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モンゴル7日間 その8 ウランバートル市内観光

2024-08-30 10:00:12 | 旅行記・モンゴル

8月1日 木曜日

7:00 朝食

8:00 ウランバートルに向け出発。広大で静かな風景ともお別れ。

↓ 途中、雨が降り出して、雨が止んだらこんな太陽

また、途中のカルフールで休憩

↓ ウランバートルの、私にとっての目印、火力発電所

 

1.カシミヤ工場&ショップ GOBI 10:45~12:30

仕入れた羊毛から製品化まで一括で行われるカシミヤGOBI Corporationの巨大工場を見学。

見学者用のベスト着用、ガイディングレシーバーを渡され、写真撮影は禁止。今時の工場だなあと思ってたら、ガイディングレシーバーは不調で使い物にならず。結局、工場の人がその場でモンゴル語で説明→ガイドさんが日本語で大声で説明となった。

カシミアの原毛4色の実物を見せてもらう。オーストラリアの羊の毛刈りのイメージでいたら、1頭ずつミニ熊手で産毛を集めるそうだ。遊牧民族の人数と羊の数を考えたら、その方が効率いいかも。

集めた羊毛の埃取りや毛糸にする過程など、丁寧に見せてくれる。体育館の半分位の場所に大型機械が並んでいるんだが、そのほとんどが日本製。JICAが関わっているらしい。

毛糸から製品への過程では大勢の従業員がいて、雇用を生んでて良かった。モンゴルの産業ってなんか他国に美味しい所は持って行かれてる気がして。

↓ ここでは写真撮影OK。従業員が少ないのは、お昼休憩に入ってしまったから。

従業員の食堂(そこも体育館位の大きさ)を通って、店舗へ。

今の、冬でも暖かい東京に住んでて、カシミア製品が必要だろうか?と、終活に入っている私は思い、始めから購入する気ゼロ。羽田空港にもSHOPがあって、値段を比べるとモンゴルの方が60~70%位の値段。お客さんは中国人多かった。中にカフェもあった。

 

2.ランチ 13:20~14:20

ナイラムダル公園内にある、ソウルという大型レストランでランチ。

韓国料理なのか、中華料理なのか、日本風の味付けなのか分からないけど、美味しかった。でも、私はたった中5日のモンゴル滞在なので、ずっとモンゴル料理でも良かったのだけど。

ナイラムダル公園のナイラムダルって友好という意味らしい。緑もいっぱいで、子供たちが安心して遊べる感じの公園。

 

3.スフバートル広場 14:30~14:50

広場の周りをモンゴルの役所関係の建物が取り囲む。

チベット密教の活仏ボグド・ハーンの宮殿と寺院群→1924年にモンゴル人民共和国により解体→1947年からソ連により再構築・日本人捕虜も周辺の建物建築に携わる→1990年のモンゴル民主化から旧建築物の後に高層ビルが建築→2013年チンギス・ハーン広場へ改名→2016年に1923年から使用していたのスフバートル広場へ名称変更

↑ 左の像が、1920年頃に中国からの独立のために戦ったスフバートルの像。後ろ(北側)が政府宮殿(国会議事堂)。スイスの国旗が飾つてあるのは、この日モンゴル史上初めてスイスイの大統領が訪問してて、私たちの見学後、この広場でイベントがあるため。

↓ 政府宮殿のチンギス・ハーン像

↓ 広場東側、日本人捕虜が建築に参加した(させられた)右が国立オペラ・バレエ劇場、左が文化宮殿

↓ 広場西側の左からコミュニティセンター、中央郵便局、ウランバートル市役所。

建物自体は可愛い!

↓ 広場南側のブルースカイホテル

TVドラマ「VIVANT」のロケ地でもある。去年観たけど、なんとなくそう言われればそうかなあ・・・と。

さっきまで晴れてたのにだんだん雨雲が出てきた。スイス連邦大統領の到着時間も迫ってきて、警官の数も増えてきた。この後、車両は通行止めになったらしい。

 

4.ガンダン寺 15:00~16:00

「正式名称はガンダン・テクツェンリン寺。モンゴル最大規模の仏教寺院で、5000人にも及ぶ僧侶を擁し、モンゴル仏教界の最高学府。チベット密教の活仏ボグト・ハーン5世によって1838年建立。大モンゴル国最後の皇帝ボグド・ハーン8世(1911~1924年)が盲目になっていまったため平癒祈願に観世音菩薩像を作ったが、1938年にソ連に持ち去られ、寺自体も閉鎖・破壊され、スターリンの指示で約1,000人の僧侶が粛清された。しかし、1944年から復興が始まり、社会主義の監視の下に1990年までにほぼ復興した。」

①右側の囲いの中

1956年に第8代ボグド・ジェブズンダンバの遺骨寺院として設立されて、今は図書館とか資料館の役割があるらしい。

中は撮影不可。仏像があったと思う。

私が生まれる5年間の建物なのだが、古いなあ。年季入ってるなあ・・・。と、自分の年齢を突き付けられた感じ。

↓ お祈り(五体投地)のための台

 

