FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

素顔に驚く

2009年07月31日 | 雑感
昨日の朝日新聞11面左隅に掲載されていた小さな記事。ダニエル・ラドクリフさんと書かれた写真がなかったら見逃すような記事だったが、その内容にはびっくり。映画「ハリー・ポッター」シリーズで主役を演じ、弱冠20歳のアイドル的な存在とは思えないようなしっかりしたものだった。

ベストセラー小説を映画化したファンタジー溢れる「ハリー・ポッター」の中で主役の魔法使いの少年を演じてきたダニエル・ラドクリフさん。雑誌のインタビュー記事では、今やすっかり大人に成長したところを見せ、・・・イギリスで来年6月までに実施される下院選挙では(保守党や労働党ではない)中道左派に投票する・・・という発言までした。

・・・若者が投票に行かなくなった理由についても「政治家がみんな中道に寄って政策が似てしまい、誰に入れても同じになってしまった」から・・・だそうだ。今政権についている労働党ブラウン首相の評判は芳しくないようだが・・・「長く首相になりたいと待ち、なった途端にその器でなかったと気づくのは悲劇だろう」となんとも痛烈。

イギリスもブレア首相のときから労働党に政権が移り、今はブラウン首相に引き継がれたがどうも次はまた保守党の勝利が確実視されているらしい。・・・「保守党はいったん政権に就くと実際よりも右派だと露呈する。そのとき正しい左派が再生するだろう」という“評論家ばり”の予測を披露。

・・・自身はリベラルな左派系の考えということで「支持者全員が投票すれば、一夜で政治は変わり、適切な3大政党制が生まれるだろう」。はじめて迎える国政選挙を前にして、ここまで見解を述べられるとはねえ。

日本も後数週間で国政選挙がある。こちらはイギリスとは反対の方向へ政権交代の流れが起きているが、はじめて迎える投票に際し、政治を自分たちの問題として考える若者はどれだけいるだろうか。








うどん粉病と黒点病

2009年07月29日 | ガーデニング
今年は梅雨のないこのあたりでも例年になくカラッとしない天候が続いた。長雨がないことで薔薇の環境には適していたはずが毎日のように雨模様。そのためかどうか“うどん粉病”に悩まされることはなかった。木酢液の散布も春先に行ったきりで済んだ。

それが一難去ったと喜んでもいられないのは、いつもならもっと遅い時期に出てくる“黒点病”がすでに出てきて、葉っぱが黄色くなっている薔薇があるからだ。薔薇の背丈が低く、横に広がるような種類はどうしても症状が表れてしまう。

毎年のことなので下の方の葉っぱは黒点病にならなくてもむしったり、出来るだけ土から離す予防を心がけているが、今度は密集した真ん中あたりに黄色くなった葉っぱを見つけた。それを取り除こうと夢中になり、枝と枝の間に腕を伸ばすうちに棘に引っかかれてしまう。イタタタ・・・。

写真はアベイ・ドゥ・クリュニー。
明日には晴天になるそうだ。










人生を楽しむ

2009年07月29日 | ガーデニング
「猫のしっぽカエルの手」Vol.11~雨の日を楽しむ~。雨の時には庭仕事を休んで、普段出来ない家事を片付けるという。そんなときにもなにげないおしゃれを忘れないベニシアさんの佇まいにはあくせくした生活感がない。そのせいかどこかメルヘンの世界の出来事のように見える不思議な番組。

今週はかつて日本海から取れた鯖を運んできたという、鯖街道を通って毎日柴を売りにいった88歳の元気な大原女、池田千代さんがシソをどっさり抱えてベニシアさんを訪ねてくる。

「ひとつのことを苦にしていたころがあったが、腹の立つことはとめて、すぐ忘れる。そして次のことに集中する。それが一番。」「わたしもおんなじ」というベニシアさんと“人生を楽しまなきゃ”と意見が一致。

エッセイは《苦労が人生をみがく》「ありのままを受け入れるすべをゆっくり身に付けていくのです。心を静めれば美しい世界に囲まれていると気づくでしょう。」

池田おばあちゃんに教えてもらったというシソジュース。《用意するもの》生葉の赤じそ100g、青じそ200g。水2リットル。クエン酸25g。砂糖1kg。

“しその葉”を沸騰した湯(2リットル)に入れて10分煮る。火を止めてクエン酸(25g)を入れる。溶けたら“しその葉”をなべの端にまとめ、強く押して“煮汁”を濾(こ)す。

“赤ワイン”のような色になった煮汁に砂糖(1kg)を加えて、ふたたび火にかけ、アクを取りながら一煮立ちさせれば出来上がり。夏バテ防止に、これを水やソーダで5~6倍に薄めて飲むとおいしいそうだ。

我が家のしそはあちこちで薔薇なんかと一緒。それにしてもベニシアさんは良く身体が動く。働き者だといつも感心する。













第30節

2009年07月27日 | サッカー
25日、J2第30節、コンサドーレ札幌はホーム厚別公園競技場にファジアーノ岡山を迎えた。このところ厚別不敗神話も遠く、2007年の試合以来勝っていない。雨模様の天候に赤い雨合羽、勝ち点3の勝利へと応援するスタンドの熱気が伝わってくる。

