先の日曜日に行われた参院選は与党の歴史的惨敗に終わった。民主が60で自民が37という逆転現象。与党が参院で過半数を維持する64どころじゃなく、橋本首相が退陣した44議席も下回った。しかし、安倍首相はケロリとして続投を決めこんでいる。
「わたしの責任はきわめて重い」と認めながら、「基本的な政策は間違っていなかったと思うし、国民のご理解をいただいている。反省すべきは反省し、新しい国づくりを進めたい。」「改革を続行する約束を果たすのが、わたしの責任だ。」
いやもうー、この感覚のずれ、なんという図々しさ!!美しい国が現実には税金ばかり取られて将来への不安に満ちているというのに、いまさら憲法改定ですかと言いたくなる。
尊敬する祖父の岸元首相は60年安保のとき、国会へのデモが渦巻く中、信念をまっとうしたという思い込みがあるらしく、国民の圧倒的反対にも動じないのが「美しい」と思っているのかもしれない。
早朝のTV番組では安倍首相に代わりには誰がいいですかと言う街頭質問をしていた。小澤首相がいいと言う人が一番多く、次は小泉元首相がまたまた出てきた。中年女性が小泉さんがいいという理由に、「はっきりしているから」。
強い人に引っ張られるのがいいと言う人は、自分が頼れるから?こういうのはほんとにいい加減にしてほしい。問答無用がそんなにいいのだろうか。こういう意見を聞くと国民主権はどこにあるの?という気がしてくる。
来年には確か総裁選があるから、実質続投と言っても1年の期限付き。その次の年に衆院選があるので、それまで短期間、口直しに?いまだに人気者の小泉さんにつなぐという魂胆があるのかもしれないが。
しかし現実には、小泉内閣が行った改革によって、競争に負けるのは個人も地方も自己責任と、放り投げられてしまった。構造的なものに起因するその格差に対する怒りが与党への不信任票になったのでは。
党内の派閥抗争以前に、こんなに大敗してもまだ居座るという感覚がわからない。内閣にたいする不信任票として1票を投じた庶民の感覚と、あまりにもずれている。どこに「国民のご理解」があるというのか。
「わたしの責任はきわめて重い」と認めながら、「基本的な政策は間違っていなかったと思うし、国民のご理解をいただいている。反省すべきは反省し、新しい国づくりを進めたい。」「改革を続行する約束を果たすのが、わたしの責任だ。」
いやもうー、この感覚のずれ、なんという図々しさ!!美しい国が現実には税金ばかり取られて将来への不安に満ちているというのに、いまさら憲法改定ですかと言いたくなる。
尊敬する祖父の岸元首相は60年安保のとき、国会へのデモが渦巻く中、信念をまっとうしたという思い込みがあるらしく、国民の圧倒的反対にも動じないのが「美しい」と思っているのかもしれない。
早朝のTV番組では安倍首相に代わりには誰がいいですかと言う街頭質問をしていた。小澤首相がいいと言う人が一番多く、次は小泉元首相がまたまた出てきた。中年女性が小泉さんがいいという理由に、「はっきりしているから」。
強い人に引っ張られるのがいいと言う人は、自分が頼れるから?こういうのはほんとにいい加減にしてほしい。問答無用がそんなにいいのだろうか。こういう意見を聞くと国民主権はどこにあるの?という気がしてくる。
来年には確か総裁選があるから、実質続投と言っても1年の期限付き。その次の年に衆院選があるので、それまで短期間、口直しに?いまだに人気者の小泉さんにつなぐという魂胆があるのかもしれないが。
しかし現実には、小泉内閣が行った改革によって、競争に負けるのは個人も地方も自己責任と、放り投げられてしまった。構造的なものに起因するその格差に対する怒りが与党への不信任票になったのでは。
党内の派閥抗争以前に、こんなに大敗してもまだ居座るという感覚がわからない。内閣にたいする不信任票として1票を投じた庶民の感覚と、あまりにもずれている。どこに「国民のご理解」があるというのか。