まだ雪がちらほら降ってきたりするが、庭には春一番に咲く予定!の球根たちが新しい緑をつけて顔を出している。殺風景でただ土があるばかりというところに、こういう緑を発見したときのうれしさは格別だ。室内に咲き誇る花より何倍もの価値がある。
毎週のように見ているポール・スミザーの四季のガーデン生活。なかでも土作りや剪定の方法など、画面で見るので参考になっている。番組の最後のところでは土手に咲く水仙の黄色い色が鮮やかだった。我が家の庭はまだ咲くまでかなり時間がかかりそうー。
上京したときにはどこか花の見られるところ、などといって騒いだが、結局どこにいってもまだバラどころか葉っぱしかないよ、といわれて実現しなかった。番組でよく出て来る関西の宝塚にある広大なガーデンへは行こうと思えば行けたようだ。もっとも咲いているのはせいぜいスノードロップの小さな花くらいだろうけど。
ポールのいうナチュラルガーデンというのは、日本のその辺に咲いている野草を家庭の庭にもという考えらしい。しかし、見回すとこの当りには自然がいっぱいで、自分のうちの庭までナチュラルにしようとは思わないなあというところだ。やっぱり半年雪に覆われていれば、華やかな色彩溢れるバラの魅力にはかなわない。
東京の六本木に出来た国立新美術館を見に行ったとき、入り口から会場まで少し歩いていく道があった。その横は塀のようになっていて、以前雑誌で読んだような壁面ガーデンというのか、壁面の緑化というのか。近寄ってよく見ると、塀の壁には雑誌で解説していたようなフェルトが張られていて、針金も縦横に張り巡らせてあった。
緑はアイビーのようなツタ類を這わせていた。これからあたたかくなったり、時間が経てば壁面いっぱいになるだろうという計画のようだった。雑誌にはフランスのパトリック・ブランという植物学者が建物の壁に垂直な庭(バーティカルガーデン)を作ることをはじめたと書いてあった。その記事の記憶が頭の隅に残っていて、フェルトを見た途端に思い出した。
これの壁に使われているのが「特別なフェルト」。根が成長するための深さは必要でなく、平面的な広がりがあればいいということで、パリばかりか、日本でも金沢の21世紀美術館に使われて話題になったということだ。大都会では高さのあるビル群にこれを適用したら、40度近くまで上昇する気温を少しでも抑えられるのでは、などと思った。子どもたちが住んでいるところでもあり、なにか遠い出来事ではない気がしている。
(写真は庭で写した、春一番)
毎週のように見ているポール・スミザーの四季のガーデン生活。なかでも土作りや剪定の方法など、画面で見るので参考になっている。番組の最後のところでは土手に咲く水仙の黄色い色が鮮やかだった。我が家の庭はまだ咲くまでかなり時間がかかりそうー。
上京したときにはどこか花の見られるところ、などといって騒いだが、結局どこにいってもまだバラどころか葉っぱしかないよ、といわれて実現しなかった。番組でよく出て来る関西の宝塚にある広大なガーデンへは行こうと思えば行けたようだ。もっとも咲いているのはせいぜいスノードロップの小さな花くらいだろうけど。
ポールのいうナチュラルガーデンというのは、日本のその辺に咲いている野草を家庭の庭にもという考えらしい。しかし、見回すとこの当りには自然がいっぱいで、自分のうちの庭までナチュラルにしようとは思わないなあというところだ。やっぱり半年雪に覆われていれば、華やかな色彩溢れるバラの魅力にはかなわない。
東京の六本木に出来た国立新美術館を見に行ったとき、入り口から会場まで少し歩いていく道があった。その横は塀のようになっていて、以前雑誌で読んだような壁面ガーデンというのか、壁面の緑化というのか。近寄ってよく見ると、塀の壁には雑誌で解説していたようなフェルトが張られていて、針金も縦横に張り巡らせてあった。
緑はアイビーのようなツタ類を這わせていた。これからあたたかくなったり、時間が経てば壁面いっぱいになるだろうという計画のようだった。雑誌にはフランスのパトリック・ブランという植物学者が建物の壁に垂直な庭(バーティカルガーデン)を作ることをはじめたと書いてあった。その記事の記憶が頭の隅に残っていて、フェルトを見た途端に思い出した。
これの壁に使われているのが「特別なフェルト」。根が成長するための深さは必要でなく、平面的な広がりがあればいいということで、パリばかりか、日本でも金沢の21世紀美術館に使われて話題になったということだ。大都会では高さのあるビル群にこれを適用したら、40度近くまで上昇する気温を少しでも抑えられるのでは、などと思った。子どもたちが住んでいるところでもあり、なにか遠い出来事ではない気がしている。
(写真は庭で写した、春一番)