FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

第27節

2014年02月23日 | サッカー

 22日のプレミアリーグ、第27節、アーセナルはホーム、エミレーツスタジアムにサンダーランドを迎えて対戦。チャンピオンズリーグのバイエルン戦では、アウェイゴールを許して厳しい結果を突きつけられた後の試合だけにどうなることやら…と不安が先に立ったが、なんと前半のうちに3得点、後半も追加点があり、終盤に1点返されたものの、4-1で快勝した。よかったあ…

開始5分ほどでジルーが先制ゴールを決めたのには驚いた。しばらくゴールがなかったからねえ。チャンスにも決められないことが多すぎたしね。私生活でもめごとがあって、試合から外されたらしく、その間、頭を冷やしたのが!?よかったのかも。

それだけじゃない、30分過ぎ、相手選手のバックパスが相手GKに届く前にかっさらってネットの中へ押し込む芸当を披露。ジルーは前にもこういう”芸”を見せて得点したことがある。隙あらばボールをネットへ転がそうというのはアンリなんかも見せていたしね。

さらに追加点、42分、サンダーランドの守備が緩いというのもあって、この日は鮮やかな連携から最後にはロシツキーが久しぶりに見せたゴールシーン。GKと1対1になったら、ボールをふわりと浮かしてネットの中へ、技ありのゴール。苦労人のゴールはうれしいものだ。

後半57分、センターバックのコシルニーまでゴール!これで4点目。その後負傷退場になった時には長期離脱の不安がよぎったが、試合後ヴェンゲル監督の会見ではそれほど深刻ではないようで一安心。

終盤81分には4得点後の気の緩みと疲れもあって、サンダーランドに1点返されたが、とにかくこの試合は勝って終わることが大事だったから、勝利してやれやれ。チェルシーもエバートンに勝ったので首位奪還にはならなかったが、勝ち点1差で追走していけば、またきっとチャンスもあるさ。

それにしてもチャンピオンズリーグの開始から10分くらいまではいくつもチャンスもあったし、いい攻撃だったのにね。そこでエジルがPKを決めていればと。PKを外してからバイエルンに元気が出てきた。おまけに前半の最後にGKシュチェスニーが決定機阻止で1発レッド退場。後半は防戦一方になってしまった。

ふとバルセロナとのチャンピオンズリーグ決勝戦を思い出したよ。開始10分くらいでGKレーマンが飛び出してやっぱり同じように一発レッド退場、10人でプレーする羽目になった試合。どうもアーセナルのGKは自滅気味!どうしてこうも足を引っ張るんだろうねえ。

この試合にはスタジアムの外に銅像が建ったオランダ人、ベルカンプがスタンド観戦。現役を退いた今でもあのころと雰囲気は変わらない。アンリがいるころの無敗優勝した最強メンバーの一人。

ボールをピタリと止める技にかけてはアンリも及ばないほど正確無比で芸術的なゴールを決めていた。今は古巣アヤックスのコーチをしているが、いずれアーセナルに帰ってくるのではと言われている。

アンリもいずれアーセナルに戻ってきたいといっているし…、ベンチのほうがはるかに目立って?豪華!なんていう日が来るかも…。


最後には

2014年02月21日 | 雑感

 ソチの冬季オリンピックも終盤になって、フィギュア女子スケートの試合があり、このところ連日の報道。期待のエース、浅田真央選手がシュートプログラムでは誰もが驚く16位という結果だったが、翌日のフリーでは劇的に復活、6位に浮上。最後にはやろうとしていた構成ですべることが出来た、と笑顔で終わってなにより…

真央さんは日本中の期待を背負ってすべっていたとはいえ、まだ23才。間違いもあれば、失敗もあって当然の年齢。試合直後のコーチ、体調も何も悪くないけど、オリンピックではこういうことも起こる…という突き放した発言には、余りにも情愛が感じられず、自分の弟子なんだから、もっとかばってもいいんじゃないのってね。

