FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

圧勝

2012年05月31日 | 雑感

 30日はなにより、消費税率引き上げについて、法案成立を推し進めようとする野田総理大臣と今の消費税増税には反対するという民主党元代表の小沢さんの会談が気になるニュース。番組表にはHNK9時のニュース生出演とあったので、小沢さんの直接の言葉で確かめることにした。

この番組では野田総理を招いて増税必要論を披露させているらしいから、”みなさまのNHK”も増税推進を前面に出しているというのがわかる。映像に敏感な人なら、小沢さん本人が登場する前に流した映像が、妙に黒っぽく編集され、まるで犯罪人ではないかと思われるほど暗い印象を残し、一方、野田総理には光が当たった映像になっていたのを気付いたはず。これだけ見てもまったくもって意図的で、噴飯ものだ。

小沢さんの主張は消費税増税という国民に大きな税負担をさせる前にやるべきこととして、3つ、①中央集権霞ヶ関支配から地方分権へ、②社会保障制度改革 、後期高齢者医療制度の見直しなど③デフレ経済からの脱却。

政権交代の時には行政の仕組みを抜本的に改革して、中央集権から地域主権へという社会を実現する、その大改革の中で無駄を徹底的に省いて、当面の新政策の財源に充てていく、税負担についてはその後の話であるということを言ってきた。

旧来の仕組み、制度を前提とした中での前進があったと思うけど、それは官僚支配にも通ずるが、その仕組みそのものを変えると言ったわけで、旧来の仕組みを前提としたのでは、自民党政権と変わらない。我々の主張は革命的ではあるのだけれど、本質に切り込んだ改革をしていかないと駄目。

国民の皆さんがそれを感じているのでは?だから残念ながら国民の信頼が民主党から離れている。日本の財政については、欧米諸国よりは猶予がある。10年20年このまま続けていいということではないが。(野田さんは待ったなしというが)、市場はわかっているから、円高にもなり、国債も下がらないで値を維持している。

経済はユーロの破たんから金融恐慌、世界不況になりかねない。政治的混乱が生じるかもしれない。だからこそそれを乗り越えるだけの政治的、経済的基盤を作ることが先決。(党議決定したことに従えないということは党議に反すると言っているが)、野田さんはじめ、マスコミの人たちもそういうが、私たちが選挙の時に国民の皆さんに申し上げたことも党で決めたこと。それで国民の皆さんに約束して、政権を頂いた。それをみんなどっかいっちゃって、消費税だけは党で決めたことだというのは、ちょっといかがなものか。

われわれの仲間のうちで、これについていろんな問題を議論している最中に一方的に打ち切ったという事実もあり、とても民主的なやり方には思えないという風に考えている人もいるし、なによりも総選挙を通じて、国民の皆さんに約束した事実というのは、これ以上に重いのではないか。

今回の事は半世紀ぶりに政権交代して民主党政権になり、われわれは自民党政権のやり方では駄目だと、この仕組みでは国民のためにならないということを主張して政権を頂いたのだから、これを忘れちゃったということは政党政治、議会政治、民主主義の根本に対する不信を抱くことになりかねないということで、その点は非常に心配をしているところ。

選挙の時の公約は党で決めたこと、質疑打ち切って決めたことではない、それを全く忘れちゃって消費税だけは決めた、決めた、従えというのはたぶん、国民大多数の人からは理解されないと私は思う。国民の皆さんと約束して支持を頂いて、政権を頂いたのだから、これほど重いものはない。

…とまあ、大越キャスターという人は、政治が前に進まないのは民主党内の反対派、その実力者たる小沢さんが反対するからなんだ、という方向へなんとか誘導したいようだったが、小沢さんは見事に跳ね返し、圧勝に終わった。そもそも弱者いじめといわれる消費税増税も、アメリカの一方的要求をただ飲むしかないTPPも、たとえ以前より不便な生活になっても原発はいらない、福島原発事故の教訓はどこへ行ったの?という大飯原発再稼働も…すべては国民が望まない無理難題ばかり通そうとするから、前へ進まないんでしょ?

