黒鉄重工

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ビクトリアのバスとアザラシ 前編【2016/3/26】

2020-04-28 22:48:59 | バス・航空機撮影記
2016年3月26日。
今日はまずビクトリアのダウンタウン南にある高速バスの発着場いわゆるバスディーポへ。ここのバスディーポからはグレイハウンドのバンクーバー島内路線、それとビクトリアとバンクーバーをフェリー経由で結ぶパシフィックコーチが発着しているんですが、なんだか今日はいつもと違うバスがいますね。
これはPrevost H3-45(2代目)。


ウィルソン交通 (Wilson's Transportation)のBCフェリー・コネクターというバスが停まっていました。名前的にパシフィックコーチの路線とモロ被りするんですがどういうこっちゃ・・・、と思い家に帰ってから調べましたら、パシフィックコーチはこの路線から撤退してしまったのでした。
貸切バス事業を本業とするウィルソン交通がこの事業を引き継いで運行しているということです。これはまた走っているところも押さえておこう。
これはPrevost H3-45(初代)。

わかりやすいド直球な路線名。ビクトリア~バンクーバー線は途中フェリーに乗って移動します。乗客はバスに乗ったままフェリーに乗船して、航行中はフェリー車内で過ごし、着岸前にまたバスに乗って着岸したらそのままバスごと下船してバンクーバーまで向かうというもの。

余談ですが、パシフィックコーチは他にバンクーバー~ウィスラー線とバンクーバー空港~ウィスラー線を運行していました。が、2018年3月末で倒産してしまいました。そこでこのうちバンクーバー~ウィスラー線を引き継ぎました。
さらに、高速バス最大手のグレイハウンド・カナダが2018年5月にBC州内の全路線を廃止して撤退してしまいました。そこでそのうちバンクーバー~ケロウナ線、バンクーバー~シアトル線を引き継ぎました。
・・・という風に、倒産や撤退で運行停止になった路線の受け皿として拡大を続けるウィルソン交通なのでした。


次に、クルーズ船の発着港であるオグデンポイントへ。ここにはCVS観光 (CVS Sightseeing) の観光バスが待機しています。


Prevost H3-45(3代目)。


今日は後ろも載せます。


MCI D4500CT。


後ろ。こっちの観光バスは基本的に窓無しです。まあ機能的には無用なモノですし。
グリルの内側には冷房装置が入っていると思われ。


Prevost H3-45(2代目)。


AD Enviro 500。2階建ての観光バスですね。これと全く同型の車両が路線バスのBCトランジットで走っているので、ただこれに乗りたい場合はBCトランジットの方が値段が安いぞ。


前照灯の隈取。


CVSのバス共。中央のバスが傾いているのはバネが死んでいるとかではなくて、車高を下げるニーリング機構を付けっぱなしにしているからだと思います。


Prevost H3-45(3代目)。


後ろ。


最後に帰り際にフェアモントホテル前で見かけたCVSの観光用Enviro 500 GO Anywhereをば。GO Anywhereは今見たオレンジの車両のマイナーチェンジ型で、初期型と比較して低車高長尺仕様となっています。
この車両はメーカーのデモカーを去年購入したもので、塗装も銀色のデモカーのままでしたが、今年になって白塗装に観光名所ブッチャートガーデンのラッピングがされていました。こっちの方がいいね。



後ろ。デモカーの名残なのか、路線バスで使う系統番号表示器が残っていますね。

今日はここまで。アザラシは後編で。