サッカーでは勝利は選手たちのもの、敗北は監督の責任という言葉があるらしい。コーチなら当然、精神面の責任もあるんじゃあ。アーセナルのヴェンゲル監督なら、団体戦に参加させたことを批判していたかも知れないなあ、なんてね。まあ、立場は勿論違うんだけど…。

腰が悪くて歩くのもやっとの時期もあったということだから、ジャンプを跳んで着地した時の衝撃が固い氷の上で腰に響いていたのかもしれないねえ。それでもトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)への挑戦を止めようとしなかったところが真央さんの素晴らしいところ。

なんたって女子フギュアでトリプルアクセルを飛べるのは真央さん一人なんだから、大したものだ。こういう点では完ぺきな演技かも知れないけど、常に安全なレベルに終始しているようなキム・ヨナ選手の姿勢に対して、少しもいいとは思えないんだよね。

今度の試合では十代の選手が何人も上位に食い込んでいるとか。女子の場合はたしか17歳、18歳くらいが体力的なピークらしいから、そういう意味では体重を支えながら飛ぶという演技には、あまり脂肪が付かない大人になる前のほうが適しているのかも。そのうち女子も4回転を飛ぶ選手があらわれるかもしれないしね。

何はともあれ、4年間の集大成、よくがんばった、もう引退してもいいんじゃないかなあ…


鳥の声

2014年02月13日 | 雑感

 この頃は明るい日差しが出ている時間に小鳥たちの鳴き声が聞こえる。なにをおしゃべりしているのか、一斉にピーピーとにぎやかなことといったら。春が近づいてきているようで、なんだか浮き浮きしてしまう。アイスバーンばかりだった道路もところどころアスファルトが見えてきた。3月までもう少し。雪融けが始まるまで、あともう少しがんばろう…

先週の土曜日には首位だったアーセナルが4位リバプールに1-5と大敗。翌日には細川さんが都知事選で負けた。おまけにビジャレアルもレアルマドリーに2-4に負けてしまった。いやはや負け続けの土日で散々、…と…舛添勝った勝ったのTVニュースを見る気もしないほどだったが…

水曜日にはアーセナルがマンチェスターユナイテッドに0-0という結果。勝てはしなかったが負けなかった、無失点だったということで、ちょっと気分も回復。何年ぶりかの首位争いだからね。

それにしても…新聞の細川さんがどうして負けたのかと冷静に分析している記事には腹が立つ。自分たちの都知事選報道こそ問題だったのに、だよ。選挙中に、あんなに都民の世論調査をやる必要がどこにある?もし舛添候補の支持率が低かったら、はたして報道しただろうか。

宇都宮陣営は細川さんより得票が多かったということではしゃいでいたようだ。本来共闘すべき相手を倒そうとすることで、結局は安倍政権打倒の芽を全部つぶして歩いていることになるという、こういう独善は救いようがない。

民主党も全党挙げて細川さんを支援したのではなかった。あくまで勝手連どまり。おまけに原発再稼働推進の連合は裏切って!?舛添支援に回った。民主党が本来の野党の役割を果たしていれば、細川さんだって老骨にムチ打ってまで、出てくる必要もなかったはず。

これから全国各地で地方選挙があっても、こうした構図はどこでも付いて回りそうだ。道知事選では民主党も脱原発候補を立てるらしいけど、おそらく共産党は独自候補を出してくるよ、きっと。

そうそう高梨沙羅ちゃんは残念だったねえ、でもまあ、まだ若いし、必ずチャンスが巡ってくるから大丈夫。アメリカのサラも応援の言葉を言ってたしね。ゆっくり休んでからまた空高く羽ばたいて…


大志

2014年02月12日 | 雑感

 今回の都知事選はメディアの予想通り、舛添候k補の当選で幕を閉じた。前日からの記録的な大雪と悪天候のせいもあって投票率は46パーセントという低調で、こういう場合は組織票を持つ方が有利という予測通りの結果となった。

細川さんと宇都宮さんが一本化出来なかったというはじめから、戦い方としてどうなのかという問題があったわけで、それでも両候補を合わせると200万票近くの得票となり、舛添候補も一応!?段階的な脱原発を主張している。

