FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

第27節

2013年02月24日 | サッカー

 23日、イングランドのプレミアリーグ第27節、アーセナルはホームにアストンヴィラを迎えて対戦。選手入場に使う通路の前にはスポンサー、エミレーツ航空のスチュワーデスさんたち数人が制服を着てお揃いで並ぶという、ちょっと見慣れない光景が出現。華やかで驚いたけど、あれはなんだったの?

FAカップ、チャンピオンズリーグと敗戦が続き、ヴェンゲル監督の手腕を疑問視する声が増してきたこのごろ。この試合は勝利することで周囲の雑音を消すという意味もある、という大事な1戦…

アストンヴィラにはこの試合に向けて、2週間の時間が用意されていた。アーセナルは中3日。コンディションの違いはどうしようもないが、今日は勝つしかしかないという選手たちの強い気持が6分、カソルラのゴールで早速形になった。

シュートしたボールが跳ね返って来たのをもう一度蹴って見事にゴール!!。この人のシュートは力が抜けて、パスのように綺麗な軌道を描くというのが特徴。職人技という感じがする。アンリもパスのようなシュートが多かったよねえ。舞うようにエレガントなゴールだった。カソルラは狭い空間を一瞬のうちに見つけ出し、縫うようにシュートするんだからすごい。

ところがその後に追加点がない、この日もジルーは外しっぱなし。50分、ウィルシャーのパスを受けてエリア内に進むが、決定的チャンスに決められない。そうこうしているうちに68分、カウンターからあっという間に同点に追いつかれる。こういうところはどうしようもないなあ。あ~あ、またか…

80分にもジルーがまた外す。決定的なヘディングシュートだったのに、決められない。途中からポドルスキーが入り、いいボールが来るんだけど、やっぱりチャンスに決められない。選手たちの意識はかなり改善され、シュートを打つようになっているんだけど、今日はどうにもゴールが遠い日か。

…などと刻々と時間が過ぎていく85分、冬の移籍市場で獲得した左サイドバック、モンレアルが上がりを見せ、ウィルシャーからのボールを正面へクロス。そこへ丁度ジルーの陰のようになってカソルラが走りこんで来ると、うまく合わせてシュート。これが鮮やかに決まった。

スペインのマラガから来たコンビの連携によって、ようやく待ち望んだ勝ち越し点。ヴェンゲル監督も思わずガッツポーズ、うれしそうだったねえ。スタンドのサポーターに近づいたモンレアルは、よくやった!と頭を何度も叩かれるほど、サポーターも興奮状態。その後、追加タイム4分を何とか逃げ切り、2-1で勝利。カソルラのお陰で貴重な勝ち点3を獲得した。

バイエルンの選手たちが前線から守備に走り回り、サイドでボールを持っている選手には数人で囲むようにプレッシャーをかけるなど、ボールを奪い取る攻守の切り替えの速さ、全員が運動量を惜しまず組織的な守備に走り回るという点からすると…、まだまだアーセナルの選手たちは動きが足りないような気がするけどね。それでもシュートを20数本も打ったのだから、よくなったことが数値として出てきたのでは…。

今夜はこれからマンチェスターシティとチェルシーの対戦。アーセナルの順位と直結する上位対決で、これは気になる。次節3月3日にはいよいよトッテナムとノースロンドンダービー。トッテナムは今ベイルが大活躍で今年はアーセナルの上にいる好調さを維持、ベイルはレアルマドリーが来季補強選手の一人に上げているそうだ。まあ、それはそれ、アーセナルは負けている暇はないんだから、答えは一つ。勝利しかない!!


逆戻り

2013年02月22日 | 雑感

 今日も朝から寒い一日…。積雪のある寒冷地では冬を乗り切るのに灯油が欠かせないし、買い物へ行くときにはガソリンを使う車が生活の足。安倍政権になって、円安だの株高だのと景気回復ムードが煽られているけど、灯油もガソリンも価格が上がりっぱなし。それでなくてもスーパーに行けば野菜は相変わらず高いし、暮らしが楽になったなんていう実感なんかないよねえ。