前節は無失点に抑えたが、ボールを大事にするあまり得点ならず勝ち点1。この日は雨水の芝に足を取られ転ぶ選手が多かったが、前へ進もうとする積極的な意欲を取り戻し、前半30分キリノ、33分には西選手のゴールと2得点を奪う。

1点目は右サイドを上がったDF西嶋選手のクロスに、これを受けた西選手が背を向けた状態からグラウンドに落ちる前にボールを高く蹴ると、キリノがすかさずこのボールをダイレクトにシュート。二人の絶妙な連携と早い判断で先制点を奪った。

2点目は西選手がゴール前へ相手DFを交わしながらドリブルで進み、落ち着いて左足でコースを狙ったようなシュート。これが右隅に決まって追加点を奪う。2-0.前半のうちに2点も!!

後半に入ると気持ちを切り替え攻勢に出た相手の攻撃を受けるように自陣ゴール前で攻防が続いた53分、岡山に1点を返されてしまう。2-1.喜んだのもつかの間・・・。

60分、ここでGK荒谷選手が後方から大きく蹴って攻撃の第一歩とすると、相手選手がヘッドでクリアしたボールが前線のFW西選手の前へ。それを今度は右足でシュートすると、これが決まり3点目。3-1。

ところが67分、DFがクリアしたボールがゴール前で待ち構える相手選手の前に行ってしまい、これを決められてなんと3-2のスコア。追いつかれるのでは?なんていう不安がまた・・・。

しかし交代選手として投入されたFW上原選手が89分、ついに4点目を決め4-2で勝利。試合終了後はスタンドのサポーターと挨拶に行った選手たちが久しぶりの厚別勝利に沸き立ち、いつまでも喜び合う姿が映し出されていた。

この日2得点1アシストと大活躍した西選手はFWで起用されてから3試合目だそうだ。右足でも左足でも同じようにシュート出来るというのが素晴らしいよねえ。

しかしまあ、勝つために4点も必要ではなんとも危なっかしい。石崎監督は「試合運びの部分、イージーなミスが多かったり、判断が遅かったりと今までトレーニングしてきたことがひとつも出来ていませんでした」とお怒りだ。

次節はセレッソ大阪との対戦。しかもアウェイで厳しいが、この日の勝利したいいイメージを忘れずにがんばれ!!



ジュリア

2009年07月25日 | ガーデニング
今週のNHK「素敵にガーデニングライフ」、薔薇の庭が素晴らしいのはもちろんのこと、印象的だったのは日々丹精している高野純子さんの“人生を変えたひと株の薔薇”との出会い。

デザイナーとして活躍していたころには雑草ばかりの庭だったそうだ。それが9年前に退職してから、“ジュリア”というひと株の薔薇に目を奪われた。命を懸けて貫いた女の友情に心動かされた映画「ジュリア」(1977年)と同じ名前の薔薇だったからだ。

“ジュリア”という薔薇は映画のイメージにピッタリな少しダークなオレンジ色の薔薇。ジェーン・フォンダ演ずるアメリカの劇作家リリアン・ヘルマンとヨーロッパに住む幼馴染のジュリアという女性の友情。それに同居している推理作家のダシール・ハメットとの関係が描かれていた。

映画が始まる1934年ごろはファシズムが影を覆っていくという時代背景があり、ジュリアはそれに抵抗する地下運動にかかわり、ついには殺されてしまう。何とか助けたいリリアンは彼女に資金援助する役目を担わされるというサスペンスの映画でもあった。

同居していたハメットという作家は労働運動にも強い関心があり、そのことで戦後のアメリカに吹き荒れたレッドパージにひっかかり、自白しなかったことで有罪判決にもなっている。

この映画が描くジュリアという女性は時代を超えたリーダー像として描かれている様な気がしたが、高野さんはそのことをどう思われただろうか。今では140種もの薔薇に囲まれ、当時の取引先の女性と薔薇の写真が縁で友情を紡いでいるそうだ。








プレシーズン

2009年07月24日 | サッカー
海外サッカーもいよいよプレシーズンの練習も始まったようで、そうしたニュースが出てくるとまた開幕が近づき、ワクワクするサッカーが見られるのかとなんだかうれしくなる。

ニュースの中にアンリの写真と記事が載っていたので、これはきっと・・・とバルセロナの公式サイトを見てみたら・・・、ありましたねえ。スペイン、バルセロナのFWエトーとイタリア、インテルのFWイブラヒモビッチの交換トレード成立は秒読みの段階に入ったとやら。

今、ロンドンでバルサのチームメートとともに練習に励んでいるアンリが、練習後のインタビューでそのことに関して少しばかり言ったこと。それが部分的にタイトルになってしまったらしい。

