FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

紫蘇(しそ)ジュース

2011年08月30日 | ガーデニング

今年も紫蘇ジュースつくり。NHKBS「猫のしっぽカエルの手」という番組では、京都大原に住むベニシアさんが大原の特産という赤紫蘇を使った紫蘇ジュースを紹介していた。

我が家の庭にも別に植えたつもりもない?赤紫蘇の葉っぱがそこらじゅうに”自生”していて、目に付くと引っこ抜いていたが、この番組を見てからは見る目も変わり!こんな葉っぱがジュースになるんだを見直したものだ。

夏の終わりころにはスーパーの野菜売り場に一本に茎にびっしり葉っぱが付いた赤紫蘇が売られているのがわかったので、我が家の庭の葉っぱと混ぜてジュースを作ることにした。(今年から園芸センターで紫蘇の苗を見つけ、葉っぱがひらひらしていて柔らかそうなので、裏庭の空き地に植えている。)

夏になるとご近所の方がよく野菜を持ってくるので、そのお返しに紫蘇ジュースが活躍することになった。鍋の煮立ったお湯(5リットル)に赤紫蘇の葉っぱ(茎についたまま4本で約800g)を入れて、10~15分ほど煮出し、ザルに空けると、紫蘇の色が移った赤い汁になっている。

それを再び洗った大なべ(シチュー用の鍋でよい)にその汁を戻してもう一度火にかけ、砂糖と酢(ベニシアさんはクエン酸を入れていたが、酢の物に使う調味料の米酢で十分)を2:1(この場合はお砂糖1キロに酢500cc)の割合で入れると甘すぎない。鍋の中の砂糖が溶ければ出来上がり。お風呂上りに氷を入れて飲むとおいしいよ。


秋の気配

2011年08月27日 | ガーデニング

お盆が過ぎたら北国は一気に秋の気配。一雨ごとに街の空気が秋色になって行くような気がする。国道に沿って広がる野原にもススキの穂が目立つようになってきた。

庭仕事の最中には耳元でずっと蜂の羽音がしていたものだが、この頃はトンボも来るようになった。そういえば、大きな蜂、スズメバチかもしれないが、それが目の前の視界に入ってくることがあって、そういう時は逃げるが勝ち。何歩か離れて遠ざかるのを待つしかない。

グリーンカーテンにしていた風船かずらの紙風船に見える袋も緑色から茶色くなって、どうやら種が作られているようだ。いつ外して整理しようか、とそろそろ後始末が気になってくる。そういう季節になってきた…。


これが本音

2011年08月19日 | 雑感

インターネットでは動画が見られるというのが有難いが、石破自民党政調会長がTV朝日「報道ステーション」、~シリーズ原発「わたしはこう思う」~の中で「原発の目的は核を持てるということ」という発言をしている動画を見ることが出来た。(16日に放送されたという番組は見ていなかったので、秋原葉月さんという方の「Afternoon Cafe」というブログを拝見して。記事のタイトルは「原発の目的は核を持てるということ」by石破自民党政調会長。詳しくは是非このブログをご参照ください)

石破さんは番組の中で「…原発を推進してきた自民党は結果責任は負わねばならない。原子力エネルギーのウェートを減らしていきながら再生可能エネルギーのウェートを高めていくという方向性については異存はないが、原発をなくすべきということを目標とするやり方には賛成しない。原子力発電はそもそも、原子力潜水艦から始まったもので、日本以外のすべての国が原子力政策と核政策はセット。日本は核を持つべきだと私は思っていないが、核を作ろうと思えば1年以内に作れる、それが核抑止力になる。それを放棄していいのかという突き詰めた議論が必要。なぜなら日本は核保有国に囲まれているから…」などと語っている。

本当は核兵器を持ちたくて仕様がないという、これほどあからさまに”保守”の本音が、お茶の間が見ているTVで語られていいのかと驚くほど。”脱原発”の流れが押し寄せてきて、このまま原発がいらないなんてことになれば大変だ、というのがこれまで推進してきた自民党の本音、原発推進側の危機感の表れ。

憲法第9条がある日本では核兵器を持つことが出来ない。だから原子炉の中でウランから(原爆の材料となる)プルトニウムが作られる原発は国防政策として残しておかなければならないんだ、と国民に対する”脅かし”とも受け取れる発言。地方の住民がどんなに被害を受けても国を守る上では仕方がない?、補償にお金がかかってもこれもやむを得ない?、どうしても原発は残しておくべきなんだと。

