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富士急行をひと通り撮影 前編【2017/7/15】

2019-06-12 22:43:33 | 鉄道撮影記
2017年7月15日。
特に特別な動機はなかったですが、富士急行の電車の撮影をしたくなったので行くことにしました。はじめに駿河小山駅へ遠回りして、たまたま居合わせた(棒)ZBSを拉致。
そしたら国道138号線を走って河口湖へ行き、いつもの店で吉田うどんを食べたら富士急の河口湖駅へ。


事前に知らなかったのですが、何やら今日は河口湖駅で撮影会をやっているんだそうな。入場券を買うだけで参加できるので入りました。
撮影会の時間まではホームに停まっている電車を撮ります。205系こと6000系ですが、なんか瑞雲師匠のヘッドマークが付いていますね。
ちょうど瑞雲祭りをやっている時期なのでした。そっちには行きませんでしたけど。


戸袋の部分にも立ち絵のフィルムが貼られてます。まあ、今や電車のラッピングくらいでは驚きませぬ。


隣には371系こと8500系。改造後の姿は初めて見ました。まさか再びRSEと同じ線路を走るとは思わなんだ。
改造後の姿は色々言われてますが、現物が残っているだけでも結構なことだと思いますよ。


ただまあ、371系の魅力だった窓の天地の高さを潰してしまったのは「あぁ、そうですか・・・」という具合の顔になりましたけど。


5000系こと1000系。マッターホルン号と富士登山電車です。これもいまや半分以下の勢力になってしまいました。


表に出てバス撮影。
富士急シティバスの日デスペースウィングI+富士1S(E8231)。路線バスだけどハイデッカー構造です。観光バスのお下がりなのかも。
富士重工ボディの高速バス車も少なくなってきているような印象があります。


なんか変わったボンネットバスが。エアロミディを改造したという観光用周遊バス(F5969)です。
ボンネットはハリボテ。ホイールベースも変わってないですから、本来ボンネットにあるはずの前輪も無いです(でもフェンダーのような形状は作ってあるのだ)。でも凝った作りをしてますし、車体本体もフロントガラスの傾斜や方向幕周りの形状に原型との差異がありますから、ここには改造が及んでいるのではないでしょうか。
さらに後部には燃焼炉のハリボテが付けられていることから、このバスは薪バスという設定なのでしょう。薪バスが分かる人少ないだろうに、見るほどに凝ってるなと思います。


そういえばこんなポスターも貼ってありましたね。七駆がまぶしい。


では撮影会会場へ。構内の留置線が会場です。並んでいるのは183系、E233系、485系「やまどり」、ついでにE259系。どれもJRの電車じゃん。


E259系。「成田エクスプレス」用の電車ですが、数が余り気味なのか土休日には河口湖駅まで顔を出しています。なので撮影会に合わせて呼ばれたわけではなく、ちゃんとした運用でここにいます。
しかし2019年のダイヤ改正でJRから富士急行へ直通する特急/快速はE353系の特急「富士回遊」に統一されてしまったので、今はここまで来なくなってしまいました。


主役の3本。型式も用途も異なる電車同士です。


左側が183系。ご存知国鉄型特急電車です。この頃にはすでに廃車の噂は立っていて、今日原稿を書くまでの間に既に廃車になってしまっています。あずさ色の塗装も過去帳入りだし、ホリデー快速富士山ももうありません。


中央はE233系。ご存知JR東の主力通勤型電車。
風防左下の編成番号を見てみると青669編成でした。いわゆる青編成は通常青梅線か五日市線での走行に限られています。過去にも青編成が富士急まで乗り入れた実績はあるみたいですが、珍しいっちゃ珍しいんじゃないでしょうか。


右側は485系「リゾートやまどり」。ご存知ジョイフルトレインです。今日は臨時列車としてはるばる高崎からやってきました。
今時珍しい茶色い電車。座席が広々しているようで、一度乗ってみたいなぁとは思ってますが果たして・・・。


正面から。架線柱も無いし、とてもスッキリした構図がありがたい。


横から。隣に並んでいる富士急の電車と一緒に。


ローアングラー。


隣に並んでいる富士急の電車。撮影会の被写体にはなっていないので少し奥にいます。
6000系が2本、1000系が1本。6000系のマッターホルンは初見だったのですがこの日は動いておりませんでした・・・。