「田中龍作ジャーナル」では東電へ窮状を訴える酪農家の妻を伝えている…福島原発事故後、酪農で生活が成り立たなくなった酪農家が「原発さえなければ」という言葉を壁に残し、自殺したそうだ。残された34歳のフィリピン人妻は8歳と6歳の子供たちを連れて東電を訪れ、損害賠償を求める裁判を前に、「誠実な対応」を求める申し入れ書を手渡したという記事が載っていた。

2030年代までに脱原発をという民主党の政策は、自民党政権になった途端、「ゼロベースで見直す」と簡単にひっくり返った。自民党政権になるということはこういうことなのだ。脱原発政策は進展するどころか逆戻り。函館市長など道南市町村の首長さんらは19日、経産省や自民党本部を訪れて、対岸にある大間原発の工事再開に反対し、工事の無期限凍結を要請した。

ところが同じ日に、大間町長など原発や核燃料サイクル施設が立地する青森・下北半島の自治体首長らが経産省を訪れ、「核燃料サイクル政策堅持」を要望したという。これではどうしようもない。あれだけの原発事故を経験して、なおこの状況。もう一度原発事故が起こって、壊滅的被害が出ない限り、この国の原発政策は変わらないんじゃないかと悲観的になってしまう。

幌延町にある日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究センターは20日、地下水やらメタンガス発生で中断していた地下坑道の掘削工事を再開した。透明性をアピールしたいのか、その後、地下トンネルの出水現場まで報道陣に公開し、新聞にはその写真が掲載された。

坑道完成時期はたしか平成31年。研究目的がいつ実際の処分場になるか、反対する住民は心底恐怖に怯えている。原発を再稼働すれば自動的に使用済み核燃料、高レベル廃棄物が積みあがっていく。これ以上行き場のない核のゴミを増やしてどこへ持っていくのか。

根釧原野も以前に処分場の候補に上がっていたような…、大都会から遠い過疎地にお金を付けて押し付ければいいという発想。そこに住む人の事なんかまるで考えていない。住民の不安より国の経済を心配する方は是非、自宅の庭に核のゴミを引き取って、プールに保管するなり、地下深くに埋めたらどうですか。


がっかりだけど

2013年02月20日 | サッカー

 チャンピオンズリーグ、19日の決勝トーナメント第1回戦、アーセナルはドイツ、ブンデス・リーガで首位を独走しているバイエルンを迎えて対戦。ホームとはいえ、相手は今季絶好調。厳しい戦いになるといわれた試合前の予想通り!?守備の甘さを突かれ、前半から2失点、後半早い時間に1点返した後、主導権を握った時間帯もあったが、追加点を許し、1-3の敗戦で終了。がっかり…

開始早々にカソルラやウォルコットがゴール前に攻めていくチャンスはあったが決められず。逆に7分、バイエルンのトニ・クロースが1チャンスをゴールに結びつけた。さらに21分にはセットプレーからミュラーが2点目。アーセナルはシュートも打てない状態が続き、30分過ぎ、セットプレーからDFメルテザッカーのシュートらしきもの。これは相手守備数人に阻まれ、ボールは遠くへ届かなかったが。

しかし後半55分にはポドルスキーが、相手GKが前へ出たがら空きのネットにうまく押し込んで1-2とする幸運なゴール。スタンドはさあー、反撃開始と歓喜に沸く。その応援を背に、70分ごろ、途中交代のロシツキー、ウォルコットとつなぎ、ジルーに追加点の決定的チャンス。しかし決められない。逆に77分バイエルンに3点目が入ると、その後スコアは動かず、ホームで惨敗。あ~あ、これだからねえ。

バイエルンのハインケス監督はこのシーズン終了後に勇退となるらしい。いかにも堅実な人柄がベンチからも伝わってきた。リベリやロッベンの曲者!?揃いも守備に奮闘させて、常勝チームにした手腕は大したものだ。来季はあのバルセロナを6冠に導いたグアルディオラ監督がやってくるという。イングランドではなくドイツを選択したことも驚きを持って受け止められている。あの頃のバルセロナにはアンリもいたしね。メッシやチャビやイニエスタがいなくても勝てるというところを証明出来るだろうか。

この試合前には今季、中盤でソングの代わりに守備を担っているアルテタが「最近の数試合はビッグゲームでは最初の20~25分にやられているし、相手をリスペクトし過ぎた部分があったと思う」が「違うシナリオ」を描きたいと、まるでピッチ上の監督というコメント。残念ながら…違うシナリオにはならなかったが、サッカーの場合は監督が試合を止めることは出来ないから、こうした選手が大きな役割を果たすことになる。だからこそ”判断力”が一番重要で、それが自由なスポーツと言われる所以ではないかなあと。

