落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ドライブ・マイ・カー」

2022-02-13 18:46:44 | 映画

アメリカのアカデミー賞作品賞候補になった。

でも、起承転結がはっきりしたハリウッド映画やお馬鹿なホラー映画好きの私にはハードルが高いんだよなあ。まず、カンヌ映画祭での受賞作というのが、何本か観たけど合わないし。欧米で評価される邦画って、やたら「間」が長いし。それで、丸々3時間かあ。辛そうだなあ。

それに「観る人を選ぶ映画」らしい。

でも、思い切って行ってみた。

結果、選ばれなかった私。やっぱり長い。

各シーンがじっく~~~~~り描かれる。芝居1本作るのに、演出家が2ヵ月以上拘束されるので、それに比べたら3時間なんて短いんだろうけどさ。

「ワーニャ伯父さん」や「ゴドーを待ちながら」が効果的に使われてる。すごい使われてる。

確かに西島秀俊はうまい。でも、予告でやってた「シン・ウルトラマン」の方が楽しそうだった。

岡田将生が、自動車の中で話すシーンは、良かった。顔のアップとセリフだけで、あんなに表現できるのかと感心した。

主人公の芝居が、国籍を超えているメンバーで編成されてるのが、今の時代に合ってるのかなあ。広島が舞台だけど、原爆ドームの話は出てたけど、1回も映らなかったなあ。

広島の映画祭のプロジューサー(?)の女の人が、柔らかい物腰で、素人のような話し方なのに、きちんとプロジューサーとして仕事を遂行していくのが面白かった。

「それでも生きて行こう!」と「ワーニャ伯父さん」のラストシーンで、この映画の言いたいことがきちんと伝わるんだけど、なんで、最後に女性ドライバーが、主人公の自動車で韓国にいるのかが分からなかった。あの自動車、もらったのかな? 犬はあの韓国人夫妻の犬? それとも、主人公と韓国に来たのかな? 父と娘みたいな関係だったけど、男女の仲になったのかなあ。まあ、明るい表情をしてたけど。

ハウス・オブ・グッチ」の2時間40分は、あっという間だったのに。

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「ゴーストバスターズ/アフターライフ」

2022-02-13 17:49:54 | 映画

1984年2月「ゴーストバスターズ」の頃、私は大学卒業だった。そして、そのゴーストバスターズの孫達が大活躍する話だ。監督も最初の2作の監督の息子だ。

私もそんな年齢かあ。気持ちは孫のお母さん(40代前半)なんだが・・・。

何が凄いって、オクラホマ州と言っていたと思うが、舞台となるその広大な大地だ。果てしなく麦畑が広がってたり、グランドキャニオンみたいな風景が広がる鉱山。アメリカ、広いなあ。ずっと地平線が見えてるんだよ。そこに町を作って人々が住んでる。「ド田舎」じゃなくて、雄大な自然の中に、人間がお邪魔させてもらっている。そんな雰囲気。

 

映画自体は、10代の子供達(お兄ちゃんは「it/イット “それ”が見えたら、終わり。」のビリー、お兄ちゃんの彼女は、「ザ・スイッチ」の主人公の親友)と家族愛の話なので、ファミリー映画かな?

前の3人(サタデー・ナイト・ライブ出身)のちょっと間延びしたひょうきんな大人のやり取りの面白さはない。

主人公の女の子に友達ができたり、お兄ちゃんに彼女ができてバイト仲間と馴染んだり、お母さんに彼氏(「アントマン」だ)ができたり。

そして、スペングラー一族の家族愛のシーンでは、観客からすすり泣きも・・・。

ゴーストバスターズ4名と受付嬢、最後にちゃんとシガニー・ウィバーも出てるよ! オールド・ファンにはうれしい。

でも、思ったのは年をとったら、きちんとした服装をしてないとスッゴくみすぼらしく見えるという事。

3人+幽霊のハロルド・ライミスが昔のツナギを着て出てくるんだが・・・。なんだかなあ。ホームレスみたいだったのだ。本当は、昔のメンバーが揃って、アメリカ人が観たら声を出して拍手するシーンなんだろうが。そんな明るい雰囲気にはなれず。

エンドロールの後、ウィンストン・ゼドモア(アフリカ系の人)が事業に成功して、元受付嬢と話すシーンでは、バシッとスーツで決めて、カッコ良かったのよ。明るい色の普通の服を着てたビル・マーレイもその方が良かったし。

歳をとると、きちんとした外見をしないといけないんだ、と思った映画だった。

それなりに面白かったんだけどね。マシュマロマンは可愛かったし。でも、ゴーザとか破壊の神がピンとこなかった。

2016年の扱いが可哀そうな「ゴーストバスターズ」のクリス・ヘムズワース演じたキャラは本当に良かったのになあ。私は大人なので、2016年の方が好きだ。

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