黒鉄重工

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東北project~Trains' last tour. その8【2017/10/7~8】

2020-05-05 23:23:50 | 旅行・イベント記

今日は宮城県栗原市にあるくりはら田園鉄道公園へ来ました。2007年4月に廃線になったくりはら田園鉄道(石越~細倉マインパーク 25.7km)の車庫があった旧若柳駅を活用した公園です。鉄道車両、駅舎、鉄道施設が保存されています。



ここは驚くことに保存鉄道もやっていて、廃線まで使っていた気動車を始めとした複数台の車両を動態保存しています。そして今日は月に1度の気動車の運転日なのです。
まずは乗車しようと思いましたので、駅の改札できっぷを買ってホームへ入場。乗車券は300円とこの規模にしては安いと思います。
改札を抜けるとホームに気動車が停まっていました。ホームは廃線時から姿を変えていないといいますから、これはすばらしい雰囲気を出しています。



気動車の型式はKD95形。富士重工製の軽快気動車で、随所に独自仕様が見られる結構手の込んだ車両です。



座席が2+1列なっているとか床材や座席に木材が使われているのが独特です。



展開式の机があるのもおしゃれ。




10時になって、KD95の列車が発車しました。走行する線路は若柳駅から石越方面へのかつて本線だったところで、900mあります。日本の保存鉄道としては中々の距離でしょう。折り返し待ちの時間を含めて乗車時間は往復で11分ありますから、満足できる時間だと思います。



田んぼを進みます。乗り心地は軽快気動車そのものです。当たり前ですが。



折り返し地点の片町裏信号場に着きました。たぶん保存運転に際し設置された信号場でしょう。
車止めの先にも線路が続いていますが、道路との踏切は撤去されています。この先延伸しようと思うとちと大変そうですね。



仕業表です。30分ごとに走るKD95形のスジに加えて臨時スジが隠れています(伏線)。



折り返し運転が始まりました。



復路は前にかぶりついてみます。
ちなみに運転士を始めとした係員の着ている服はくりはら田園鉄道の制服だったもので、こういうのもいいですねぇ。



本線には数箇所の踏切があります。踏切には係員が往来の安全を確認しています。彼らも列車の保存運行には欠かせませんね。



若柳駅に到着しました。楽しかったです。
列車は30分ごとに運転するので、次は線路沿いで撮影してみますか。



駅から2つ目の踏切で陣取りました。そして10時30分発の列車が発車。



腕木式信号機があります。しかも稼働します。



信号機を通過するKD95形。KD951とKD953の2台が動態保存されています。2台も稼働状態にあるとはすごいと思います。



踏切の直前で曲線に入るので動きのある写真も撮れます。2両編成なのもあってかっこいい。



後追い。細倉側がKD953です。
復路は動画で撮影したので掲載なし。

今日はここまで。