27日、東京第五検察審査会による小沢氏「起訴相当」の議決というニュースには衝撃が広がった。参院選前のこの時期、“検察のいつもの手”とはいえ、これではあまりにもタイミングが良すぎる。検察は市民たちの“良識”を逆手に取った。計算された実に巧妙なやり方ではないか。
東京地検特捜部は二月に石川議員ら3人を起訴した後に、小沢氏については証拠不十分であるとして不起訴とした。その後、市民団体が審査を申し立て検察審議会が動き出したのだから、実質2ヶ月くらいしか時間がなかったということになる。
素人である市民たちが過去に遡(さかのぼ)って、相当数の資料をどのように読みこなしたのか。検察が徹底的に調べても出てこなかった小沢氏についての新たな“証拠”が、出てきたのか。しかしあまりにも時間が少ない中で、急いで結論が導き出されていた。
今朝の朝日新聞(政権交代前後から、小沢幹事長、鳩山首相など民主党関連記事にはそうかなあと疑問符を付けながら読んでいるが、なんといっても文化欄の充実と質の高い読者投稿欄が捨てがたい。)には審査会の議決書の内容が載っていた。
・・・「絶対権力者」で「絶大な指揮命令権限」を持つ小沢氏に、元秘書らは無断で工作できず、共謀に関する過去の裁判例に照らしても、共謀の認定は可能だと結論づけた。・・・「『政治とカネ』にまつわる政治不信が高まっている状況で、市民目線からは許しがたい」「起訴して公開の場で真実と責任の所在を明らかにすべきで、これこそ善良な市民としての感覚だ」と結んだ・・・(引用おわり)
「絶対権力者」「絶大な指揮命令権限」か・・・と、まずこういう言葉が出てくることに驚き。新聞TV報道のイメージに相当毒されているとしか思えない。都合のいい“共謀に関する過去の裁判例”などは、喜々として提出、説明しているかもしれないというのに。
当局の情報操作にすぐ乗せられてしまう、当局が何を狙っているのかを考えない。目の前の情報を疑問に思わないという意味で、大きな流れに乗っかってしまう市民たちでもある。今これを出す意味がどれだけ大きなことか。短期間に出した結論を、後世に自信を持って言えるのだろうか。
案の定、朝日新聞の社説には「『起訴相当』小沢氏はまだ居直るのか」という見出し。検察批判もなしで、あなたたちが作り上げたイメージが“善良な市民”に見事に浸透した結果には、大いに満足ですか?これで小沢氏が辞めれば、万々歳ですか?そして検察はメディアの協力を得て、市民を取り込み、証拠不十分の人間を力ずくで犯罪者に仕立てようとしている。
東京地検特捜部は二月に石川議員ら3人を起訴した後に、小沢氏については証拠不十分であるとして不起訴とした。その後、市民団体が審査を申し立て検察審議会が動き出したのだから、実質2ヶ月くらいしか時間がなかったということになる。
素人である市民たちが過去に遡(さかのぼ)って、相当数の資料をどのように読みこなしたのか。検察が徹底的に調べても出てこなかった小沢氏についての新たな“証拠”が、出てきたのか。しかしあまりにも時間が少ない中で、急いで結論が導き出されていた。
今朝の朝日新聞(政権交代前後から、小沢幹事長、鳩山首相など民主党関連記事にはそうかなあと疑問符を付けながら読んでいるが、なんといっても文化欄の充実と質の高い読者投稿欄が捨てがたい。)には審査会の議決書の内容が載っていた。
・・・「絶対権力者」で「絶大な指揮命令権限」を持つ小沢氏に、元秘書らは無断で工作できず、共謀に関する過去の裁判例に照らしても、共謀の認定は可能だと結論づけた。・・・「『政治とカネ』にまつわる政治不信が高まっている状況で、市民目線からは許しがたい」「起訴して公開の場で真実と責任の所在を明らかにすべきで、これこそ善良な市民としての感覚だ」と結んだ・・・(引用おわり)
「絶対権力者」「絶大な指揮命令権限」か・・・と、まずこういう言葉が出てくることに驚き。新聞TV報道のイメージに相当毒されているとしか思えない。都合のいい“共謀に関する過去の裁判例”などは、喜々として提出、説明しているかもしれないというのに。
当局の情報操作にすぐ乗せられてしまう、当局が何を狙っているのかを考えない。目の前の情報を疑問に思わないという意味で、大きな流れに乗っかってしまう市民たちでもある。今これを出す意味がどれだけ大きなことか。短期間に出した結論を、後世に自信を持って言えるのだろうか。
案の定、朝日新聞の社説には「『起訴相当』小沢氏はまだ居直るのか」という見出し。検察批判もなしで、あなたたちが作り上げたイメージが“善良な市民”に見事に浸透した結果には、大いに満足ですか?これで小沢氏が辞めれば、万々歳ですか?そして検察はメディアの協力を得て、市民を取り込み、証拠不十分の人間を力ずくで犯罪者に仕立てようとしている。