日本の心・さいき

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為になるかもっ知れない本(その22)

2007-03-07 09:05:23 | Weblog
(3の3)
 どうしても付いて来れない人だけを集めて補習をするというのならば話はわかる。こうしたらどうであろうか。

 まず、入学した時に学習方法を教える。午前中4時間、午後2時間にして、午後3時過ぎには、授業を止める。クラブ活動を盛んにする。皆で教え合い、上級生・下級生の関係、先生と生徒の関係を緊密にする。グループ学習も伸び伸びとさせたい。しかし、徹底的に予習をさせる。虎の巻で古文の訳を書いてくる様な人を勉強の仕方が悪いのだと思うような雰囲気にする。もちろん、教師には生徒以上に勉強してもらい、生徒の尊敬に値する人格者になってもらう。

 とにかく、生徒に充分に予習する時間を与えるのである。これがラ・サールであり、少し似ている高校に修猷館(や鶴丸)がある。もちろんこんな学校にもガリ勉はいる。そんなガリ勉をマスコミがクローズアップして、それをテレビで見た人が、そこの生徒すべてがガリ勉だと思う。そうしか思わせないようにしてしまった現代の教育のあり方こそマスコミでクローズアップされるべきなのに。

 僕は言いたい。本当の頭の良さがIQでわかるはずがない。ペーパー試験でわかるはずがない。創造性の芽をなくさせている受験戦争、視野の狭い動脈硬化を起こしたような考え方しかできない高校生。間違っていると思っても、内申書に響くと思って黙っている高校生。

 僕は言いたい。寒さにも負けぬ、不正にも負けぬ、判断力のある、調和のとれた個性ある人間であり、向上心に燃え、瞳を輝かし、皆と一緒によく笑う。一日8時間ぐっすり寝、規則正しい生活を送り、よく食べ、よく話し、よく本を読み、よく運動し、困った人がいればすぐに飛んで行って助けてやり、バッチリ予習をし、知っていても知ったか振りをせず、先生に恥をかかせることは全くせず、オールラウンドな全人類を愛する、明るい高校生がいいと思いませんか。


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