先週末のFAカップ敗退後の記者会見も続投を危ぶむ声が相当あったらしいが、これだけぼろ負けすれば、ヴェンゲル監督はもう駄目だと再び解任説が浮上してくるだろうけど、選手の問題もあるよ。アンリがいたころは、例えば、レアルマドリードと対戦した時、アンリは周りの助けがなくても、一人でドリブルし何人かの選手を交わしてシュートまで行き、これがゴールになり決勝点となった。

今日のウォルコットやウィルシャーにしたって、ゴール前まで上がって行きながら、ほとんどシュートを選択しようとしない。体勢不十分でもシュートを打ってみる。そういう姿勢があるのはカソルラくらいかな。

まあ、それでもヴェンゲル監督はアウェイでの大逆転をあきらめていないらしい。その心意気!!昨季だってミランに4点奪われてもう駄目だってところでホームに帰り、3点奪い返したからね。アンリやピレスがいたずっと前には、ホームでインテルに前半30分くらいまで3点奪われたという”惨敗”があった。それがアウェイで5得点、最終的には勝ちあがってしまったのだから、あれはホントに愉快なゲームだった。

あの頃はクラブ側にも、プレミアリーグ開設に貢献したような、しっかりした人がいたらしいしね。毎年主力を2,3人も奪われて、ヴェンゲル監督は我慢強くチーム作りをしている。今の方針が変わらない限り、どんな監督が来ても苦労するよ。いつまでも落ち込んでばかりもいられない。たしか、アストンビラとのリーグ戦がある。こっちも大事…


恐怖

2013年02月15日 | 雑感

 2月10日NHKスペシャルは”核のゴミ”はどこへ~検証・使用済み核燃料~だった。安倍政権は福島原発事故の反省も十分なされないまま、先の衆院選で圧勝した勢いと電力会社の力に押され、ふたたびエネルギーを原子力に依存する道へ進もうとしている。

現在核のゴミの最終処分場に名乗りを上げている自治体はないが、かつては手を上げていたところがあった。この番組ではそれに関わっていた人々が登場する。すでに地下深く横穴が掘られている日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究センターの中へ直接入った映像。さらに外国ではどうかと現地に飛ぶ。使用済み燃料が日本では再処理用の資源として扱われることから、すぐゴミには出来ないため、各原発の発電所にため置いている現状を話しあった会議の模様。再処理を担う六ヶ所村の施設が事故続きという状況…

仮に六ケ所村で再処理が行われないということになれば、集められている使用済み核燃料は元に置かれていた原発に戻すという取り決めになっているそうだ。そうなれば原発は稼働できなくなる。使った核燃料を再びエネルギーとして使うという、当初、資源のない国では夢のような核燃料サイクル事業だったが、これが正常に動いたためしがないのに…相変わらず予算を付けている、かつて壮大な無駄とこれを問題視した若手官僚グループもあったが…

幌延処分場の映像が出てきたときにはぞっとしたなあ。周辺には農業を営む人たちがいっぱいいるはず。広瀬隆さんが講演で訴えていたように、ここは全国へ供給する食料基地でもあるからだ。一応研究施設という名目なので、番組ではここに運ばれてくることはありません…なんて言う言葉を添えていたけどね。もし国策としてここしかないということが決められてしまえば、成田空港や沖縄のオスプレイ配備同様、どう反対したって、たとえ機動隊を投入してでも核のゴミを持ち込もうとするだろう。

この番組は特別新しい内容を言うわけではなかったが、地下トンネルの映像を見ていると全身に恐怖感が広がってくる。それがまだ頭にあった今日の地方ニュース、幌延処分場の地下施設を作るための掘削工事現場で大量の地下水漏れがあり、メタンガスが発生したので作業員が避難し、1週間以上に渡って作業が中断しているという。

おっとどういうことなのか、これは…。しかもこのニュースを一般には情報として公開していなかったという。今の国会でも、東電側が福島原発事故現場の建屋は電気が付かず真っ暗と説明したことで、国会事故調は立ち入りを断念したことが追及されていたが、こうした体質は変わらないまま、危険性についてはひた隠すつもりだ。

