日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

医師の仕事

2009-12-11 09:47:14 | Weblog
  医師不足に関してのテレビでのドキュメンタリーで、「外来の診察室の○科の医師の椅子が2つしかない訳だから、その科の医師は2人で充分足りるはずだ・・・」って感じである町の町長さんが言われていたが、これを聞いてそのズレの大きさに驚いた医師が多かったに違いない。
 医師の仕事がこれだけだったら、ホントに楽なのだが・・・。病院だと、多くの場合は、入院患者さんの管理がある。今は、書くことが多くて(パソコンで打つことも多くなっていて)、一人受け持っただけでも、誤解のない様にと)家族への説明から、指示やカルテ記載など、書くことが多い多い。入院から退院まで、かなりのエネルギーを要する。
 急性の疾患が入院した場合(小児科は、殆どが急性だが)、深夜でも、ナース・ステーションから電話がしばしば。それに、月に数回の当直がある(自分は、アルバイト医なので、完全に当直から外されているが、一人しかいない小児科常勤医の先生は、当直もされている・・・翌日の小児科外来、きついだろうなあ・・・)

 自分が勤めている所、人口5.000人程の町で、開業医が一人もいない。それで、勤務医が開業医の代わりをすることになる。
 平成21年3月~平成22年までの院外での小児科診療回数を数えてみた。

・自動車で30分余要する○島町まで、月に1回、健診に行き、(1歳半健診6回、3歳児健診6回)、全部で12回。
・自分の住む○ヶ岳町の乳幼児の健診・予防接種、乳児:6回、1歳半:4回、3歳:4回、全部で14回。
・自分の住む○ヶ岳町の(3カ所の)保育園の年2回の健診が6回、小学校で行う就学前の保育児健診が、(小学校が3カ所あるので)3回。全部で9回。
・自分の住む○ヶ岳町の小学校3校の健診が3回、中学校2校の健診が2回、それに、マラソン前健診がそれぞれにあり、それが5回。全部で、10回。
 全てを合わせると、総計、45回となる。(こんなに院外健診をしているのです!)
 その45回は、全て、午後に(小児科医が)行っている。
 で、私の場合は、それに、看護学校の講義がある。その回数が、来年の平成22年は、総計30回(1回が100分講義)となっている。
 で、私の場合は、病院の新生児・未熟児を受け持っている(月1~2回、帝王切開あり)。生直後と退院時、必ず2回、診察している。又、院内出生の乳児の1カ月健診を、月曜の午後に、火曜の午後は、院内での子どもの予防接種を、水曜の午後は、帝王切開の為に開けている。木曜の午後は、院外の予防接種や健診、金曜の午後は、講義など。
 それに加えて、救急患児の夕診や準深夜や土・日・祝の時間外診療をしている。(市内には、病院は、当院1カ所しかなく、又、新生児や小児の入院も、市内では、当院しか出来ない。)

 大分県佐伯市で8年半余、入院設備を持って開業していた時の院外での予防接種と健診の回数を、平成10年だけで、調べてみた(平成11年5月31日に閉院)。
 4月8日(水)・・・ポリオ(八幡地区公民館)
 4月9日(木)・・・3歳児健診(佐伯保健所)
 4月15日(水)・・ポリオ(勤労青少年ホーム)
 5月7日(木)・・・乳児健診(佐伯保健所)
 5月15日(金)・・BCG(渡町台小学校)
 5月22日(金)・・BCG(佐伯東小学校)
 6月10日(水)・・ツベルクリン(鶴岡小学校)
 6月17日(水)・・ツベルクリン(勤労青少年ホーム)
 6月26日(金)・・BCGコミュニティーホール鶴岡館)
 7月30日(木)・・1歳半健診(佐伯保健所)
 8月20日(木)・・乳児健診(佐伯保健所)
 8月27日(木)・・乳児健診(佐伯保健所)
 9月10日(木)・・3歳児健診(佐伯保健所)
 9月11日(金)・・風疹(佐伯養護学校、木立小学校)
 10月8日(木)・・乳児健診(佐伯保健所)
 10月23日(金)・二種混合(佐伯小学校)
 11月6日(金)・・風疹(城南中学校)
 11月13日(金)・風疹(勤労青少年ホーム)
 12月17日(木)・1歳半健診(佐伯保健所)
 1月28日(木)・・乳児健診(佐伯保健所)
 2月18日(木)・・3歳児健診(佐伯保健所)
 3月4日(木)・・・乳児健診(佐伯保健所)
 忙しい中で、19床の入院設備を持って、22回も院外でこれだけのことをしていた。それに、医師会の准看護学院の講義や行事にも、しばしば行っていたが。
 今の医療では、実に書くことが多い。患者さんが入院保険に入っていると、その経過を詳細に書いてお金がちゃんともらえる様にしてあげないといけない。又、今の時期だと、インフルエンザ治癒証明書、ちょっと前までは、インフルエンザと診断した人の報告書を全て書かされていたが・・・どんどん医師の仕事は多くなるばかりか・・・(溜息)

