FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

このところ

2013年05月31日 | 雑感

 この夏の参院選は7月4日告示、7月21日投開票が有力らしい。いよいよ選挙の日程が具体的になってきた。前回の衆院選は比例代表しか用紙に書けなかったけど、今回もいないんじゃないかなあ。憲法改正、原発再稼働、TPP参加の流れに対して、野党勢力の強力な結集がないというのが悔しいよ。

「主権回復の日」式典後、高支持率を背にした安倍一派の歴史認識に見られる危険な体質が露わになってきたが、そんな流れの中から出てきたのがこのところの橋本維新の会共同代表の戦場における従軍慰安婦必要発言。沖縄へ行っては、米軍司令官に対して地元の風俗利用を進言。よくこんなことを恥ずかしげもなく公にするものだと思ったら、「田中龍作ジャーナル」によれば、過去には大阪にあると言われる遊郭の顧問弁護士をしていたことがあるというのだ。

外国人記者にそのことを突っ込まれるとつらっとして「料理組合」の顧問弁護士をしていたと答えたという。こういう感覚だから、米軍に風俗を利用せよなんていえるのだろう。国際問題にまで発展したのに、外国人記者に対しても、相変わらず、質問の意味をすり替える詭弁を弄しているだけ。あきれたものだ。

反論というのは、日本軍が直接女性たちを集めたのではなく相手国の民間業者を使ったのだし、拉致や強制をした当時の証拠書類もないというのが主張らしい。従軍慰安婦と言われる方たちの証言を聴けば、関与していないなどと言って開き直れるものではないはず。

同じ敗戦国でも国境が接しているドイツで果たしてこんな反論がまかり通るものだろうか。戦争を知らない世代が再び日本を孤立化の道へ曳き摺りこもうとしている。アジアの近隣諸国だけでなく、ヨーロッパもアメリカも、時計のねじを逆に回すこうした発言は認めるはずがないというのに…


花の季節

2013年05月31日 | 雑感

 連休のころには気温が上がらず、桜の開花や農作業の遅れがニュースになるほどだったが、このところの好天で初夏を通り越して一気に夏日がやってきた。球根の開花もそろそろ終わりが近づいているようで、チューリップが満開。ピンクや赤や黄色…と街中にも花が溢れ、景色も明るい。いよいよ新緑と花の季節到来…。

今日は天気がいいので、朝の水遣りの後、発芽したタネをもっと大きなプランターへ移し替えの作業。ミニコスモスやら、かすみ草やら、カンパニュラ、それに昨年採取したタネもあり。そのまえに新しい土もなくなってしまったので、まずスーパーの園芸コーナーへ。2個で300円なんて安売りの紙が貼ってあったので、これは安い!!とちょっとまとめ買い。

作業台に土を載せて、プランターのところへ移動。さあー、作業開始。あまりにも頼りなげで小さな葉っぱたちをそろっと引き抜いて、また次の場所の植えていく。折角伸びた白い糸のような根っこを切らないようにと集中力もいるし、いやはや疲れた。間引きすればいいんだけど、可哀そうだから忍びないと博愛主義?で全員救済…、気が付いたらプランターの中には小さな葉っぱがびっしり。すごい数になってしまった!!


決勝

2013年05月29日 | サッカー

 25日に行われたチャンピオンズリーグ決勝戦はロンドンのウェンブリースタジアムで開催され、ドイツ勢同士の戦いで、バイエルン・ミュンヘンがボルシア・ドルトムントを2-1で下して、ビッグイヤーと言われる耳の大きな!?優勝カップを獲得した。

試合は開始早々からドルトムントがエンジン全開で攻守の切り替え早く、バイエルンはそれを受ける形になった。選手たちには失敗体験もあり、重圧に苦しみながらのプレーだったらしい。前半は圧倒的なドルトムントのペースで過ぎたが、得点は奪えなかったというのが、バイエルンの経験値だろうか。後半60、劣勢だったはずのバイエルンに先制点、ドルトムントもそれをはねのけるように68分にはPK.これをレバンドフスキーではなく、ギュンドアンが決めて同点に追いつくと、俄然、息を吹き返す。