細川さんは敗戦の弁で「自身の逡巡があり、準備期間が短かったことと脱原発が争点として取り上げられなかった。原発の問題を争点とさせまいとする力が働いた」が「再稼働に反対する都民の意志がかなり明確に示されたのではないか。脱原発の活動を信念として、次の世代につなげていく。脱原発はエネルギーの問題ではない。今を生きる人の覚悟の問題」と。

「田中龍作ジャーナル」ではこれに「日本を戦前に戻そうとする勢力との戦いだった」という言葉を加えていた。細川さんのボランティアには白髪の目立つ高齢者が多くいたそうだ。ここでなんとか勝って、96条改正、集団的自衛権、さらに原発再稼働など、これから待ち受ける安倍政権のかずかずの暴走を押しとめることが出来れば…と細川さんに一縷の望みを託したようだ。

宇都宮陣営は共産党議員が必ず細川・小泉さんを批判してから宇都宮さんにマイクを渡すというやり方だったらしい。それが舛添候補を利することになるかどうかなどお構いなし。主導権争いの独善性は原水禁運動でも分裂を招いた。

たしかに小泉さんは規制緩和によって非正規雇用を増やし、格差拡大した張本人ではあるが、大事なことはかつて原発を推進した側の政治家たちがこうやって立ち上がったこと。従来の脱原発を唱えていた革新ではない、保守の側から安倍政権に異を唱える重い決断を下した政治家たちがあらわれたことで、文化人や吉永小百合さんまで立ちあがったのだ。居ても立っても居られないと思わせるほど、安倍首相の推し進める道は危ういということを知らしめた。

もう一つは、貧困問題を訴えた宇都宮候補に賛同したと思われる若者層ボランティアが石原慎太郎老人の選挙応援を受け、極端な右翼思想を披露した田母神候補ボランティアと近い関係にあり、どちらに投票しようかと迷う11日「田中龍作ジャーナル」の記事は衝撃的だった。

…社会の仕組みが酷過ぎて、いわゆる「99%」が生きていけなくなれば「中道保守」など消し飛ぶ。右翼と左翼だけとなる…(たしかに)…。田母神候補が獲得した60万票はこうした鬱積した不満を政治家が利用したらどうなるかという恐怖を感じさせる。この火に油を注ぐのが売れるからと「嫌中憎韓」を煽る出版界だ。

11日の新聞記事は~売れるから『嫌中』『憎韓』~と路線を変更し「『嫌中』『憎韓』に酔いしれる人々は本当に武器を取るつもりなのか」と訴えた週刊現代を取り上げ、「週刊誌だけがブームを作ったわけではない。メディアが日韓・日中の対立ばかり報じ、日常的な交流のニュースを捨象してきたことも根本にある。報道全体の検証が必要だ」という大石裕教授(ジャーナリズム論)の言葉で結んでいたが。

この記事を載せた新聞自体も実は…脱原発報道を控えたTV・大手新聞がこぞって舛添勝利に導いていた印象はぬぐえない。彼らこそ、舛添勝利の最大の功労者。脱原発を言いながら、選挙となれば、安倍政権と対決することが出来ない御用TV,御用新聞。せめて「アルジャジーラ」のような報道局があればね。果敢に噛みついているのは「日刊ゲンダイ」くらいだろうか。

 小泉さんは過去の不明を詫びつつも、「少年よ大志を抱けといったが老人だって大きな志をもっていい。原発ゼロは実現可能な夢であり、やれば出来る夢だ。脱原発の運動は原発ゼロになるまで続く」と威勢がいい。細川さんも「脱原発の運動に改めて灯を点すことが出来たと自負している」と仰った。お二人の決断には胸を打たれた、例え脱原発の道のりは険しくても…