*昔の資料を見ると、自分でも何でこんなに頑張れていたのかなあと思う。冬の時期の忙しい時には、24時間、メチャクチャに忙しくて、親御さんから、「先生、体を大切にして下さい・・・」何て、よく言われていた。そんなに頑張っても小児科の場合、売り上げがあまり上がらず(今は、少し改善していますが)、人件費で食われ、経営もそれなりに大変で(初め、子どもが退院する時、その多くの親御さんから、医療費があまりにも安いので、計算間違いでは!と何度も言われていましたが・・・病院の半分でした!!)。患者さんが多くても、小児科の経営が大変と知っているのか、税務署は、開業している期間8年半余、全く来なかった。
 睡眠不足と闘いながら、血圧も高くて、頭もしばしば痛くて、今思うと、いつ過労死しても不思議でなく、危ない状態にありました。その点、今の生活、よく眠れるし、血圧もちゃんとコントロールされていて、とても満足しています。今のアルバイト医の生活に、感謝感謝感謝です。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080218/2

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シークレット・サンタクロース

2009-12-10 12:54:58 | Weblog
 11月9日(水)のフジテレビの「奇跡体験アンビリーバボー」で、とてもいい話がありました。 
 毎年、クリスマスの日に、貧しい人たちにそっと20ドル札を渡すサンタクロース、それを20年以上もしてきた人の話。
 1971年の11月に、勤めていた会社が倒産して、無一文になったしまった当時23歳のラリーは、お腹ペコペコの状態で、路頭に迷っていた。空腹に耐えかねたラリーは、あるレストランに入り、無意識に注文して、貪るように腹を満たしてしまった。
 腹を満たした後で、お金を持っていないことにハッと気が付き、とんでもない事をしでかしたと思ったが、財布をなくしてお金を探す振りをしようと思い付いて、財布をしきりに捜す振りをしていた。その時、その店のシェフが、「お客さん、これ、そこに落ちていましたよ。」と言って、20ドル札一枚をラリーに手渡した。あっけにとられてしまったが、ラリーは、その場の飲食代を支払うことが出来て、その店を出た。
 そのシェフの優しい心遣いを常に思い出して、その後、ラリーは、必死で頑張り、翌年、警備会社を立ち上げた。結婚し、生活も順調だったラリーだったが、再びどん底に陥る。
 1977年の12月、不況で会社が倒産。単独で、銀行強盗を起こそうと思ってピストルを持って銀行に行って犯行に及ぼうとした正にその瞬間、自分の目の前で女の子がその銀行に20ドル札1枚を差し出して預金しようとしている姿を見て、あの時の20ドル1枚を思い出した。
 ハッと我に返って、「自分は、何てことをしようとしてるんだ!」と思い直して、銀行強盗を留まる。
 その後、改心して、セールスマンとして、再び懸命に頑張ったラリー。一度、その時のシェフであるテッド・ホーン氏に会って、本当のことを知ろうと思った。で、その時のことを彼に話すと、そのシェフは、「クリスマスは、どの人にも与えられるもの、何故なら、それがメリークリスマスだから」とニッコリとして言われた。
 ラリーは、その後、大胆な行動を取った。銀行に行き、妻には内緒で、貯金の全財産を下ろし、困った人々に、(自分が誰か解らない様に)サンタの服で、自分がしてもらった様に、20ドル札1枚を見ず知らずの人に配って行った。
 不思議なことに、その翌年から、事業が上手く行き、
人々に配る金額も増え、街に、シークレット・サンタの噂も広まった7年目、妻にラリーの行動が知れてしまった。しかし、妻は、それを喜んで受け入れ、家計を切り詰めて、サンタに協力すると言ってくれた。
 2007年1月、ラリーは、食道ガンの為にこの世を去る(58歳)直前まで、シークレットサンタの活動を続け、多くの人々を幸せにした。
 話は、ここで終わらない。ラリーの亡くなった後、ラリーに代わるサンタが沢山街に出現したのだ!
 彼が亡くなっても彼の生き方が今も生きているのです。
 そうです、やはり、「相田みつを」さんが言われる様に、「奪い合えば足りず、与え合えば余るのです!」。
 「小欲知足」って言葉も、いいですね。