こういう国の腹黒い!?魂胆がわかっているから、自分たちだけの責任じゃないと、東電他電力会社は高をくくっているのだ。たとえ安全じゃなくてもつぶされる心配はないと危険な事故を隠ぺいし、いくらでもお金を使うことが出来たのだろう。


不名誉

2011年08月16日 | 雑感

雨模様が続く毎日。お盆まつりも踊りなしで早々に終わったらしい。TVはかなり前からBSが主。4夜連続のNHKBS「家族と側近が語る周恩来」は感銘を受けたが、8月は戦争、原爆、原発関連が多く、頭の中は重くなる一方だ。

今日の朝日新聞道内版にはさらに憂鬱になる記事が掲載されていた。「泊3号機営業運転へ きょう特別委 知事、容認見通し」以下引用。

定期検査で調整運転を続ける北海道電力泊原発3号機を巡り、同議会は15日、営業運転再開の是非を議論する産炭地地域振興・エネルギー問題調査特別委員会を16日に開くことを決めた。高橋はるみ知事が出席して再開容認の考えを表明し、終了後に国に容認の意向を伝えると見られる。営業運転は同日中にも再開される見込みだ。

泊3号機は、営業運転に移るための経済産業省原子力安全・保安院の最終検査を終え、原子力安全委員会も11日に営業運転再開を了承した。海江田万里経産省は高橋知事が再開を認めれば、北電に定検の終了証を交付する方針だ。

…高橋知事は泊村など周辺4町村を中心に、地元自治体の意見集約も並行して進めている。同特別委の終了後に「地元の同意形成は出来た」と判断し、海江田氏に営業運転を認める考えを伝える見通しだ。…(おわり)

すぐ隣の記事には「無条件再開 認められぬ」北大教授ら50人声明の記事。以下引用。

北大大学院の吉田文和教授(環境経済学)ら道内の大学教授ら50人が15日、泊原発3号機の営業運転再開について、無条件で容認することはできない、とする緊急声明をだした。

声明では泊原発の沖に北電が認めない海底活断層の存在が指摘されていることなどを挙げ、営業運転の再開前に「第三者機関による調査、検証がぜひ必要だ」とした。

また福島第一原発事故を受けて北電がまとめた安全対策は「2年~4年をめどとした緊張感に欠けた対策」とし、「道は前倒しを要求すべきだ」と訴えた。吉田教授は道庁で会見し、「営業運転を開始するのは泊3号機が東日本大震災以降で初で、今後の前例ともなる。形式的な検査以上に厳しい条件が求められる」と話した。(おわり)

だいたい、原子力”不安”委員会や”不安”院に期待しても仕様がないところへ、高橋はるみさんは元通産官僚出身。北電社長も福島原発事故間もなく、プルサーマル計画は予定通り実施するとか、営業運転再開に道の承認は必要ないとか、とんでもない発言を繰り返している人物。

菅さんが言ったストレステストはどうしたのか。道民主党議員も煮え切らず、頼りにならない。止められない言い訳ばかり。これじゃ原発を推進してきた自民党を変わらない。広瀬隆さんが活断層がある日本で原発は危険すぎる。原発を止めても電力不足にはならないと、その著作で何度も何度も警鐘を鳴らしているというのに。

九電のやらせメールが発覚したように、日本の住民説明会はまるで形式的。恩恵を受けている周辺4町村の自治体の長に聞いたって、答えは聞く前からわかっているようなものだ。反対する住民の意思も届かず、全国に先駆けて泊原発が営業運転再開1号になるなんて…不名誉なことだ。


カサブランカ

2011年08月11日 | ガーデニング

しばらく前から白い百合の花、カサブランカが咲いている。20世紀を代表する女優、イングリッド・バーグマンのハリウッド映画「カサブランカ」を思い出す。

この間NHKで「カサブランカ」(1942年)「誰が為に鐘は鳴る」(1943年)(ヘミングウェイ原作)「ガス燈」(1944年)(アカデミー賞受賞作)とバーグマンの3部作を放送していたので、散々!見ているのにまたも見てしまった。

日本人が戦争中、「欲しがりません勝つまでは」なんて、ひたすら精神論で食べるものもなかった時代に、アメリカはこんなエンターテインメントを作っていたとはねえ。何十年経っても映画は永遠、バーグマンはやっぱりいいなあ。

