FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

いい土曜日

2012年07月30日 | サッカー

 28日、J1第19節、コンサドーレ札幌はホーム、厚別公園競技場に名古屋グランパスを迎えて対戦。合流してからわずか一週間、新戦力、MFハモン(24歳)、FWテレ(22歳)のブラジル人、韓国人DFキム・ジェファン(24歳)も加わって、チームの空気も一新。後半先制ゴール後、すぐに追いつかれたが、追加タイム2分、途中出場の上原選手の追加点により、2-1で勝利。5月3日C大阪戦以来、実に10試合ぶりの勝利だそうだ。

勝ち方を忘れたチームが、新戦力ですぐに結果が出たねえ。随分この日を待ったなあ!!久しぶりにいい土曜日がやってきた!!なんにせようれしい。”サッポロクラシック”で乾杯!!勝利を味を噛みしめよう。

試合はこれまでの経過から、やはり”恐れ”があるのか、本来DFの闘莉王を1トップにするという名古屋の苦肉の策にも対応しきれず、押し込まれる展開が続いたが、0-0で前半を折り返す。

後半10分、正確なハモンのパスに反応したMF山本選手が前線に走りこみ、落ち着いて先制ゴールを決めると喜びが爆発。歓喜に沸くスタンドのサポーター席へ向かっていく。ところが…その3分後にはコーナーキックから、FW闘莉王に同点ゴールを押し込まれてしまう。こういうところが不用意で負け癖が直っていないというか、どうもねえ。

後半44分には名古屋のストイコビッチ監督がなにやら審判批判でレッドカードを食らって退場処分。そのまえの41分、名古屋のゴールがオフサイドを取られたことに抗議したようだった。この日は、コンサにも勝利の女神が付いていたらしい。勝つためにはこういう運も必要。

最後にはどちらに転んでもおかしくない展開だったが、勝利への執念を燃やしたコンサに決勝点が生まれる!!この日はいいパスを出して攻撃の核となっていたハモンと同じくらい、山本選手が躍動した。追加タイムはなんと6分。山本選手が左サイドから中央へとクロスを送ると、途中出場内村選手がつなぎ、これをゴール前に詰めていた途中出場上原選手がうまく押し込んで劇的2点目。その後じりじりと長く感じた残り数分、GK杉山選手の奮闘もあり、2-1のスコアで勝利。上位の名古屋に勝つなんてねえ、いやあ、よかった!

次節は8月4日、セレッソ大阪戦だそうで、まだまだミスが多いと嘆く石崎監督も新戦力効果に手ごたえ十分、修正して連勝を狙うと久しぶりに明るい表情。なんだかホッとする。守備、中盤、前線と補強したんだから、これからは彼らの特長を生かし、どれだけうまく連携出来るか。なんとか自信を取り戻して一つでも勝ってほしいよ。がんばれ、コンサドーレ!!

 


吉田さんの問いかけ

2012年07月25日 | 音楽

 7月23日の「クローズアップ現代」でやっていた「”そこに自分の考えはあるか”音楽評論家・吉田秀和の遺言」…、吉田さんが亡くなられたのは5月22日だから、少し時間を置いての番組だけど、そのメッセージは心に残るものだった。

グレン・グールド(1932~1982年) 極端に低い椅子に座って、足を組み、声を出しながらピアノを弾いていく。このピアニストをどう評価すべきか。バッハの「ゴールドベルク変奏曲」はゆったり弾かれるのが一般的だったのを、まるでジャズの即興演奏のように弾くという型破りの演奏家が出現したからだ。

「楽譜の繰り返し記号をことごとく無視した、疾走するスポーツカーのような演奏」「私にはグールドという人が私たち常人に比べて、はるかに微視的感受性を持っていて、異常に鋭敏で迅速な感覚を持っているのではないかという気がしてならない。」「これだけの演奏を聴いて冷淡にいられるというのは、私に言わせれば到底考えられないことである」「私は日本のレコード批評の大勢がどうであるかとは別に、このことに関しては自分一人でも正しいと考えることを遠慮なく発表しようと決心した」と評した。