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ふたご座流星群

2009-12-10 09:03:36 | Weblog
 冬の天体ショー「ふたご座流星群」が、12月13日~15日に見られる。今年は、月の出が遅く、しかも新月の直前な為に、観測には絶好のチャンス。
 「三大流星群」には、この12月に見れる「ふたご座流星群」以外に、1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」とある。晴天に恵まれれば1時間に15~20個、条件の良い場所では50個以上の流星を見ることができる。
 今回、ふたご座は、日没の頃、北東の地平線から上り、午前2時頃天頂に達して、最大の見頃は、13日深夜~14日明け方と、14日午後10時~15日午前3時頃とのこと。

 自分の場合、いつから星に興味を持つようになったのか、はっきりと覚えていない。こんなに数が多くては、とてもじゃないが、覚えられないと思ってずっと諦めていた。それが、「かこさとし」さんが小学生用に書いた(春・夏・秋・冬の)「ほしのほん」の4冊の本(初めに出会ったのは、その内の「はるのほし」)に偶然に出会ってから、異常なまでに星に興味を抱くようになった。
 全くの独学で来ているが、久住高原に行った時に、プロから教わった。冬、3時頃に起きて、説明してもらった。
 全天下には、星座は、全部で88あり、その内の4つは、日本では、全く見ることが出来なく、11は、その一部を見ることが出来る。
 プロは、星雲とか星団を細かく観察していた。自分が今まで勉強してきたことが全て正しかったことを確認できて、それ以来、自信が持てるようになった。
 船乗りさんとか、山男は、星のことをよく知っている。まず、北極星を見つける。北極星が見つかったら、その真下の方向が北になり、その北の方向に向かって、右手が東、左手が西となる。正確に言うと、北極星と北極点は、ピタッと一致してなく、1度角ずれている。
 北極星は、北極点では、真上に見える。赤道直下では、理論上では、水平線すれすれ見えるはず。つまり、北緯37度では、水平線から37度の位置に北極星が見えることになる。北海道の北極星は、空高く、沖縄の北極星は、低い位置にある。
 かくして、一人、ヨットで太平洋を横断しようと思えば、夜、北極星の角度を見れば、北に寄り過ぎているのか、南に寄り過ぎているのか、分かることになる。北半球では、星は、北極星を中心に、半時計方向に回り、南半球では、南極点を中心に、時計方向に回っている。
 南十字星は、一番小さな星座である。今年、オースラリアに1カ月滞在していた時、天気の日は、毎晩見ていた。小さなホクロが決め手となる。南極点は、南十字星の縦の線を4倍半した位置にある(南十字星を、そこよりもちょっと離れた位置にあるニセ南十字星と見誤らない様に注意しないといけない)。
 一等星は、明るいので、肉眼で簡単に見つけられる。又、有名な名前が付いているので、星座と共に覚えるといい。惑星は、恒星のように、キラキラと輝かないので、区別出来る。