これで勢いがドルトムントに移ったかに見えたが、次第に、飛ばしてきたドルトムントの選手たちの足に疲れが見えはじめる。昨季の決勝戦ではPK失敗でチェルシーに敗れ、苦い記憶となったロッベンが89分、ついに決勝ゴールを決め、まだ夢の中ではないかという表情で歓びを表現していたのが印象的。

その前の、フランク・リベリのゴール前での献身的プレー、倒れながらもボールを失うまいとするがんばりがゴールにつながっていった。どうみても裏街道に生きる、ギャング映画の常連じゃないかっていう、迫力のある顔なんだけど、この人はイスラム教徒だっていうのだから、なにがあったのか。

双方の攻撃力も然(さ)ることながら、バイエルンGKノイアーとドルトムントGKヴァイデンフェラーのレベルの高さには驚きの連続。以前にはオリバー・カーンという怪物も存在したのだから、ドイツのGKはすごいんだねえ。敗れたドルトムントもスピード感溢れ、力強い走力と若々しさに満ち、サッカーの楽しさを体現している魅力的なチームだった。パスを回すのにも縦に縦にと胸のすくような速い展開。レバンドフスキーはFWとしての風格があり、それもちょっと郷愁を誘うような古いタイプ、いかにも救世主という雰囲気が漂っていた。

この頃はアーセナルの試合を見てもスピード感がなくなって、アンリがいたころのような楽しさがないなあと感じていたので、この試合の縦への速い展開にはワクワクしたよ。メルケル首相もファンだという、ドルトムントの楽しいサッカーに魅せられたというところかなあ。

ドイツ、ブンデスリーガでは元々移籍市場の高騰を招くようなやり方ではなく、クラブの健全経営を推進してきたのだから、それがイングランドやスペインにも負けないという自信を身に着けてきたからには、ドイツの時代が来るのかもしれない。

バイエルンのハインケス監督もいかにも実直そうで、それでいて策士でもあり、見る度ごとにファンになって行ったので、68歳、有終の花道を飾ることが出来て良かった。もっとも以前にレアルマドリーの監督時代に一度、チャンピオンズリーグ優勝を経験していて、モウリーニョ監督の退任の後、再びレアルから監督要請があれば受けるかもしれないそうだ。スペインは老骨には大変そうだけどねえ。

さらに注目が集まりだすと、バイエルンの会長の脱税容疑のような一件も尾ひれがついて、華々しく!?伝えられることにもなる。いくらクラブに貢献した人物とはいっても、だからスイスの銀行口座に不正に蓄財してもいいってことにはならないしね。それはそれ、これはこれで追及しないことには…、子どもも見てるでしょ?


気が抜けた

2013年05月24日 | サッカー

 19日に行われたイングランドのプレミアリーグ第38節、いよいよリーグ戦最後の戦い、チャンピオンズリーグ出場権獲得のための争いも最終決着、アーセナルはアウェイのニューカッスル戦で1点を守りきり、1-0というスコアで勝利。勝ち点3を上積みし、73で終了。3位、チェルシー、5位、トッテナムも共に勝利したが、アーセナルは4位が確定し、16年連続でチャンピオンズリーグに出場することになった。

最終節はアウェイということもあって、前節4点も奪ったような攻撃は見られず。後半50分過ぎ、セットプレーから、ウォルコットの蹴ったボールをセンターバックのコシルニーが押し込んでようやく先制ゴール!!