おまけに民主党内に敵を作って、そっちはひたすら排除、野党である自民党と手を結んで一緒にやろうだなんて、政治家である前に人間としてどうなってるの?と言いたいよ。鳩山さんは何とか沖縄の基地を自民党時代と違う方向へと持っていこうとして外務官僚に潰された、今では沖縄に行っても、批判されるどころかで温かく迎えられているらしい。

菅さんは小沢さん潰しに加担した張本人であり、代表選で不正があったかどうか不透明だけど、原発事故後、脱原発の方向へ舵を切ることを表明し、この間の事故調の証言では戦前の軍部に例えて、原子力村の存在を構造的な問題として批判した。いいことをいったよ。

3番目の野田さんに至っては改革どころか、自民党よりもっと御用聞きになって現状維持にまい進しているんだから、ひどすぎて話しにならない。小沢さんが政権交代の時に国民と約束したこと、これ以上重いものはない…と言った時には、感動したなあ。よくぞ言ってくれた。これこそ、今の民主党に国民が言いたいことなんだからね。


第13節

2012年05月28日 | サッカー

 26日土曜日、J1第13節、コンサドーレ札幌はホーム、厚別公園競技場に首位を追走している、2位サンフレッチェ広島を迎えて対戦。前節アウェイ鹿島戦に7失点と惨敗をしているだけに、何とか立ち直ってほしいというホームサポーター1万人以上が駆けつけ、熱心な応援を繰り広げたが、勝利はならず。

前節は開始からわずか15分で2失点だったが、この試合も失点が先行するという悪い流れ。21分、中盤の河合選手のところで、時間をかけてボールをつなぐ相手を探しているところを奪われ、この日得点すれば9年連続2桁得点という、広島が誇るエース、佐藤寿人選手に先制ゴールを決められる。守備の対応が追い付かずに0-1.

直後22分、左サイドバック高木選手が駆け上がって、エリア内で相手GKに足をかけられ倒れたように見えたが、ファールは取られず。かといって高木選手のシミュレーションでもない。もう一度流した映像では相手GKの足がたしかに高木選手の足にかけられていた。PKになるかどうかは試合を左右するし、コンサには死活問題。どういう判定なのか。

さらに27分、後方からのロングパスに反応した相手選手を捕まえきれず、2点目を許し、早くも0-2.どうも鹿島戦とおんなじような展開。何をやってるの?と腹立たしい。ミスも多いしねえ。

それに比べて、広島の選手たちの判断の速さ、連動する動き…、攻撃には前線に何人も上り、こういう戦い方には相手のスピードに乗ったカウンターが怖いが、攻守の切り替えが速く、守備になるとさあーッと後方に選手が増えるという、いやはや…

それでも35分過ぎあたりからコーナーキック、フリーキックとチャンスが続くがここでも決められない。ただし、希望もある。後半50分、エース、ウッチーに今季初ゴール!!DFに囲まれながらも素早い動きからシュートまで持ち込み、右隅に決めたもんねえ。いい動きだったよ。

内村選手には期待してるんだから、この感覚を忘れないでもらいたいなあ。1-2でさあー、逆転するぞー、なんだけど、ここで追いつけないのがコンサ。おまけに83分には直接FKから駄目押しの3点目。通常なら相手ボールを跳ね返しているはずの壁で、お互いが飛びながら横を向きあい、隙間ができてしまったという考えられないようなプレー。もう、なにをやってんだか。1-3.