もう一つ、プルトニウが核兵器の材料となることから、核兵器願望がある人々にとっては、原発は核抑止力としても残す必要がある、という考えがあるらしい。NHKの番組はそのことまで踏み込んではいなかった。原発をなくすのをアメリカが反対するからという理由のほかに、日本人の側にもそういう問題があるのではないか。

一昨年だったか、「さようなら原発」札幌集会では、幌延処分場の反対運動を続けている酪農家の方が登壇し、参加者になぜ反対するのか、そのまやかしを訴えていた。再稼働推進を言えるのは近くに処分場など来ないと高をくくっている人たち。核のゴミなんか冗談じゃない。

 

 


なつかしい

2013年02月15日 | サッカー

 チャンピオンズリーグがグループ方式からホームとアウェイの2試合、180分で決着をつける決勝トーナメントになり、レアル・マドリードがホームにマンチェスター・ユナイテッドを迎えて対戦。前半はレアルが攻勢だったが、後半はユナイテッドの守備が目立った試合だった。試合は前半のスコアから動かず、1-1で終了。次はアウェイゴールを奪ったユナイテッドがホームに帰るので、有利な展開になりそうだ。

どっちのチームも応援していない!?から勝敗はどうでもいいけど…、ユナイテッドには移籍一年目の日本人香川選手が先発。目立つような活躍ではなかったけど、体格で勝る屈強な男たちの間に混じって攻守に動き回っていた。もう一人、いつまでも優勝しそうもないアーセナルに見切りをつけて?移籍していったFWファンペルシ。さぞタイトルを熱望しているだろうというところだけど、気合が入りすぎたのか、この試合ではゴールがなかった。

レアルはシュート数も多く、そのうち必ずゴールするんじゃないかっていう勢いだったけど、先行したのはウェルベックがゴールしたユナイテッド。レアルも10分後にはロナウドのヘディングシュートで同点に追いついたが、シュートを急ぎ過ぎたのか、最後のところで単調な印象、後半ゴール前に張り付いたようになっていたユナイテッドの守備陣とGKを崩せなかった。

レアルの方で気になったのは正GKカシージャスに代わって出ていた元ビジャレアルのGKディエゴ・ロペス。なつかしい顔だけど、カシージャスが復帰してきたら、また控えに回ってしまう立場かもしれず。それでもよしと決断して来たのだろうと思うとなんとも切ない。昨季まで正GKとしてビジャレアルを守ってきた選手だったからね。

降格してしまった今は選手たちもバラバラ。悲しい運命だ。3人目の監督は名前を忘れてしまったけど、最後にはリーガには八百長があるというような内容の発言を残していたねえ。ビジャレアルより下位だったチームが残留した試合を言っていたのだろうか。イタリアでも毎年取沙汰され、深刻な問題になっている。

アーセナルのほうは土曜日にFAカップでブラックバーン戦があり、その後バイエルンを迎えて勝たなきゃならない!!ホーム試合が待っている。チーム一丸となって、悔いの無いように戦ってほしいものだ。

そういえばアンリが「ヴェンゲル監督の批判を聞くのも見るのもつらい」と言ったらしい。このところ、主力を引き抜かれながら懸命にチームを立て直しているヴェンゲル監督は気の毒でたまらない。目の前のチャンピオンズリーグも大事だけど、リーグ戦をなんとか4位で終わらないことには…


悲願の出場

2013年02月11日 | 雑感

 スロバキアのポプラトで開催されていたソチオリンピック最終予選、10日、アイスホッケー日本女子代表はノルウェー、開催国スロバキアも入ったグループで最終日、勝ち点を上回るデンマークと対戦。もう勝利しかないという試合だったが5-0という圧勝に終わり、2勝1敗勝ち点7でグループ1位通過。1998年長野五輪から実に4大会ぶり、悲願の出場を決めた。

ノルウェー戦では3-0から3-4という大逆転ゲームをしたが、前の試合は62本のシュートを打ちながら、世界一と言われるスロバキアGKの壁をどうしても崩せず。最後はウィニングショット(延長戦の後に行われるサッカーでいうPK戦、サッカーに比べGKのほうが有利と言われている。)でスロバキアに敗れたが、アイスホッケーの場合は延長戦まで行くと勝った場合は勝ち点2、負けた場合でも勝ち点1をもらう。合理的な仕組みになっている。

