28日、J1第19節、コンサドーレ札幌はホーム、厚別公園競技場に名古屋グランパスを迎えて対戦。合流してからわずか一週間、新戦力、MFハモン(24歳)、FWテレ(22歳)のブラジル人、韓国人DFキム・ジェファン(24歳)も加わって、チームの空気も一新。後半先制ゴール後、すぐに追いつかれたが、追加タイム2分、途中出場の上原選手の追加点により、2-1で勝利。5月3日C大阪戦以来、実に10試合ぶりの勝利だそうだ。
勝ち方を忘れたチームが、新戦力ですぐに結果が出たねえ。随分この日を待ったなあ!!久しぶりにいい土曜日がやってきた!!なんにせようれしい。”サッポロクラシック”で乾杯!!勝利を味を噛みしめよう。
試合はこれまでの経過から、やはり”恐れ”があるのか、本来DFの闘莉王を1トップにするという名古屋の苦肉の策にも対応しきれず、押し込まれる展開が続いたが、0-0で前半を折り返す。
後半10分、正確なハモンのパスに反応したMF山本選手が前線に走りこみ、落ち着いて先制ゴールを決めると喜びが爆発。歓喜に沸くスタンドのサポーター席へ向かっていく。ところが…その3分後にはコーナーキックから、FW闘莉王に同点ゴールを押し込まれてしまう。こういうところが不用意で負け癖が直っていないというか、どうもねえ。
後半44分には名古屋のストイコビッチ監督がなにやら審判批判でレッドカードを食らって退場処分。そのまえの41分、名古屋のゴールがオフサイドを取られたことに抗議したようだった。この日は、コンサにも勝利の女神が付いていたらしい。勝つためにはこういう運も必要。
最後にはどちらに転んでもおかしくない展開だったが、勝利への執念を燃やしたコンサに決勝点が生まれる!!この日はいいパスを出して攻撃の核となっていたハモンと同じくらい、山本選手が躍動した。追加タイムはなんと6分。山本選手が左サイドから中央へとクロスを送ると、途中出場内村選手がつなぎ、これをゴール前に詰めていた途中出場上原選手がうまく押し込んで劇的2点目。その後じりじりと長く感じた残り数分、GK杉山選手の奮闘もあり、2-1のスコアで勝利。上位の名古屋に勝つなんてねえ、いやあ、よかった!
次節は8月4日、セレッソ大阪戦だそうで、まだまだミスが多いと嘆く石崎監督も新戦力効果に手ごたえ十分、修正して連勝を狙うと久しぶりに明るい表情。なんだかホッとする。守備、中盤、前線と補強したんだから、これからは彼らの特長を生かし、どれだけうまく連携出来るか。なんとか自信を取り戻して一つでも勝ってほしいよ。がんばれ、コンサドーレ!!