FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

寒くなって来た

2011年10月13日 | 音楽

 玄関に差し込まれた納品書を見たら、大きなタンクには300リットル以上の灯油が入れられてあった。取り扱う店とは一冬単位で契約しているので、なくなる頃合を見計らっては、時々こうして入れていく。明日の朝には霜が降りるかもしれない…そうだ。

10月2日(日曜日)のN響アワー、~永遠の名曲たち。ドボルザークの交響曲第9番 ホ短調 作品95 「新世界から」~、これがよかった。ヘルベルト・ブロムシュテットさん指揮。この方なんと御年84歳というのだから驚き!!(毎度、アーセナルのベンゲル監督に感じが似ていると思いながら)

 第1、第2楽章の抑えた音の次には、第3楽章の大音量の迫力は躍動感がいっぱい…、と続く流れが印象的。管楽器の奏でるメロディが心に残り、もの悲しいこの季節感にぴったり。

ブロムシュテットさんは指揮に先立ち、インタビューでは自ら歌いながら、ドボルザークがアメリカの地で黒人霊歌「静かに揺れよ楽しい馬車」のメロディを少しアレンジして、曲の中に使っていると話されていた。”解説します”という感じでないところが、いかにも自然体だ。

1892年、ドボルザークはニューヨークのナショナル音楽院の校長に招かれていった。そこで先住民族や黒人霊歌(5音音階)に触れ、同時に故郷ボヘミアをも強く意識するようになったという。

その頃からもう100年以上経ったアメリカ。ドボルザークが新しい息吹を感じた若々しい国も、今やアメリカンドリームの夢破れ、失業者で溢れるようになった。この頃はアメリカと言えば、ウォール街を占拠せよ!に端を発した、若者のデモのニュースが大きく報じられている。

 




 



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