試合後、サポーター最前列で毎試合、拡声器を使ってなにやら声を張り上げているリーダー格の若いお兄さんが、選手たちの前で涙ぐんで話せない状態。どんなに遠いアウェイでも必ず駆けつけ、青春のすべてを捧げているようなお兄さんもさすがにがっくりきたのだろう。

その横では選手たちに向かって、何か怒鳴っているコンサユニのおじさん。前回昇格のシーズンも最後には、一部サポーターの”応援拒否”騒動まで飛び出したからねえ。負けてもなんでも応援してくれるサポーターに甘えてるんじゃないの?って気がするけど。スタンドもだんだん荒れてきたよ。

この試合の収穫は、やっと飛び出した内村選手のゴール。ウッチーはエースなんだから、がんばってよ~。もう一つは石崎監督の試合後の言葉。「選手たちは前を向いて戦っているし、今はいい経験をしていると思う。この経験を活かして、早く強いチームになるためにトレーニングしていきたい」と。負け続けてもうさじを投げたくなるようなチーム状況でも、愛情溢れるコメントには、ホント、涙が出そう。

次の試合は6月6日、ヤマザキナビスコカップ第5節、清水エスパルス戦ということだ。代表戦があるのでしばらくリーグ戦は中断するそうだから、その間に怪我で戦列を離れていた選手がどれだけ合流できるか。ゴールを決めていた山本選手の復帰も待ち遠しい。あきらめずに、がんばれ、コンサドーレ!!

 


薔薇が咲いた

2012年05月25日 | ガーデニング

 明るい日差しの後には太陽の恵みがあり、 今年最初の薔薇の開花が見られた。通販で送られてきた黄色い薔薇、ヘンリー・フォンダ。ハリウッド全盛期のスター、ヘンリー・フォンダのファンでもあるし、透明感のある黄色がなんとも魅力的。この薔薇はすでに一つ、植えているのがあるんだけど、どうも元気がなくなったので、改めてもう一つ購入したというもの。こんなに早く咲いてくれるとはねえ。

今は亡き、ヘンリー・フォンダは、当時のハりウッドのスターの中では地味な役者だったが一番好きな作品は、シドニー・ルメット監督による「12人の怒れる男」。映画になる前にTVドラマ化されたもので、それを見て感銘を受けたヘンリー・フォンダは製作にも参加していたそうだ。裁判の中では殺人の罪に問われ、ほとんど有罪ではないかと思われる少年のことを、ヘンリー・フォンダは唯一無罪と主張して他の陪審員を驚かせ、一つ一つ、証拠の再検証をしていくうちに全員が無罪に傾いていくといった映画だった。結論を出した後、裁判所の階段を下りて各々が家路につく、あの最後の場面がとてもさわやかで、今でも印象的。

今日、名古屋高裁は三重県名張市、ぶどう酒の中に農薬を混ぜたことで5人の死者が出た、ぶどう酒殺人事件の死刑囚に対する再審を認めない決定をしたというニュース。実に51年前の事件の裁判をまだ争って、死刑囚はすでに86歳にもなる。弁護団側は「疑わしきは被告人の利益に」という鉄則をかなぐり捨てた判決だとして、ただちに特別抗告を申し立て、最高裁で再び争う方針だという。

この裁判では混入された農薬が本人のものかどうかという判断を下した中に、検察側も弁護団側も証拠として出していない裁判官の想像力?が突如出てきて推定され、結論を下したということらしく、小沢秘書裁判有罪判決の判断に出てきた”推認”と似たような傾向が出てきた。小沢さん本人には無罪判決が出て、一応、その流れが否定されたかに見えたが、検察官役の弁護側がこの判決を不服として控訴、なにがなんでも”推認”の流れに押し返そうとしているようにも見える。

”日刊ゲンダイ”(5月25日号)には~控訴審裁判長にいやな予感  「推認」で逆転有罪「共謀認定」の過去 聞こえてくるのは嫌なエピソードばかり~ となんだか小沢さんを貶めたい側が送ってきた刺客ではないか…と思えるほど、一審の無罪をひっくり返し有罪にしたり、懲役16年を退けて無期懲役に科したなんて、担当が決まったという小川裁判長のぞっとするような傾向が書かれていた。

