生まれて初めて、シルバー料金を利用して入場。入場の際、身分証明書の提示を求められるかと思ったら、すんなり入れた。そうか、そんなもんか。
監督はクリストファー・ランドン。「ハッピー・デス・デイ」シリーズの監督だ。自然と見る側のハードルが高くなる。
原題は、FREAKY。調べたら、「奇妙な」とか「異常な」とか「気紛れな」という意味。なるほど。
「気弱な女子高生とシリアルキラーの体が入れ替わってしまうホラー。24時間以内に入れ替わりを解かなければ永遠に中年殺人鬼の姿で生きることになる女子高生が、自分の体を取り戻すべく奔走する。」
高校生やら先生が10人程、惨殺されて、切断された体もチラッと映るけど、スプラッター感はない。むしろ、エンドロール(実際にはロールの前の、主要キャストの紹介シーン)の方が、ゆったりアップで肉やら切断された指やらが写るので、本編より気持ち悪いかも。
冒頭の、殺人鬼紹介シーン(ジェイソンかよ。)以外は、主人公にいじわるしてた生徒や先生だけが死んで行き、主人公の仲間たちは死亡フラグが立ってないので安心して観られる。
ホームカミングの時期の、高校生の友情。殺人鬼の体なのに、ずっと憧れてた彼氏とのキス。お父さんが1年前に死んで、母や姉とギクシャクしてるけど、殺人鬼の体になったおかげで大胆になって、自分の気持ちを言う事ができて。高校生の生活がじっくり描かれる。見た目はおっさんだけど。最後は、案の定、ハッピーエンドの次にもう1回あってのハッピーエンド。さすが、クリストファー・ランドン。楽しいじゃないか。
ただ、主人公を演じるキャスリン・ニュートンがなあ。きれい過ぎるんだよ。「スリー・ビルボード」で殺される娘役とか「名探偵ピカチュウ」でルーシーしてた女優さん。地味でいじめられっ子のじゃずなんだが、イジメてくる同級生よりはるかにオーラがある。殺人鬼と体が入れ替わって、殺人鬼が面白がってファッション決めるんだけど、そんなに普段とギャップがないんだよなあ。
TBSドラマ「天国と地獄〜サイコな2人〜」もそうだったけど、シリアルキラーと入れ替わっても、普段から一緒にいる人は、すんなり入れ替わりを受け入れるもんだねえ。私もそんなふうに、受け入れられるかな。あの呪いのナイフで、第2弾作るかな?
滅茶滅茶面白い訳じゃなかったけど、楽しめた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます