FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

来日

2013年03月30日 | サッカー

 アーセナルの公式サイトによれば、今年はプレシーズンアジアツァーの一環として、インドネシアのジャカルタで試合をした後に来日し、7月22日、名古屋グランパスとの親善試合を豊田スタジアムで開催するとのこと。ヴェンゲル監督にとっては1995~1996シーズン、18か月名古屋グランパスの監督をしていたということだから、感慨深い試合になりそうだ。

アーセナルは2011年から中国やマレーシア、香港へ遠征し試合を行ってきたが、とうとう日本でも身近にお披露目をすることになった。うれしい決定だけど、リーグ戦は熾烈な4位争いの渦中にあり、これはまだまだ先のお楽しみ。今日もホームでレディング戦がある。

プレミアリーグがお休みの間、注目の試合、ワールドカップヨーロッパ予選、同じグループのフランスースペイン戦は、ホームのフランスがスペインに0-1の敗戦を喫し、グループ1位から2位に後退。

スペインは左サイドバックのモンレアルが上がったところから、最後はバルセロナのペドロが飛び込んで先制ゴール。アーセナルのモンレアルは慣れたポジションでのびのびとプレーし、勝利に貢献していた。

この日はバルセロナのGKバルデスが難攻不落の大活躍。フランスの選手たちの決定的チャンスを封じ、スペイン代表GK といえば長くレアル・マドリードのカシージャスだったけど、不在を感じさせないほど。

フランスのほうはといえば、どうもホームのプレッシャーと、試合前に勝ち点が少し上回ったことで、はじめから中途半端な戦い方。途中レッド退場で一人少なくなったせいか、レアル・マドリードのベンゼマに見切りをつけるのも遅かった。ジルーを投入したのが90分過ぎてから。いくらなんでも残り2,3分で逆転ゴールを期待するのは無理。デシャン監督は案外優柔不断だよねえ。まあ、あの占いがどうのというイカレ監督、ドメネクよりはましな景色になったと言ってもだよ。

この試合前にはベンゼマがフランスの国歌を歌わないと言って、ナショナリストたちを刺激したという記事があった。ジダンだって歌わなかったと言ったらしい。なぜって?ベンゼマはアルジェリア移民の子で、ジダンもそうだったのをよく知っていたからだろう。こういうところはフランスの選手たちは実にしっかり発言する。さすがフランス革命、人権宣言の国。

日本人にとっては先にアルジェリアの燃料施設で働く日本人労働者が、テロの犠牲になったのが記憶に新しいところだけど。アルジェリア政府は鎮圧することを優先し、もろとも作戦を強行した。テロといっても反政府運動であったり、独立運動であったり、ひとくくりにするのは難しい。そこにかつての宗主国フランスが軍隊を派遣するなど、いまだにアフリカの政治情勢に絡んでいて複雑だ。アルジェリアの独立闘争を描いた映画「アルジェの戦い」は映画史上に残る名作、今でも鮮烈な印象が消えない。


どうなるんだろう

2013年03月29日 | サッカー

 夕方のNHK地方ニュースを見ていたら、今季からコンサドーレ札幌を運営するHFC(北海道フットボールクラブ)の社長に就任された野々村芳和さんが登場。(クラブの債務問題が言われているが)これを何とか改善したい、そうでないとコンサドーレがなくなってしまうからというようなことをお話されていた。

これは試合に勝った負けたという以上に深刻な問題。コンサドーレがあればこそ、勝ったら有頂天!!、負けたら過激??なことを言ってしまうわけで、存在しなければ、そういう”贅沢”はそもそも出来ない。今後Jリーグでは財政状態が厳しくチェックされ、好転しない場合はクラブ解散もあり得る事態にまでなるらしい。

北海道や札幌市からの融資返済も迫っているらしいし、そんなこんなを考えれば、今季は試合を一つくらい見に行こうかなあと。膝を少し悪くしてからは階段の上り下りが苦手になって、あんまり出かけたい気もなくなっていたんだけど、後で後悔したくないからね。この際、札幌ドームの傾斜のきつい階段(これは体力のない人にはやさしくない構造)は憂鬱だけど、がんばって行ってみるか。

三浦監督のころ、やっぱりシーズンに4勝くらいしか出来なくて、最後にはサポーターの応援拒否という事態にまでなり、その時運営するHFCはどうなのかと見てみたら、確か取締役が6人もいて、経営が厳しいのにこんなところに人件費使っている場合かってね。他のチームに比べて観客数は多いのに、経営にも問題あり。社長になった人も就任後、これからサッカーを勉強します!だからねえ。