”推認”なんて秘書有罪判決裁判長の専売特許かと思いきや、あの仰々しい椅子に座って高い位置から天の声のように判決を言い渡す、市民社会から隔絶したような冷血は、まだ他にもいるというわけだ。小沢さんの裁判を延々と続ける、いつまでもグレーのままにして被告人席に閉じ込めておく、小沢さんを抹殺したい側はそれが目的なんだろう。


次々に

2012年05月23日 | ガーデニング

 春が終わり、夏に向かう季節が始まると、いよいよ庭仕事が忙しい。雨がザーザー降らなければ、あれもこれもと次々にやることが出てきて、クレイジーガーデナーを通り越して、薔薇の奴隷!?

冬の間は積雪があるから、庭をどうこうすることは出来ないので、昼間は薔薇の移植や草花の植え替えが重なり、植える場所に困って、洗濯物干しを置いていた場所まで庭にしてしまったというわけで、スコップを長靴で踏んづけては汗かき作業。人間、最後には自然に学ぶんですかねえ…なんだけど、最早薔薇の新芽にはアブラムシが取りついている。うーん、これは学ぶよりは潰すしかない。

耐寒性もないし、病気にも雨にも弱いというので玄関前にしか置けない「フンショウロウ」は、早くもうどんこ病にやられてきたので、有機液肥などを連日散布。おまけに図書館から借りた本の返却日とにらめっこしながら、夜には印象的な部分のメモ書きをしていたら、まとめるのが下手であまりにも分量が多く、肩のほうが痛くなり…。

地元資本でない本屋さんで、その本を見つけてしまって、白水Uブックスを何冊か買ってしまった。「チボー家の人々」(白水社)~1914年夏~の部分。会話形式で第一次大戦前夜の列強の思惑が絡み合う政治状況を説明しているが、これが興味深い。ここまで読み進んで来たことで、次第にチボー家の弟、ジャックの言動に引きこまれ、ジェンニーとの恋愛には生の言葉が出てきて、?十年前のあの頃ならともかく、いくらなんでもこの年齢ではいささか気恥ずかしいが、反戦や運動に対してその”青さ”から来る問題提起には、21世紀の今でも胸打たれる。

こんな地味な本をよくおいてあるもんだと感心したけど、資金力のない地元の本屋さんではたぶん、取り寄せになるだろう。こういうところでつい便利な方を利用してしまい、なんだか後ろめたい。そんなこんなで海外サッカーも終わったから時間が出来るかというと、夜になるとぐったり疲れも出て、時事問題も書こうと考えているうちに時間が経ってしまう…と言い訳しつつ。

今日はフンショウロウや他に越冬したままの鉢の土を入れ替えたり、タネから発芽して、生育のいいボリジとナスタチウムをポットに移し替え、それに雑草取り。よく働いたなあ。


通過点

2012年05月23日 | サッカー

 随分時間が経ったような気がするけど、まだそれほどでもない!?鹿島戦の惨敗。5月19日、J1第12節、コンサドーレ札幌はアウェイで鹿島アントラーズと対戦。前半3点、後半4点という大量失点、0-7というスコアで敗戦を喫した。最後のところでは疲れと気持ちと、集中力が切れ、バタバタ崩れてしまったのでは…。

こういうのは繰り返し映像を見るのも嫌になっちゃうし、失点シーンを今更言ってみたところで仕様がないなあ。例に持ち出すのもなんだけど、ヨーロッパのチームなんかでも、条件が揃えばコテンパンにやられて惨敗することはあるわけで、そういうのを見ているから、立ち上がれないほど!?の驚きはないよ。相手が試合巧者で強い、試合間隔が短い、アウェイの試合、チームを組むのも容易でないほど主力にけが人が多くメンバーが大幅に変わった、などということが重なるとね。