撮影会を出たところで今回はここまで。



清水港のクルーズ船を撮影する【2017/4/16】

2018-10-09 20:25:08 | 鉄道撮影記
2017年4月16日。
ビクトリアにいた頃散々、寄港するクルーズ船を見に行っていた私ですが、日本に帰ってからも近所の清水港にクルーズ船がちょくちょくやってくることを知ったのでそれを見に行かない手はないでしょ、ということで行くことにしたわけです。ただまあ、今のところ見に行ったのはこの1回こっきりなんですけどね・・・。

今日寄港するクルーズ船は「ドーンプリンセス」という清水港には初寄港する船です。アメリカのプリンセスクルーズという会社の運営です。
クルーズ船は日の出埠頭に接岸するんですが、ちょうど背景に富士山が見えるので良いのですがこの日は薄~く見えるだけでした。まあ暖かくなってきたしね。
クルーズ船の乗客の目当てのひとつは富士山なんでしょうけど、クルーズ船が寄港する夏場は見えない日が多いんですよね。


初寄港ですのでタグボートによる歓迎を込めた放水がされています。


タグボートは「富嶽丸」です。


ドーンプリンセスは総トン数約7万7千t、乗客数2,000名、乗員900名の巨大船です。
なおドーンプリンセスは2017年6月にオーストラリアの会社に移籍して船名も「パシフィックエクスプローラー」に改名しました。なのでドーンプリンセスとしての清水港入港はこれが最初で最後なのです。


何度見ても泳ぐマンションみたいな船です。
接岸作業を終えると乗客が少しずつ下船してきました。結構外国人が来ているんです。
清水に寄港するクルーズ船はたまにではなく観光シーズンを通して何度も来ているので静岡の観光は結構好評なんでしょうかね。


岸壁の一角にはしずてつジョイステップバスの観光バスが待機していました。静鉄の子会社ですがしずてつジャストラインとは違う会社で貸切バスを営む会社です。意外と撮影する機会がなかったのです。
バスは普通の観光バスで日野セレガRです。


こっちはいすゞガーラ。ジョイステップのバスはバンパーが白いのが識別点。ジャストラインは赤いのです。


バス勢揃い。
この先は特に動きがなさそうなので日の出埠頭から撤収します。


ドーンプリンセスが入港した時はまだ8時でしたので、少し足を伸ばして東海道本線の撮影にでも出かけました。
場所は清水~興津の清見寺のところ。
211系5000番台+313系3000番台(LL10+V14)


313系2500番台+211系5000番台(T16+SS1)


EF210形152号機の貨物列車(1097レ)


211系5000番台(LL2)
興津行きですが方向幕は既に折り返しの島田行きになっています。


線路沿いには桜が咲いてましたけど、うーん微妙・・・。


313系2600番台(N9)


EF210形170号機の貨物列車(1068レ)
貨物列車の撮影の時、いつも機関車のすぐ後ろのコキが空荷で締まらない写真になっていたんですが、今日は2本とも満載でしたので絵になりました。
貨物列車に満足したところで撤収。


今度は静鉄の撮影へ。いつも静岡側で撮っているのでたまには清水側でもと思い巴川橋梁へ。
A3000形の3001Fと、


3002Fを撮影できました。こういう写真を撮る時に電車が目立って良いです。


さらに静鉄の県総合運動場~県立美術館前でも撮影。
1000系1010F静岡理工科大広告。


A3002F。
A3002は営業開始後初撮影でした。


A3001Fを撮影して撤収し、お昼ご飯を食べてお家に帰りました。以上。

武豊線貨物列車リベンジ【2017/4/1】

2018-08-30 22:03:52 | 鉄道撮影記
2017年4月1日。
なんかの用事で日帰りで名古屋まで行くことになりました。まだ18きっぷシーズンですので、鈍行列車に乗っていきます。
静岡駅の一番列車、普通岐阜行に乗車。大垣所属の313系が充てられるので座席は転換クロスシートなのが特徴で、静岡では乗り得列車なのです。
2017年の改正以前では0番代のY編成が使われていたはずですが、改正後は1100番代のJ編成も使われるようになりました。


