アメリカに漂着したユダヤ人は、各分野の中枢で活躍している。その子孫で、アメリカ生まれのユダヤ人だけで結成したのが今回のイスラエルチームだ、ということが出来る。
顔色は普通に白く、髪の毛は黒ではないが赤い焦げ茶色だ。さすがに長いひげを生やした選手はいないが、半分近くひげを伸ばしているか無精ひげだ。
彼らは真面目で、練習も手を抜かないそうだ。真剣に練習するという。そういう性格を示すように、理知的な整った顔が多い。8番の若いクリーガーなんかは、ほれぼれする男前だ。
そういう目でダグアウトを見ると、日本と同じ1球に集中して全員がグランドを見つめている。ガムを噛んでいる者は一人も居ない。あ、居た。7回に登板したピッチャーだ。こいつだけ、クチャクチャとガムを噛んでいる。しかも顔が整っていない。ユダヤ人っぽくない。
こういう協調性があってチームプレイが出来て、誠実さが顔に出る人々は、どこかの国と似ている。一喜一憂するラテン系のチームとは一線を画す。その国とはフランシスコ・ザビエルが「彼らは総体的に親しみやすく、善良で悪意が無い。驚くほど名誉心が強く・・」と報告した或る国だ。
私はいつも、日ユ同祖論の立場から、彼らを見る。