石崎監督が試合後に仰ったように前半後半の立ち上がりにチャンスがあり、その時に決めていれば…ということだけど、自分たちが主導権を握って攻撃的に攻めていても、ゴールを決められないというのがこの頃のコンサ。最後のフィニッシュを決める選手がいないということなんだよねえ。その前にいいパスを供給しなければゴールも生まれないしねえ。J1の攻守の切り替えの速さにまだ戸惑っているようにも見えるなあ。

それでなくても怪我人が多いのに、レギュラーだったGKイ・ホスンやFW前田選手がともに長期離脱となり、踏んだり蹴ったり。いよいよ選手が足りなくて、誰が先発するのか。少なくとも開始15分までに2失点なんて駄目だよ。ひどい目にあった散々な試合も次節に活かせば、無駄ではなかったということになるからね。これも通過点。次節は今季初勝利を挙げた厚別競技場での試合。再び粘り強く歓喜の瞬間を掴め!がんばれコンサドーレ!!


見たよ

2012年05月18日 | サッカー

 5月16日水曜日、ナビスコ杯第4節、Bグループのコンサドーレ札幌はアウェイで大宮アルディージャと対戦。リーグ戦とは違って若い選手を多く入れて臨んだ試合。後半、大宮に先制されるが、終了間際、前田選手が同点ゴールを決めて追いつき、1-1で終了。再放送を見たけど、いやあー、見て良かったなあ。

先発メンバーは怪我から復帰間もない大島選手を最前線に置き、トップ下に内村、ベテランの砂川と若い榊をサイドに使い、真ん中には10代の前貴之、荒野拓馬、センターバックも18歳奈良と19歳櫛引、右サイドバックにはいつもセンターバックで使われているオーストラリア人のジェイド・ノース、左サイドバックにはベテラン、日高選手。GKイ・ホスン(最後のプレーでピッチに倒れこんでしまった。痛む足を上げたまま、自分の手で支えていた。その後が心配。)

大宮には最前線にラファエルという強力な外人を置いている。こういう頼れる助っ人がいないというのが今季のコンサドーレ。リーグ戦でなかなか点が取れないことを考えると、つらいとこだなあ。岡ちゃんのころには問題あり外国人でも、エメルソンやウィルがいたし、三浦監督にはダヴィがいたからねえ。

ベテラン砂川選手の復帰は経験と安定したプレーが力になり、1トップに大柄な大島選手を置いたほうが、前田選手も生きるような気がするよ。後半8分にはコーナーキックから、大宮・金英権選手に高い打点から頭で押し込まれたが、43分、途中出場の近藤が頭で落としたボールを砂川が前田につなぎ、前田選手はいつもと違って!才能に溺れず、技を活かしてゴールを決め、終了間際に追いつく引き分けに持ち込んだ。

それにしてもヒーローインタビューに前田選手が出てきて答えていたけど、低い声でさっぱり盛り上がらず、明後日の方を見て、社会人としてはどうにもこうにも協調性なさそう!?だったけど、天才肌ということだから、まあ、これを機に、気分をよくしてがんばって頂戴な。

いつも土曜日には負け試合を見ているせいか、引き分けになっただけでもうれしいよ。そんなに高望みをしないからさ、せめて4つか5つは勝った試合を見たいなあ。まあねえ、負けても乾杯はしているんだからね。サポーターの横断幕にも”どんなに苦しくても…”なんて言葉が入っていて、こういうチームを応援するのも大変だよ。増資にも応援するしさ。唯一の地元チームなんだから、最後まで奮起を期待しているよ。

次節はリーグ戦に戻って19日土曜日はアウェイで鹿島戦。厳しい試合になるのは間違いないけど、守ってばかりじゃ疲れ切って守備網を破られるのを待つばかりだからね。大島、芳賀、砂川と言ったベテラン選手を次も使ってほしいけど、日程が厳しい中、怪我あがりということだからどうなるか。懲りずに!?勝利を待ってるよ。がんばれコンサドーレ!!