もう一つは1983年、当時78歳になっていた伝説のピアニスト、ウラディーミル・ホロヴィッツが来日して演奏した時。日本中が熱狂して一枚数万円にもなるチケットに長蛇の列が出来たそうだ。朝日新聞の音楽展望というコラムには「ホロヴィッツを聴いて」と題し、「今、私たちの目の前にいるのは『骨董』としてのホロヴィッツに他ならない。」「この芸術はかつては、無類の名品だったが、今は…もっとも控えめに言っても…ひびが入っている」「それも一つや二つのひびではない(略)忌憚なく言えば、この珍品には欠落があって完全な形を残していない」と。

TV画面の演奏している姿からは、確かに素人の耳にもミスではないかという音の違和感があったが、演奏会場では尋常ではない熱気が立ち込め、大きな拍手にスタンディングオベーションという最大級の賛辞で、この演奏家を見送る聴衆が映っていた。

今年の5月28日の朝日新聞の評伝という記事には…その後代理人が演奏テープを送ってきたが、「生演奏でなければ比較できない」と聴くのをこたわったという。そうした芸術に対する誠実さが、自らの心に対する偽りのない、洗練された言葉の源になった…という、どこまでも妥協しない吉田さんの仕事ぶり。

吉田さんのこうした姿勢の背景にはあの世界大戦があり、20代、音楽に関する翻訳の仕事から、内閣情報局という新聞・出版の検閲、戦争反対論を弾圧・統制する役割の仕事に回されたという戦争中の体験から、「私はどんな小さなことにしろ、自分の本当の仕事がしたくなったのだった。(略)そうして死が訪れた時に、ああ、自分は本当に生きていたのだという気がする。そういう生活に入りたいという願いだけがあった」。

さらに「私たち今日の日本人は『流行』に恐ろしく敏感になっている。(略)何かが流行るとだれもかれも同じことをしたがる。(略)こんな具合に流行を前にした無条件降伏主義、大勢順応主義と過敏症を、これほど正直にさらけ出している国民は珍しいのではないかと、私は思う」と。

朝日新聞の記事の中にあった評論家片山杜秀さんの言葉は印象的だ。「単なるクラシック評論ではない。民主主義は一人一人がものを考える力をつけ、対話しなければならない。そのためにはいい音楽を聴き、いい絵を見て文学を読み、教養を身に着けることが必要だと考えた。評論の主たる対象がたまたまクラシックだっただけで、戦後の批評家で例のない存在だった」。
このあたりに吉田さんの存在の大きさが伺える。音楽の分野に閉じこもるのではなく、一人の自立した市民を生み出す、その手助けにこそ音楽はあるという考え。

戦争体験からの強い反省が生み出した、残された命を何のために使うかという姿勢が、吉田さんの批評精神を後押ししたのだろうと思う。最晩年に強い絶望感に襲われたという福島原発事故、その後の再稼働という経緯を見れば、一人一人が考える力をつけるという日本人の民主主義は吉田さんが願うようなところには届いていないということだろうが、「そこに自分の考えはあるのか」という問いには、毎週金曜日夜や、全国の都市にも広がっている脱原発デモの流れが、もっともよく答えを出しているのかもしれない。


ミヤマハンショウヅル

2012年07月22日 | ガーデニング

 昨年、宿根草の店で買い求めたつる性の草花、ラベルにはミヤマハンショウヅルとあった。花の写真もなく、てっきりクレマチスだろうと思って気軽に買った来たものが、インターネットで調べてみたら、なんと!これは日本の北方に自生している高山植物で原種らしい。

葉っぱもほとんどない、短いツルだけで大丈夫だろうかというのが隣にあって、お店の人はこれもつけてあげますから、なんてどうにか売りたそうな様子。安いからいいかと買ってきたものの、地植えするには冬も迫っていて、鉢植えにして玄関で越冬した。