雪にも負けず

2014年02月07日 | 雑感

 この都知事選では自公、連合東京の組織票をバックに、街頭ではさっぱり聴衆がいないにもかかわらずリードを伝えられている舛添候補に対し、女たちが落選運動に立ちあがったことを「田中龍作ジャーナル」は伝えている。6日都内で行われた「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」の結成記者会見の模様。

かずかずの女性蔑視など問題発言が出てきている舛添候補にはウンザリだが、主婦やアーチスト、勝手連のリーダーら党派を超えた女性たちが集まり、次々にマイクを持って訴えていた。「マスゾエには当選してほしくない 女たちの落選運動」と田中龍作さんではなく女性記者が書いた記事だ。

…女優の木内みどりさん…「猪瀬に入れた人、なんとなく書いた人、今度の選挙で舛添氏が300万票とったら東京都民はバカじゃないか!」…(そうだ!!)

…子供の手を引いた母親…「橋下の従軍慰安婦発言でも、怒りを大きなムーブメントに出来なかった反省がある。結局政治を変えなければならない。そのためには選挙だ」…(そうだ!!)

子育てしながら仕事をこなしてきた女性…「…(世の中の)流れがマッチョになり、右傾化し、あらゆる差別が立ち上がっていることに危機感を抱いている。男性たちを戦争にかりたてる意識の根底に女性差別がある…」…(そうだ!!)

女たちは安倍政権誕生から変化していく時代の空気を敏感に感じて抗議の声を上げているのだ。昨年12月19日の新聞の論壇時評では、作家の高橋源一郎さんが安倍政権がまき散らす危険性を見事に文章で言い表していた。~愛を強いる支配 ここは、DV国家なのか~

前略…今年になって目立ったのは、様々な社会的「弱者」がバッシングを受けたこと、「従軍慰安婦は戦争につきもの」という政治家や,「子どもが生まれたら会社を辞めろ」という女性評論家が現われたこと、そして、新しい政権が、強硬な政策を次々と打ち出し、対話ではなく力でその政策の実現を図ろうとしていることだった。さらに不思議なのは、力を誇示する政治家たちが、同時に力とはおよそ正反対な「愛(国心)」という言葉を叫ぶことだった。

誤解を恐れずにいうなら、わたしには、この国の政治が、パートナーに暴力をふるう、いわゆるDV(ドメスティック・バイオレンス)の加害者に酷似しつつあるように見える。彼らは、パートナーを「力」で支配し、経済的な自立を邪魔し、それにもかかわらず自らを「愛する」よう命令するのである。(おわり)

非正規雇用の若者(この頃は若者だけではないが)を増やし、将来の見通しが立たないという不安や不満を中国や韓国に対する怒りにすり替えさせ、さらには戦争への抵抗感をなくすため、愛国心教育をすり込もうとしているのだ。

舛添候補を勝たせたら、安倍政権は信任された、待ってましたとばかり、原発の再稼働でもなんでも、ますます強引に推し進めるだろう。雪にも負けず投票所へ行こう!!抗議の声を1票に託して…


第24節

2014年02月05日 | サッカー

 イングランドのプレミアリーグ、第24節、アーセナルはホーム、エミレーツスタジアムにクリスタル・パレスを迎えて対戦。夢のように綺麗な名前のチームだけど、首位を争っている今は負けるわけにはいかない。怪我から復帰後のアレックス・オックスレイド=チェンバレンが後半2得点し、2-0で勝利。これで暫定首位となった。離脱している怪我人に代わって、新しいラッキーボーイが出てくるのはいいことだ。

前半はがっりり守る相手に攻撃も実らず、なんだか不安になる展開、後半開始早々の47分、怪我から復帰後、初先発のアレックス・オックスレイド=チェンバレンが、カソルラからボールを受けると、ドリブルからスルスル上がっても背後の動きに気が付かないクリスタルパレスの選手たち。オックスレイド=チェンバレンはフリーで冷静にシュート。見事に先制ゴールを決めた。

70分には先発のポドルスキーに代わって、ロシツキーが入る。オックスレイド=チェンバレンは73分、また相手選手を交わしてドリブルからシュート。これも決まって2点目。その後はスコアが動かず2-0の勝利。貴重な勝ち点3獲得。