負ければ後がないという崖っぷちの試合。選手たちは開始から積極的にゴールを奪いに攻め上がっていく。体格では劣る日本代表チームは小回りが利くスピードが武器。頻繁に選手たちを代え、フレッシュな状態で試合を進めて行こうという戦術。

試合は第1ピリオド20分間の間に、2点先制し、続く第2ピリオドにも2点追加という驚きの得点劇。前の試合でゴールが遠かったのがウソのような展開になった。途中ファールを取られてペナルティでリンク外に2分間待機するという相手にとってはパワープレー、少なくなった方はキルプレーといわれる時間があったが、全員一丸となって守りきり、失点を許さず逆に第3ピリオドに5得点目を追加するという、圧倒的な勝利で試合終了。

最年長の30歳になる久保さんは一度は引退したが、サッカー日本女子代表の活躍に刺激を受け、再びリンクに戻って来ただけに、この日は2得点を挙げる大活躍。こうしたベテランに加え、16歳の高校生、浮田さんや青木さん、18歳の床さんなど、後半には若手の選手たちがノビノビと大舞台を楽しむかようなプレーでチームに貢献していた。ゴールを決めた後、円陣を組んで頭を下げあうところなど、まるでインテル(イタリア)の長友選手みたい!

アイスホッケー連盟には64か国の国と地域が加盟しているということだから、雪深い寒い国の限られた地域の競技という印象だったけど、予想以上に多くの参加国があるんだなあって感心したよ。

同じ日にはW杯スキー女子ジャンプ大会が蔵王で行われていたが、これに16歳の高梨沙羅ちゃんが同日2試合という変則開催にもかかわらず見事優勝。小柄で可愛い外見からは、想像もつかない闘志溢れる姿。昔は日の丸飛行隊と言われるほど日本ジャンプ陣は強かったけど、その後日本人には不利なルール改正が行われた。沙羅ちゃんがこれだけ活躍すれば、またルールが変更されるんじゃあと心配になるが、なんとかこのままいってほしい。沙羅ちゃん、がんばれ!!


危なかった

2013年02月11日 | サッカー

 9日、土曜日、イングランドのプレミアリーグ第26節、アーセナルはアウェイでサンダーランドと対戦。この日は前半1点の後にことごとく追加点を決められず、後半には退場者を出し防戦に追われる展開。GKシュチェスニーの「エクセレント」な活躍もあって、1-0と守り抜き、勝ち点3獲得。前節からの連勝でようやく順位が動き、5位に上がった。目標までもう一押し!!

サンダーランドのようなごつごつとぶつかってくるプレーはアーセナルが苦手とするスタイル。おまけにこの日の審判は倒れても簡単にはファールを取ってくれない、というわけで接触プレーに過敏な日本のJリーグなら、プレーが止まって笛の音ばかり響くのではないかという試合だった。

先発するはずだったセンターバックのコシルニーの怪我によって、いつもは右サイドバックが定位置のサニャがメルテザッカーとセンターバックコンビを組む。急きょ右サイドバックに入ったジェンキンソンは開始早々にイエローカードをもらってしまい、後半この付けが来る。

前半36分、ウィルシャーのパスをウォルコットが落とし、カソルラが鮮やかに決めてアーセナルらしい連携からのゴール。前半は1-0で折り返す。この日はジルーのシュートが散々外れ、ウォルコットも決まらない。

後半50分ウィルシャーが怪我で退場、ディアビ投入。さらに62分にはジェンキンソンが2枚目のイエロー、レッド退場で10人になってしまう。75分にはカソルラのパスからウォルコットが抜け出て決定的なシュートだったが、これがポストに当たって跳ね返るという不運。ここで決まっていれば…

83分には好調なGKシュチェスニーが飛び上がった手で相手のシュートを防ぐ好セーブを見せ、チームを救った。この日のベストプレーヤーかもしれないねえ。この試合のシュチェスニーはアンリのいるころのチャンピオンズリーグ、(アウェイではアンリの得点により勝利した後)ホームに迎えたレアルマドリードを無得点に終わらせたGKレーマンを思い出したよ。その気迫でバイエルンと戦ってほしいなあ。

