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3月29日(日)
帰国日です。チェックアウトする前に朝飯を食べに街へ繰り出したのですが、すげえ行列でしたんで早々に諦めました。
他の店で適当に済ませて帰りにバス撮影します。トランスリンクのNFI E40LFR。
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Nova LFS HEV。ハイブリッド仕様です。屋根に機器が載っているので通常のディーゼル車との見分けはつきやすいです。
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ウェストバンクーバーのNFI XD40。
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同じくウェストバンクーバーのNFI D60LFR。
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グレイハウンドのMCI 102-DL3。たまたま来ましたね。
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Prevost LeMirage XL-II。バスだと思うでしょう?自家用車なんですよこれ。しかもただの自家用車じゃない、キャンピングカーだ。ちゃんと車体の一部が左右に展開して幅が広がるぞ。
・・・相変わらずスケールのデカいこと。こんなデカいの金持ちしか買えないからか、車内も下手な一戸建てよりも豪華。
これ、免許もちゃんと大型取らないとだめだろうな。それか運転士を雇うのかな?
いい金の使い方だよな、裏山。
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最後にPrevost H3-45 (First generation)。Universal Coach Line所属。こっちは普通の貸切バスやで。
そしたらホテルに戻ってチェックアウトしていよいよ空港に向かう・・・前に一箇所寄り道していきます。
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スカイトレイン・カナダラインに乗ってイエールタウン・ラウンドハウス駅で下車、駅から歩いてすぐのところにあるラウンドハウス・コミュニティセンターへ。そこで保存されているカナダ太平洋鉄道の374号機関車Engine 374を見学していきます。
1887年5月23日にカナダ太平洋鉄道によるカナダ初のバンクーバー行き大陸横断列車を牽引してきた機関車です。機関車の大きさからして全区間牽引してきたわけではなさそうですが、少なくともバンクーバーに乗り入れた最初の大陸横断列車牽引機です。到着時は観衆は喝采し、バンドは演奏をし、港に停泊している船は汽笛を鳴らし、数百の旗が空になびくというそれはそれは盛大なお祭り騒ぎだったそうな。
1945年に引退した後、キツラノ公園で静態保存されていましたが、海沿いという立地が災いして塩害による損傷が目立つようになりました。そこで1983年に市民の手により修復作業が始まり、1986年に開催されたバンクーバー国際交通博覧会までに完了し主要パビリオンのひとつとして展示されました。
現在はバンクーバーの歴史を伝える重要な文化財として扇形車庫脇の屋内で大切に保存されています。
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アメリカ型独特の牛よけ。すごく前に張り出しています。
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やはりアメリカ型独特のダイヤモンド型煙突。これって何かメリットあるんですかね。
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軸配置は4-4-0Tアメリカン。機関車の外観はボールドウィン製の同タイプに似ていますが、製造はカナダ太平洋鉄道のモントリオール工場によるものです。
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19世紀製の機関車ということもあるのか、シリンダーの構造は比較的簡素に見えます。
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動輪。林鉄用の動輪径の小さい貨物機ばかり見てきたのでこの大きさの動輪は何だか新鮮だな。
ロッドも1本だけでえらく単純。
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アメリカ型に欠かせない装備、鐘。キャブから紐を引っ張って鳴らすことができます。運転士気分を味わうことが出来るぞ。
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テンダー。燃料は薪。
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後ろ。足場にはエリザベス女王の肖像が。
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キャブ。やはり簡素に見えますな。元からこうなのか、損傷時に紛失したのか。
静態保存機ですが毎年5月の生誕セレモニーでは屋外に姿を現して汽笛を鳴らすのだそうです。
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床を見てみると、名前が彫られたレンガが敷き詰められていました。修復にあたりその費用を寄付をした人達の名前が刻まれています。$20の寄付でレンガひとつ。他にも色々なところから資金を集めて最終的に$40万を調達したそうです。
寄付者の名前を掲示するのはよく見られることですが、館内の部材の一部に掲示されるというのは珍しいように見えます。単に壁に名前が書かれるよりも自分の寄付金が使われているんだなと実感できますね。問題は自分のレンガを見つけるのがとても大変だということですかね。
文化財への理解は日本よりも進んでいて羨ましい限りで。バンクーバーの発展に貢献した機関車としてこの先も維持していかなければならないとスタッフも誇らしげでした。
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転車台と扇形車庫も保存されています。昔はこの辺りは工業地帯でしたが市街地の拡大によって工場はより郊外に移されて鉄道の機能も同時に移設されていきましたがここは残されたようです。
転車台に付けられた屋根が邪魔だなぁ。
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扇形車庫。10線あります。中はがらんどうでコミュニティセンターとして使われている模様。
右に見切れているのが機関車の展示館です。
バンクーバー空港の行き帰りに寄れるからみんなも行ってみよう。
さて、いよいよ空港に。
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