  春:一番有名なのは、「北斗七星」、正確に言うと、これは、「おおぐま座」のしっぽである。それに、「うしかい座」のアルクトルス、「おとめ座」のスピカ、「しし座」のデネボラとレグルスは、有名。北斗七星とアルクトルスとスピカで、「春の大曲線」を作り、オレンジ色のアルクトルスと純白のスピカとデネボラで、「春の大三角形」を作る。北斗七星の柄杓の先を5倍した位置に、北極星がある。

夏:「はくちょう座」のデネブ、「こと座」のベガ、「わし座」のアルタイル、それに、「さそり座」の赤く輝くアンタレスが有名。デネブとベガとアルタイルで、「夏の大三角形」を作り、ベガとデネブを結んで、アルタイルを反対に折り曲げた位置に、北極星がある。

秋:一等星を含んでいないが、「ペガサス(天馬)座」が作る、「秋の大四角形」が有名で、左右の辺をずっと北に伸ばして一緒になった位置に、北極星がある。又、Wの形をした「カシオペア座」が、北極星を挟んで、北斗七星と全く反対の方向にあり、これからも、北極星の位置を探せる(Wの字の端の線が交わった点とγ星を結んだ線上で、γ星方向に、その距離を5倍した位置に、北極星がある)。

冬:冬は、空が一番澄んでいて、星がよく見える。しかも、一等星が沢山見えるので、星の観測をしている人は、この時期が来るのをいつも楽しみにしている。青白い色をした、最も明るい一等星である「おおいぬ座」のシリウス、「こいぬ座」のプロキオン(アメリカの人は、プロシオンと発音している?)、「オリオン座」の赤い色をしたベテルギウスで、「冬の大三角形」を作る。
 更に、プロキオン、シリウスに、「オリオン座」の白色をしたリゲル、「おうし座」の赤く光るアルデバラン、「ぎょしゃ座」のカペラ、「ふたご座」のポルックスの6つの星を結ぶと、「大六角形」が出来る。これが、「冬のダイアモンド」と言われ、全て、一等星から出来ている。

 星をたどって行くと、突如、大空に、いろんな形をした絵が見えてくる。又、星には、いろんな楽しい話が尽きない。

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2000回に達しましたが・・・

2009-12-09 17:40:14 | Weblog
 「ドクターズブログ・M3」の記載数が2000回に達した。元々、書くのが好きで、小学校低学年の時から日記をよく書いていた。いやなことがあった時、必ず書いていたかなあ。
 小さい時から、読書の習慣はなかった。で、当然、国語の成績が良くなくて、今も、国語コンプレックスがしっかりとある。
 家内の父親が中学の国語の先生(既に他界されているが)で、その義理の父親に、「どうしたら国語の力がつきますか?国語、昔から出来なくて悩んでいます・・・」何てことを家内と付き合っている時に質問したら、「国語の試験とホントの国語の能力は、あまり関係ないですよ・・・」何て言われて、慰めてもらったが。
 「為になるかも知れない本」なる本を2冊出版して、何とか、コンプレックスを解消しようとしたが、やはり、基礎が出来ていないので、時々劣等感に悩まされる。
 英語の長文が出来ないのは、国語が出来ないからで、それに気が付いたのが、大学受験の前だった。それで2浪もしてしまう感じになったが、皮肉にも、浪人して一番成績が上がったのが、国語の点数だった。
 国語は、総ての基礎。こんな駄文でも、読んで頂ける人がいるかと思うと、感謝感激。
 気が付けば、2000回に達して、1日2000件近くのアクセスとなり、ドクターズブログの順位も、今までで最高の12位にもなっている(しばらくすれば、又、どんどん下がって行くでしょうが)。
 後、どのくらいの期間、こんな感じで書けるかなあ。自分でも、全く解りません。
 その時まで、読んで頂ける皆様、宜しくお願い致します。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/
http://blog.m3.com/

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よく解りません・・・?!