名古屋までの途中にある大府駅で下車。ここから武豊線に乗り換えて、武豊線の貨物列車を撮影するのです。
以前にも撮影に来たことがあったのですが、その時は機関車の回送だけでスカしてしまいました。今日はそのリベンジです。
ホームに降りてみると衣浦臨海鉄道KE-65形ディーゼル機関車が2機待機していました。独自の型式番号を与えられていますが、国鉄のDE10形と同型機の機関車です。


別の方を見てみると、留置線に貨車が止められていました。貨車がいるということは今日は貨物列車が走りそうですね。とりあえず一安心。


白い塗装が特徴のホキ1000形。35t積みのホッパ車で、中身は炭酸カルシウムやフライアッシュ。
三岐鉄道東藤原駅から衣浦臨海鉄道碧南市駅までを走る貨物列車です。名古屋にはこういう変わった貨物列車がちょくちょく走っていて面白いのです。


貨物列車の運転を確認したところで武豊線乗り場に移動して、次の列車を待ちます。
その間東海道線の電車を撮っておきます。313系5000番台の普通岐阜行。


313系0番台の新快速豊橋行。


実は大府駅始発の今度の武豊行は311系でした。前回来たときは電化直前の非電化路線でしたが、今は電化されているのです。


石浜駅で下車します。駅の外に出て田んぼ沿いから撮影するのが定番ですが、この日は雨が降っていた上に傘を持っていなかったので、駅のホームから撮影することにしました。
そして時刻どおりに貨物列車が通過してきました。天気は残念でしたがちゃんと撮影できたと思います。
機関車は1号機と3号機でした。先頭が1号機なのでうれしい。DE10形は前はボンネットの長い1エンド側が先頭になる方が好きでしたが、今は短い2エンド側の方が好きですね。だいたいアメリカ型ディーゼル機関車を見てきたせいです。


貨車も12両連結されているので長さも十分でした。


貨物列車の撮影は成功裏に終わりましたがまだ約束まで時間があるので、このまま武豊線を完乗してしまうことに。
写真は313系0番台の区間快速名古屋行ですが、この後来た区間快速武豊行に乗ります。


終点の武豊駅に着きました。駅舎を見てみると「あれ、意外と新しい建物だな・・・」と疑問でしたが、有名な古い木造駅舎はもっと手前の亀崎駅にあるのでした。うーん再履修。


日本酒の樽が積まれてました。近くに酒蔵があるんでしょうか?


武豊市のマンホール蓋。見返してみると、雨粒や砂で見にくいなこれ・・・。


駅の周りには特に何も無いなと思って折返しの区間快速名古屋行に乗って名古屋へ。
ところが、駅から少し歩いたところにある旧武豊港駅に転車台が残っているのを後で知ったのでした。まあ天気が悪いのでどっちにしろ行けなかったんですが、やはり武豊線は再履修しないとなりません。

名古屋でぱぱっと用事を済ませて午後には解放されました。
この後は、当時はまだやる気に満ち溢れていた鉄道むすめスタンプラリーを周ることに。


名古屋圏の鉄道むすめは意外と少なく、リニモの八草みずきしかいません。なのでスタンプがあるのもリニモだけ。
そういうわけでリニモに乗りに行きます。名古屋から地下鉄東山線に乗って藤が丘駅でリニモに乗り換え。
久々に乗りましたけど、やはり不思議な電車ですね。確かに浮いているような感じがします。


左が八草みずき、右がリニモたんとかいうご当地キャラっぽいやつ。
スタンプは愛・地球博記念公園駅にあるので、そこで降りてスタンプを押します。
駅の外に出て万博公園も少し覗こうと思いましたが、既に閉園間際でしたので何も出来ませんでした。


そのまま終点の八草駅まで乗って、そこから愛知環状鉄道に乗り換え。高蔵寺まで行って中央線経由で矢場町あたりで買い物とかしました。


なんだかんだで静岡への終電まで名古屋に居残りました。終電ですので、静岡まで乗った電車は転換クロスシートの313系でした。

以上、おしまい。

吉原の保存車両を見聞する 最終回【2017/03/19】

2018-08-22 22:33:25 | 鉄道撮影記
もう1箇所保存車両を見に行くべく、吉原駅から富士駅で身延線に乗り換え。


入山瀬駅で降ります。身延線も富士宮あたりまでは田舎の通勤路線という感じなので入山瀬もそこそこ立派。


そこから線路沿いに富士宮方面へ歩いていくと入山瀬公園が見えてきます。


ここに保存車両が置かれているのです。蒸気機関車と旧型客車が横並びにあります。なんで連結しなかったんだろう。土地とか搬入とかで制約あったのかな?