しっかり守られるとぐるぐるパスを回すだけでなかなかシュートまで行かない、カウンターにもスピードがなくなるというのがアーセナルの悪い癖だけど、オックスレイド=チェンバレンはパスをつなぐだけでは満足しなかったし、ゴールまで狙っていた。

シュートがなければゴールもない。シュートゼロなんて不名誉だしね。ラムジーもよく遠目からシュートを打ってはゴールしていたから、こういう選手は貴重な存在。試合終盤になったら足がつったらしく、なんだか体操!?していたねえ。慣れれば体力もついてくるよ。でも長い名前だなあ…

アーセナルの試合の後には2位マンチェスターシティと3位チェルシーの直接対決があり、ホームで負けなしのシティにチェルシーが0-1で勝利。これにより2位3位は勝ち点53で並び、得失点差でシテイが2位、3位チェルシーと順位は変わらず。チェルシーの守備にシテイの攻撃は封じられ、チェルシーはなんていったっけ、センターバックの選手が思い切りよく狙って決勝点を奪っていた。

シティの猛烈な攻撃を止めることが出来たという、アーセナルにとっても大いに参考になる試合。アーセナルはシテイが負けてくれたお陰で勝ち点55、首位に返り咲き。やれやれ!!これからもずっとこんな感じでリーグ戦が続きそうだ。

今週末には4位リバプールとリーグ戦、その後マンチェスターユナイテッドとの試合があり、こっちはダブルで負けるわけにはいかないから激闘間違いなし。FAカップでは再びリバプールとの対戦、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントではなんとドイツのバイエルンと当たる。当分気が抜けないゲームばかり。

そういえばシェルストレームというスウェーデンのべテラン選手をスパルタ・モスクワから唯一冬の移籍市場で獲得したのに、その選手には故障があることが検査で判明し、数試合は使えないそうだ。どうしてまた、こんなことに…。自転車操業で、なんとかやりくりしていかないとね。


切実な声

2014年02月05日 | 雑感

 都知事選は2月9日の投開票まであと数日、いまだに自民党支援の舛添候補に勝つためには何とか脱原発候補を一人に絞れないだろうかと、2月3日には「脱原発都知事候補に統一を呼びかける会」が記者会見をしたと、「田中龍作ジャーナル」は伝えていた。弁護士・作家・ジャーナリストなど19人からなるそうだ。切実な街の声でもある。

中でも100歳という老ジャーナリストむのたけじ(ウィキペディアによれば、戦時中、朝日新聞の中国・東南アジア特派員だったが、戦後は戦争責任を感じて退社。秋田県で「たいまつ」という週刊新聞を創刊という経歴。)さんの発言には怒りが表れていた。

…「社会党関係者、共産党関係者、組合関係者いませんか?おかしいな?、おかしいよ」…「人民の幸せのためにまとめることが出来ない政党には(選挙後)ふっ飛ぶと思います」と暗に社民、共産党を批判した…そうだ。

まったくだ!!、引っ込みがつかなくなった政党の面子のために脱原発へ方向転換をしようという大事な局面で、未来への希望をつぶそうとするのか。誰か、名誉ある撤退をいうものはいないのだろうか?

一方、今回、舛添候補を応援すると言われている労組は、組織票を動員する模様。労働者の代表のような顔をして原発推進を掲げる電力労組が牛耳って、原子力村を後押し。幹部の腐敗堕落はどうしようもないが、末端の組合員はほんとにそれでいいの?

それと同じくらい罪深いのは連立を組む公明党。平和を掲げる党是があるのに、憲法改正、原発再稼働推進の安倍政権が後ろについている舛添候補に投票する?愛人の婚外子も含めて子供5人!!あきれた経歴の持ち主が、これでお年寄りの味方のような顔をして行政の長になりたいって?ジキルとハイドには、ざわっとするよ。

都民は電力を使い放題で、福島の原発事故によって大勢の方たちがいまだに苦しんでいるのに、原発は国の政策だなんていうのは、あんまりだと思うよ。もう原発なしでも日本はやっていける。どこも稼働してないのになんともないじゃないの?