2009-12-09 13:04:12 | Weblog
 少子化で生徒の数が減少して、学校がしばしば合併して、新しく建て替えられている例が多い。新たに建てられる時、スゴク立派になっている。が、しばらくして、又、立て替えられていることもあるみたいだ。どうしてかなあ?耐震化の為、でもそれだけでもなさそうだが?!
 (従兄弟の)建築家に聞くと、コンクリートよりも木造の方が持つと言う。それなら、何故、木造中心にしないのかなあ。
 東南アジアに行くと、古い建物がずっと長いこと利用されている。日本では、それが何故出来ないのかなあ。古い建物には、多くの人の思いでもそれに込められているはずだ。  
 廃校になった学校、最悪の時は、そのままになっている。何かもっと有効に利用できないものだろうか。
 教育にもっとお金を掛けて欲しい。教員不足がしばしば言われ、不採用の人が多い。不採用が多い原因の一つは、経費を浮かせる為だろう。
 教育では、医療と同じで、まず、建物よりも人材に投資をするべきだ。青空でも、教育は、立派に出来るのだ。そんな感じで言う教育者、あまり見かけませんが・・・?!(はっきりとした根拠はありませんが)直接、選挙の票に結びつかないからかなあ。
 医学教育にしても、今は、1人医師を育てるのに1億円近くいる何て言われている。私立大学での入学時の大金や国からのお金、どこに消えているのかなあ?他の学部と違って何故そんなに大金いるのかなあ?大部分が建物かな?研修医の給料なんて、今の研修制度になる前には、ある私立大学では、月にわずか3万とか5万とかで、こき使われていた所もあったみたいだが(普通の会社では、とても信じられないことだが・・・?!)。
 大学医学部の教育なんて、文部教官は、(自分もしていたが)講義を一生懸命にしたからと言って、それなりに大金をもらっている訳ではない。片手間にしている感じかな。校外に出ての講義とか、共通一次試験の監督とかでは、もちろん、お金をもらっていたが。
 産科や小児科や救急医療に対しての次回からの増額も、高価な機械よりも、人材確保に使ってもらいたいなあ。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E6%9C%A8%E8%8C%82_(%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%AE%B6)

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人間は飽く動物・・・?!

2009-12-08 09:21:17 | Weblog
  (聞いた話ですが)飼っている愛犬にボールを投げると、くわえて戻ってきます。で、又、投げてって感じで犬が要求するので、人間が投げると、又、くわえてきます。で、これ、何度も犬が要求します。人間が投げるのを止めない限り・・・?!。
 しかし、人間は、飽きます。人間の脳って、そんな風になっていると思います。趣味も、直ぐに出来ると飽きます。仕事でも、直ぐに覚えてしまうと、飽きます(と言っても、生活がかかっているので、止める訳にはいきませんが)。
 恋愛気分も、障害があればそれなりに激しく燃えているのでしょうが、いざ、結婚してしまうと、恋愛気分は時間と共に消失します。多くの場合は、5年で終わる何て内容の本もかってあったかな?
 ちゃんと朝8時前に家を出て、夕方時間通りに18時前に帰宅し、ノム・ウツ・カウもせず、会社の為に、家族を養う為に一生懸命に真面目に仕事だけを誰にも負けない感じでしてきた男性が、定年と同時に奥さんから、「さようなら」と言われて、定年離婚を言い渡される例も現実にある。妻から定年離婚話を言われた時には、既に手遅れ状態で、妻のホントの気持ちをその時にやっと知るって感じの例もあるのだ。
 この先どうなるのか、ハラハラドキドキで、いつ別れても不思議でない状態だったのに、何とか人生を乗り切った夫婦、晩年はしっかりと絆が出来て、楽しそうな例も多々あるが。
 (九州ではトップクラスにある)アマチュア(とは言っても、半分プロ的存在)の太鼓チームのリーダーが次に様に言ったのを思い出す、・・・「曲を創った時、これ以上の曲はない、とてもいい曲が出来たと思って、初めは嬉しくて満足している。が、時間と共に、いつもその曲を演奏していると、何故か、たいした曲でないなあと思ってしまう。どんなに苦労して創った曲でも、そんな感じになる。何故でしょうか?」と。(その気持ち、私にはよく解ります。私も飽く方なので、15分間の自分の持ち曲も、いつも、それなりに変えて打っていますが・・・)
 子どもを見て下さい。同じものだと、直ぐに飽く感じになっています。子どもの様に好奇心旺盛でも、こうです。外国の子どもだと、それがもっと顕著に出ます。飽くと、無視して別のことで遊んでいます。それで、常に、時間内ではどの子も飽かない感じで接しないといけません(私は、何度もそれを海外演奏でいやと言うほど経験してきました)。
 何かをしたい、何かを知りたい、つまり、まだ出来な い、知らないことへの憧れが、力を生み出すのです。
 仕事馬鹿は、確かにその面では、素晴らしいと思います。しかし、話をしても、いつも同じパターンで仕事ばかりの話何て、どうでしょうか?人生、面白い こと、体験して良かったと思えることは、他にも沢山沢山ありますよ。せっかくこの世に生まれてきたのですから。
 自分の場合、開業や救急医療中心の長い医療生活してきました。そんな中でも、医療以外のことに積極的にいろいろ経験してきました。それがあったからこそ、今の自分らしい自分が出来ていると思っています。
 70歳や80歳近くになっても、子どもの様に目を輝かして、しばしば飽きながらも、未知なるいろんなことに興味を持ち続けて生きて行ければいいなあと思っています。