一番強いチームがリーグ得点王をかっさらってしまうんだから、戦力不均衡、格差拡大どころでないっていうプレミアリーグ。当面のライバル、5位のエバートンが首位を独走するマンチェスターユナイテッドに敗れたので、アーセナルが5位に浮上。辛勝でもなんでも、もう勝利しかない。

次の土曜日にはどうやらカップ戦らしい。チャンピオンズリーグの試合も近づいてきているし、怪我人が一番怖いよねえ。ベストメンバーでどこまで戦えるか…


もう少し

2013年02月08日 | ガーデニング

 もう2月なのか、まだ2月なのかと寒い朝、窓の結露を拭きながらカレンダーとにらめっこ。緑も花も恋しいけど、外の世界はまだ雪の下。スーパーに寄ったついでに、「超図解!よくわかるバラの剪定講座」というビズの本をついつい買ってしまった。

著者はTVでもおなじみの育種家・河合伸志(かわいたかし)さん。いろんな薔薇の例を取って、大きな写真で紹介している。つる薔薇が何年も経って枝が広がり、一季咲きは古い枝も残さなければならないけど大きくなりすぎ…どこから剪定したらいいか。

そういう場合は、枝の途中から出てきたシュートの付け根から切る、というのは古株アイスバーグに応用できそうだ。積雪のある寒冷地では凍害を防ぐためにネットを巻いたり、横に倒したりするので、大きくするといっても限度がある。自分の手で作業できる大きさが限界。

「誘引の裏ワザ」…しだれるようにバラを咲かせるために、穴の開いたレンガにひもを通して、重りで枝を引っ張るというのがあった。なるほどこういう手があったのか…。ニュードーンやローブリッターにいいかも。

そうそう、「クラシック倶楽部」、ウィーン・フィルハーモニア ピアノ・トリオ演奏による、ベートーベン作曲 ピアノ三重奏曲 「大公」…、それに番組の最後、シューベルト作曲「楽興の時 第3番」…よかったなあ。心が伸びやかになる楽しい時間だった。さあー、もう少し、春が来るまでがんばろう。


やった!

2013年02月08日 | 雑感

 夕方の地方ニュースで、これからソチオリンピック最終予選、アイスホッケー日本女子代表チームの試合があり、北海道の選手が多く参加していると紹介していた。どんなものかとBS1の中継を見てみたら…、スピード感があって結構面白い。ノルウェーに3-0と先行されながら、最後には3-4と大逆転勝利。やった!!すごい!!

はじめて試合を見たのでウィキペディアをちょっとばかり…。楕円形のリンクの中でスティックを使って、円柱状のパックという、球技で使うボールの代わりになるものを、サッカーのネットをもっと小さくしたものの中へ打ち込んでゴールするというもの。GKが立っているところはサッカーと同じ。ただし、GKの裏側でもパックの取り合いなど、プレー出来るというところがこの競技の特徴。

3回のピリオドで構成され各20分。その間は15分のインターミッションがある。スケートを履き、10キロくらいの防具を付けながらの激しいプレーということで、頻繁に選手を入れ替えながら進行していく。実況中、オフサイドという言葉が出てきて、へえー、サッカーと同じようなルールがあるんだなあと親近感が湧く。

試合では第一ピリオド、第2ピリオドと日本チームは果敢に攻め上がっていたが、最後のところでノルウェーの守備を崩せない。逆にカウンターを食らって、呆気なく3点を奪われる展開。ところが第2ピリオドになって、青木選手が1点を決め3-1としたことで、”やれる”という空気が出てきた。

第3ピリオド。ここから日本チームが怒涛の反撃。立て続けに決めて追いつくと、坂上選手が4点目を決め、なんと逆転してしまう。その後は残り何分かと時間が気になる。一回り大きいノルウェーの選手たちを相手に大丈夫かなあと、試合終了までハラハラドキドキ。なんとか乗り切って4-3で試合終了。

試合後には、たしか坂上選手がベストプレーヤーに選ばれたようだった。金具のマスクを着け、肩にも防具が入り、ユニフォーム姿は人間とは思えない!?スタイル。選手の中にはピザ配達の仕事をしながら、続けている人もいるという話。えらいものだ。

予選は4チーム総当たり。明日にも試合があり、BS1で中継がある。浅田真央ちゃんのお姉さんが番組進行のキャスターに出ていた。真央ちゃんとおんなじでとても品がいい。開催国スロバキア(7位)戦の後はデンマーク(19位)戦。がんばれ!!

