FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

見上げるほどに

2007年08月25日 | ガーデニング
四季咲きの薔薇の花は時間差で次々に今も咲いている。暑さもこのあたりでは真夏日がひと夏に何回かというくらい。春に咲く大きな花に比べると少し小ぶりになっているが、秋の終わりまで楽しみが続きそうだ。

今朝は予防が一番と薔薇に木酢液を噴霧して、株下の葉っぱを取り除いた。「花新聞」にも「黒星病」のことが載っていて、病斑は株下の古葉から発生すると書いてあったからだ。たしかに下のほうの葉っぱは黄色くなることが多いようだ。

何本も作業しているうちに、手袋もしているし腕にも袋状のものをはめているが、薔薇の枝と枝の間に腕を入れたりして、ふと気が付くと薔薇のとげで血が出ている。時計を見ると何時間もかかったなあと驚く。春先の苗に比べると見上げるほど大きくなったものだ。

「スミザー氏を迎えて・・・」なんていう記事もあったので、ポール・スミザーの園芸番組を見ようとしたら、今朝はやっていなかった。出来るだけ自然にというスミザーの考え方はロウメンテナンスにも通じるようで、これだけ薔薇に手がかかると後は野となれ山となれでいいかという気分になる。

「日本の庭がみんな日本庭園でないように、これがイングリッシュガーデンだというのもない」というのはもっともだ。第一、よくTVで紹介されたりする庭は桁外れに広い。日本であんな庭を所有するなんて考えられない。イングリッシュガーデンといわれるものが、あれだけの広大な敷地があるから隣家にも迷惑がかからず、薬剤散布も可能なのだと理解できる。

「ブレインズ~種まく私たち」の内倉さんのコラムに「なぜ日本に来たの?」と聞くと、「大好きなおじさんが、世界は広いから英国にいることはないといってくれた。そして最初のガールフレンドが日本人で、日本語の本をくれたから」という話がよかった。

やっぱり同じ島国でも冒険に対する価値観が、日本と英国とでは大きく違うんだねえ。この冒険好きが世界の海を征服し、大英帝国の時代を築き上げたのだろう。植民地という問題があるから、すべてよしとはいえないが。

少なくともサッカーは、英国を母国としていたから世界中に薔薇?まかれたんだなあーと。最後は薔薇とは関係ない?ところに話が飛んでしまった

写真はアンドレ・ル・ノートル。









秋の気配

2007年08月22日 | ドキュメンタリー
子供のころからお盆が過ぎれば土用波がたつから、海へ泳ぎに行ってはいけないといわれてきた。この辺りではお盆を境に朝晩がめっきり涼しくなり、秋の気配。学校も2学期がもう始まっている。

今朝の朝日新聞やTVニュースなどでも、民主党の小沢代表が、安倍政権のことを「政府は脳死状態なのか、うんともすんとも言わなくなった」ということを刺激的に取り上げている。

テロ対策特措法の延長反対を表明していることは大いにやってほしい。自衛隊の活動の中味もわかるようにしてもらいたい。さらにアメリカとの関係も含めて、この国の進む先の輪郭も見せてほしい。・・・などと期待している。

とはいっても、先の参院選で自民党を惨敗させたのは、何もニュースショーを盛り上げるためではないはず。期日前投票にわざわざ足を運んだ人々だって、安倍首相が結果の責任を取って辞任という、体制の転換を見たかったのだと思う。

結果の責任を負わないというのは、古くから日本の組織、軍隊でも行われていた。先の大戦の兵士であった80代の方々の証言を元にして作られたNHKのドキュメンタリー、兵士の証言記録。これを見ても、多くの犠牲者を出しながら、作戦失敗の責任は問われないまま、次の無謀な作戦へと移っていっている。

最新鋭の軍備を整えているアメリカに、空と海はすでに制圧されていた。兵士への補給を運んだ船もことごとく沈められる。日本兵はジャングルの中を右往左往しては、食料も水も絶たれ、マラリアなどの病気、飢えに苦しんで戦わずして亡くなられた。生き残った兵士は飢えに苦しんで死んだ責任は誰が取るのかと訴えている。

中国大陸打通作戦という、内陸の通路を確保するという理由で、ひたすら歩き続けた歩兵たちには、弾薬や武器ばかりか、食料は現地で何とかせよという。泥棒の奨励による兵士の倫理観の欠如。1年半ずっとそうだったという証言。

南京を攻略して当時の首都を陥落させれば、中国はあっさり降参するという甘い見通し。短期決戦の作戦は海でも陸でも次々に失敗する。蒋介石の軍隊は、毛沢東軍と一時的に手を結んでまで日本との戦いに全力で向かってきた。

軍隊の責任を取らないなし崩し的な体質は、盧溝橋事件から太平洋戦争終結まで、実に7年に及ぶ戦争にまで長引かせていった。いままた戦争が出来る国にしようという人々は、自分たち一族からは戦地に赴く兵隊など、子々孫々まで出てこようもないと思っているに違いない。









ハーブ

2007年08月18日 | ガーデニング
ハーブを置くと虫が来ないというので出窓に置いてみたら、温度が高くなりすぎて合わないということがわかった。次にここならいいだろうと裏庭に植えたら、この場所が気に入ったらしく、もう雑草とおんなじ。1,2年でドンドン広がって収拾がつかないほどになった。