野々村さんはそういう点ではコンサキャプテンでもあったし、会社を立ち上げてサッカー選手のセカンドライフを応援しているわけだし、いいアイディアでお客さんを呼んだり、スポンサーを増やすなど、営業にがんばっていただきたい。

3月10日は佐藤さんの日ということでチケットを310円にしたそうで、これからも面白い企画が飛び出しそうだ。それでもチームが勝たないとお客さんも来なくなるだろうけど、今季は順調に行っているという。

この間第5節は先制ゴールの後、一人退場者を出しながらも福岡に勝って、一気に13位まで上がった。びっくりしたよ。相手がまだ未完成で、連携が十分でなかったり、監督の戦術が浸透しきっていないというようなチームに対しては勝機がありそうだ。

31日のホーム、札幌ドームには1年でJ1復帰をしようというガンバ大阪を迎える。J1対決の時には大量失点した相手。代表から帰った遠藤や今野もいるしね。セットプレーから次々失点したという苦い記憶が頭に浮かぶけど、まあ、昨季とはまた違うんだから、ヤングボーイズ、がんばれ!!

 


雪融け

2013年03月29日 | 雑感

 もうすぐ4月、気温も上がり、あちこち積みあがった固い雪が解け始めた。数か月ぶりにあらわれたアスファルト面は凍害で陥没したり、裂け目が出来ていたり。車を運転していてもガタンガタンとデコボコだらけ。隣近所から、スコップやつるはしを使った雪割り作業の音が聞こえる。道路の雪解け水には明るい日差しが映え、ああ、春が来たなあと。

花壇の雪を少し除いてところから、ムスカリやクリスマスローズの葉っぱが顔を見せている。しかも青々としたグリーンのまま!!雪の下にあっても旺盛な生命力は尽きることがない。こうして再び巡り合えるのはなんともいえない感動。

庭の花々で季節の移ろいを伝えてきたベニシアさんの「猫のしっぽカエルの手」という番組をいつも楽しみにしていたのに、ホントに終わってしまったのは淋しいかぎり。介護だなんだということとは別に、この年代の女性の生き生きとした暮らしぶりを取り上げる番組なんて、ほとんどないからね。

最後の番組では雪国の伝統的な過ごし方が紹介されていたけど、もっと北のほうには外国人の開拓使によって、日本の伝統とは一線を画した西洋式な農法や暮らしを広めようとしていた地域があるんだよってね。まあ、外国人にすれば珍しくはなかったかもしれないけどね。

4月になると注文したバラ苗が送られてくる。そうなったらいよいよガーデニングの季節。薔薇の花が恋しいなあ。長い冬を乗り越えようと毎日懸命に過ごしているうちに、いつの間にか春が巡ってくる。確実に年を取っているんだけど、あんまり実感がない。相変わらずあれやこれや時間に追われている


これも大事

2013年03月21日 | サッカー

 16日の試合だなんてはるか前のような感覚になるけど、やっぱりこれも大事。アーセナルは前回は負けていたスウォンジーシテイにアウェイで2-0の勝利、この時期貴重な勝ち点3を獲得。雑音に惑わされず、ひたすら勝利を目指せば、自ずと道は開けるってね。

前回の試合では確かポゼッションもスウォンジーが上回っていたような記憶があるけど、この試合では落ち着いて、全員が守備に神経を使っていたような印象。そのせいか、前半失点なく0-0で折り返し、後半74分、カソルラのクロスにゴール前のジルーがつなぎ、そのこぼれ球をモンレアルが押し込んでついに先制ゴール。モンレアルはアーセナルでの初ゴール!!

よかったなあ、この試合も0-0の引き分けかという気分になっていたからね。サイドバックのこの選手は1月の移籍市場で加入してきた元マラガのスペイン選手。残念ながらチャンピオンズリーグには出られないけど、リーグ戦ではすぐに先発で使われている。カソルラといい、マラガコンビは勝利に貢献しているよ。

1-0でどこまで持つのかと心配しながらも、なかなか追加点が生まれないという90分、ついに2点目!!右サイドからラムジーが全力疾走!!ジェルヴィー二ョがそれを受けて、GKを交わし、駄目押しのゴールを決めた。スピード感がアーセナルに蘇ったような感じ。流れるように綺麗なカウンターだったねえ。