http://www.youtube.com/v/3CHwQ9Z0774&hl=ja_JP&fs=1&"

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日本語・・・

2009-12-07 09:06:46 | Weblog
 日本語を外国の人が勉強する場合、どんな風にして、一つ一つ覚えているのだろうか?
 日本語の文字は、漢字と片仮名とひらがな、漢字には、音読みと訓読みがあり、一つの漢字でもいろんな読み方があって、大変みたいだ。ひらがな、イスラム圏の人に言わせると、みみずがはっている感じの字に見えるとか(お互い様です)。あるアメリカ人が、日本語は、ニワトリがコッコと啼いている感じに聞こえると言ったが・・・?!何故か、日本の学校に教えに来ている外国の若い先生達、(日本語が全く話せなくて当初日本に来ているのに)1年も経たなくて日本語がとても上手になっている。
 日本人が外国の人に教える場合、どう教えていいのだろうか。

 動詞を例にとって考えてみよう。

 「する」なる動詞、丁寧な言い方は、「します」となり、否定形は、「しない」となる。続ける場合は、「して」となる。「来る」なる動詞、丁寧な言い方は、「きます」となり、否定形は「こない」となり、続ける場合は、「きて」となる。形が頭越しに色々と変わる。つまり、これは、特殊な不規則動詞であり、例外的に覚えないといけない。ヨーロッパで使われているフランス語やスペイン語にしても、「行く」や「する」の動詞の変化は、実に特殊だ。

 最後に「る」の付く動詞の集まりがある。「見る」「起きる」「浴びる」「食べる」「寝る」「開ける」だ。これだと、「見ます」「見ない」「見て」、「起きます」「起きない」「起きて」、「浴びます」「浴びない」「浴びて」、「食べます」「食べない」「食べて」、「寝ます」「寝ない」「寝て」、「開けます」「開けない」「開けて」となって、そのまま、頭が変わらずに、「ます」「ない」「て」を付けるだけで簡単。難しく言うと、「ru」の前の動詞(ru-verb)が、「ます形」の言い方にすると、「i」か「e」の母音で終わっている。

 それに反して、五段活用に複雑に変化する動詞(u-verb)の大きな群がある。「ます」に続けて言うと、全て、(i)の母音に続いて「ます」となっていて、文を続けて言う場合は、複雑な変化となって、以下の如く、5つに別けられる。

(1)書く→書きます、泣く→泣きます、置く→置きます。
書いて、泣いて、置いて。
つまり、「き」が「いて」になっている。

(2)急ぐ→急ぎます、泳ぐ→泳ぎます。
急いで、泳いで。
つまり、「ぎ」が「いて」になっている。

(3)読む→読みます、死ぬ→死にます、飛ぶ→飛びます。
読んで、死んで、飛んで。
つまり、「み」「に」「び」が「んで」になっている。

(4)待つ→待ちます、買う→買います、取る→取ります、行く→行きます。
待って、買って、取って、行って。
つまり、「ち」「い「」「り」が、「って」となるが、行くは、例外で、(1)の法則で行くと、「行いて」となるはずだが、「行って」となる。