それからはずっと1-0のまま追加点なく、残り時間の長いこと!!TV画面の右下には合間に、他会場のチェルシーとトッテナムの試合進行が同時中継され、臨場感がありすぎて!?ハラハラ。アーセナルは前線の選手も守備に戻るなど、全員が奮闘し、勝利を勝ち取った。

試合終了後はまっさきに怪我により途中でベンチに退いたアルテタとヴェンゲル監督が抱き合い、まるで優勝したかのような喜びよう。その後はヴェンゲル監督と選手たちはアウェイの2階席か高い位置に陣取ったアーセナルサポーターのところまで挨拶に行って、共に勝利を喜ぶという珍しい光景だった。

これでプレミアリーグは終了、4位死守でホッとしたけど、長い戦いも全部終わったなあと気が抜けてしまった。後は監督だ、選手だと移籍の話題ばかりになる。来季は今度こそ優勝を狙うとクラブ側も華々しい意気込みだけど、どうなるかねえ。誰が来て誰が去るのか、お楽しみというところ。取りあえず、ヴェンゲル監督の”移籍”はない模様で一先ずよかった。

 最後の最後を決める試合は、25日だったか、ヨーロッパのクラブ覇者を決めるチャンピオンズリーグ決勝戦のみ。今季はドイツ勢の二つが残り、バイエルンとドルトムントの一騎打ち。お互い手の内はわかっているのだろうけど、長い改革の取り組みが実ってドイツのブンデスリーガにスポットが当たるのはいいことだ。ドイツでは何よりチケット代が安いというのが素晴らしいよねえ。


意地

2013年05月17日 | 雑感

 今日の朝日新聞道内版には「生活の党」代表小沢さんの元秘書、石川知裕衆院議員(39)が議員辞職を決めたという記事を大きく扱っていた。前回の衆院選では新党大地の比例代表で当選を果たしたが、上告中の裁判を抱えているいることを挙げ、党への配慮を強調…したそうだ。

これによって新党大地代表・鈴木宗雄さんの娘さんが次点だったので、繰り上げ当選する模様。鈴木さんは家族の情を優先したんじゃないかってね。すっきりしない運びではあるが。

…(前略)それでも石川氏は「自分の義を貫き、裁判を戦う。次期衆院選に出られない可能性も覚悟した上での決断だ」と力を込めた。辞職を決めた現在の心境は、「国策捜査に巻き込まれなければ、こうはならなかったと考えると悔しい気持ちはあるが、後援会から新たな勇気をもらった。切りかえていきたい。(後略)…。

同じく判決を受けたほかの二人の秘書は政治の世界から身を引き、上告しないという事だから、すべては石川さんの肩にかかっている。ほかの二人は裁判を続けるには社会的な立場に加えて、経済的な負担も大変だからだろうねえ。

この裁判が東京地検の証拠捏造に基づいた、検察、裁判官、メディア、そうしたものをひっくるめた、小沢さんを貶める組織ぐるみの大謀略、まさに平成の暗黒裁判だったということ。大阪地検の村木さん裁判の証拠捏造と構図はまったく同じ。背景には民主党つぶしがあった。そもそも小沢さんの強制起訴を決めた検察審査会の存在そのものが怪しいからだ。二度目の議決を決めた審査会のメンバーの平均年齢構成は小数点以下二桁まで一度目とおんなじだった。

メンバーが代わっているのに、こんなことは確率からも考えられないという。果たして二度目の議決のための審査会が開かれたのかという疑いまで持たれている。小沢さんの裁判の裁判長は、証拠を吟味し、まっとうな判決を下したが、石川さんの裁判長は無罪を証明する新たな証拠をことごとく却下し、はじめから有罪ありきという流れ。

小沢さんの無罪は確定され、覆すことができないので、秘書を有罪にしておくことで、いつまでも小沢さんをグレーのイメージにつなぎ留めておきたいということなのだろう。それだけに、これから石川さんには苦難が待っているだろうが、がんばってほしい。道産子の反骨精神、中央の権力に対する地方の人間の意地を見せてやってよ。

 