これを見ていたら、アンリのゴールを思い出した。アンリがいるころは、カウンターから抜け出して、最後はGKと向き合い、それをうまく交わしてゴール!というシーンが結構あったんじゃないかなあ。この頃のアーセナルは短くつなごうとして、カウンターのチャンスを逃しているような気がするよ。その分ゴールの可能性も狭まるしね。

ロンドンダービーのトッテナムに敗戦した後、メルテザッカーやら守備陣はビデオを見てチームプレーを確認しあったそうだ。「ピッチに立っているときの視点とまったく異なる」し、「最終ラインに4人揃っていながら、ボールを持っている選手に対してなんのプレッシャーも与えていない場合があった」ということに気が付いたっていうのだから、いいことだ!!

今週末、海外リーグ戦がないのはちょっと淋しいけど、26日にはフランス代表とスペイン代表のワールドカップヨーロッパ予選があり、WOWOWでも試合放送があるので、これが楽しみ。フランスもスペインと同じグループに入ったとはねえ。

かつての栄光が去り、順位がぐっと下がった今となっては大変だ。アーセナルからはディフェンスのコシルニーとFWジルーが召集されている。監督はいつの間にかデシャンになっていた。この人は何歳になったのだろうか。ヴェンゲル監督もいつの日か、フランス代表監督を引き受けてほしいなあ。


第4節

2013年03月21日 | サッカー

 春分の日の20日水曜日、J2第4節が開催され、コンサドーレ札幌はホーム、札幌ドームに松本山雅FCを迎えて対戦。連敗が続く中を9979人が駆けつけ、コンサ勝利を後押ししたが、残念ながら1-2で敗戦。後半、岡本のゴールにドームが歓喜した数分後には…

FW内村が怪我らしく、前田俊介が1トップ、その後ろには宮澤、右が上里、左には岡本、真ん中にはまだ若い深井一希とキャプテンのベテラン、河合竜二、バックラインには左から松本、奈良、櫛引、チョ・ソンジン、GK杉山哲。

前半開始から、初対戦の松本はロングボールを放り込んで早く前線へ人を運ぶ作戦。とにかくよく走るという印象。攻守の切り替えが速く、あっという間に守備のブロックが出来て、なかなか隙間が見つからない。攻撃に転じるとゴール前へ何人も飛び込んでくる、アウェイとは思えないほど積極的。どうやら勝ち点3を狙ってきている。


前半15分には深井選手が鮮やかにミドルシュート。恐れを知らない!?若さがこういう風に出てくれればだけど、残念ながらボールはバーに当たりそのまま落下。40分にも決定的チャンス。セットプレーだったか、河合選手が飛び込んで押し込もうとしたが、惜しくも枠外へ。

後半には前田がエリアの左から大きく浮かしたシュートで、堅固な守備の意表を突く。わずかに枠の外、右へ流れて行った。こういう予想外のプレーがこの人の持ち味。これがゴールに結びつけば、得点源になれるんだけど、どうもねえ。

62分、先制ゴール!!右サイドの河合選手のクロスに宮澤選手が頭で落とし、それを岡本選手が右から決めて待望のゴール。連係が実って3試合ぶりのゴールに大喜び。これでホッとしたのか、喜び過ぎたのか、松本の選手がボールをつなぎながら攻め上がってくるとずるずる後退し、気が付けば自陣ゴール前。

72分、コンサ守備陣に挟まれていた松本の選手が、右サイドからのクロスに合わせ同点に追いつく。直後の73分には逆転ゴールを決められてしまう。バタバタと集中力が切れたのだろうか。途中から古田、上原、榊が入ったが結局スコアは動かず、ホーム初勝利はまた遠のいた。

セットプレーの後はカウンターのチャンス。もっと速く飛び出してほしかったなあ。松本の選手たちは最後まで走力は衰えず、プレーにはスピード感があり、ダイナミックな動き。これから新興勢力になりそうだ。

J2が22チームもあるというのは知らなかったけど、その分、下位リーグへの降格があるという話。若い選手たちが多いからと言って、いつまでもエンジンがかからないと危ない。この敗戦で下から2番目だよ。今季もまたか。やれやれ!!
 

次節はすぐやってくる、3月24日、第5節、アビスパ福岡とアウェイで対戦。がんばれ!!