D51形943号機が保存されとります。
近年交換されたんだろう説明板。ところどころ突っ込みどころもありますが、よくできてるんじゃないでしょうか。機関車の経歴がもっと詳しく載ってると良かったんですが。


部品図。意外とこれを説明している町の保存機は少ないので、これも良く出来てるなと。


D51形943号機から見分。いい感じの状態ですね。


943号機は北海道型なので、前後を切り詰めたデフレクターが特徴。スノープラウや旋回窓も残っています。


動輪のロッド類は塗装ではなくて油を塗っているので金属の地肌が見えます。
塗装してしまったほうが手間はかからないので、マメに手入れされているということかと。



機体に書かれていたメモ書き(?)によれば、ここに来たのは1977年5月のことで、最後の全面塗装は2003年11月だそうです。


キャブ周り。北海道型だから扉がついているのか。


炭水車。前照灯がないですね。台座ごと無いのが不自然なような。


やはりロッド類が印象的な機体でした。実感的で素晴らしい。


もうひとつがオハ35形441号。旧型客車の保存車は全国的には珍しいわけですが、何せ近所に動態保存されてる車がごろごろ走ってるんで、まあその・・・。
車内は「でごいち文庫」と称した図書館になっています。この時は閉まっていたので中には入れず。

これにて保存車巡りはおしまい。
どの車両も大切に扱われていて、今後にも期待が持てました。


おうちに帰ります。入山瀬駅で電車待ちの間、313系3000番代の西富士宮行きを撮影。


313系3000番代の富士行きに乗って静岡まで。


静岡駅で降りたらすぐに貨物列車が来そうだったので、5095レを撮影。EF66形122号機でした。


北口を歩いてみると、しずてつジャストラインのいすゞガーラがいました。
通常とは塗装が異なりますが、これは貸切バス事業のしずてつジョイステップバスの塗装です。でも運用に入っているのは静岡空港からの路線バスです。ジョイステップからジャストラインに転籍してきた車両だと思われ。
いても数台でしょうから、珍しいものが見れたなと。

といったところでおしまいです。

吉原の保存車両を見聞する その3【2017/03/19】

2018-08-19 19:32:22 | 鉄道撮影記
岳南富士岡駅を出て、次に降りたのはジヤトコ前駅です。やっぱり日中に8000形動いているのは珍しいなと思います。
そこから1kmくらい西に歩いていくと・・・。


新通町公園に着きました。ここには0系新幹線が保存されているのです。近所故に今まで見に行ったことがなかったのです。
保存されているのは先頭車の21-57。説明板にはK-11号と書かれていますけど、これは編成番号がK-11だったということなんじゃ。
長い間造られた0系の中でも初期型なので大窓だったり非常口が付いていたり。というか現存する0系の殆どは初期型なんですけどもね。
屋根付きで保存されているのに加えて整備も行われているので状態は良いです。屋根の柱を車体に合わせて塗り分けているので、美観が良いのが好印象です。


現役時に「こだま」でよく乗っていた新幹線なので、やっぱり懐かしい気分になります。
塗料を調達するのも大変だと思いますが、アイボリーの色がちょっと濃い気もします。


土休日の10時~15時は車内に入ることができるのだ。
座席は3~4列だけ残して、残りは取り払って遊び場とか鉄道模型のレイアウトとかに改造されています。原型維持も大事ですが、市民に永く親しまれるよう活用することもまた大事です。広く市民に親しまれることは往々にして車両の存続に関わることがあるので馬鹿にできません。ここのさじ加減は悩ましいところでしょう。


座席はおなじみ、銀色の転換クロスシート。3列席は回転式シートに出来ないから2列席も含めて全部転換式しちゃえという後退的発想。これもチーム事情というものがありましょう。


客室の一部をデンと占拠しているレイアウト。車内公開中毎日運転しているわけではないそうで。
レイアウトの出来はと言うと・・・うーん。


1982(昭和57)年冬ダイヤの時刻表。まだ「のぞみ」がない時代。複製なのかわかりませんが、退色がほとんど無くてびっくりだなと。
赤い「ひかり」が速達系で青い「ひかり」が停車系ですか。ていうかこの時はまだ静岡に停まる「ひかり」は1本も無かったのか。
荷物を背負った0系は、新幹線を使った荷物輸送サービスのやつでしたかね?昔はそういうのもあったかと。


