影絵で遊んだ最後の日、まだ青空が続きそうだったので、白鳥を見に小泉潟へ回った。
潟の中央付近に居るのを見つけて、博物館に車を駐車して向かうと、三々五々飛び立って行くのだった。遠いし、あきらめて車に戻り、後を追った。
すると田んぼの、幅数キロ四方のど真ん中に、集団で居るのを見つけた。さて、どうやって近づこうか。幸い、改良工事で砂利道だが幅の広い道路が貫通している。
そろそろと近づいて行った。脅かさないように、Dレンジのまま足を離して、転がるように進む。気が付いた鳥が、頭を上げたり、そわそわし出した。
1回、停まり。ブレーキを掛け様子を見る。まだ50mほど距離がある。
しばらく観察して。また進んだ。約30m。これが限界だろうと思った。
そーっと窓を開け狙った。どれも皆、食べるのに夢中だ。長い首を伸ばしては、何かをついばんでいる。
多分、二番穂か。或いは残された大豆の実だろう。
この日、大体白鳥さんのスケジュールが分かった。夜を安全な潟で過ごし、日が昇ったら田んぼに向かう。その時間は、遅くとも9時。9時には、全員飛び立って行った。まあ遅めの、社会人と一緒だな。
雪が積もって、食卓のごちそうが食べづらくなったら、遊んであげよう。潟の岸に食パンを持って行って、見せびらかして。
結構、近くまで寄って来てくれるかも知れない。
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