(5)貸す→貸します、話す→話します。
貸して、話して。
つまり、「し」が「して」となる。
 
 我々日本人が何気なく使っている日本語だが、これを外国の初心者に教えるとなると、ホント、難しいですね。

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小児科・・・

2009-12-06 09:54:35 | Weblog
 NHKの番組で、医療の討論で、医師に対しての一般の人の意見が紹介されていた。
 「短い時間で、薬をくれるだけで、こちらが納得できる感じで治療をしてくれない・・・」
 「もう、治りませんよと(冷たい言い方で)はっきりと言われた・・・」
 「貴方の病気は、必ず治りますと言われた先生がいて、それから、元気になれた・・・」
・・・・
 医師側の発言もあって、・・・(私達も、反省すべき所は反省すべきだと思いますが)沢山の患者さんを診ないといけないので、一人一人に満足できる程の時間が掛けられない、・・・。
 ムーッ、なかなか難しい問題ですね。
 小児科で単純計算してみましょう。病院の場合、初診診察やちょっと検査をする必要のあるケースが多く、一人一人、しっかりと診察して、時々処置や検査をして、自分の満足する感じでするとなると、一人20分近くを要する(今は、5分以内の診察で終わると、点数が削られる様になっているが、これって、小児科だけの開業の先生にとっては、大変だろうなあ)。病棟の受け持ちの患者さんの診察などがあると、その回診を終えて、朝、9時に診療開始となる。で、12時に終わるとなると、わずか、9人しか診れないことになる。これだと、親御さんにとっては、大変満足でしょうが、小児科の様に点数の低い科だと、完全に採算が合いません。
 採算の合わない小児科なので、小児の入院は、約7割が、公の病院となっています(内科の場合は、個人が7割)。
 私の場合、8年半、19床で開業していたのですが、・・・小児科の場合は、多い時と少ない時が極端で、夏場や秋の季節のいい時は、完全に赤字でした。統計上、8月~11月は、赤字、12月~3月は、黒字、4月~7月は、トントンでした。入院も、入院患児0人が2週間近くも続くと、経営上、心細くなっていました。それなのに、冬場の多い時は、細気管支炎やロタウイスルによる急性胃腸炎などで、19床の入院ベッドが満床になって、何故か、19床に25人も入院していることもありました。
 14床の入院設備を持って、時間外も働かれていたある小児科医(今は、小児科医の息子さんが帰られて、入院ベッドを持っていませんが、まだ、それなりに小児救急をされている)が私に次の様に言ったことがありました、・・・「これが、小児科じゃなかったら、クラが立ってるヨ」と。
 その奥さんが次の様に言われたことがありました、・・・「仕事の疲れで、寝ている時、時々、息が長く止まった感じになっている時があって、起こそうと思っていると、又、ちゃんと息をするんですが、・・・その時は、心配で心配で、このままほんとにそのまま息が止まるんじゃないかと思ったこと、何度もありますよ・・・」と。
 開業医時代には、自分に関しては、労働基準法も、有給休暇も、完全になかったなあ・・・(当たり前か!?)。

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役に立たない話・・・?!