冤罪

2013年03月15日 | 雑感

 先ほど夕方のニュースで安倍首相のTPP交渉参加表明の記者会見があり、地方ニュースがその分短くなった。バラ色の未来を描くように高揚した顔でTPPの経済効果を言われてもねえ。首相と霞が関の生活には何の支障がなくても、地方は深刻に受け止めているよ。地域経済が崩壊するんじゃないかってね。

 「田中龍作ジャーナル」では首相の記者会見に先立って、国会前で抗議のデモが行われたことを伝えている。反対している人々はJAの農業団体ばかりじゃない。主婦、教員、医師、労働組合員、市民運動家などさまざま。安い労働力が輸入されたらどうなるんだろうって、こちらのほうは若い人たちにも関係してくる。

13日の記事は~「検察の罠」強いものにはお咎めなし 弱いものには国策捜査~というタイトル。午前には福島告訴団が東電と政府高官を告訴し、東京地検を訪れ、しっかり捜査するよう、いくつか項目を申し入れしたというもの。

午後には小沢さんの元秘書たち3人に控訴審判決が言い渡され、東京高裁の2審でも再び有罪となったという記事。検察の国策捜査により政治資金規正法の罪に問われ、土地取引の記載のずれの問題で1審で有罪となった。秘書たちの弁護団が無罪を証明する新たな証拠資料を提出したがどれも却下され、1審と同じ内容をただ「追認」するだけというひどい内容。

小沢さんと同じで冤罪事件。公共工事に絡み、水谷建設から謝礼として1億円もらっただの、石川さんは全日空ホテルで5千万を受領しただの。石川さんらが明確に否定しているというのに。起訴事実にもない現金授受を期ずれ記載の動機として認めている。

小沢さんの場合は検察が立件できなかったことを、検察審査会の強制起訴という方法を利用して被告人にしたが、昨年11月に無罪が確定した。その裁判では問題となった4億円の原資について、親からの遺残相続など、内容を詳細に証言しているにもかかわらず。

秘書さんたちを有罪にすることで、小沢さんをいつまでもグレーにしておきたいという魂胆が見え見え。大阪地検が扱った厚労省局長村木さんの郵便不正事件とまったく同じ構図だったはずなのに、東京地検の証拠改ざんについて、新聞・TV報道は別物扱いにしたばかりか、検察の暴走に加担して小沢さんを犯罪人に仕立てた。

マスコミは真実を伝えない、自分たちが望む方向へ世論操作する。福島原発事故以前に小沢さんの問題を通して、マスコミの腐敗堕落、節操のなさがよくわかった。新聞・TVは権力べったり。今だって脱原発はどこへやら、アベノミクスに踊っている。本物の知りたい情報はネットを調べるしかない。

小沢事務所のコメント全文…「本日の東京高裁の判決は、明確な証拠も合理的な根拠もまったく示さないまま、元秘書たちのそれぞれの主張を全面的に認めない驚くべきものであり、極めて遺憾です。

本件は、無罪が確定した私自身の件も含めて、法務・検察官僚が歴史的な政権交代の前後に、国家権力を濫用(らんよう)して自らの政治的かつ権力としての思惑を達成するために強行した不当な捜査であり、それに基づく裁判にほかなりません。

それは、法と証拠に基づく法治国家の裁判の原則を自ら踏みにじる行為であり、民主主義国家においては絶対あってはならないことです。それがまかり通っていることに、強い憤りと深い悲しみを覚えます。」

 

 


よくやった

2013年03月15日 | サッカー

 13日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2戦目。1戦目のアーセナルはホームでバイエルン・ミュンヘンに1-3で敗戦を喫し、これをひっくり返すためには3点を奪わなければならない。はじめから難しい試合だったが、バイエルンを無失点に抑え、2-0で勝利したものの、3点目は奪えず。2試合合計3-3となり、アウェイゴールの差で敗退が決まった。

開始3分、ラムジーからロシツキー、ウォルコットとつなぎ、最後はジルーが詰めて、鮮やかな先制点。見事な連携からアーセナルらしいゴールだった。まだ戦う時間があるんだ!と見ているほうにも大いに希望を抱かせるようなゴール!!

