「面白かった? 観るべき?」と聞かれたら、No.だな。
ヒュー・グラントが異端者ではなく、異常者を演じるホラー映画で、モルモン教の布教活動に来た女の子二人が「家」に閉じ込められた家から脱出する映画だ!と思って行ったら・・・。
「家」には閉じ込められるけど、脱出するハラハラドキドキ感はなかったなあ。全然驚かないし。グロさもないし(私的には)。最初は、ヒュー・グランドが、いろんな説を持ち出してモルモン教を論破するのかと思ってたら、だんだん宗教全体を否定してきて自分が絶対だと思わせるようになってきて。ただの異常者じゃん。
ネタバレになるけど
一番びっくりしたのは、主役の女の子が途中で入れ替わる事だ。4分の3位までは、この映画の監督が原作・脚本を担当した「ブギーマン」で主役をしてた高校生のお姉ちゃんだ。顔にインパクトあるし、ヒュー・グランドと頑張って論争してたし、気が強そうだし。ところが、ヒューグランドにあっさり喉を掻っ切られて、そこからは謎解きから家からの脱出までは、気が弱そうで自分では決断とか行動とかしそうもなかったもう1人が頑張る。
ラスト、ヒュー・グランドが挙げていた荘子の胡蝶の夢のシーンで終わるんだが、他の人のレビューやネタバレを読むと、蝶(蛾に見えるけど)が手首に止まったから家を脱出はできたけど、あの女の子は死んでしまうとある。けど、蝶が最終的には消えてしまったので、私はあの女の子が助かったと信じたい。結構な出血量だけど。
特殊な建て方をした家に閉じ込められるこの手を映画を観るたびに思うんだが、あの家は誰が建てたんだ? 大工さん、変だな?とは思わないのだろうか?それとも、欧米の人って、よく自分で建物を建てちゃうから、自分で改良したのかな?
今回はたまたまモルモン教の布教活動の女の子達が獲物だったから、宗教の話で、「支配」しようとしてたけど、彼女達以前に捕まってた女の子達は、ちょっと前ならエイボン化粧品のセールスだったりするのかなあ。アメリカの一軒家は、本当にホラー映画の舞台になりやすい、広さと立地だ。いくらでも、ホラー映画のネタはあるな。
あと、今って「避妊インプラント」ってあるんだ!便利じゃん!
でも、なぜ、ヒュー・グランドは知ってたんだろう?
今までの獲物を解体した時に偶然見つけて、「チップが埋め込んである!」と思ってたのかなあ。不思議だあ。
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