野球ってホント、不思議なスポーツ。ボールが実際に動いている時間を計ると、わずか14分って書いてあります。残りは「考える時間」だそうです。
5大陸を渡り歩く野球人の話を見ました。普通、海外ではまず人生があって、家族がいて、人間関係があって、その次に来るのがスポーツ。何かを犠牲にしてやるスポーツというのは存在しない。
これだけで充分でしょう。我が身を振り返ると・・。
日本ではすべてを犠牲にして、部活に集中する。
毎朝、夜明け前から電車に乗って、下級生はやって来る。グランド整備のため。休みは正月のみ。あとは364日学校。最近、教師の時間外が問題になって、地域のコーチを頼む仕組みが考えられている。昔から居たよ。そういうコーチ。教師と一緒になって生徒をシゴく。
レギュラーにならないと、試合にも出られない。3年間、球拾い。最後の試合、9回の裏に、代打で出場した。
海外では、野球は楽しむもの。グラウンドに来たら、試合に参加出来る。
部活狂いの夫婦を知っている。旦那は野球部の部長。奥さんはテニスの顧問。すれ違いの生活。決して仲が悪いわけじゃない。ただ話す時間が無いだけ。
よく子供が大きくなったな。子供が偉い。よくぞグレなかった。
日本人は皆、それを修行だと思って、やっているんだろう。基礎からみっちり練習。だから基本は出来ている。守備に関しては、日本が上だろう。上というのは「堅実」という意味。ファインプレイの事ではない。
そこに持って来て、大砲が並んでいる。村上も打ち始めた。
弱いわけが、ないでしょう。喜び過ぎて、怪我する人も居ないし。
その上、人柄が良くて、チームがまとまっている。オレが決めてやる、という選手はいなくて、チームプレイに徹する。
今回のことで、日本の礼儀正しい応援の仕方も話題になったし。
食べ物が、どれも美味しいことが知れ渡ったし。
日本の「おもてなし」が、どれほどのものか分かってもらえた。
大量に。移民が。来る。んじゃないか。