保存鉄道に乗ってみたいというのがそもそもの動機の始まりであった。
そうなると次に考えるのはどこへ乗りに行くかということだが、色々選択肢が浮かぶ中で宮城県の旧くりはら田園鉄道の保存鉄道に行くことに決めた。
さらにはどういう手段で行くかだが、JR東日本の乗り放題切符「週末パス」を主軸に回っていくことに決めた。
最後にどういう経路で行くかだが、それはこれからつらつらと書いていこうと思う。
というわけで始まり。
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2017年10月7日。
朝6時の静岡駅。まずは東京駅までバビュッと出るために新幹線に乗ります。
今から乗る静岡駅上り列車初電の「こだま」700号は変わった入線の仕方をします。東静岡駅にある新幹線の夜間留置線を出発したN700系は、下り本線を逆走しながら静岡駅構内に入ってきて、ホームに入る直前に渡り線を渡って上りホームへ入ってくるのです。
こだま700号は静岡6:22発、東京7:36着。東京着がいささか遅いよなぁという気もします。これより早く着こうと思うと5時台の東海道線に乗って三島駅まで先回りしてそこから三島始発のこだまに乗るか、かくなる上は夜行バスに乗るか。ただ夜行バスは寝ていられる時間が実質5時間くらいしかないので、これ翌日辛いやつだから敬遠している向きあり。
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で、東京駅に着いたら週末パスで東北新幹線のホームに入場。
週末パスは使用開始日の前日(つまり金曜日)までしか購入できないよそ者お断りの切符です。なので前週に最寄りのJR東日本の駅である熱海駅まで出張ってきたんですね。
とりあえず出発まで新幹線を撮影します。これはE7系「はくたか」553号。
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E2系1000番台+E3系2000番台の回送。
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E3系は新塗装でした。もうほとんど全て新塗装だったはず。東日本は最近は屋根に色を塗るのが好きよね。
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E4系+E4系「Maxとき」305号。二階建て16両編成はやはり圧巻なのですよ。
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JR西日本の700系3000番台とE6系。
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それではE3系2000番台の「つばさ」175号に乗ります。東北新幹線系統に乗ることはそう無いことなので、ちょっとわくわくしますね。
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一気に福島駅まで行きまして、そこから山形新幹線へ分岐。
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地上を走ってるし踏切もあるし、というのがミニ新幹線なのだなぁ。新幹線に直通できる在来線特急というかんじ。
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山形新幹線といえば板谷峠ですね。福島駅を出て程なく、どんどん山深くなっていくぞ。フル規格新幹線も山の中通ると言ってもあれは隧道と橋梁でぶち抜いていくものですが、山形新幹線は異質の沿線風景でここは奥羽本線なのだ。
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これが峠駅か。在来線でのんびり乗ってみるのも一興ですが本数がな・・・。
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板谷峠を越えると、山形県の平野部へ。目まぐるしく変わるものですな。
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高畠駅で下車しました。
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「つばさ」と列車交換した719系5000番台米沢行。
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高畠駅の駅舎。一見立派ですが実態は太陽館という温泉施設。JR高畠駅よりも太陽館の方が上に来ているし文字も大きいし・・・。
駅前ではちょうどお祭りみたいなものが催されていて、露店がいくつも並んでいました。なので駅舎の遠景は撮れなかったぞ・・・。
高畠駅では観光案内所で貸し自転車を借ります。これに乗ってかつて高畠駅から分岐していた山形交通高畠線の痕跡を辿りに行きます。
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高畠線の廃線跡は遊歩道になっています。痕跡は薄いですが線形は良く残っていて線路跡を辿るのは容易です。さすがに高畠駅のホームや駅舎は残っていませぬが。
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少し脇道に逸れて、山形新幹線の撮影をします。日の出ない曇り空で光量が足りないのが辛いです。
まずはE3系1000番台「つばさ」127号。銀塗装が秀逸だったので紫の新塗装は未だ慣れぬものがあります。新型のE8系が出てくればその違和感も無くなるかもしれませぬが。
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次にE3系700番台「とれいゆつばさ」1号。これはE3系旧塗装を踏襲した塗装で良いですよね。
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世界最速の足湯と言っても基本的に東北新幹線を走ることは無いからせいぜい120km/hしか出さないのよな。それでも速いと言えば速いです。
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最後に719系5000番台山形行。
それでは高畠線辿りを再開しましょう。