第19節の延期分、アーセナルとウェストハム戦は水曜日ホーム、エミレーツスタジアムで開催。マンチェスターシティ、チェルシーとビッグゲームに立て続けに敗れ、不安視されていたチームが、この試合では今季加入した選手たちの得点もあって、5-1と大勝。取りあえず連敗脱出、勝ってよかった、うれしいなあ。
前節は風邪によるだったか、体調不良でお休みしていたポドルスキーが、心身ともに新鮮な気持ちを取り戻して復帰、同点ゴールとアシストで大活躍だった。アーセナルの選手たちはこれ以上負けられないと開始から積極的に攻撃していったが、この日も先制点はウェストハム。コーナーキックを粘られているうちに、18分、相手ボールをジルーが頭でクリアしたボールはうまい具合に!?相手選手の足元へ落ち、これを決められて0-1.
前半からまたかの展開…になったが、22分、ポドルスキーが強烈なミドルシュートを叩きこんですぐに跳ね返し、1-1に追いつく。ポドルスキーはちょっと前にも、ピッチの真ん中をドリブルで果敢に攻め上がるプレーを見せ、ついこの間とは別人のような印象。このゴールへの伏線だったのだろう。
後半開始からさらに攻め込むアーセナルの選手たち、47分にはジルー、53分にはサンティ・カソルラ、54分にはセオ・ウォルコット、57分には再びジルーと次々に鮮やかなゴールショー。まあ、ウェストハムの守備がゆるいというのもあったけどね。ホームのお客さんは大喜び。
ジルーが足元でもゴール出来たし、セットプレーの得点がほとんど期待できない!?アーセナルではこれはいい兆候。3点目はカソルラが至近距離からヒールでちょいとネットに押し込んだ、技ありのゴール。ヴェンゲル監督は「多くの選手が深く絡んだゴールが好き」とこれが一番のお気に入りなんだそうだ。
80分頃、ウェストハムの若い選手が怪我で倒れ起き上がれず、10分ほど試合は中断。頭部を固定した上で、担架に運ばれて下がった時にはスタンドも敵味方の隔てなく、たくさんの拍手で励ましながら、気の毒なこの選手を見送った。こういうところはとてもマナーがいい。
追加タイムは12分と異例の長さになったが、スコアは変わらず5-1で終了。類順位は今までとは変わらず6位だけど、5位エバートンには1ポイント差、4位トッテナムには4ポイント差に迫り、ようやくチャンピオンズリーグ出場圏内、4位目標の背中が見えてきた。
攻撃的サッカーで必ずお客さんにゴールシーンを見せるというのが、アンリのいるころからのアーセナル。流れるようなパスワークからチームプレーで観客を引きつけてきたんだしね。5得点に浮かれている暇もなく、次は週末にブライトンというチームとカップ戦。どういうチームなんだかよく分からない。リーグ戦は変則開催、31日にリバプールと。こっちも難しい試合になりそう。このまま連勝で驀進するしかないなあ。