フリチラリア

2013年05月17日 | ガーデニング

 5月になっても気温が上がらず、桜前線はなかなか北上してこなかったが、函館は五稜郭でソメイヨシノが満開、札幌でも開花の映像が流れていた。ここへ来て…と言ってももう中旬だけど…ようやく明るい陽光が射すようになってきた。グズグズしていたら、6月になっちゃうんだからねえ。
 
 庭ではクリスマスローズがずっと咲きっぱなし、球根はヒヤシンスや水仙、黄花カタクリ、それにフリチラリアの花が咲いてきた。チューリップはもうちょっと時間がかかりそう。庭仕事はいくらでもやることがあって、夢中になると時間の経つのも忘れてしまう。

通りかかる人には「また楽しませてもらいますねえ」という言葉とともに「薔薇は手間がかかるんでしょう?」なんて言われるけど、まあ、それだけに花が咲いたときのうれしさは格別。飽きることのない、終わらない恋というところかなあ。

 写真はフリチラリア メレアグリス、一度プランターを使った植えつけに失敗したんだけど、「上野ファーム」のレストランのところに球根が置いてあったので、もう一度挑戦。地植えにしてから、うまくいった。可愛いというより、不思議な色合いの花。


残り一つ

2013年05月15日 | サッカー

 昨日行われたイングランドのプレミアリーグ、第37節、アーセナルは今季最後のホームゲームをエミレーススタジアムに、FAカップ(国内カップ戦)優勝を果たしたウィガン・アスレティックを迎えて対戦。ポドルスキー、ウォルコット、ラムジーのゴールで、思わぬ大量得点4-1で勝利、これで4位にまた返り咲いた。残り一試合、5位トッテナムが勝ち点1差で迫っている緊迫した状況、最終節ニューカッスル戦も必勝しないことには…

前半は開始11分、コーナーキックから、カソルラの蹴ったボールをポドルスキーがうまく頭で合わせて押し込み、早い時間帯に先制ゴール!!これは幸先がいいと喜んだが、前節のようにその後はゴールを奪えない。1点じゃあ危ないと不安な気持ちで見ていたら、やっぱり…もうすぐ終了と言う45分、FK,ウィガンのマロニーが蹴ったボールは高く右隅に吸い込まれ、GKシュチェスニーも止められない。1-1.

後半立ち上がりから降格か残留かという崖っぷちのウィガンはアーセナルゴール前に迫ってくる。それを何とか防ぎ、63分、カソルラのボールにウォルコットが抜け出して相手GKを冷静に交わし、勝ち越しのゴール。2-1.これで俄然、元気が出てきたアーセナルは68分、ポドルスキーがこの日の2点目を決め、3-1。気が楽になったアーセナルは71分、今度はラムジーがドリブルから角度のないところを外さずに4点目!!

10分くらいの間に、次々と畳み掛けるようにゴールを決めていくあたり、なんだかアンリのいるころを思い起こし、これがアーセナルだよ!!ってね。小気味いいゴールショーを久しぶりに見たなあ。ラムジーはパスを選択しないで自らシュートを打っていたものねえ。

これで試合数が並び、再び4位の席へ移動。しかも4点もなんてね…いい兆候。9日間だったか試合がなく休んだのが選手たちには身体を休ませるいい時間だったのかも。残りは最終節の1試合のみ。まだホッとできない。

対戦相手のウィガンはアーセナルもなしえなかったFAカップ覇者になりながら、リーグ戦では降格が決定した。スペイン人のマルティネス監督はイングランドの地にパスサッカーのチームを作って奮闘してきたということではヴェンゲル監督と同じような道を歩んできたのだろうが、残念なことに降格になった。降格が決まっても熱烈応援のウィガンサポーター。監督も去り、選手が去っても再出発、また元気を出してがんばってほしいよ。

この試合前には引退を表明したマンチェスターユナイテッドのファーガソン監督の今までの功績に対し、賛辞を送る声が溢れ、いささか…。こういう権力欲が強いというのか、独裁型のタイプはあんまり好きになれないからね。アンリが称賛し、ベン・メイブリーさんの熱弁があったとしてもね。審判の協力!?もあって、”守られてきた”というのは否めないだろうし。