作業開始

2012年05月17日 | ガーデニング

 しばらく肌寒い天候が続いていたが、ようやく気温が上がって、20度を上回る日が出てきそうだ。冬を引きずっていた春を卒業し、これからは夏に向かっていく時期。薔薇の葉っぱもどんどん伸びてきて、毎朝庭を見廻るのが楽しい。

通販で注文していた「有機100パーセント液肥」が届いた。これは薔薇界のファーブル先生、お医者さんの趣味が高じて、素人の域を超えてしまった真島康雄さんの「完全オーガニックバラ栽培」という本の中で紹介されていたもの。

この本には薔薇栽培で悩まされるうどん粉病と黒点病、オーガニックではどうすればいいのかという対策が書かれている。どちらも空気中に漂っている菌から感染するから防ぎようもないが、うどん粉病には「有機100%液肥」の中に含まれる納豆菌、黒点病には「菌の黒汁」に含まれる光合成細菌に活躍してもらうという説明。お医者さんらしく実験の過程も示され、なるほど…。「菌の黒汁」は近所でも手に入る。

去年は少しオーガニック以外の薬も使ってみた。お陰で真島先生も栽培に失敗したという、うどんこ病に弱い「フンショウロウ」もめでたく!青々とした葉っぱを手に入れ、花もしっかり咲いてくれたが、やっぱりオーガニックのほうがいい。

薔薇用というキトサンを注文して取り寄せてみたけど、病気を防ぐとまではいかなかった。…とまあ、これが決定打になってほしいと、この週末から作業開始と行こう。100倍液肥を作って、葉っぱに散布し、株元には200倍液肥を…うどん粉病が来る前に…


がっかりだ

2012年05月16日 | サッカー

 スペインのリーガ・エスパニューラは最終節の前に、レアル・マドリードの4年ぶりのリーグ優勝が決まっていて、イングランドのような感じではないが、ヒホン戦に勝利した時には残留が見えてきたと思ったのに、前節バレンシア戦に負け、今季最後のホーム試合はこの1戦にありというビジャレアル戦。

相手はヨーロッパリーグ(チャンピオンズリーグより下位のチームのクラブ同士が戦うカップ戦)で優勝して、意気揚々と乗り込んできたアトレティコ・マドリー。最近は持ち前の攻撃力に失ったボールを追いかける守備力も備わり、結果が伴ってきている。ホーム、エル・マドリガルにはこの日格安チケット販売による観客動員で、スタンドはイエローサブマリンの黄色一色、超満員。地域を挙げてチームを応援している。

試合は前半ビジャレアルに何度も得点チャンス。マルコ・ルベンやエルナン・ペレスのシュートは枠を外れ、マルチェナが飛び上がったヘディングシュートもゴールには結びつかない。特別な試合に臨んだ選手たちは必死の形相でボールを追いかけている。

ロティーナ監督になってから失点を減らそうと守備的な戦いに変化したようだが、本来攻撃的なチームなので、どこか守備に甘さがあるのは否めない。前節のバレンシア戦では守ることに体力を使って、さあー、攻撃というときにはまるで迫力がなかった。一生懸命やってるんだけど、攻めて行こうという勢い、積極性がないというのか。3位バレンシアには追加タイム終了間際、とうとうつかまり0-1で勝ち点を逃してしまう。

相手にとっては劇的な勝利、ビジャレアルには衝撃が残る負け方。この試合も、後半の時間の経過とともにアトレティコに押し込まれていくシーンが増え、危ないなあ、耐えきれるかという不安。残り時間が少なくなり、前節のようにセットプレーから、相手FWファルカオの高い打点に抗しきれず、ゴールを割られてしまう。ビジャレアルの選手たちは勝利か引き分けで残留ということだから、このままなんとか引き分けで終わってくれればという願望があったろうが勝ち点を積み上げられず、無情にも18位で降格決定。なんてことだ…