春になり、暖かくなったので玄関前に出して水遣りを続けていたら、葉っぱが出て、つるも伸び、ついに開花!!黒い豆粒のようなものが付いているなあと気が付いたら、先が割れ、かわいい形の花になった。いつのまにかひっそりと目立たず、たくましい生命力。

漢字では深山半鐘蔓と書かれ、花の形が半鐘に似ているということらしい。これなら黄色のイングリッシュローズ、グラハム・トーマスに色が合いそうだなあということで、その後ろに穴を掘って植えてみた。高いオベリスクに絡ませたけど、どうやら1メートルくらいにしかならないようだから、これは期待しすぎかもね。暑い夏と厳しい冬を乗り越えて、すくすくと元気に育ってほしい。なんにせよ、うれしい驚き!!


こういうときは

2012年07月15日 | 音楽

 奥歯が折れてしまって歯医者へ行ったら、根っこが割れているかもしれないと言われ、2回目の時にとうとう抜歯。なんでも開業している当の歯医者さんは4月から入院しているそうで、毎回応援に来た違う先生が治療する。

これも困ったものだけど、それ以上聞くのも失礼かなと思い、とりあえずなんとか治療してもらわなくてはと、脱脂綿を奥歯に挟んで発音もままならず、頓服と化のう止めの薬を飲むことになる。

おまけに昨日はコンサドーレ札幌が9連敗…、J1に滑り込みで昇格したばかりにこれだもんねえ。ずっと引き分けもないんだから悲惨だ。手をこまねいていないで、何かを劇的に変えないとズルズルいってしまう。韓国人DFを獲得したらしいけど、なんせクラブの対応が遅すぎるよと腹が立つ。

まあ、そんなこんなでムシャクシャした時には音楽が一番と、NHKBS「クラシック倶楽部」を見てみたら、久しぶりにモーツァルトをやっていた。うれしかったなあ。セレナード ト長調 K.525. アイネ・クライネ・ナハトムジークという曲名で知られている。誰もが一度は聴いたことがあるのではというほど、日本人にも人気の曲。

チェコ・フィルハーモニー室内合奏団演奏会。2011年7月1日フィリアホール。この方たちは3月大震災当時、日本に居合わせたということで、TV画面には再び日本を訪れ、日本のみなさまに少しでも貢献できることを心から嬉しく思っています、という団員一同のあたたかいメッセージが書かれてあった。

次に演奏されたチャイコフスキー作曲、セレナード ハ長調 作品48というのも、よく耳にする曲。第一楽章の冒頭からドラマチックな曲調から一転、第2楽章は軽やかに音が運ばれ、これ、どこかで音楽番組のテーマ曲じゃなかったかなあという気がしたけど。どうだったか。耳に残るメロディ。

もう一つは7月13日放送の「クラシック倶楽部」、アルティ弦楽四重奏団演奏会、2011年10月29日、フィリアホール。これは日本人ばかり、京都市交響楽団ソロ首席奏者のチェリスト、上村昇さんを中心に結成されたそうで、曲目はチャイコフスキー作曲、弦楽四重奏曲 第一番 ニ長調作品11.

これも耳に覚えのある曲で、特に第2楽章は「アンダンテ・カンタービレ」として、単独でも演奏される人気の曲なんだそうだ。たしかに何度も聴いたことがあるよ。モーツァルトもチャイコフスキーもよかったなあ。

クラシック好きだった父は、先ごろ亡くなられた音楽評論家、吉田秀和さんとおんなじ世代。手回し蓄音機と重たいレコードを今でも覚えているよ。不詳の娘も子供たちが巣立って自由な時間が増え、モーツァルトをとっかかりにクラシックを聴くようになった。バイオリンの複雑な音色が好き。お陰で楽しみが一つ増えた。父も天上から喜んでいるかもしれない。