まあ、イングランドは王室に対しても批判したり、情報が開かれているということでは日本よりはるかに民主主義の国、政府に対する監視の厳しさという点でも、おそらく日本のメディアより一歩も二歩も先に進んでいるだろうけど、でもまあ、いいことばかりじゃない、EUが苦境にあってもわれ関せずみたいで、背負うドイツを横目でみながら。サッチャーさんが象徴的…。


第13節

2013年05月06日 | サッカー

 先ほど終わった試合、J2第13節、コンサドーレ札幌はギラヴァンツ北九州とアウェイで対戦し、2-1の勝利を収めた。厚別公園、札幌ドームとホームで2連敗した後だけに、このままズルズル行くのかという不安があったが、前半2得点、1点返され、後半攻め込まれたものの、なんとか逃げ切った。気温25.5度とは真夏の気温、例年になく寒い連休になった地元の気温は10度前後。北と南で随分違うものだ。

中二日の連戦でメンバーも代えてきた。GK杉山、DF上原、奈良、チョ・ソンジン、松本、MF深井、宮澤、岡本、荒野、神田、FW横野。横野選手は久しぶりの先発メンバー入りでなんだかうれしそうな表情。期待に応えて先制ゴールを決めたが後半怪我で交代。悔しかったろうねえ。きっとまたチャンスがあるよ。

前半14分、宮澤から岡本へつないだパスを岡本が頭で落とし、最後は横野が鋭い飛び出しで先制点を挙げた。これでぐっと楽になったはずが、30分、GK杉山がちょっと前へ出ていたのを見逃がさず、北九州の選手が離れた位置から思い切りよく、頭上を越える浮かしたシュート、これが決まり、同点に追いつかれるが、41分、岡本がお返しの意表を突くミドルシュート。綺麗な弧を描いて左隅に決まり、2-1とした。後半は疲れが出て攻め込まれる場面には、相手のシュートがバーを叩くなどの幸運もあり、そのままスコアは動かず、試合終了となった。

 北九州も連敗中でどっちもこの試合の勝利で浮上したいところ。試合前のスタンドから、サポーターの歌う声。岡林信康、作詞作曲「友よ」の歌詞が聞こえてきたときには驚いたなあ。若かりし頃を思い出したりして、胸が熱くなった。フォーク全盛のころの歌だからねえ。

 友よ 夜明け前の闇の中で 友よ 戦いの炎を燃やせ
 夜明けは近い 夜明けは近い
 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある

 2番目は 友よ 君の涙 君の汗が 友よ むくわれるその日が来る
 後はおんなじ

 3番目は 友よ のぼりくる朝日の中で 友よ 喜びをわかちあおう
 後はおんなじ

 もう…、これだけで感激した、ああ、なつかしいなあ。北九州のサポーターの方たちはよくこんな古い歌を見つけてきたもんだねえ。間違いなく日本人が作った戦いの歌、誇るべき応援歌…

 


残り試合

2013年05月06日 | サッカー

 イングランドのプレミアリーグ、残り2,3試合というところで、チャンピオンズリーグ出場枠を巡って、アーセナルは最後の追い上げに懸命な状況。見ているほうも気が気じゃない。先週末の36節は、すでに降格が決まっている同じロンドンンのQPR(クイーンズパークレンジャーズ)に1-0で勝利。相性の良くない相手に勝ち点3を拾えたが…

この試合の前にはトッテナムが0-0でスコアが動かなかった試合終盤、今季3段跳びの飛躍を遂げ、異次元に飛んでいった!?ベイルがゴールを決め、劇的な勝利を収めていた。アーセナルはどうしても勝たなければならないプレッシャーに晒されながら、開始早々、1分もたたないうちにウォルコットのゴールで先制。その後追加点が奪えずハラハラしたが、後半攻め込まれながらも何とか逃げ切った。

