黒鉄重工

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【拉致旅行シリーズ】 山陽project ~Unforeseen Destinations. その2 【2015/04/11~13】

2015-11-01 22:05:31 | 旅行・イベント記
~前回のあらすじ~

「あんた一体なんなのよ!車は乗りつける!上着は引っぺがす!あたしは拉致る!新刊のイラストを描くを手伝えなんて突然メチャクチャは言い出す!かと思ったら人を羽田に連れてって飛行機に乗せる!挙句は騙す!あんた人間なの!?お次はバスときたわ!一体なにがあったのか教えて頂戴!」

ZeBon「駄目だ」

「今日は厄日だわ! 」



2015年4月11日8時13分
山口県宇部市 山口宇部空港

つかの間の日本シリーズ第5弾。シリーズ最大規模となる山陽projectです。
山口宇部空港からはバスに乗り換えます。写真は宇部市交通局のいすゞジャーニーKの宇部新川駅行きです。これには乗らない模様。



乗るのはこっち。日デスペースランナーRA+西工58MC C型の特急新山口駅行き。58MCは東日本じゃほとんど見ないので新鮮ですな。また、カーテンやシャンデリアなど所々バブリーを感じさせる内装でした。



寝ているうちに新山口駅に着きました。新幹線「のぞみ」も停車しますが、駅前はコンビニと居酒屋しかありません。いわゆる田舎ってやつです。
ここからどこへ連れてく気なのか。この時点で六丸三の次の行先は分かっていません。まあ、土曜日午前中の新山口駅とくれば次の一手は察しつくんですが・・・。



あ。
ぶらぶら駅の周りをほっついていたらすごいネタバレを見た気がする。ただ、まだ騙しは続いているようなので、空気の読める僕はあえて分からないフリをしてやります。
新幹線口で降りればこんなことにならずに済んだのに。



走るたらこことキハ40系。山口線の主力です。



駅構内に入場すると、ホームに列車が滑り込んできました。なっなんだこれは!?!?(棒)
おっさんにピントが合ってつらい。



ホームにやって来たのはSL「やまぐち号」。これに乗るようです。知ってた。
前から乗ってみたいとは思ってたんでこれには満足。



牽引機はC57形1号機。国鉄時代から運転されている歴史のある動態保存機関車です。



客車は12系ですが、C57形に合わせてぶどう色のレトロスタイルになっています。展望車や構造上必要のないシルヘッダーまで付ける凝りようです。



小郡の駅名標。新山口駅は昔は小郡駅だったのです。



115系と117系とC57形。ここは昭和何年だ?
そろそろ発車なので乗り込みます。



気がついたら保仁駅。だいたい寝てました。もったいないことを。
停車時間が長かったので外に出ます。展望車は人で溢れていますが、まあなんだ、動物園みたいだ。柵が高いんですよね。転落防止のためだから仕方ないんですが。



「やまぐち号」の客車は5両編成ですが、1両ごとの内装を時代ごとに作り分けているのが特徴です。
これは大正風客車。モケットが緑で背もたれがやや高く、網棚は本物の網です。また車端部には密閉式展望室があります。



明治風客車。なんかイメージと違う。もっとこう、座面は畳で、背もたれは板だけで・・・。背もたれの高さが低いのはそれっぽいですね。



昭和風客車。旧型客車を模しているっぽいですね。
以前は客車の内装だけでなく車体も二重屋根にしたり外板に板を貼り付けたりなど各時代に合わせた装飾が施されていたようです。そのため外観がややちぐはぐしてたそうな。



欧風客車。我々が乗車した車両です。ステンドグラスやシャンデリアなど他の客車とは格が違います。オリエント急行をイメージして設計されたのだから当然っちゃ当然。
ただ見た目の割に、通路が狭くて座席も妙に狭苦しく、居住性は良くないです。



展望車。通常の客室と展望デッキの間にはラウンジがあります。お、こういうレイアウトはカナダでも見たな。
ただこういうくつろげるラウンジを設けるには日本の客車は小さいですな。



展望デッキ。山口の大自然が堪能できます。



篠目駅の給水塔。



乗車区間の後半はトンネルが多くなります。蒸気機関車の煙を感じていると終点の津和野駅はもうすぐです。


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