胸を打つ言葉

2012年07月13日 | 雑感

 消費税増税反対を掲げ、民主党を離党した衆参議員たちが結集した小沢さんを代表とする新党の名前はやっぱり!「国民の生活が第一」。小沢さんははじめから決めてたんじゃないの?って気がするけどね。そこで新党綱領の全文。新党綱領を読み進むうち、最後の言葉には胸を打たれた。なんのために政治家は存在するのか、その志が大事。先行きがどうかだけで決断したわけではないのだ。

 【新党綱領全文】

 
わが党は2009年の政権交代に対して負託された民意を鑑(かんが)み 、改めて「国民の生活が第一」の原則を貫いて、日本の政治、行政、経済、社会の仕組みを一新する。そして国民が「自立と共生」の理念の下で安心安全かつ安定した生活を送り、自らの将来に夢や希望を取り戻し、誇り高く暮らせる日々を実現することを目標とする。

わが党は、われわれが携(たずさ)わる国政とは「国民の厳粛なる信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受(きょうじゅ)する」(憲法前文)ものであることを真摯(しんし)に受け止め確認する。

われわれは「正当に選挙された国会における代表者」として政治を主導する権限と責任があること、その政策は国民の利益を増進するものでなくてはならないこと、国民との約束は誠実に順守する必要があることは、まさしく日本国憲法が求めているものであって、われわれが「国民の生活が第一」をもって党是(とうぜ)とし、「国民の生活が第一」を党名とするゆえんである。

〈三つの前提〉

わが党は自立した個人が自由と公正を規範とするとともに、多様な価値観を持つ他者と互いに認め合う「共生の社会」を目指す。その実践原理である「国民の生活が第一」を追及するに当たっては、三つの前提が確立される必要がある。
 

 1、国民の主権

 主権者である国民に対し、情報が開かれていなくてはならない。国も官僚も企業も団体も、もはや公共の福祉の名の下に、情報を独占し、隠ぺいすることは許されない。議会制民主主義の虚構化を回避し、「国民の代表者」による真の政治主導を確立することは、国民主導の政治の実現のための必要条件である。

 2、地域主権

 日本の各地域には連綿と続く歴史があり文化があり暮らしがある。地域が地域としての自立性と公平性を維持しつつ、産業と生活の利便が享受(きょうじゅ)できる街づくり、地域づくりが確保されなくてはならない。そのために必要な国と地方の関係については統治機構の抜本改革の中で協議を先行させる。

 3、国家としての主権

 いかなる個人もどのような地域も、国家の自立なくしては成り立ち得ないのは自明である。同時に、国民の人権が侵され、国土が保全されていないとすれば、国家の威信も守れない。日本が国家としての主権を毀損(きそん)されることがないよう、安全保障のみならず、文化・教育・科学技術・経済・金融・外交などなど、広範に目配りして真の主権国家を確立する。

わが党は、諸国家、諸民族、諸文化、さらには自然とも共生する理念の下、世界の平和と持続的繁栄のための諸活動に、性別、年齢、分野を問わず、積極的に参加することを求める。平和と繁栄という、普遍的な目的への人類史的貢献の発信者としての日本を、すべての国民が名誉と思える時代を築くためである。(2012.7.11. 時事ドットコムから)

 憲法の精神を背景に格調高い改革の志が謳われていて、それだけでも感銘を受けるが、最後の一文は特に印象深い。平和と繁栄という普遍的目的への人類史的貢献の発信者としての日本を、すべての国民が名誉と思える時代を築くためである。…なんという素晴らしい言葉!!

 情報公開という点では、福島原発事故では作られた安全神話が事故対策の遅れとなり、東電と官僚によって情報が囲い込まれ、情報が住民に公開されなかったことで放射線被ばくが拡大されたことが白日の下に晒された。昨日の朝日新聞には、東京電力の福島第一原発事故をめぐる国会事故調査委員会の英語版の報告書が「根本原因は日本に染みついた習慣や文化にある」などと記したことについて、英米メディアから「事故の本質を見誤らせる」と批判が出ているという記事が載っていた。