”スウェーデン語、ドイツ語、フランス語、英語、イタリア語に堪能”だったということだから、名女優は誰でもなれるわけではないというところだねえ。今見てもナチュラルビューティーとでもいうのだろうか。役をまるでそこに生きているように演じ、眉毛さえも整形しないそのままの美しさは抜群。

赤い薔薇にもイングリッド・バーグマンという名前が付けられているものがあり、我が家の庭に植えられている。こっちはアメリカにある家庭を捨て、イタリアのリアリズム映画を代表する、ロッセリーニ監督の下へ飛んで行ったという、当時としては相当バッシングされた”情熱の証”。


やっとこさ

2011年08月11日 | 雑感

お盆前じゃないと飛行機のチケットが取れないと子どもと連れ合いが帰省してきた。東京は暑いからと涼を求めてきたのに、こっちも暑くなり、大して変わらない気温になってしまったが…。

それでも食卓には鳥の酒蒸しやら筑前煮やらにコロッケ、焼き豚、さんまのかば焼き、アスパラのベーコン巻など、毎度作っているようなものを並べてみたら、それは喜んでくれたようだった。

”民宿”としては、来る前には布団干しにお掃除、帰った後は寝具類の取り換え、シーツやタオルケットやソファーカバーなど、大物の洗濯があり、いろいろ後始末に忙しい。今日あたり、良く晴れて風もあるので、夏掛けを洗濯機で洗い、干してみた。

おまけに今年はいくつものプランターにグリーンカーテンを仕込んであるので、庭の水遣りを休むわけにはいかず。汗がだらだらの毎日に疲れが出て、それでなくても探し物をしに行っては、何を探しに来たか忘れてしまうという老化現象だから、さっぱり頭も働かない。やっとこさ元の態勢に戻りつつあるような…。

写真は朱色の花色が夏らしいクロコズミア・エンバーグロウ(大森農場カントリーガーデン)。


なつかしさ

2011年08月01日 | 音楽

7月31日放送「オーケストラの森」~札幌交響楽団・創立50周年・北海道から世界へ~という番組。地元の楽団なのに、札響の番組をTVで見るという機会がなかなかないので、なつかしい思いで録画して見た。

札響はこの5月、50周年を記念してヨーロッパツアーを行い、イタリア、イギリス、ドイツの5都市を巡って公演した来たそうだ。演奏が始まる前には現在、音楽監督をされている指揮者の尾高忠明さんのお話。日本人演奏家は”本場”へ行くと舞い上がってしまいがちだが、札響の楽団員は普段通りの演奏が出来てそれが現地で評価されたことがうれしい。札響の特徴は北海道の風土と札幌がはぐくんだ「綺麗な音」。そこから次第にスケールの大きな演奏へと広がっていったのはやはり、コンサートホールKitaraが出来たことが大きい。(札響の誕生は1961年)、尾高さんは正式に就任される前から、お付き合いがあり、かれこれ40年になるそうだ。

この日は50周年記念、ヨーロッパ公演帰国記念演奏会から~、チャイコフスキー作曲、交響曲第6番、ロ短調、作品74【悲愴】、アンコールはエルガー作曲変奏曲「なぞ」から第9変奏~。(8月28日朝6時から全曲が放送されるという。)

札響の演奏なのでちゃんと聴こうと耳を傾けた。シベリアを含む広大な国土から生まれたロシアの芸術はどっしりと風格があり、これを噛みしめて聴くのは体力が必要かもなどと…。だけどスラブ風の重々しさだけではない、第2楽章は軽やかだし、第3楽章もはっきりとしたリズムが踊る。起伏に富んだメロディが全篇を貫き、思ったほど疲労感がなかった。尾高さんは指揮終了とともにどっと疲労困憊という感じで、情熱がほとばしる渾身の指揮だった。

随分前になるが、ペーター・シュバルツさんが指揮をしていた時代で、確か厚生年金会館だったか、そういうところで演奏会があったと記憶している。その後は、指揮者の岩城宏之さんが全道へ出張して演奏するグリーンコンサートがあり、子供を連れて行った。座る場所に敷物を敷いて、野外で演奏を聴いたものだった。

子育てのころはドタバタと過ぎていく日々だったが、それも終わってみるとクラシックを聴いてみようかという気になる。そういう時間もいいものだなあと。明治生まれですでに他界しているが、クラシックの重たいレコードと手回し蓄音機を持っていた父を思い出しながら…。