来ません。

ですから、マンネリとはいえ、ここに収められた演目が時には絶妙のメドレー形式で繋がっていく瞬間も含めて、スリルと興奮は期待を裏切らないと思います。

もしかしたら初めてジミヘンを聴かれんとする入門用の音源かもしれません。

それほど典型的なジミヘン節が堪能出来るのです。

実は告白すると、昨年秋に待望の発売となったボックスセット「ウエスト・コースト・シアルト・ボーイ」を、サイケおやじは未だ、その全て楽しんでいません。

正直言えば、既出音源と未発表マテリアルの組み合わせという、如何にも当然の企画で纏められた収録トラックが、昔からのファンには聴き比べとか、驚きを強要している感じがして、疲れるんですよ……。

おまけに付属のDVDにしても、ジミヘン本人よりは周囲が思い込みで語っているような部分が多く感じられるんですねぇ。

そこで新春を寿ぎ、ストレートにジミヘンを楽しみたいサイケおやじは、思わずこのCDを取り出したというわけです。

くうぅぅ~、やっぱりジミヘンのギターは最高だぁ~~♪

曇ったような歌いっぷりのボーカルも唯一無二!

今後の希望としては、映像も残されている「1st Show」のマテリアルも纏めた完全盤を、ぜひっ!

ということで、今では良く言われるように、ギターだってもっと技術的に上手いミュージシャンが大勢いる中で、ジミヘンは時代遅れとする評価は真っ当かもしれませんが、いえいえ、音楽を聴く楽しみは個人の自由意思でしょう。

少なくとも、拙ブログでは今年も「オールドウェイヴ」を貫き通す所存です。

そして皆様におかれましては、ご幸多き年になりますように♪♪~♪

本年も、よろしくお願い申し上げます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする