27日に行われたスペインのリーガ・エスパニョーラ第10節、ビジャレアルはホームにバレンシアを迎えてバレンシアダービー。前節はビルバオにいいところなしの敗戦だったけど、なんと…4-1で勝利。見事な勝ちっぷりでびっくりしたなあ、昇格組が4位でがんばってる。目標を残留からもっと上を目指すだなんて…、まあ、どこまでやれるか…
前半、ホームの熱烈な声援を受けて、リズムに乗った速いパスワークから、17分、左サイドのドス・サントスからのクロスにウチェが頭で押し込んで先制ゴール!!さらに22分、左サイド今度はカニが長い距離を正確なクロス、そこへ後ろから飛び込んできたエルナン・ぺレスがフリーになり、角度のないところへ飛び上がるようにしてヘディングシュート。これも決まって早くも2点目。
ところがそのあとバレンシアの猛攻にズルズルと下がりすぎ、ゴール前に固まって懸命に防いでいるものの、シュートを打たれて危ない場面が続出。選手たちにもっと上がれというのか、監督が盛んに何か言っている。それでも前半を2-0で乗り切る。
後半48分、ウチェが倒されてPKとなり…キッカーを任されたドス・サントスは低い位置に蹴ってコースも読まれ相手GKにはじかれて失敗。追加点のチャンスだったのに…とがっかりしたら、CKからそのドス・サントスが決めて3点目。いやはや…ドス・サントスが失敗を取り返す追加点。
63分にはCKから1点返され、バレンシアに反撃の空気が生まれたが、84分、中盤でブルーノが前線へスルーパス、それに反応したドス・サントスがDF二人を交わし、思い切って息を呑むような弧を描くミドルシュート。
4点目で鮮やかな技を見せたドス・サントスは感極まってベンチまで走り監督に抱き着くというシーン。まるで兄弟のように若々しく見えるマルセリーノ・ガルシア・モレル監督と選手たちはいい関係!!なんだねえ。
いやあ、素晴らしい試合を見て感激したよ。ビジャレアルが勝てなくて降格したシーズンから見事に復活してうれしいなあ。新しい選手の名前も覚えないとね。