柔道のルールも知らないで、オリンピックを見ています。最近、「カニばさみ」を見ないなあと思いながら、オリンピックを観戦しています。
相手が手を突っ張って、組ませてもらえない場合、カニばさみがあるじゃないか、と思いながら見ていました。残り秒数が無い場合でも、1発逆転が狙えます。えっ、禁止技になっている? そうなの。それは残念でした。
思えば山下泰裕です。幻に終わったモスクワ五輪。悲嘆に暮れて、次のロス五輪を目指していました。203連勝した最盛期の頃のことです。
遠藤純男にカニばさみを食らって、回転しながら横向きに落ち、山下は左足を骨折。試合続行が不可能となり、引き分けとなりました。
あれで、禁止になったんですね。きっと。危険なワザだってんで。
ご存じのようにあの後、山下は奇跡的にロス五輪を全勝し、金メダルに輝きました。決勝でのエジプト・ラシュワンのフェアプレイは世界に讃えられました。
もう一人、山下を苦しめた相手が斉藤仁。1985年の全日本柔道選手権。試合開始4分。斉藤の「支えつり込み足・がえし」で山下をまともに背中から畳に叩きつけた瞬間がありました。
これは「相手を制して」奪った技ではない、ということで、1本にはならず。ノーポイントに終わり、山下が僅差の判定勝ち。になりました。
その息子の斉藤立(たつる)。名前が良すぎましたね。やっぱりJUDOはやめよう。新しい柔道大会を作りましょ。
カナダで行われたモントリオール国際花火大会。チーム大曲は銅賞と特別賞に終わりました。つまりは3位ってことです。残念です。大曲のPRにもならないし、輸出の弾みにもなりません。
良かったですよ。でも所詮は「見栄え」が左右するんだと思います。他は見てませんが、比べて派手で、お祭りわっしょい的な盛り上がりだったんでしょう。シロウト受けする方が、成績が良いのかも知れません。
総評に寄りますと、1発1発の完成度は非常に高かった、とかいう話です。
日本らしさは十分に発揮したと思います。世界が日本のわび・さびを理解するには、まだまだ時間が必要です。
鑑賞の仕方も違うんでしょうね。きっと踊りだすくらい楽しい花火なんだと思います。
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