FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

新年おめでとうございます

2007年01月01日 | Weblog
近くのお寺の除夜の鐘がいつまでも響く音を聞きながら、新年が始まった。明るい晴れた朝になった。大晦日の夜から新年の朝にかけては、TVを見ながらあわただしい時間になる。元旦の朝におせち料理を食べた後は、寝不足でボーっとしている。

大晦日にはいつも食べているオードブルー。四角い形のクラッカーにスライスしたスモークサーモン、やわらかく練ったクリームチーズ、玉ねぎのみじん切り、一番上にイクラを乗せて食べる。これは料理本に載っていたのを、もう何年も我が家のメニューにしている。

チョコレートとバニラを重ねてパイのようにした(ちょっと名前は忘れた)アイスクリームも、子供たちの誕生日や何かお祝い事に食べるようになった。夜も深まると紅白を見ながら演歌は好きではないので、チャンネルをあちこち回しては時間が過ぎ、その頃に海老天の入った年越しそばを食べるというような具合だ。

おせち料理を夜に作っているときに、子供にお手伝いを頼んだ。甘い味のメニューも入っていて、栗きんとん以外に寒天で作った赤ワインと牛乳入りの紅白の梅の形のゼリー。ゆで卵を白身と黄身に分けて、また蒸して作る二色卵。

台所に来て、昨日、スーパーで変な親子を見たという。何の話かと思ったら、おせち料理の材料を買おうとする親に対して、一緒にいた娘が売っているほうを買ったほうが安いし、味もいいからと言い、その後に笑っていたというのだ。

子供はその娘が親がせっかく手作りの料理を作ろうとしていることを笑ったことと、そういう娘に対して親が言われっぱなしで何にも言葉を返さなかったという点を問題にしていた。スーパー売っている、出来上がったものを手作りのものよりおいしいというのは、すでにおかしい。味覚が狂っているとー。

確かに、子供の味覚は思い出と分かちがたく結びついていて、いまだに、筑前煮ではなく、「炒りどり」と譲らない。何種類もの野菜やこんにゃくと鶏肉を油で炒めてから、かなりの時間をかけて汁気がなくなるまで煮込む。こういう手間を省いて、今回は圧力鍋で手軽に作ってしまったというと、かなりがっかりしている。普段はそのまま食べるが、お正月には特別にデパートまで行って、京都の手まりの形をした生麩を買い、さやえんどうと飾りにする。

まあ、こんな具合に材料を揃えて、手間をかけて作るのは、パックで買うものより確かにお金もかかる。それでも子供時代の味覚が一生を左右することを考えたら、無駄ではなかったなあと、何か報われたような気分になった。

天皇杯でコンサが負けて、あとはどこが優勝してもというところだけど、これから決勝を見よう。アーセナルが負けてがっかりした分はどうしようもないなあ。何はともあれ、新年おめでとうございます。