月曜日に開催されたイングランドのプレミアリーグ第17節、アーセナルはホームにチェルシーを迎えて対戦。これもビッグクラブ同士の上位対決。ヴェンゲル監督率いるチームはモウリーニョ監督のチームに勝ったことがないなんていう、忌わしい!?対戦成績があるらしいけど…果たして…
なんせ前の試合が6-3という大量失点を喫したマンチェスターシティ戦。ここで負けたら首位陥落、3連敗…といいとこなしの結果になりチームのダメージも大きい。そのせいか守りを優先させているようなアーセナルにはなかなかチャンスも来ない。
ボールを奪ってからの速いカウンター攻撃でチェルシーのほうに決定機。それでもウォルコットがエリアの中で倒されるシーンがあったけど、これはPKならず。なんでもこの試合の主審が笛を吹いた時にはアーセナルが勝利した確率が低いんだとか。なんだかいやな予感。アーセナルも必死の守備、0-0で折り返す。
後半の時間が経ってもヴェンゲル監督は一向に選手交代の気配なく、80分ごろ、ジルーが抜け出して、これを決めたらという決定的チャンス。それが決められない。その後にもう一度、ジルーが至近距離から押し込むチャンス…、これも外してしまった…このごろどうもお疲れでジルーにゴールがない。
勝てないのなら引き分けに持ち込むかという感じで、とうとうヴェンゲル監督は一人も選手を交代させなかった。ホームのサポーターにしてみれば、ゴールもなくてふがいない戦いだろうけど、勝ち点1で首位ではないがリバプールと同点2位という結果。
1位リバプールと2位アーセナルが勝ち点36,3位シテイが35,4位チェルシーと5位エバートンが同点で34…と勝ち点2差の中でかつてないほど上位は混戦模様。今シーズンにはどのチームにも優勝の可能性がある。
1位を守ることは出来なかったけど、別に悪くはない位置だよ。今まで決めていたラムジーも目立たなかったし、チームとしてもゴールがないのがちょっと不安。カウンターになってからの攻撃にスピードがないし、お疲れのせいかなあ。
この間、アンリがいたころのトッテナム戦が放送されていた。パスを回すだけでなく、アンリが最後にゴールを決めていたというのが大きいねえ。やることが何かと目立って、いかにもスターだけどね。ピレスもユングべりもゴールを決めていたしねえ。怒涛の攻撃で5ゴールだよ。双方で9得点だったか、すさまじい点の取り合いで記憶に残る試合だった。アンリが元気いっぱいのころ、なつかしいなあ。
この試合の主審のベネットさんはミャンマーだったか、チベットだったか、そんな山奥の試合に審判として登場し、笛を吹いていた映画が印象的。あれはFIFAの公式試合だったんだろうか。アジアの片隅でこんなにワクワク楽しいものだと、サッカーの原点が表現されている素晴らしい映画だった。イングランドからアジアの片隅へ気軽に出かけて行ったベネットさんもえらかったよ。
アーセナルの次の試合は26日、ウェストハム戦だったか。クリスマスも年末も休暇なしのプレミアリーグ、伝統とはいうものの、選手たちに過労と強いて、あんまり合理的じゃないけどね。次はなんとか勝ってほしいなあ。ジルーが駄目ならウォルコットでもポドルスキーでもゴールを決めてよ。