…問題となっている表現の多くは、黒川清委員長が書いた報告書の英語版の序文に含まれているが、日本語版には入っていなかった。…驚くべきことに日本語版と英語版では違うことを言っていたのだ。こういうことを小さい記事ではなく、どうしてもっと大きく取り上げて追及しないのかなあと思うよ。つくづく権力批判が出来ないメディア。

政権交代でこうした腐敗癒着に風穴を開けようとしたはずが、3年経って自民党のいた場所へ戻ってしまった野田政権。野党も与党もおんなじになって選べない状況を打破するだけでも、小沢新党は意味がある。長年続いたいろんな仕組みを改革するには、どれだけ強い抵抗があるかということが小沢裁判でもよく分かった。かといって橋下大阪市長のような独裁的手法はとんでもない解決。改革をあきらめるのは早すぎる。


理想を掲げながら

2012年07月06日 | 雑感

 民主党を離党し、消費税増税反対派が新党を結成するのは11日、小沢元代表が党首に就任し、今の段階で届けた会派の名前は「国民の生活が第一」。どういうネーミングにするか気になっていたので、ちょっとびっくり。そのものズバリでかえっていいかもしれない。小沢さんの政権交代時に掲げた”理想”を実現しようとする姿勢が鮮明だからね。

会派が51人になれば、野田政権に対する内閣不信任決議案が出せるということで、民主党執行部は懸命に切り崩しをし、それが功を奏して!?51人に届かなかったことから、小沢新党には展望なき未来…みたいな言葉が付けられていたけれど、民主党だってどうなの。

小泉元首相は国会で公約なんて大したことない、なんていう答弁をしていたが、そんな答弁をしても揺るがなかった自民党支配が崩れ、民主党に政権交代した時には、官僚支配から政治主導へ、コンクリートから人へなど、選挙民は「国民の生活が第一」というマニフェストに賛同して投票したはず。

民主党に残った議員さんは、これからの選挙を増税と原発再稼働を掲げて戦わなければならないんだよ。毎週金曜日に行われている、インターネットで呼びかけた官邸を取り巻くデモには、原発再稼働反対、消費税増税反対などを掲げ、、仕事帰りの人も巻き込んで、毎回数を増し、先週は主催者発表では20万人に膨れ上がったという。車道に人があふれ、60年安保闘争以来の人の波だったそうだ。

議員さんたちだけに任せておけない、自分たちが声を上げないと変わらないと、新聞テレビ報道に騙されない国民がこれだけの数として、声を上げ始めたんだねえ。3党合意が大事と、国会を無視した談合政治を”決められる政治”だなんて持ち上げるマスコミは、自分たちの姿勢を問うこともない。朝日新聞も小沢さんの報道あたりから、相当おかしくなってしまった。NHKニュースには何万人も集まっている官邸デモが、いつまでたっても登場しない。

小沢さんについては、新聞テレビにはやれ権力を取り戻すだの、政局だの、壊し屋だのという言葉が躍るけど、人格破壊と言われる、余りにも悪いイメージが流され続け、政治とカネの問題では平成の大謀略。検察メディアが一致して生み出した冤罪によって、政権交代が目指した 平成の大改革は、官僚、新聞テレビ報道によって、潰された。

小沢さんに仕掛けられた検察の政治介入を横目で見ながら、参議院議員森ゆうこさんが中心となってほんの少数が声を上げる以外、民主党内でも何の抵抗も見せず、野田政権になって、ますます政治家は官僚の思いのまま。「検察の罠」(日本文芸社)を世に出した森ゆうこさんの闘う姿勢は素晴らしい!!間違いなく、小沢さんの後継者だね。

小沢さんのインターネットからかき集めた!?情報を総合すれば、自民党を飛び出してから19年、政治を官僚から取戻し、日本に本当の民主主義を根付かせようと、一途に理想を追いかけてきた人であり、この人ほど純粋な人はいない。ただし情にもろいというか、人を信用しすぎるような気がするけどね。こういうところは菅さんなんか、ドライな都会育ちとは随分違うというのが印象だ。