日曜日にはマンチェスターユナイテッドのホーム、オールドトラフォードでチェルシーとの1戦。試合数が多く、いつかチェルシーが勝ち点を落とすのではないかと期待していたのに…、これも0-0で試合が進みながら、スペイン人選手マタのゴールで勝ち点獲得。この時ばかりはユナイテッドを応援したのにねえ。どっちも負けない。がっかりだよ。

困ったことにチェルシーもトッテナムもアーセナルより残り試合が一つ多い。4位なんて言っても喜んでいられない。アーセナルが残り2試合勝ったうえでチェルシーとトッテナムが引き分けとか、負けるとか、どこかで勝ち点を落としてもらわないと。

8日にはチェルシーとトッテナムの対決があって、ここで勝ち点を奪い合ってもらい、11日にはアストンビラとチェルシー、12日にはストークシティとトッテナム、これはどちらもアウェイの試合だから、ここでなんとかならないかなあ。19日最終節ではチェルシーはエバートンと対決、トッテナムはサンダーランドと対戦。対戦相手の奮闘に期待するしかない。

肝心のアーセナルの試合はウィガンとニューカッスル。ウィガンは残留がかかっているから大変な試合になりそうだ。最終節だってニューカッスルは最後のホームゲームだから、ファンには勝って終わりたい。こっちも難しいことになる。

それにしてもアーセナルは1点先制した後、追加点が取れないことが問題だ。相手に追い付かれたら勝ち点2が逃げてしまうんだからね。パスを回すしか攻略方法がないのかなあ。引いて守っている相手におんなじような攻撃ばかり、ドリブラーがいないということではないと思うけどね。 カウンターの時にも横パスが入ってくるので、上りが遅くなる。もっとウォルコットのスピードを生かした速い攻撃はないのかと見ていても歯がゆい。アンリのいたころのワクワク感を取り戻してほしいよ。

 

 


啄木の歌

2013年05月04日 | 雑感

 3日の出来事、道内発の小さな記事から…、~韓国併合に啄木の怒り~というタイトル。「地図の上 朝鮮国にくろぐろと 墨をぬりつゝ 秋風を聴く」。 石川啄木が1910年(明治43)年の韓国併合について詠んだ短歌の歌碑が、北海道松前町の専念寺境内に建立(こんりゅう)され、3日に除幕式があった。

啄木を長年研究してきた七飯町の元小学校教諭、浅利政俊さん(82)が歌碑を建てた。戦時中、松前町では旧国鉄松前線敷設工事で大勢の朝鮮人、中国人労働者が働いていた。過酷な仕事で死亡者も出たが、実態は今も不明。専念寺の過去帳には10人の朝鮮人の名があり、浅利さんらが中心となって85年、境内(けいだい)に工事殉職者の慰霊碑を建てた。

以来、毎年、憲法記念日に慰霊法要が行われてきた。浅利さんは除幕式で、「韓国併合で日本が沸き立つ中、啄木は怒りを込めて詠んだ。この歌を通して、もっと韓国、朝鮮、アジアの人々と仲良くしていきましょう」と話した。(おわり)

 石川啄木がこんな社会派短歌を詠んでいるとは知らなかったので、一つ勉強になった。日本に連れてこられたアジアの人々の悲惨な実態を、偏見なく受け止めた日本人がいたということ。大きく報道されなくても、地方にはこうした時流に流されない気骨ある人がいるのだ、と勇気付けられる記事。

インターネットでは「田中龍作ジャーナル」が、よくこのような人々を取り上げている。少数ながらより大きな力に向かって抗議する人々、光が当たらない弱い立場の人々のことを。

アメリカの独立系「デモクラシーナウ」の日本語版を読むと、アメリカ政府の公式見解からは到底浮かび上がってこないような市民、様々な場所で戦っている人々が登場する。まさに草の根にふさわしい民主主義、抵抗することによって勝ち取っていく、市民とはそういう存在なのだと、歴史の違いを感じている。