ところがこれに勢い付いて次々にゴールという展開にならなかった…。連係がうまくいかなくてパスが繋がらなかったり、攻め上がって行っても逆にボールを奪われたり。バイエルンの組織だった守備はなかなか崩せない。逆に攻め込まれて何とか防ぐシーンもあり、この日のGKファビアンスキーの好セーブもあり、メンバーも代わり、守備陣は汚名返上に!?奮闘していた。

後半も追加点がなく、70分ごろ選手交代、ウォルコット、ラムジーに代わりチェンバレン、ジェルビー二ョ投入。79分ジェルビー二ョに決定的チャンス。無情にもネットの外へ転がっていく。あのボールが枠内に入っていたら…。86分、コーナーキックから、カソルラが蹴ったボールにDFコシールニーが頭で合わせ、アーセナルにようやく追加点が生まれる。

ここでもうひと踏ん張りというところだったが、バイエルンはうまく時間を使い、2-0で試合終了。追いつめられた中で、よく戦ったよ。ここまで頑張れるんだったら、なんでホームで3失点もというところ。それでもバイエルンのハインケス監督はアーセナルを褒めてくれている。いい人だ… 実直そうな人柄は、ヴェンゲル監督のそばにいつも座っていたパット・ライスコーチに重なって見える。

そもそもグループ2位通過あたりから問題。バルセロナに当たらなかったからまだいいか、というわけにはいかなかった。そのバルサはホーム、カンプノウでミランに4得点、2-0から鮮やかな逆転劇を見せた。開始早々のメッシのゴール、相手選手にぐるり取り囲まれた中で、フワリと浮かしたシュート。あれは”スーパー”としか言いようのないゴールだったなあ。

これでイングランドプレミアリーグの4チームすべて敗退してしまったということらしい。まあ、前から言われているマイナスの要素として、イングランドは年末年始、唯一冬休みなしに試合があるからね。選手たちのコンディションに影響しているだろうし、今回は他の国の勢力が台頭してきたということもあるようだ。

ドイツ勢が好調でバイエルンのほかにも残っているし、トルコのガラタサライや、フランスのパリサンジェルマンが残ったりしている。流れが少し変わってきているのかもしれない。


あれから2年

2013年03月11日 | 雑感

 2011年3月11日に起きた東北大震災は同時に東京電力福島原発事故を引き起こした。10日の日曜日には東京ばかりか全国でもあれから2年、”さようなら原発”の大行進は、声を発する地域の集会へと広がっている。

前日からの大雪で暴風雪の地域から集まることが出来るだろうか、野外の集会が開催されるだろうかと心配された当日、その時間帯にはふっと雪が降りやむという幸運が舞い降りた。原発をなくし、自然エネルギー中心の社会をめざし、集会とデモ行進をします!と、悪天候をものともせず、400人が結集した。

集会アピール抜粋…安倍政権は、民主党政権による「2030年代原発ゼロ」政策ですらゼロベースで見直すとして、「原発の再稼働・新増設・輸出」や「再処理路線の継続」に突き進んでいます。

また原子力規制委員会も再稼働の前提となる「新安全基準案」の策定をすすめています。「想定を超える」地震・津波防護策やテロ対策なども求めていますが、「免震事務棟」や「防潮堤」など一部の安全対策の義務化に猶予期間を認める方針を示すなど、命を無視した「安全神話回帰」は断じて許されるものではありません。

泊原発周辺では「日本海から陸地にかけての166キロの活断層」や「西側60~70キロの海底活断層」による地震や津波の影響が懸念されています。また、規制委が活断層の基準を「40万年前以降に活動したもの」と厳格化すれば、「敷地内の3本の破砕帯」が活断層である可能性があります。

現在、建設中の大間原発は、プルトニウムを含むMOX燃料を全炉心で使用する危険な原発で、函館市からわずか30キロ圏内に位置しています。幌延「深地層研究センター」では、「基準超ガス・大量湧水事故」を非公表とする隠ぺい体質が明らかになりました。

10万年も監視が必要な、核廃棄物の存在を後の世代に知らせることが出来ない「地層処分」は見直すべきです。福島原発事故は、私たちに、あらためて「核と人類は共存できない」ことを認識させ、これからの社会の在り方や自らの生き方を問いただしています。…

 


第2節

2013年03月11日 | サッカー

 10日、J2第2節、コンサドーレ札幌はホーム初戦となり、栃木SCを迎えて対戦。大勢のサポーターが芝の上に積もった雪を除き迎えたホーム開幕戦だったが、チャンスがなんどもありながら決められない。逆に栃木にはカウンターから1ゴールを許し、0-1の敗戦となった。終始押し気味で、勝てた試合だったのになあ…

まあ、いい試合をしながらもゴールを決めきれず、勝ち点3を奪えないというのは昨季から見た光景。もし…開幕からいい戦いをしていた数試合のうちに勝ち点3を奪えていたら、もっとましな!?なシーズンになっていたかもしれないしね。