野田政権と自民公明談合政治のゆがみにくさびを打ち込めるのは、今では小沢さんしかいない。消費税増税反対、原発再稼働反対、TPP参加阻止と、腐りきった3党との違いを堂々と掲げ、最後の戦いに挑んでいただきたい。


またか

2012年07月06日 | サッカー

 すでにイングランドプレミアリーグ2012/13シーズンの日程表が発表され、アーセナルは8月18日サンダーランド戦、25日ストークシティ戦だそうだ。楽しみだなあと待ち遠しい気持でいたのに、ここへ来てなんと…、アーセナルの昨季のエース、リーグ得点王でもあるオランダ人選手、ロビン・ファン・ぺルシーが残り1年の契約更新しないことを決めた、と自身の公式サイトで表明。

昨季に続き、また主力選手の移籍問題が出てきた…とがっかり。チャンピオンズリーグ出場権の4位以内という成績が精いっぱいで、このところ優勝するかどうかには手が届かないというのが理由だろうか。別のクラブで新しい冒険に挑みたいと考えだしたら、もう止めようがないということも事実だしね。

すでに本人の意思が固まっているのに、クラブの公式声明によれば「…ロビンには現在1年の契約が残されており、われわれは彼がクラブに対して、最大限の貢献を果たしてくれると信じている」。どこか行きたいクラブがあるんだろうし、名前が挙がっているスペインのバルセロナ、レアル・マドリー、それともイタリアのユベントスか。

昨季もセスクがバルセロナ、ナスリがマンチェスターシティへと移籍していったけど、結論を伸ばしてグズグズした結果、リーグ戦は始まっているが、8月末まで移籍市場は開いているので、あわててかき集め、その結果はスタートダッシュに失敗した。

クラブの資金がどうなのか、会長という人物の意向がどうなのかまではよくわからないが、まあ、アーセナルにはヴェンゲル監督率いるチームがいるということが重要で、優勝するかどうかはまた別。かつて無敗優勝を遂げたアンリがいたころのチームが強かったから、どうしてもそこを基準にしてしまいがち。スタジアム建設からの資金難が背景にあるのなら、仕様がないなあ。

多額の資金を使って有能な高い選手をあちこちから引き抜き、昨季の優勝を遂げたマンチェスターシテイはたしか44年ぶりだったか、それほどの時間がかかった。じゃぶじゃぶとオイルマネーを投入するとか、そんなことをアーセナルに望んではいなんだし。どっちみち、アンリも言うように、優勝してから栄光が再びよみがえるまで(正確な記憶ではないけどたしか)15年か、それくらいかかったという、長い時間が必要なのかもしれないと。

今季はすでにユーロ2012のドイツ代表メンバーの一人だったFWポドルスキーを獲得し、もう一人、オリヴィエ・ジルーというFWも獲得済み。あとは昨季怪我人多発の経験から、守備陣の補強しておけばというところ。ヴェンゲルさんは今季も開幕からまたまた問題を抱え、眉間のしわが増えそうだ。


命をつなぐ

2012年07月05日 | ガーデニング

 昨年買ったペチュニアの”さくらさくら”は、室内に取り込んだ鉢の中で越冬し、今、玄関前でラッパ型の花をいっぱいつけている。ラベルを引っ張り出してみたら、杉井明美のペチュニアクラブと書いてあった。ピンクの薄い色がなんともやさしい雰囲気。

昨年、玄関前が寂しくなったので、花も少し明るめがいいかと造園の片隅で見つけたころには、春先ではないので枝も伸びきっていた。それでも”さくらさくら”は、園芸雑誌でも紹介されていたので、二つ買って鉢に植えた。

秋になり、その年で終わる花と思っていたら、花友達がこれは来年も咲くよと。そうか、越冬させればいいんだと、冬の間は水をやり続け、何とか枯らさず春を迎えた。二株を別々の鉢に植え替え、葉っぱが少ししかなかった株のほうにも花を付けている。夏から冬、そして春へと命をつないだんだと、うれしい気持ち。