2009-12-05 12:29:31 | Weblog
   ヘブライ語の文字は、「22」文字(子音字)、ギシシャ語の文字は、「24」文字、アルファベットの文字は、「26」文字、アラビア語の文字は、「28」文字(子音字)、チベット語の文字は、「30」文字(子音字)、ペルシャ語の文字(子音字)は、「32」文字となっている。
 その次、「34」と行きたい所だが、「33」文字に、ロシア語のキリル文字、ミャンマー語のビルマ文字(子音字のみ)、カンボジア語のクメール文字(子音字のみ)って感じになっている。
 アルファベットは、アラビア語では、アリフバーターと言って、最初の3文字の言い方になっている。この発音、日本語にないだけに難しい。アは、'alifで、日本語ではアリフと書くが、実際は、その初めのアは、日本語のアとは違う。母音ではなく、子音なのだ。baa'バアの最後のアも、taa'タアの最後のアも同じ発音となっている。ちなみに、バーは、英語のB、ターは、英語のTに当たる。
 ギリシャ語では、アルファベットが、初めの2文字だけの言い方となり、alfaとvi:taとなる。ABと思いたいが、実際は、Bは、Vで、下唇を上の歯で噛んで発音することとなる。又、γガンマgammaは、Cと思いたいが、実際は、Gのことで、更には、δデルタのデは、dでなく、上下の両方の歯で同時に噛んでの、英語の冠詞のtheのthの有声音の発音となる。
 ヘブライ語では、ギリシャ語のαに当たるものが、アレフalefと発音され、βに当たるものがヴェートve:tと発音される。オウム真理教のアレフは、ここから取ったものと思われる。ちなみに、次のγに当たるものは、ギメルgimelと言う。
 ロシア語でも、Bは、ベーと発音しなくて、ve:と発音し、下唇を噛む。スペイン語だと、vの発音、舌を噛まないで、bの発音となる。
 役に立たない・・・?!

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講義後の雑感・・・

2009-12-04 14:23:26 | Weblog
 今週は、3回、看護学校に講義に行った。講義が終わると、20問の試験を必ずしている(半分は、スライド問題)。ちゃんと講義を聴いていれば出来る問題だ。
 ナースの場合、卒業して国家試験に合格すれば、この不況の時代でも、就職率100%で、安泰だ。それも、アチコチから引っ張りだこって感じで。
 ここでは、高校を卒業して熊本県外からの学生さんもいて、和気あいあいと島で3年間過ごしている。遊び盛りの学生さんには、刺激が少なくて可哀相だが、自然に囲まれて、それなりに楽しく青春を過ごしている様だ。
 卒業後に、近況報告って感じで、学校を訪れている人もいる様だ。又、卒業する時に、殆どの人が、ここでの3年間をとても懐かしく語る。
 講義を担当する教官は、病院のスタッフ以外に、アチコチから来ている。(英語の時間には、イギリスの女性から、倫理の時間には、僧侶からと、・・・それなりに内容がとても充実していて、学生さんには好評の様だ。)
 ナースの場合、免許を持っていても、ナースとしての仕事に付いていない人が結構いる。ナースの場合、免許を持って仕事をしてない人が、直ぐに復帰する感じで仕事をし出せば、充分に看護師が足りて、看護師不足の問題は、まず起きないとのこと。
 ドクターの場合は、どうだろうか?結婚して、出産後に、経済的にさほど困っていないケースだと、女性医師の場合、しばしば、休職している。それを機会に退職している人もいるが、復帰した場合、忙しい病院勤務を避ける感じで、就職している。
 と言うことは、(その期間の補充がなければ)残された医師は、その分の働きを余儀なくされることになる訳で、その結果、しばしば負のスパイラルが起きることになる。そして、最悪な場合は、その科消滅となる。これが、今の多くの病院が最も恐れていることなのだ。
 その行き着いた姿が、集約化だ。産科や小児科だけがどんどん進んでいるのかなと思っていたら、そんなことはない、他の多くの科でも、そんな傾向だ。
 市の中心部からちょっと離れた所に開業されていた(私のよく知る)ドクターがいた。時間外でも、気楽に往診に応じていて、周りの患者さんからとても慕われていた。しかし、無理がたたって、仕事が出来ない状態(復帰も出来ない状態)になって、つい最近、閉院してしまった(私と同じ位の歳で)。
 忙しい病院の勤務医も大変だが、開業医も大変なのだ。
 このまま行くと、どうなるのかなあ・・・?!早く手を打たないと大変な事態になるんじゃないのかなあ。殆ど休みを取ることなく、馬車馬みたいに働いている病院のドクターが多い。老体に鞭打って無理して働いているドクターも多い。しかし、それがいつまも続けられるとは思いませんが。
 長妻厚生労働大臣、宜しくお願い申し上げます。

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