フィニッシュを決めてくれる選手がいないという点では、まったくおんなじ難問が待ち受けているわけで、石崎監督から財前監督に代わっても、そもそもの問題は解決していないのだから、これからもやっぱり悩みどころ。

前半、38分には右サイドを古田が上がり、そこからのパスに内村とつなぎ、こぼれ球をテレが押し込んでゴールかと思いきや、古田がすでにゴールラインを割っていたということでこれは幻のゴール!!後半はコンサの流れになって、いつかゴールが奪えるのではと期待されたが、古田のシュートも内村のシュートもバーやポストに阻まれ決めきれず。

コンサには相性のいいはずだった栃木は今季、パウリーニョ、クリスティアーノ、サビア、それに最後には元日本代表の三都主アレサンドロ…と外国人をずらり並べてきた。納得の補強でこのシーズンを野心的に戦いそうだ。

前半から何度もあった決定機を逃し続けた結果、20分には途中出場した栃木の選手にカウンターから呆気なく失点。これが決勝点となり、1万3千人以上が駆けつけたホーム開幕戦を勝利で飾ることが出来なかった。

次節は17日、アウェイのヴィッセル神戸戦。ここは好調2連勝だった?若手にはこれもいい経験。がんばれ!!


秘密

2013年03月07日 | 雑感

 3月6日付(5日発行)の「日刊ゲンダイ」は、こういう記事が出るなんて存在価値ありだなあと感心した記事が載っていた。「リークされたTPP草案 売国の中身 やばいのはコメだけじゃない!」という刺激的なタイトル…

…米国と参加国の”秘密交渉”で詰められていた「TPP草案」が外部に流出し、そのデタラメ実態が白日の下に晒されたのだ。…問題のTPP草案は米市民団体「パブリック・シチズン」がリーク情報をもとに告発したもの。米独立系放送局「デモクラシー・ナウ」の番組上で暴露された。…
 
 …市民団体のロリ・ウォラック氏は〈TPPは1パーセントが大多数の人々の生存権を奪うツールだ〉とこう告発している。〈TPPは表向きは貿易協定ですが、実質は企業による”世界統治”です〉…米企業は医薬品や種子の独占権を強化し、薬価を釣り上げるため、後発医薬品(ジェネリック薬品〉の販売を阻止する案も画策。…〈600人の企業顧問に草案へのアクセス権を与えながら、米上院貿易委員会も蚊帳の外。貿易協定という名の『企業の権利章典』の中身は見られない〉とも指摘。…

元外交官で評論家、天木直人さんのコメントも紹介されている…「このリーク情報は昨年の大統領選の時に公表されたものですが、これまで一切報道されてこなかった。参加国の国民に知れたら、ただでさえ交渉が難航しているTPPはますます糾弾される。だからオバマ大統領が隠蔽し、米国民もダマし続けてきたのです。

日本は交渉のテーブルに着いたが最後、あらゆる市場を開放させられ、経済は崩壊し、国民の食も健康も米国に支配されてしまうでしょう。逆らえば、米企業が法外な賠償金を求めて訴えてくる。国はひとたまりもありません。当然、日本政府と役人はすべてを知っているはずですが、日米安保条約の密約と同じでヒタ隠しにしているのです」…

なるほど…これは大変な問題…と調べてみたら~ニューヨークの独立放送局「デモクラシー・ナウ」の日本語版~というのがちゃんとあるではないか。こんなところからも情報が伝わってくるとはすごい時代になったものだ。アメリカの草の根民主主義は植民地!?日本より、はるかに先を行っている。

ISDS条項というものがあって「外国企業は事業を展開している国で政府を相手取り協定違反による損害を賠償せよとの訴訟を起こし、現地の法律や行政手続きにはしばられない海外の仲裁法廷に持ち込むことが出来ます。政府による賠償は、その国の納税者の負担です。世銀や国連に設置される仲裁法廷で判事を務めるのは民間セクターの法律家であり、企業顧問弁護士を生業とする人々です。明らかな利益相反にもかかわらず、仲裁法廷の裁定が国内法に優先され、主権が制限されます」と書かれていた。

日本にはアメリカ政府との間に憲法より優先されると言われている「日米地位協定」というものがあるけど、それに匹敵するような大きな力が外国の、というよりアメリカの巨大企業に与えられるというのだから。日本は農業分野で例外を認めてもらう、などと報道されている内容も怪しくなってくる。この21世紀に秘密交渉とはね…なんとも恐ろしい…