22日のプレミアリーグ、第27節、アーセナルはホーム、エミレーツスタジアムにサンダーランドを迎えて対戦。チャンピオンズリーグのバイエルン戦では、アウェイゴールを許して厳しい結果を突きつけられた後の試合だけにどうなることやら…と不安が先に立ったが、なんと前半のうちに3得点、後半も追加点があり、終盤に1点返されたものの、4-1で快勝した。よかったあ…
開始5分ほどでジルーが先制ゴールを決めたのには驚いた。しばらくゴールがなかったからねえ。チャンスにも決められないことが多すぎたしね。私生活でもめごとがあって、試合から外されたらしく、その間、頭を冷やしたのが!?よかったのかも。
それだけじゃない、30分過ぎ、相手選手のバックパスが相手GKに届く前にかっさらってネットの中へ押し込む芸当を披露。ジルーは前にもこういう”芸”を見せて得点したことがある。隙あらばボールをネットへ転がそうというのはアンリなんかも見せていたしね。
さらに追加点、42分、サンダーランドの守備が緩いというのもあって、この日は鮮やかな連携から最後にはロシツキーが久しぶりに見せたゴールシーン。GKと1対1になったら、ボールをふわりと浮かしてネットの中へ、技ありのゴール。苦労人のゴールはうれしいものだ。
後半57分、センターバックのコシルニーまでゴール!これで4点目。その後負傷退場になった時には長期離脱の不安がよぎったが、試合後ヴェンゲル監督の会見ではそれほど深刻ではないようで一安心。
終盤81分には4得点後の気の緩みと疲れもあって、サンダーランドに1点返されたが、とにかくこの試合は勝って終わることが大事だったから、勝利してやれやれ。チェルシーもエバートンに勝ったので首位奪還にはならなかったが、勝ち点1差で追走していけば、またきっとチャンスもあるさ。
それにしてもチャンピオンズリーグの開始から10分くらいまではいくつもチャンスもあったし、いい攻撃だったのにね。そこでエジルがPKを決めていればと。PKを外してからバイエルンに元気が出てきた。おまけに前半の最後にGKシュチェスニーが決定機阻止で1発レッド退場。後半は防戦一方になってしまった。
ふとバルセロナとのチャンピオンズリーグ決勝戦を思い出したよ。開始10分くらいでGKレーマンが飛び出してやっぱり同じように一発レッド退場、10人でプレーする羽目になった試合。どうもアーセナルのGKは自滅気味!どうしてこうも足を引っ張るんだろうねえ。
この試合にはスタジアムの外に銅像が建ったオランダ人、ベルカンプがスタンド観戦。現役を退いた今でもあのころと雰囲気は変わらない。アンリがいるころの無敗優勝した最強メンバーの一人。
ボールをピタリと止める技にかけてはアンリも及ばないほど正確無比で芸術的なゴールを決めていた。今は古巣アヤックスのコーチをしているが、いずれアーセナルに帰ってくるのではと言われている。
アンリもいずれアーセナルに戻ってきたいといっているし…、ベンチのほうがはるかに目立って?豪華!なんていう日が来るかも…。