番組では最初にカナダ人のコーチという女性が登場してきたので、この方が監督かと思いきや、アシスタントコーチだった。アメリカの女子サッカー監督は女性だったよねえ。日本は、まだまだ時間がかかりそう。


第24節

2013年02月01日 | サッカー

 30日水曜日第24節、アーセナルはホーム、エミレーツスタジアムにリバプールを迎えて対戦。相手は新戦力を補強して上昇機運の中。前週末にはFAカップで2部チームに勝利して5回戦進出、やれやれ。疲れをいやす暇もなく、リバプール戦。案の定、先に失点が来たが、後半はジルー、ウォルコットのゴールで追いつき、勝ち点1を獲得した。ずるずる負けないだけいいか…

試合は開始5分、クロスを上げようとする選手に対して、まず右サイドバックのサニャが滑って転び、センターバックのヴェルメーレンがクリアできず。ゴール前でパスを繋がれ、一度はGKシュチェスニーがシュートを跳ね返したが、スアレスにこぼれ球を押し込まれて、先制点献上。どうも守りに入ると守備陣は不安定なんだよねえ。

その後、ウィルシャーのパスを受けたウォルコットがエリア内で相手GKと1対1の場面、ウォルコットはシュートしたボールをGKに当ててしまいチャンスを逃す。ボールポゼッションも50パーセントずつ。0-1で折り返すが、後半に望みをつなぐ…

後半60分、期待したのとは逆の展開、リバプールの選手に追加点を決められてしまう。守備陣のDFメルテザッカーとDFサントス、さらにMFラムジーが加わっても止められない。ラムジーのクリアしたボールがサントスに当たって跳ね返り、リバプール、ヘンダーソンの足元へ落ち、これが2点目となる。なんてことだ。

それでもこのところゴールを決め続けているジルーが64分、コーナーキックからヘッドで押し込んで1点返し、67分にはカソルラのスルーパスをジルーがちょいと横に落としてつなぎ、ウォルコットが決め、2-2に戻す。このあたりアーセナルの鮮やかな攻撃のシーン。

その後、勝ち越すチャンスはあった。カソルラのクロスにジルーが詰めて、これに合えば得点というシーン。ここで決めてくれたらなあ。結局2-2のドローで終わり。後半FW陣の爆発も前半2失点が足を引っ張ったという状態。

左サイドバックのギブスが怪我で退場した後に投入された、ブラジル人のアンドレ・サントスはゴール前にはよく上がるんだけど、元々がミッドフィルダーだから、いつも守備の対応が甘い。ギブスはすぐ復帰できないようだし、こんなんでチャンピオンズリーグは戦えるのかと不安になっていたら、移籍市場閉鎖ギリギリにDF一人獲得した。

カソルラとおんなじ、スペインのマラガから、スペイン代表にもなっている26歳のディフェンダー、ナチョ・モンレアル。ナチョは愛称だそうだ。「アタッキングサードでのクロスもよいし、空中戦にも強い」とはヴェンゲル監督の弁。間に合ってよかったと期待したら、チャンピオンズリーグでは起用できないそうだ。がっかり、バイエルン相手にどうするんだか。

…と言ってる間にリーグ戦はすぐ明日に迫って、ストーク・シテイと対戦。このチームはいかにもイングランドのチームスタイルだから、セットプレーには要注意。大丈夫かなあ。

 今、日本のスポーツにおける指導の古い体質、体罰問題が浮上している。そこから問題が広がって、女子柔道ではメダリストを含めた15人連名で監督・コーチを告発していたことが表に出てきた。柔道連盟はこれを内輪に留めめて公にしようとしなかったのだから、そっちも根が深い。どうしてこういうレベルの女子選手を男性が指導しているのか不思議だ。素朴な疑問。

指導者が女子選手に投げつけた言葉を読むと、時代錯誤もはなはだしいという気がする。こんなことがまかり通っているなんてね。日本スポーツ界の遅れている部分、世界へ向けて、オリンピック誘致なんていうのも恥ずかしい内容。まさか日本のサッカー界にはないんだろうねえ。