2月20日 日曜日 12:00~12:30入場
フェルメールなのに日曜日なのに、コロナ禍で、入場チケットもネット予約のみなので、そんなには混んではなかった「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」。
会場は暑かった。コート預ければよかった。コートを脱いでもまだ暑かった。この記事にも詳しい。
Ⅰ.レンブラントとオランダの肖像画
メインはこのレンブランドの「若きサスキアの肖像」なんだが、顔が怖い。21歳に見えない。でも、エッチングにもあった『酒場のレンブラントとサスキア(放蕩息子)』(元絵はエルミタージュ美術館)を見ると、仲が良さそうだった。昔、アムステルダムのレンブラントの家に行った時、エッチングの道具はいっぱい並んでいたのを思い出した。
Ⅱ.複製版画
当時の、本物を見られない一般人向けのエッチングも結構見ごたえあり。現物の、その当時の油絵と一緒に並んでたから、想像しやすくて見やすかった。
Ⅲ.ライデンの画家-ザクセン選帝侯たちが愛した作品
↑ ヘラウト・ダウの「歯医者」。こんな風に、だまし絵のように窓枠を使ってて面白かった。
↑ 今回一番カッコ良かった、カスパル・ネッチェルの「手紙を書く男」。
このコーナーが一番見ごたえあったと思う。
Ⅳ.《窓辺で手紙を読む女》の調査と修復
修復作業(古いニスを綿棒で溶かしながら取って、その後顕微鏡みたいのを覗きながら、手術用のメスで上に塗られてた絵具をはぎ取る)の過程をビデオで説明し、修復後の絵とエッチングを展示しているコーナー。
↑ 修復前
↑ 修復後
この絵に当たるピンライトの角度が変でさあ、絵の右側から見ると上半分(修復されたキューピットの絵)にライトが反射して、白くなって見えないんだよ。
この場合、美術館の人にその旨報告した方がいいのかな? 私ごときがそう思うんだから、誰かもう言ってるのかな?
Ⅴ.オランダの静物画―コレクターが愛したアイテム
↑ ワルラン・ヴァイヤンの「手紙、ペンナイフ、羽根ペンを留めた赤いリボンの状差し」。1658年の作品だよ。これが! Ⅰに彼の自画像もあった。なかなか革新的な人だ。
Ⅵ.オランダの風景画
既視感が凄い。
Ⅶ.聖書の登場人物と市井の人々
レオナールト・ブラーメルの「神殿で祈るソロモン王」が、筆のタッチが他の作品とは異なっていて、目を引いたんだが。画像は見つからず・・・。
代りに彼の「ベツレヘムに向かう三賢人」を貼っておく。他の作品はこんな感じ。なかなか良いと思わないか。
見終わって、外に出たら、ちょっと春だった。