アーセナルがアヤックスにいたイブラヒモビッチを獲得しようとしていた時があって、そのときから彼を注目するようになったと、彼が来ることを歓迎するコメントと去ることが確実になったエトーに対する誠実な賛辞。

クラブ公式サイトでの実際のタイトルは「カンテラは素晴らしい」。バルサの「カンテラ(下部組織)」がどれほど充実して素晴らしいかというのが一番先。これに匹敵するのは1997年の当時のマンチェスターユナイテッド。

べッカム、ギグス、スコールズ、キーンを輩出したときぐらいだという内容。確かにねえ。ユナイテッドはその財産を今でも活用してるんだから、ひとつの黄金時代を作るってのは大変なことだ。

アンリについては昨季傷めた膝のじん帯の痛みがまだ残っているというのを心配していた。昨季のCL決勝戦にはなんとしても出場したいという気持ちがあって、五分五分の状況というのを出場したのは無理を押してではなかったのかなあというのが正直なところ。

まあー、年齢から言ったら若い選手のようなわけにはいかないし、焦らないで治してほしいよ。シーズンは長いからね。バルサの今シーズンは難しい年になるだろうということと3冠を獲得したからって、それは過去のこと。モチベーションが下がることはないと・・・。

プレシーズンマッチのカップ戦も近いらしく、第44回ジョアン・ガンペール杯というのがあるそうだ。どうやらマンチェスター・シティと当たるらしい。ついこの間、アーセナルから移籍していったアデバイヨルと戦うことになるんだねえ。












ようやく総選挙

2009年07月22日 | 雑感
衆院が昨日解散し、いよいよ8月18日公示、8月30日投票と決まった。いよいよ総選挙へ突入と言っても、外国へ行ってばかりの麻生さんには待ちくたびれた感もあり、ようやくの総選挙。

しかしこれからの生活にもかかわる重要な日程。自分たちの権利でもある投票権を行使して国の行く末を決める。8月30日は“運命”などという受身の人生を吹き飛ばしたい。

すでに参議院では野党だった民主党が第1党になってから、長年蓋(ふた)をされてきた“日米安保条約の密約”が公になり新聞、TVでニュースとして国民の前に暴かれるようにもなった。

議会の勢力が変わればこれだけのことが出来る。日本では自民党政権がいよいよ末期症状になるまで、一つの政党がこれだけ長い間政権を維持し、“政権交代”の4文字が出てくるまでこんなにも長い時間がかかった。

今の国民の暮らしは先が暗いニュースばかり。この先不安ばかりで希望が持てないものになっている。政権交代してこれを変えてほしいという国民の願いは切実。

駄目なら選挙によって交代してもらいますよと国民が意思表示した日、8月30日がそうした歴史的選挙になってほしいと願いつつ・・・。





ニュー・ドーン

2009年07月22日 | ガーデニング
ご近所の玄関横のアーチにあまりにも見事に咲いていたので、お願いして一枝いただいたのがニュー・ドーンというつる薔薇。庭植えしてみたら、こんな丈夫な薔薇はないと思えるほどの強健種。

凍るような寒さもどこにあるのかわからないほど雑草と共存?しても、短かろうが、放っておかれようがちゃんと花は咲いてしまうという、従来の薔薇のイメージを変えてしまうほどたくましい。

四季咲きかと思っていたら、どうやら返り咲きらしい。今では鉢植えにして壁に這わせたり、裏庭でも花を付けたりと、いつの間にか我が家の庭でもニュー・ドーンがいっぱいになってきた。





ワイン色の薔薇

2009年07月21日 | ガーデニング
我が家の庭で古株の薔薇のひとつ、アストリット・グレフィン・フォン・ハルデンベルク、という舌をかみそうな長い名前の薔薇。これが濃赤系といってもワイン色というのか、不思議な色合いをしている。

正確な花色は"濃黒赤紫色”。外側に紫色が入っていて、複雑な色で香りが良い。一目でドイツ作出とわかる品種名は、社会活動家の女性から付けられているそうだ。

今では大株になって、同じく古株になった隣のヘリテージとぶつからないように剪定するのに忙しい。一番花はもう咲き終わったが、四季咲きで数週間後にまた花に会えるのが楽しみ。




つるアイスバーグ

2009年07月21日 | ガーデニング
一季咲きのつる薔薇、白いアイスバーグが壁のように一面咲き誇っていた時期が過ぎ去った。今はつると葉っぱだけになったが、花は終わっても緑色の葉っぱがやはり壁のようになっていて、これもいい眺め。

昨年の冬越しには株元が木のように成長しているのを見て、こうなったら最早倒したり土を掘って埋めるという段階ではないと観念?した。そこでぐるぐるとシュロ縄で巻き、伸びた枝のほうはなるべく水平になるようにすると、まるで見た目は大蛇のよう。その上に雪が乗っかって無事に越冬した。

今年はさらに枝が伸び、冬を前にして、これだけ元気良く大きくなった枝のどこをどう切ればいいのか、しばらく途方にくれそうだ。もっともシュートの発生が少なく、古い枝にも花が咲き続けるらしい。