運転室にも入れるのだ。


運転台。ムダに広いな。全部物理スイッチなのも良い。ワイパーだって手動だ。
座ってみたかったけど小さい子供もいたので長居せずにとっとと撤収。


次に外に出てみると唐突に台車が置いてありました。説明書きが見当たらないんでアレですが、DT13だそうです。旧型国電なんかに使われてた古い台車なんですが、なんでまた・・・。


他にも転轍機のてことか、


密着連結器が地べたに置かれていました。
本当に単に置いてあるだけなんで、もうちょいなんか無いのかと。手入れはされているんですけどね。


公園から撤収して歩いて吉原本町駅へ。吉原行きに乗ります。

今日はここまで。



吉原の保存車両を見聞する その2【2017/03/19】

2018-08-18 20:51:11 | 鉄道撮影記
元吉原小学校から吉原駅へ戻ります。ここで蒼風クン達とは別れます。
吉原駅からは岳南電車に乗ります。今日は岳南電車まつりが開催される日なのです。


切符を買って構内へ。ちょうど電車がやってくるところでした。
今は使われなくなった貨車用の留置線が空虚的な・・・。


来たのは8000形でした。休日は動かないはずですが、岳南電車まつりで輸送力が必要だからでしょうか。
それと、緑色のペンキがまた変わりましたね。前はもっと青っぽい緑でしたが、今回のは導入当初の色味に戻ったような感じです。


イベント会場は終点の岳南江尾駅なのでそこまで乗り通します。
会場は思っていたより賑わっていて、なかなかやるなと。賑やかな方が楽しいですね。


物販は食べ物や工芸品など。鉄道部品も売っていましたね。


ED40形2号機がいました。これはまだ走行できるのか。それとも電車に運ばれてきたのか。
旧来のデッキ付き形態ながら端正な顔立ちなのが好印象な機関車です。


反対側には7000形が連結されています。井の頭線の復刻塗装車もいます。これは電車の乗り方教室に使われていました。


サラッと会場を見て回ったら吉原行きの電車に乗って戻ります。
乗るのは7000形ですね。


岳南富士岡駅で下車します。8000形にHISのクソでかいヘッドマークが付いてますけど、ツアー旅行で来ている集団がいるのかしら。

ここでは留置されている電気機関車を見ます。前回来た時はマスキングテープのイベント会場だったので、見れない機体が一部あったのでそれの補完です。





ED40形3号機。2号機は走行できるようですが3号機は貨物輸送の廃止直前に故障を起こして以来動いておらず、既に廃車扱いだとかで。
車体は艶を失っていてちょっとこの先怪しいです。岳南電車としても何時までも取っておくつもりは無いようで、買い手を募集しているところです。

ちなみにED40形は元々松本電鉄が導入した機関車なんですが、最初から1号機が欠番になっている変わった機関車です。


ED50形1号機。1929年製の超古い電気機関車。これが5年前まで現役だったのだ。
角型の小さいボンネットが好ましい機体。これも結構好き。今はもう廃車になったそうな。


ED29形1号機。こっちはさらに古く1927年製。ただし近年は全く動いていない状態だったそうな。もちろん廃車済み。


ワムが2両。
何かに使うつもりでJR貨物から買ったのかもしれないですけど、今の所活用法が見いだせないところでしょうか。マスキングテープのイベントの時はテント小屋代わりに使っていましたね。


貴重な古典電気機関車たちなのでもうちょい良い扱いがされるといいんですけど、これもチーム事情というものがありましょう。

今日はここまで。



吉原の保存車両を見聞する その1【2017/03/19】

2018-08-17 22:40:20 | 鉄道撮影記
2017年3月19日。
確かツイッターあたりから情報を見つけてきたんだと思いますが、富士市の元吉原小学校に保存されている蒸気機関車と路面電車を一般公開するという話を聞きつけました。
この小学校にはC57蒸気機関車と都電7000形が保存されているのですが、屋内保存という環境の良さに加えて児童や国鉄OBの手により定期的な手入れが行われているので車両の状態は極上と言えるものです。
難点は小学校の敷地内にあるためいつでも見られるものではないということ。それがこの日は誰でも見学できるということなので保存車に自信ニキ蒼風君と他数名と行ってみることに。