都知事候補、細川もりひろさんと応援の小泉さんお二人が街頭で演説した銀座では2万人規模の聴衆が集まって道路を埋め尽くし、大変な盛り上がりだったという。あきらめるのはまだ早い。最後にきっと逆転する。がんばれ!!


結果として

2014年02月01日 | 雑感

 東京都知事選についての情報が気になるこの頃、ネットフリー記者田中龍作さんの「田中龍作ジャーナル」では1月31日、金曜日の夜、首相官邸周辺で脱原発の抗議行動と集会があって、細川もりひろさんと宇都宮けんじさんという都知事候補二人が参加者に脱原発を訴えたという記事があって、愕然。

選挙は勝つためにやるのに、こういう戦略、戦術ってあるのだろうかとなんとも解せない。投票するときには一人1票しかない、訴えられたほうはどうしたらいいのだろう。どちらも無所属だけど、共産党と社民党の支援がある宇都宮さん、政党色を受け付けず、運動を手伝う方々も個人で参加しているという細川さん。

細川さんは小泉元首相が選挙カーに一緒に乗り、応援演説にぴったり寄り添っているという効果もあって、支援する人々は必ずしも革新系に限定されず、「九条の会」の作家の澤地久枝さんもいれば、作家の瀬戸内寂聴さんが選挙応援に駆け付けたり、音楽評論家の湯川れい子さんや、作詞家のなかにし礼さん、霞ヶ関を飛び出した改革官僚の古賀茂明さん、それに東北人の反骨を貫く俳優の菅原文太さん、なんと…高齢者になってもオジサンの麗しのアイドル、吉永小百合さんまで…幅広い支援を得ている。

宇都宮さんは長く貧困問題に取り組んで立派な方ではあるけれど、共産党と社民党が後ろに引っ込んだら、もしかして候補取りやめもあったのではと…。選挙民が一番がっくりくるのは終わってみれば、舛添候補より、お二人のを足した得票数が多いのに、どちらも当選できないという敗北の図式だろう。

福島みずほさんはこの集会でも演説したらしいけど、鳩山内閣の時、鳩山さんが行った直後に沖縄に行き、マスコミは福島さんを使ってさらに鳩山さんへバッシングの嵐。結果として鳩山政権崩壊に手を貸したという記憶が今もって消え去らない。言ってることは正しくても、やってることは裏切りだ。

福島さんだけでなく共産党もおんなじだ。言ってることは正しいけど、結果として裏切りを働いたことになるという自己目的化した党勢拡大路線。自分たちが歴史の中でどういう働きをしているのか、もういい加減頭を冷やして考えてほしいよ。

それにしても団塊世代のアイドル、吉永小百合さんが脱原発を表明したってうれしいねえ。若かりし頃の代表作「キューポラのある街」は工場をリストラされた父ちゃんが昼間っからゴロゴロして酒を呑んでいるとか、娘の小百合さんもお金がなくて修学旅行の旅費もままならないとか、在日の男の子の一家が帰還運動のさなか、北朝鮮に一家で帰ることになったとか…華やかな芸能界とは違う光の当たらない人々の悩みや苦しみが描かれていた…、それがその後の考え方にも影響を与えたのかもしれない。

そうそう、細川護熙(もりひろ)さんはある人の詩をいっていて、それが年を重ねただけじゃあ、人は老いない。理想があるかどうか。人は理想を失った時にはじめて老いるというのを謳っているそうだ。それに加えて、細川さんは不条理に対してかみついていくその気力があるかどうかというものもあげていた。たしかに…


お詫びと訂正

2014年02月01日 | 雑感

 「選択」という記事の中で書いた、都知事選のNHKニュースにおいて、最初に宇都宮健児さんの映像が流れたのは投票行動に対する意図的操作というものではなく、届け出順によるものとわかりましたので、お詫びして訂正します。