今季はロッシとニウマールという二人の得点源の怪我が長引き、ニウマールは復帰後もほとんどゴールがない状態、勝利しても連勝にはつながらず、最後まで浮上することがなかったかった。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督はシーズン途中から残留請負人として就任しながら、前年のデポルティーボに続き、チームを降格させることになってしまった。御本人もそんな立場にはさぞショックを受けていることだろうが。

試合後にはエル・マドリガルのスタジアムで、…チーム関係者の出口にはファンが殺到し「金目当ての傭兵ども!」と選手たちに責任を背負わせている…といった記述の記事があった。ロティーナ監督も試合後、まるで言い訳のようだと言いながら、…ここ3~4シーズンのと言ってから、リーガ一部で起こっていることを私は気がかりに感じている。今年からではなく私は前から言い続けてきた。誰もこのことに介入しないが、いつの日か明るみに出るだろう。だがこれ以上は何も話したくない…というコメント。

そのまえにLFP(スペインプロリーグ機構)が、リーガ・エスパニョーラの終盤戦で八百長試合があった疑い、リーガ一部の数クラブがスポーツ賭博と関係を持ち、試合結果を操作したことを疑っているというニュースがあったから、この発言には尚更驚く。どこのクラブがそうなのかという報道までは目にしていないが、選手の給料も払えないほどのクラブもあるという中にビジャレアルも入っているとすれば、なんだかすっきりしない。

真偽のほどはわからないが…、バルセロナとレアル・マドリー以外はどこもクラブ財政が厳しいということだから、ロティーナ監督の言うようにいつか白日の下に晒されないと、このリーグの遅れた部分の改善は進まないのかもしれない。とにかく来季から応援するチームもいなくなり、わざわざ時間を割いて、リーガの試合放送を見ることもないかとがっかりしていたら…

昨夜のデイリー・サッカー・ニュースで紹介していたが、セグンダというリーガ二部チームのリーグ戦で昨年降格したデポルティーボが現在1位、2位はセルタということで、2位まで昇格できるという話だった。セルタはビジャレアルと同じ運命の先輩格で、チャンピオンズリーグにも出場したことがあるが降格してしまったというクラブ。

デポルティーボのベテラン選手、サイドバックのマヌエル・パブロという選手と、いわゆる10番タイプ(日本でいえば横浜F・マリノスの中村選手が代表的だろうか)のバレロンという選手がインタビューに答えて、1年でどうやら戻ってこれそうだと好調なチーム状況を報告していた。37歳という、バレロンの声にはびっくりしたなあ。それにあの頬から顎にかけての濃いヒゲは、どう見ても清潔感がないよ。来季はビジャレアルのニュースが流れてくることはもうないだろうから、まあ、今まであまり関心がなかったクラブだけど、来季はこういうチームの試合を見てみるのもいいかなあと…


最終節

2012年05月15日 | サッカー

 イングランド・プレミアリーグの最終節では、最後まで今季の波乱万丈リーグを象徴するように、マンチェスターユナイテッドの猛追を退けて、新興勢力マンチェスターシティが追加タイムの2ゴールで劇的に勝利し、数十年ぶりの優勝が決まった。

3位アーセナルは4位トッテナムに勝ち点1差に詰め寄られ、ウェストブロムウィッチにアウェイで勝つしかない状況。一時は1-2と逆転されてハラハラしたが、2-3のスコアで、どうにか逃げ切ることが出来た。これでチャンピオンズリーグ出場を確かなものにできたから、毎試合苦悩の表情だったヴェンゲル監督にも、ようやく眠れる夜が訪れたようだ。

試合は開始4分、相手GKが倒れこみながらボールをキャッチしようとしたが囲い込みが緩く、べナユンがこれを奪ってネットに流し込み、早くも先制ゴール。いやあー、これはいいスタートと喜んだのもつかの間、11分、15分とあっさりゴールを奪われてしまう。まるで守備の選手がいないかのようなふがいなさ。1-2.あ~あ。

ところが30分にはこの日サイドバック先発となったサントスが少し距離のあるところから思い切って強烈なシュート。これが左隅に決まって2-2となり、後半にもセットプレーから、これも相手GKのミスを逃さず、DFコシルニーが押し込み2-3とする。

相手は正GKではなかったようで、これで助かったということだねえ。それでも前節の追いつかれ劇が頭にあるから、早く4点目をと思うけど、どうにもならない。選手たちはもう失点が許されないと、必死の守りを見せる。追加タイム5分にはドキドキしたけど、スコアは動かず試合終了。よかったよかった!!

