黒鉄重工

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伊豆に温泉に浸かりに行こう 【2015/04/15~16】

2015-11-30 22:46:47 | 旅行・イベント記
両親に日本に戻っている間にしたいことはあるかと訊かれて、出した答えが「温泉入りたい(切実)」でした。

ご存知だと思いますが欧米には風呂という文化がありません。カナダももちろん同様ですので体を洗うときにはシャワーで済ませます。仮に風呂桶があったとしても、カナダではお湯はタンクに貯めてそれを適宜使うという方式ゆえにお湯を大量に消費してしまう風呂というのはタンクを空にし、後の人にお湯を使えなくさせてしまうことになります(実はこのことは執筆時点で今の今まで知らなかったのだが)。あとは水道も電気もシャワーに比べたらガンガンに使うので家計上も歓迎されないですね。水と安全はタダと思っている日本人には思いもよらない事情があったのです。なので普段は「風呂桶にお湯を張るなよ!」と釘を刺されていましたw
2014年10月~翌3月の半年間、湯船に浸かることが出来たのは12月末にシアトルに行った時の3日だけ。バンクーバーのホテルで風呂にありつけた時はどんちきどんちき└(^ω^ )┐♪┌( ^ω^)┘♪舞い踊ったものです(大嘘)

という事情もあって、シャワー生活に割りとすんなり順応していたのも事実ですが、広い風呂、要は温泉に浸かりたいなぁと思っていましたわけです。
そして、じゃあ伊豆の温泉行こうと相成ったわけです。やったぜ。



JR静岡駅から電車に乗ってまずは熱海まで行きます。自動車で行ったほうがそりゃもう楽ちんでお値段もお安く仕上がるわけですが、ちょうど動かせる自動車が無いということで電車で行くことに。
ご覧のとおり在来線で行きます。313系とEF66形126号機がちょうど並んでくれました。新幹線は費用対効果が低かったのでやめになりました。



熱海からは251系特急「スーパービュー踊り子」・・・ではなくその隣りにいる伊豆急行2100系で伊豆急行線に乗り換えます。体感で8000系と同じくらいかそれ以上乗っていると思う2100系、今回はリゾートドルフィン塗装でした。
251系は旧塗装に戻さないんですかねぇ。185系はもうほぼ旧塗装への塗替えが完了したと聞きますから、それが終わったら後にそうなるかな?



伊豆熱川駅で下車します。初めて降りる駅です。特急も停まる駅ということで線内でも規模は大きめ。



伊豆熱川駅からは送迎バスに乗ります。なんと日野リエッセに路面電車風の外装を装荷した改造版でした。
というわけで吉祥CARENという旅館で一泊でございます。豪勢だねぇ。



夕食はジャパニーズ・テッパンヤキを頂きます。キンメダイだ。いやぁ魚が旨いなぁ、たまらんねこりゃ。魚料理の扱い方はやはり日本が一番なんじゃないでしょうか。



牛肉もいいゾ~これ。



ガーリックライスがこれまた美味いんですな。やっぱ焼き飯系は火力だよね。家のコンロじゃこうはいかない。
なおカナダの家庭用コンロは基本的にどこも電熱線なので、もう論外です。



とまあ、こんな感じでした。おやつにパンケーキが出たり風呂あがりにビールが飲めたり至れり尽くせりな感じでした。温泉も広くて眺めも良くて満足でしたねぇ。これなら1年くらいシャワーでも平気そうだ。
いい思い出になりました。よかったゾ。



お家に帰るべく伊豆熱川駅に戻ります。
駅前の建物にはなんか「梅宮辰夫漬物本舗」っていう看板が。あー、よくあるよねこういうの。ていうか店閉まってる・・・ダメじゃん。



行きと逆の経路で帰ります。また2100系・・・




ですが、2100系でも乗るのはこっち「アルファリゾート21」です。伊豆急に乗るときはいつも特急運用に入っていて今まで見ることはあっても乗ることはなかったのですが、今回ついに乗ることが出来ました。