NHKBS「猫のしっぽカエルの手」は京都大原に住むベニシアさんの番組。「梅雨の合間に」では、ベニシアさんが背の高いハーブのボリジに支柱を立てていた。以前見た番組では、夏場のもてなしで、一口大の氷の中にこの透明感のある青い花を閉じ込めていたのが心に残り、どうしても植えてみたいと、通販のカタログでタネを見つけて購入。今や、我が家の庭で葉っぱが10センチほどになり、青い花が待ち遠しい。

それにしてもベニシアさんのエコライフは徹底的。家にクーラーはないと子どもの部屋に蚊帳を吊っていたからねえ。まあ、田舎暮らしとはいっても、せいぜい緑のカーテンと扇風機止まり。もっと驚いたのは下水道がないところのトイレだったこと。ベニシアさんの順応性と根性には脱帽…。


第16節

2012年07月01日 | サッカー

 6月30日土曜日、J1第16節、コンサドーレ札幌はアウェイで同じ昇格組のサガン鳥栖と対戦。ここで意地を見せないとねということで守備にも奮闘し、チャンスを作っていたがゴール出来ないまま、後半追加タイム終了間際、一瞬の隙をついて、決勝点を決められ、勝ち点を献上してしまった。引き分けで終わっていい試合だったのに悔しさが残る。

この試合では宮澤を1トップに据え、岡本をトップ下、右に古田、左に砂川。真ん中には10代の前貴之と怪我から復帰の山本真希、最終ラインにはこれも怪我から復帰の岩沼、岡山、ジェイド・ノース、日高拓磨。GK杉山。…という具合にメンバーを代えてきている。こういうのも何かを変える一つの方法。

見ていても互角に戦えているし、もしかしたらという展開で時間が進み、もうちょっとで追加タイムが終わるという時間、セットプレーから決勝点を奪われ、連敗からの脱却は叶わなかった。守備陣とGKはがんばった。やっぱり点が取れなければ、勝利を呼び込めない。

でもまあ、点を取られるまではよくやっていたんだから、この調子でやっていくしかないだろうねえ。何度かチャンスもあったんだし、その時に決められるかどうか。鳥栖には決められる選手がいて、コンサにはいなかったというのが現状。鳥栖はロングボールを多用していた。こういう戦い方もあるということ。

次は新潟戦、前半戦最後の試合だそうだ。ホームなんだし、下位に低迷する同士、当面の敵には負けられない。次こそ、チャンスに決めて勝利を!!あきらめずに最後まで戦え、コンサドーレ!!

 写真は釣鐘型の白い花が清楚なカンパニュラウェディングベル。地下茎で伸びていく宿根草。今が花盛り。 


布団干し日和

2012年07月01日 | ガーデニング

 暑い暑いといっても北国の夏はせいぜい1か月ぐらいだから、暑さを利用するのは早いほうがいい。というわけで真夏日が続くようなときは時期を逃さず、布団干し日和となる。昨日は敷布団2枚、朝7時ごろから裏庭の物干しまで持って行って、エイヤッと頭突き!?しながら干した。うまくいった!!ヘッドが有効なのはサッカーばかりじゃないのだ。

今日は引き続き暑くなるというので張り切ってかけ布団を干しているが、昨日ほどカンカン照りではないのは期待外れ。風が出て来たからそろそろ取り込まなきゃ…

洗濯物にはいいけど、気温が上がってくると、薔薇の花はどんどん開花し、花びらも落ちてくる。まあ、ほっとけばいいようなものだけど、また後始末に動き回ることになる。こういう貧乏性はどうも治りそうもない。

写真の薔薇はロウブリッターというドイツの薔薇。コロンとしたピンクの花が可愛い一季咲き。小さな苗を買ったせいか、大きくなるまで3年くらいはうどん粉病まみれ。別な場所に移した4年目くらいから、株がグーンと大きくなり、一面に花をつけるようになった。今年もますます大株になり、たくさん花をつけている。