黒鉄重工

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北米project 4 ~Is the order a warbird? その68【2016/03/04~10】

2018-12-23 22:42:00 | 海外旅行記
2016年3月7日(月)10時49分
 アリゾナ州ツーソン ピマ航空宇宙博物館本館入口
アメリカでも有数の規模を誇るアリゾナの砂漠の中にあるピマ航空宇宙博物館。そこの目玉が隣接するアメリカ空軍のデイビス/
モンサン基地の敷地内にある航空機を長期保管(モスボール)する施設、飛行機の墓場ことボーンヤードを見学する「ボーンヤードツアー」なのです。これが楽しみでアリゾナくんだりまで来たようなもんです。

参加するには博物館の入館口で事前申込みが必要です。入館料と一緒にツアーの申込みもしてしまいましょう。もちろん当日申し込みできますが事前予約もできるようなんで、心配な人は予約しとくといいと思います。
ツアーは11時開始と14時開始の2回あります。私は11時の回を選びました。見学時間は1時間強で、金額は$20。なかなかしますよ。

で、私は出発の10分前に集合場所の博物館の入口にやってきました。飛行機を見るのに気を取られてやや出遅れてしまったのですが、すでに行列ができてました。誰だよアメリカ人は行列作れないって言ってたやつ。
ツアーは観光バスに乗って行くんですね。でもこれは窓側を取れないかもしれない・・・。
なお米軍基地にお邪魔するのでバス乗車前に身分証明書の提示を求められます。外国人つまりアメリカ人以外の人間はパスポートを見せればOKです。

ちなみにメモ程度に、乗ったバスはグレイラインのMCI J4500です。グレイラインは北米に展開するバス観光会社です。字面的に高速バス会社のグレイハウンドと関係してそうですが無関係です(そもそも綴りが違うし)


いざバスに転がり込みます。案の定、窓側の席は満席で通路側に陣取らざるを得ませんでした。ちょっと気分が沈む・・・。

デイビスモンサン基地は博物館の前の道路を挟んで向かい側にあるくらい近いんですが、出入り口は敷地の反対側にあるので基地の周りをぐるっと半周してお邪魔します。なので10分かそこらは基地の周りの道路を走ります。


出発してものの数分で車窓に何か見え始める。飛行機の残骸ですね。隠すもんでもないので普通に外から見放題なんです。


C-130輸送機の群れ。やたらめったら置いてあんなこれ。ずっとこの調子なんかな。
まあ後でわかりましたがこれはまだ序の口でした。

この飛行機の墓場は、余剰になった飛行機を一時的に長期保管するための施設です。施設と言ってもただ基地の敷地に野ざらしでおいておくだけなんですけども。アリゾナの砂漠がもたらす乾燥した気候が、長期保存に適していると気が付いたアメリカ空軍が、WWII後にここを飛行機の保管場所にしたのです。
墓場と言うだけあって、置かれている飛行機は退役したやつだったり解体待ちだったり部品取りだったりするんですが、中にはまだ予備役だったりいざとなったら原隊復帰する気だったりする機体もいるそうな。その数数千機と言われていて、アメ公おまえよくそんなに導入して運用してたなと。


途中で見かけた店の看板。
まるでサークルKじゃないか・・・w、とその時は思ってましたが、マジで本家サークルK御本人様なのでした。サークルKって東海地方にしか無いから日本のご当地コンビニとばかり思ってたけどアメリカ発祥だったのね。
ここのサークルKはガソリンスタンド併設のコンビニです。


デイビス・モンサン空軍基地のゲートに着きました。一度降ろされるのかと思いきや、ゲートで一時停止してすぐに発車。これでいいのか。


基地内に入ります。
なんだか基地というより町っぽいなという印象が。


基地の中に住宅が建ってますね。割と広いんで、士官用の住宅なんでしょうかね。
航空写真を見てみると住宅街の一角があり、さらにスーパーマーケットにスタバに映画館もあるとかで、これ基地の中に町が出来てるんですね。なんだそれすげーな。
ゲートガード的な航空機も何機か展示されているんで、これも見てみたいけどなぁ。軍事基地だし外国人だしキツいね。


居住エリアはすぐに抜けてしまい、すぐに飛行機の墓場区画へ。
いきなりB-52爆撃機がお出迎え。B-52ってお前。初手からデカイ一撃を食らわせてきます。これいざって時は復帰させる気なんだろうなぁ。そういえば墓場から這いずり出てきたB-52がいたって話があったような。


P-3哨戒機とか737ベースの輸送機とか。海軍の機体も保管されてるんですね。


F-4、F-8、F-14、B-57(?)、F-16等々・・・。いろいろあるんね。


で、急に左折して墓場の中を横切るような形に。
そしたらいきなりB-1爆撃機がですね。うわぁ、これ初めて見た。胴体って曲線の塊だな。ちなみにB-1見たのは今の所これが最初で最後です。

なお保存されている機体は風防、エンジン部、点検扉、レドーム等デリケートな部分をビニールで覆って保護しています。


エアフォースワン的な輸送機。
C-135K輸送機で、ボーイング707旅客機の原型になったやつですね。なおC-135Kという機体はいないらしく、電子戦機のEC-135Kをテキトーに塗り替えたのかもしれませぬ。


T-38練習機。機体の前に看板が立てられているので何の機体なのか一発で分かります。分かるけど完全に観光地化されていて、ちょっとムードが無いかなぁと。
後ろにたくさんいるのはKC-135空中給油機です。


デカすぎてファインダーに収まりきってないですが、C-5輸送機です。米軍で一番でかい機体。
機首はガバっと上に向かって開いて前からも荷物を積み下ろしできる素敵ギミックが付いてます。


E-8Cという早期警戒管制機。KC-135の派生型かと思いきや、KC-135を旅客機にしたボーイング707の中古を改造して造ったんだそうな。ちょっと複雑ね。改造したのはノースロップ・グラマンなのでドンガラはボーイングですが中身はほぼノースロップ・グラマン製ということです。
特に対地監視に優れた機体だそうで、陸軍との連携も考えられています。なんだか空軍らしからぬ機体ですが、陸軍もこれの開発に一枚噛んでいたそうな。


エアフォースワン的な塗装のC-20輸送機。ガルフストリームIIIというビジネスジェットを流用した人員輸送機です。


大量のP-3哨戒機。


1機種1機ずつ置かれてるやつ。観光客向け。


今日はここまで。




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