途中の富戸駅で8000系と交換。



川奈駅では251系と交換。

で、もうすぐ南伊東駅だなというところでJR伊東線で線路陥没が発生、運転を見合わせます。熱海行きだったこの列車も伊東駅で抑止となります。うーんこの不幸。
とりあえず電車を降りてどうなっていてこれからどうするつもりなのか様子を見に行ったらどうやら代行バスを出す模様です。立ち往生は防げそうですね。



代行バス、車両とドライバーの手配に時間がかかってJRの職員が乗客からあーだこーだ質問責めにあっていましたが程なくして第1便が到着。
伊豆東海バスのいすゞエルガでした。「列車代行」の行先表示はなかなかお目にかかれないのではないでしょうか?もう災い転じて福を見つけるくらいの気構えでいましょう。
ただまあ、JRの対応はちょっとしょっぱかったかなぁ。関係ないはずの伊豆急の社員がなぜか乗客を誘導していてですね。JR社員は裏にいたのかなあ、どうなのかしら?ちょうど当時は山手線で架線柱が倒れるなんて事故が起きていて、そのそばからの線路陥没ですから保線しっかりしてちょーだいよとは思いますわな。



2便目は南伊豆東海バスのいすゞガーラHD。観光バスまで投入してくるとは。これに乗りたかったけど列が思いのほか長くて乗れず。



第1便から第2便はすぐに到着しましたが、第3便は手配に手間取ったせいかかなり待たされました。地方のバス会社に車両・人員ともに余裕は無いだろうしなぁ。というわけで待っている間に列を一旦抜けてバス撮影をば。
伊豆東海バスのいすゞガーラミオですが、なんだいきなり変なのが来たな。ジャーニークラスの中型路線バスボディにガーラのマスクという出で立ち。ちなみにリアもガーラと同様の2枚窓です。で、これの場合、塗装が東海バスの旧塗装というレア物です。



伊豆東海バスの三菱エアロミディMJ。エアロバスのマスクに東海バスの旧塗装をまとった、こいつもレア物。
なんだか抑止食らってむしろラッキーになってないか?ただ他に得している人間はいないだろうけど・・・。



いすゞエルガミオの第3便が到着しました。これは熱海駅から乗客を乗せてやってきたバスです。



第4便、これに乗ります。車両は三菱エアロスターM。ここに来て古いバスが来ました。
ところでライトケースが銀色のエアロスターMというのは他では見ないですから違和感があります。
余裕の着席をし、これで熱海まで。なお、これに前後して伊東線も運転を再開してまして(そんなに深刻な陥没じゃなかったのかな)、熱海到着はバスと電車とで結局だいたい同じになりました。



伊東駅のごたごたでくたくたになってしまいましたが、来宮神社に寄っていきました。名前は何度か聞いていましたが来るのは初めて。



本殿。ご挨拶していきました。
あとは天然記念物のくすの木がありますね。1周回ると寿命が1年伸びるらしいぞ?



裏には川も流れてるのだ。



熱海駅に戻ります。
駅前には熱海軽便鉄道7号機関車が置かれていました。あれ、こんなところに置かれてたっけ?と不思議がりましたが、駅舎の建て替えに伴って駅前も整備されているようです。全然気が付かなくて旧駅舎の写真とか何も記録していなかったぞい。



帰りも鈍行に乗りました。
静岡の211系も執筆時点ではテールライトがクリアガラス化されてしまったという話ですので、これも過去の形態になってしまったというわけです。なんとなく撮った写真もいつ過去の記録になるのか分かりませんな。


・・・以上で、日本での行動はこれですべて書き終えました。次回からまたカナダです。
カナダへの渡航は既に半年も前に書いていて今更改めて書くこともないので気になる人はそちらを読んでくだしあ。
いやしかし、執筆ペース遅すぎですね。7ヶ月遅れですよ。そのうち本当に周回遅れになりそう・・・。
まあ、善処します。