ヴェンゲルさんのそばで、いつもベンチに寄りそうように座っていたコーチのパット・ライスさんが今季限りで退くそうで、彼のためにも勝利を飾りたいということだろうか。ヴェンゲル監督は彼に抱き着いたり!、終始落ち着かない様子で立ったり座ったり、オーバーアクション気味。いつもは紳士然としたヴェンゲル監督の乱れ姿!?をカメラも面白がって流していた。

今季は6位チェルシーがチャンピオンズリーグ決勝まで進むので、もし優勝すれば来季の出場権獲得となり、リーグ戦4位でも出場権は危ういという特別な事情があり、3位で終了して良かった。それにしてもシテイとQPR(略称)の試合は面白かったなあ。もうこのまま駄目かという展開で、90分過ぎてから追いつき、追い越しの逆転劇だったからねえ。ピッチには観客がどーっと押し寄せてもう収拾がつかない。ずっと前に、どこかで見たような光景だった。

なんども優勝しているマンチェスターユナイテッドというチームは確かに強いが、監督もチームもいわば”守られている”存在。アーセナルは対戦した時、一体いくつPKを取られていることか。こういうのはどうしても好きになれない。(我々の世代の)反骨精神がある限りはね。マンチェスターシティは金持ちオーナー出現で一挙に金満クラブになり、チェルシーの”油”(アブラモビッチ)とおんなじ。アーセナルからも選手を何人も引き抜かれてはいるが、選手には移動の自由があるから恨んでも仕様がない。

アルテタのようないい選手が来てくれたことでもあるし。順位表が激しく動いて、勢力図が変わるのは格差が固定しないから、リーグ戦が面白くなっていい。ウィガンやスウォンジーシテイのようなポゼッションを重要視するチームと目指すものがある魅力的な監督もいる。アーセナルは来季、ドイツのケルンから移籍してくるポドルスキが加わるし、今から数か月後の開幕を楽しみにしているよ。その前にチャンピオンズリーグの決勝戦とユーロ2012があるから、そっちも見なきゃね…。

 

 


萌える

2012年05月10日 | ガーデニング

 天気のいい日は庭に出る時間が楽しくて仕方がない。新緑萌える春がやってきた。今は色とりどりの球根が花盛り。スミレやツルニチニチソウも、地表近くで元気に花が咲いている。

もっと温かくなれば薔薇の花も咲くようになるなあと芽が出て、葉っぱが伸びてきた枝を見ながら、期待が広がっていく。通りかかる人にもよく声をかけられては、しばしガーデニング談義。

失敗もあるが、花が咲けば毎日の努力が報われるし、しあわせな時間が訪れる。つる薔薇の誘引が一番大変だけど、約半年、楽しめると思えば、トゲに引っかかれるくらい、まあ、いいかというものだ。新しい薔薇苗も届き、無理やり花壇に植えたが、もっと悩ましいのは取り寄せたいろんなタネ。

ナスタチウムのブラックベルベット,サルビアパティオ ディープブルー、サルビアパティオ ライトブルー、千日紅、極早咲き品種のラベンダー、草丈約50㎝のわい性コスモス、ベニシアさんが一口大の氷の中に閉じ込めていた!青い星形の花が咲くハーブのボリジ。

とまあ、植える場所もないのに買ってしまうんだから、毎年困ったもんだ。今は車庫を整理して、なんとかできた空間!?でタネから芽が出始めている。いずれ地植えにしなきゃね。さあー、どこに植えようかなあ…