②1938年の破壊を免れた柱

↓ 雨の中、柱を時計回りに回りながらさすっている人々

「ガンダン寺を破壊しようとした人々が柱を取り除こうと、柱にロープをかけ、車で引っ張ったそうです。それでも柱は倒れません。倒れないのであればと、今度はのこぎりを使って柱を切り倒し、火をかけたそうです。するとなんと、この柱が血を流したのだそうです。それを見て柱を壊すのをやめたという言い伝えがのこっているようです。
それ以来、この柱にはガンダン寺の魂が宿っていると考えられ、いつしか、この柱にお願い事をすれば、夢がかなうという言い伝えに変わっていったのだそうです。」

 

③観音堂

釘が1本も使われてない観音堂。

「1996年再建の機運が高まり、多くのモンゴル人篤志による寄付金が寄せられ、再び建立されました。首都西方のエルデネット鉱山産出の銅を使用し、金箔仕立ての極めて美しい二代目仏像として蘇ったのでした。」

↓ 二代目観世音菩薩像

25mの高さがあるので、お顔はよく見えない。もらったパンフレット表紙のお顔 ↓

↓ 右手の上の手

↓ お供物のお菓子

周りはマニ車とガラスケースに入った小さな仏像

小さな仏像はお寺に寄付をした人の仏像で、一体一体顔が微妙に違うそうだ。

今、家で寺の歴史を調べると「ええっ!」と思うが、実際に見学している時はただ見てた・・・。

 

5.ノミンデパート 16:15~17:30

社会主義時代に建てられたモンゴル最大のデパート。

内装は綺麗!

6階の土産物売り場へ行ったみた。

可愛いなあと見る。

1階と地下1階の食品売り場へ。

日本か? モンゴルの年配の人は野菜=草=家畜の食べ物という考え方なのでが、若い人は野菜(=輸入品)を採りたいそうだ。物価は日本と同じ。

一応、チョコや蜂蜜や松の実、ウオッカなど、日本円で3,000円位購入。会社辞めたからバラマキ土産はいらないし、親も妹も友人も「お土産もらうと、自分も買わなきゃいけないからいらない」派だし。

↓ チョコ

左のゲル型パッケージの方がチョコが個装になっている。1,200円前後。右のは8個位、PPの形にチョコのままセットされてて750円位だったよーな。

 

6.ビートルズ通り

時間が余ったので、ノミンデパート前の“ビートルズ通り”という広い歩道を散策。社会主義時代にモンゴルではビートルズが流行って愛されたそうだ。

アンブレラ通りにしていて、両脇には出店。ほとんど閉まっていたが、開いているお店は新入学用品を扱ってた。

これが、ビートルズのモニュメント。このもっと先にサーカス場があって、ガイドさんが「大分前に朝青龍が買い取ったけど、何ができるんでしょうかねえ」と言っていた。他の人のブログで朝青龍はモンゴルであまり好かれてない説があった、うちのガイドさんの言い方もそんな感じだった。

↓ 通りの両側のビルには壁画が描かれてた。

↓ ウランバートルでは、電動キックボードや原付のレンタルが発達してた。

たった3泊ゲルに泊っただけなのに、ウランバートルの人の多さと空の狭さに気持ち悪くなる。

 

7.夕食&ボグト・ハーン宮殿博物館 18:15~20:00

夕食は“HOT POT(火鍋)”というのが店名で、旅行会社の日程表によると“しゃぶしゃぶ”です。鍋は個人個人だった。そりゃそうだ。

肉は、羊と鶏と牛。チャーハンまでは流石に食べられなかった。

同じビルにあったラーメン屋さん。(知らない)と思ったら、関東にないけど世界14ヵ国で展開してる熊本ラーメンの店だった。

そして、やはり同じビルに映画館が入っているのだが、モンゴル映画以外に

「マッドマックス:フュリオサ」「クワイエット・プレイス:DAY 1」そして「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」だ!! 良いラインナップだ。

そして、道路の向かい側に変わった建物があったのでガイドさんに聞いたら“ボグド・ハーン宮殿博物館”だった。

ボグド・ハーン8世の宮殿は、ここの冬の宮殿以外はソ連に破壊されてしまって、残っているのはここだけ。スフバートル広場にあった宮殿は主に夏に使用していたらしい。

この白い建物の窓の飾りはペンキで描いてあったので、なんだ?ここは?ドイツのフュッセンか?と思って不思議に思ってガイドさんに聞いたんだが、今調べると、建物の向こう側は綺麗にしているけど、道路側はペンキで描いているみたいだ。

結構、良い博物館みたいだ。

 

8.ホテルへ

雨がどんどん酷くなったきた。

東横INNにチェックイン。どうせ、明日朝5:00出発だからとホテル側は思ったらしく、2階で(まあ、これはむしろありがたい)、テレビが壊れてて、前にはあったスリッパもなかった。笑

↓ ホテルの窓から

雨が止んだからと21:00なのに、子供が遊んでる。平和だ。

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