SL博物館と名付けられている収蔵庫は木造。中に入ると案内してくれる小学生たちがいました。なんかいきなり変な連中が来たぞと思いながら機関車の説明を始めてくれました。説明はちゃんとしたもので、よく勉強しているね、と感心しました。私よりも詳しい。


C57形30号機。1938年製造、1969年廃車。金沢、富山、名古屋等に配属されていたそうな。
元吉原小学校に保存された理由は、この小学校の当時のPTA会長が元国鉄マンだったこともあり寄贈に向けて動いたんだとか。
最初に書いたとおり状態はとても良いのです。部品の欠損も見当たらず、塗装も錆びついていません。引退してここに保存されてからずっとこの状態を維持されてきたのではないでしょうか。


後ろ側。いやほんときれいだな。惚れ惚れする。


配管類も揃ってますね。


煙室扉も開けさせていただき、中を見せてもらいました。部品が可動するというのは状態の良さを表しています。実際に動かせるのもこういう屋内展示系の車両ならではです。


ボイラー上。
ややホコリが溜まっているようにも見えましたが、逆にその程度が気になるほど機体がきれいなのです。


動輪など走行装置の部分には名札が振られています。こういう部品の名前、意外と知らないのでありがたいなぁ。


従輪等。


キャブのナンバープレート。その横には竣工日(昭和45年4月11日)と協賛(高木産業=現パーパス)、施工主(中村組)の銘板。
パーパスがこれの寄贈に協賛したというのは何というか意外ですが、上記のPTA会長がパーパスの創業者という繋がりを知るとなるほどね、と納得。


ピンぼけしてるけど火室。公園に保存されている機関車のように石が投げ込まれていることは無く、内部構造がよく分かります。



キャブの計器や弁のハンドルも良好です。


JRの鉄道博物館に保存されているような状態の機体でした。想像以上の良さです。


もう1台保存されているのが東京都交通局7000形7024号。都電で使われていた路面電車です。
上野~池袋系統で使われていたそうですが、方向幕(模造品だろうが)では品川~上野系統ですな。

7000形も色々あるようですが、7024号は1954年製の電車で1000形の車体更新車だそうな。1968年3月に廃車になりました。以降ここへ持ってこられるまでの経緯は不明です。ここに都電を保存した理由もいまいちわかっていません。
車体や足回りがすべて揃った7000形はここくらいのようで、貴重な現存例ということになります。

ちなみに7000形は現在も延命工事を受けた7700形として都電荒川線を走っていますが、あれは元々この7000形の一部を車体更新したものです。ただし完全新造車の1956年製の後期型だけが更新工事を受けています。
7700形に改造された時点で元の7000形の部品は全く残ってないんだと思いますが、長生きな電車なんですね。


台車は今書いたように1000形の流用品です。1932年製だそうで。


サボも差さっていました。これは本物っぽいです。


車内にも入れます。結構埃っぽいかな。


運転台。
部品は一通り揃っていると思われますが、全体的に劣化が進んでいます。C57ほど手は掛けられていないようです。


車体の車番表記は消されているんですが、車内の銘板に番号が書かれています。1954年3月製造、定員96名。


収蔵庫の壁にはC57のレリーフがあります。これがまた精密なのです。

以上で見学終了。今回の機会を設けてくれた小学校の関係者や児童に感謝です。
これの翌年、2018年3月にも一般公開が行われたようなので、2019年もひょっとすると行われるかもしれません。気になる人はアンテナを張っておこう。

今日はここまで。



静鉄1002Fのラストランを見に行く 後編【2017/03/17】

2018-07-31 23:56:43 | 鉄道撮影記
静岡鉄道1000系の1002F引退を記念した臨時列車を撮るべく長沼工場から移動。
古庄~県総合運動場の間にあるJRを跨ぐ栗原跨線橋を渡るところをまずは撮ります。数百m東に道路橋が架かっているのでその上に陣取ります。空がドン曇りで暗いですが、まあ・・・。
最初に来たのは1011Fちびまる子ちゃん電車。遠くからでもよく目立ちます。
ところでピンクは電車の色遣いとしてはほとんど無いですよね。後は白とか紫とか。白はベース色に使うことはよくありますけど「白い電車」という言い方をされる車両はあまり無いような印象です。大抵はその上に巻かれた帯の色を指されます。


