FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

こういう日は

2011年09月06日 | 音楽

台風の影響で雨が降ったり、止んだりが続いている。こういう時には出かける気にならないので、録画していたクラシック番組「名曲アルバム」をまとめて”視聴”することにした。

地デジ教育TV午後1時55分~2時までの5分間の番組。この間特集があって、その時の人気投票100位までの名曲100選が入っている。

普段あまり地デジを見ないので気が付かなかったが、特集が組まれたことで、こういう番組があったんだと、それからは続けて録画している。ほかの番組とぶつかったりしても裏録出来るので安心。

人気投票1位は当然!モーツァルトだろうと思ったら、なんとヴィヴァルデイ作曲「四季」…。今日はパッヘルベルというオルガン奏者としても有名だった、ドイツの作曲家の室内曲「カノン」。

曲の感じからイタリアの作曲家だろうかと想像していたので、ドイツの作曲家とわかって驚いた。心に染み入るバイオリンの音色。ゆかりの地はチューリンゲン州の州都、エルフルトという街が紹介されている。

エルフルトの大学には宗教改革を行ったマルティン・ルターがいたそうだ。それまでローマ・カトリック教会が手中にしていた絶対的な権威に反旗を翻した偉い人だ。改革派は大弾圧にあいながら、宗教を通して革命を起こし、世界を変えていった。

もう他界した父がクラシック音楽好きで、よく家の中にクラシック音楽が流れていたのに若い頃はさっぱり。こんな年になってから里帰りしたようになって、クラシックを聴きだした。それが少しも抵抗がないんだから、環境というのは不思議なものだ。

8月28日放送の「特選オーケストラ・ライブ」尾高忠明指揮、札幌交響楽団演奏会もよかった。これは少し前放送されたチャイコフスキー作曲「交響曲第6番ロ短調作品74『悲愴』」に、バイオリニスト諏訪内晶子を迎えてブルッフ作曲「バイオリン協奏曲第1番 ロ短調作品26」の演奏も加えたもの。

諏訪内さんのスケールの大きな、堂々たるバイオリン演奏は圧倒されるほどの迫力がいっぱい。聴く側が襟を正してしまうような、真摯に音楽と向き合う姿勢が伝ってきた。真紅のドレスもよく似合って素敵だったねえ。



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