ハーブだけではないが、ちょっとは遠慮してもらおうと裏庭の雑草取りをしたら、大きなゴミ袋に4つも。さすがに疲れたー。オレガノ、バジル、イタリアンパセリ、コモンセージ、アップルミント、カモミールなど。おまけに薔薇にいいポジションを奪われて?ラベンダーまで引っ越してきて、もう満杯状態。

ラベンダーの花は咲き終わったあとにも香りがいいということで、もう一回役に立つ。神経を沈める作用があって眠りにつく助けになるといわれているが、それよりは・・・と、階段の踊り場に置くことにした。

庭を眺めながら、こっちの花を咲き終わった晩秋にはあっちに移して、この薔薇も枝が広がりすぎたから、まだ空き!がある車庫の横に場所を移そうか、などと。大人の遊びとはよく言ったもので、考え出すとどこまでも未来志向。楽しくて仕様がない。

写真は階段の踊り場という第2の人生で、これから大いに役立つラベンダー。
バケツというのもあいそがないが、とりあえず・・・。






生き抜いてこそ

2007年08月13日 | 雑感
今日は朝から暑くて汗ばかりかく。暑さには弱いから日が高く上らないうちに、急いで庭にみずやりをした。TVでは何度も帰省のニュースが流れている。この時分になると、あちこちにお墓参り。子どもたちが小さいころは実家にまで連れて行ったが、今はそこまですることもなくなった。

今、NHKで戦争の証言記録のシリーズなどの放送をしている。父と母も既に亡くなり、今となっては戦争の話を聞くことも出来ない。父は亡くなる少し前に病院のベッドで孫たちを前にして、「憲法の前文を読んでくださいね」といった。

ちょうど村山内閣誕生のときで、社会党が自衛隊違憲の立場を変えて、大きく舵を切った瞬間だったので、なおさら危機感があったのだろう。これだけは言っておきたいという父の様子で、まるで遺言のようだった。

番組では中国で捕虜に対して、人体実験のように毒ガスが使われていたこと。ニューギニアで食料もなく、戦うこともなく、ただ無意味な命令にジャングルを移動し、逃げ惑って亡くなられた兵士の方々。サイパン島では米軍上陸に際し、実はたくさんの民間人の方々が生き残って捕虜になっていたという事実。それぞれが高齢になり重い口を開いて証言をされている。

いまだに沖縄戦では軍人からの自決命令があったかどうかを裁判で争っているくらい、戦後62年経っても当時の問題は解決していない。あの戦争でなにが起こったのかさえ、日本人の手による正確な記録がされていないようだ。

捕虜名簿はアメリカの公文書で判明したというほどで、「生きて虜囚の辱めを受けず」というときの陸軍大臣、東条英機が1941年1月に公布した戦陣訓によって、その後の民間人もその行動を縛られていた。

しかし、当時の日本国民には知らされていないジュネーブ条約というものがあって、捕虜は人道的に取り扱わなければならないという国際的な取り決めがあったのだそうだ。

サイパン島では10代の少年少女の捕虜が大勢いた。母親に他の家族は死んだ。共に死のうと首を絞められていたときに強く抵抗した少女。自分のあとに家族が続くだろうとギブミーウォーターと、一番先に捕虜になった少年。

誰もが生きることより死ぬことが身近だったときに、その教えに反旗を翻した子どもたちがいた。子どもといっても、体力があり、自分で判断できる年頃だ。だからこそ生き残ることが出来た。

へその緒を切って、身体が親から分離したときから、子どもには親と違った人間として生きる権利が与えられる。一緒に死のうという、親の腕でも誰の腕でも振りほどいて生き抜くこと!!生き抜いてこそ、与えられた命をまっとう出来る・・・。













雨上がりに

2007年08月10日 | ガーデニング
雨上がりに庭に出て作業していたら、小さな体長4,5センチのカエルが飛び出してきた。このところの雨で元気が出ているのだろう。今度は薔薇の枝の広がりを押さるために使おうと、緑の支柱をもって歩いていたら、トンボが棒のとんがりのところに止まろうとついてきた。

秋が近づいているなあと、その様子がなんともかわいいやら。いつも庭にはクモの巣がかかっていて、それを払いながら作業している。今では虫にも慣れっこになって、クモごときにはなんとも思わなくなった。蜂だけは逃げるが勝ちと、どっかに飛んで行くまで隠れている。

オベリスクに絡ませている紫色のクレマチスのつるが、あっという間にテッペンまで届いて、そこで花を咲かせている。観賞はいつも上を見ながら!!薔薇の葉っぱのうどん粉病に木酢液を薄めないでつけてみた。その後は広がらないからよかったと思ったが、これも雨が降ったせいかもしれないし、効果のほどは正確にはわからない。

そのあと、葉っぱが白く粉をかけたようになって、雨が降っても取れないまま。どうしようか悩んだが思い切ってそういう葉っぱは除くことにした。こういうことも経験してみないとわからないものだ。

来週はお盆なので少し集中して書けるか。という前に明日はコンサの応援に行ってくるよー。札幌ドームは久しぶり。相手はどっちにしても昇格するには負けられない戦い。勝ってねー。ガソリン代も高いんだから!!

写真はジャネットというイングリッシュローズ。
うつむいて咲く姿がなんとも言えず頼りなく、はかなげな風情。