1009F。


そして1002Fが通過していきます。ちょうど1009Fとすれ違うところでした。東海道線の電車も写り込んでくれるとよかったんですけど、そうはいかず。


次は長沼~柚木の間で撮影。通常塗装の1008F。
前面の3色ストライプは、一時期静鉄のコーポレートカラーみたいな部分があり、昔はあちこちでこの色遣いを見たような記憶があります。妙に田舎臭い使い方だなぁとその時は思ったものです。最近は全く使われないのでそういう印象は今はないです。


午後の紅茶1012F。
何度も書いていますが午後の紅茶の広告ラッピングは色遣いが秀逸なので昔の黄色いやつの時から好きです。いずれA3000形でも秀逸な広告を出してくれるのを期待しています。
でも、地元企業の広告ならともかくキリンほどの企業が静鉄の電車ラッピング広告を出そうと思って、それをずっと続けているのはなんでだと前から気にはなっています。そんなに広告効果大きいのかな?


ちびまる子ちゃん1011F。


そして1002F。
かねてより引退ヘッドマークは付けていますが、それ以外に追加の装飾も無いので、花束は見えますが後はまあ何時も通りというか。方向幕も普通ですし(臨時列車自体は誰でも乗れる普通の電車として運行されていた)


新静岡駅へ。1002Fは3番線に停車しています。昼間は使わないからね。


回送幕で最終列車まで待機。静鉄の回送も意外と見ないのだ。
ここで蒼風クンとばったり鉢合わせたのでこの後一緒に動くことにする。


車内。まあ長沼で見たのと一緒。車内で最終列車の出発までしばし待機。


そして18時17分に柚木行きの最終列車が出発します。
先頭はちょっとした人だかりができていてアレなので後ろの車両に乗ります。こういうのは静かに過ごすもんだ。


18時21分柚木駅に到着。たった4分のラストランというのも珍しい・・・。兎も角にもこれで1002Fの運行は終了。あとはこのまま長沼工場に回送します。お疲れ様でした。
発車時は大声で最後のねぎらいの言葉を掛ける鉄道ファンもいましたが、ちょっとアレな雰囲気だったなー・・・。東京のラストランイベントみたいでアレだ・・・。やっぱりこういうのは静かに過ごすもんだ(個人の意見です)
ちょっと動物園な雰囲気だったので、次の引退イベントからはまた距離を置こう・・・と思った次第です。

この後は蒼風クンと夕飯を食べて解散しましたとさ。
おしまい。

静鉄1002Fのラストランを見に行く 前編【2017/03/17】

2018-07-30 23:11:23 | 鉄道撮影記
2017年3月18日。
少し前に静岡鉄道1000系1002Fに引退ヘッドマークが装着されたのでそれを見に行ったわけですが、3月18日をもってA3000形と交代する形で引退しました。
この日はまず長沼工場で1002FとA3002Fを並べて展示。次に新静岡~新清水を往復する1002Fの臨時列車を運行。新静岡のホームでしばし展示後、柚木行きの臨時列車を以て最終列車、という行程でした。
いわゆるラストランイベントはあまり食指が動かないのですが、今回はゆーて地元やし、ということで行ってみることにしました。


引き継ぎという形で並べられた1002FとA3002F。
A3002Fの塗装は既に知られている通りパッションレッドです。「いちご」がモチーフなのですが、静岡のいちごは栃木や福岡のに比べるといまいち知られてないので、もうちょいどうにかならんのかなと。「章姫」言われても知らんやろ君たち。


この日はA3001Fも車庫の車庫にいました。


1502号のヘッドマーク。


コルゲート板がこの時期のステンレス車の特徴。一大勢力を誇る東急8500系と南海6000系の牙城もいよいよというかようやく崩れるのでコルゲート車もあと十年したら貴重な形態になるでしょうね。


なんだかんだ慣れ親しんだ顔なのだ。


A3000形は今までまじまじと細部を見たことがなかったので、コレを機に観察してみます。
台車はTS840/TS841です。写真はTS841。ちゃんと改良してあるようですが、1000系と基本的には同じ台車だったはずです。原型は40年以上前の台車なので、これを採用するとは思いませんでした。
A3000形の最初のプレスリリースで出た形式図の台車がこれだったので初めは1000系から台車を流用するのでは?とか果ては車体更新でお茶を濁すのでは?と予想も立てたものです。


検査表記類。
クハA3500形の自重は29.9tで、クハ1500形の23.5tなのでたいぶ増えました。クハにも床下機器が多く積まれているからでしょう、というか見た目上はクモハよりもクハの方が床下機器が多いです。それでもクモハA3000形も34.3tあって1000系の32.7tよりもやや重いです。
てっきり軽量ステンレス車体で軽量化されてるかと思っていましたが、当時よりも搭載機器が増えているということでしょうか?




警笛は空気笛とミュージックホーンの2種類です。ミュージックホーンの旋律は1000系と同じです。


横から見ると、A3000形は1000系の楔形の前面形状を継いでいるんだなとか思います。


車内にも入れました。中吊り広告などはほとんど撤去されていて、1002Fの写真が飾られていました。


運転室には花束。
勤続44年、お疲れ様なのです。


東急車輛のステンレス車両がまだバッド社の技術ライセンスで造られていたことを示す板。英語で書いてあるところがミソ。
今は東急車輛もバッドもどっちも名前は消えてしまいました。


最後に並んでいるところを撮影して長沼工場からは撤収します。

今日はここまで。



目玉の多かった2017年春の大鐵SLフェスタ 後編【2017/03/11】

2018-07-27 21:47:12 | 鉄道撮影記
この後の予定もあるので、機関車を見たらそそくさと千頭駅へ戻ります。
帰りは3両編成の試乗列車でした。乗るのはもちろんスハフ4。


天井は低いし幅も狭いしで軽便鉄道の車両に乗っている感覚です。内張りもほとんど木造です。


車掌が使う装備も付いていますが、専用の車掌室は無いので客室内で操作します。これは井川線の他の車両でも同じだったか?

ひと駅だけなのであっという間の到着。また乗りに行きます・・・と思っているうちに土砂崩れが起きてしまいました。行くならやっぱり終点まで乗りたいので、復旧したらまた行きます。


千頭駅に戻ると先に着いていた蒸気機関車2機が留置線に停まっていました。これも恒例のSL3並びです。
専用線の入換機時代を再現したトラ柄のC10形に注目です。猛虎魂を感じる。


少しするとかわね路1号が到着しました。機関車はC11形190号機です。
今更ですけどこの日のSL急行にはSLフェスタのヘッドマークを付けています。イベント後は競売に掛けられます。



C11190は到着後すぐに入換と転回を行って先発のSLと合流して晴れて3並び実現。
190号機が到着したかと思ったらすぐに新金谷行の出発が控えているので並んでいる時間はそんなにないです。


ちなみに21001系の南海風ヘッドマークがこちら。
行き先が地味に大井川鐵道仕様になっているのでした。


帰りのSLの発車までの間、ちょっと歩いて井川線の撮影へ。千頭駅のすぐ近くには撮れる箇所がないのですこし歩くことになります。
結局大井川に架かる橋から撮影。試乗列車が走っていきました。
左に木が掛かるのが難点ですが、たぶんあれは桜の木なので花が咲く季節に撮るには良いかもしれません。


次に帰りのSL急行を撮影。最初に発車するのはC11形190号機。キミ、すぐ来てすぐ帰るのね・・・。
千頭駅のすぐ先で撮影しました。


残りのSL急行は家山で撮影しますが、その前に来る21001系の普通列車は途中の地名駅で待ち伏せて撮影。ホームからトンネルのところを撮影します。ここはトンネルの先がカーブでなくて直線だと文句無しなんですけど、まあしょうがないですね。

ちなみに家山に行く途中で抜里の様子を見に行ったんですが、案の定マルチメディア化していました。最近の近づき難い撮影地筆頭です。


家山川橋梁で撮影。こちらは至極平和。まあこちらは側面逆光になりますからね。
まずは7200系を後追いで撮影。個人的には車庫で検査を受けてばっかであまり走っていない印象が強い。


C56形44号機のSL急行。黒いSLにぶどう色の客車の正統派。今日の相方だったC10は今日は千頭でお泊まりだそうで。


最後にSL急行。E10形2号機の牽引。いぶき501はC56のSL急行の補機をやってました。


これで撤収。
新金谷駅で大鐵博士いぶき君を拉致して島田のさわやかでハンバーグ食べて解散しました。
おしまい。